腑抜けども、悲しみの愛を見せろ

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腑抜けども、悲しみの愛を見せろ / 佐藤江梨子
全体の平均評価点:
(5点満点)
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216

  • DVD
ジャンル:

「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」 の解説・あらすじ・ストーリー

 劇団の主宰として活躍する傍ら、小説家としても注目が集まっている本谷有希子の同名舞台劇を佐藤江梨子主演で映画化。自意識と自己愛にみちたヒロインを取り巻く陰鬱な人間模様をアイロニカルに描き出す。監督はCM界で活躍する吉田大八。北陸の山間部の小さな村。両親の訃報を受け、東京から戻ってきた和合家の長女、澄伽。4年前に女優を目指して上京したものの鳴かず飛ばず。その原因を妹の清深のせいだと逆恨みしていた勘違い女。清深はそんな姉の帰還に、怯えながらも次第に抑えていたある衝動を膨らませていく…。

「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」 の作品情報

製作年: 2007年
製作国: 日本

「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

腑抜けども、悲しみの愛を見せろの詳細

  • 旧作
収録時間: 字幕: 音声:
112分 1:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
2:ドルビーデジタル/ステレオ/日(解説)
レイティング: 記番: レンタル開始日:
ASBX3983 2008年02月22日
在庫枚数 1位登録者: 2位登録者:
58枚 5人 6人

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ユーザーレビュー:216件

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1〜 5件 / 全216件

不抜けの邦画ども、制作者魂をみせろ

投稿日:2008/05/09 レビュアー:JUCE

 腑抜けの邦画を見た後に、この映画を観て少しホッとしました。邦画の未来も必ずしも真っ暗なだけではないんではないだろうかと。

 この演出手法やテイストは「下妻物語」、「嫌われ松子の一生」の中島哲也監督に近いセンスに感じる。映画という虚構の世界で、単にリアルを追求するのでは無く、デフォルメされたキャラクターを描いています。アニメの世界のキャラクターにも通じるその登場人物は映画という虚構の世界で実に生き生きとしています。また漫画のコマを使った演出などもいかにもCM監督らしい発想です。しかも全編にそうした小細工を弄しているわけではなく、実に効果的にギミックを用いているところに監督のセンスの良さを感じます。決してCMのような短尺ものに優れたクリエイターが映画のような長尺ものに優れているとは言えませんが、本作の吉田大八監督や中島哲也監督は尺の長さに関係なく良いものをつくる才能に恵まれているのでしょう。
 またCMの制作によって培った人物の観察眼とどこを弄れば面白くなるのかというポイントも心得ているように思います。
 
 もともとは舞台の原作ということもあってか、シチュエーションの大半は田舎の一軒家、そして主要登場人物は4人。これだけで面白い映画になるのですから、映画って本当に凄い。
 またまた話が脱線しますが、先日仕事がらみのお付き合いで映画にもなった「手紙(東野圭吾)」の舞台を観劇しました。舞台にするにはかなり無理のあるお話でしたね。原作、映画のネームバリューを当て込んだビジネス臭さを感じて、正直なところ7350円という観劇料が無駄に高いような気がしました。
 この作品では舞台から映画ということで、映像ならではの面白さを随所に取り入れています。どうしても顔の表情や設定が分かりにくい舞台ではセリフに頼らざるを得ないのですが、この映画では文通の文面の読み上げという形で家族の説明を入れています。会話の説明で家族構成などを語られたりすると説明過多とわざとらしさで興醒めしますが、こうした形で説明をさり気なく入れるとすんなりと受け入れる事が出来ます。要はアイデアですね。こうした演出手法で分かりやすくしながらも、作品的には面白く出来るという見本なのではないでしょうか。

 「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」というタイトルのインパクトが逆に観客層を狭めているような気もしますが、センスが良くて面白い映画ですので「どうしようかな」と迷っているのならば是非ご覧下さい。

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ブラックが効いていて シュールな笑いを誘いますネタバレ

投稿日:2008/01/30 レビュアー:ミルクチョコ

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もともとは、本谷有希子さんが主宰している「劇団本谷有希子」により、公開された作品。
物語は、天性の女優だと思っている勘違い女である姉が、家族を巻き込みながら、妹の眠っている創作意欲を目覚めさせるという話。

両親の訃報により、東京から田舎に戻って来た姉澄伽(佐藤江梨子)は、女優を目指し、家族の反対を押し切って上京したものの、超自分勝手な性格が災いし、女優活動もうまくいかない。
そんな自己中女澄伽が6年ぶりに和合家に戻って来たことで、家族を混乱させ、妹の清海(佐津側愛美)を脅す。
兄穴道(永瀬)と清海の二人は、澄伽に翻弄されていく中で、6年前に澄伽が家を出て行くときに、封印された過去を思い出さずにはいられなかった。

本作の魅力は、何と言っても登場人物達。
佐藤江梨子さんの、陰湿で自意識過剰な姉の役が、腹立たしくもあり、怖いくらいに嵌まっていました。
そして、妹。常に姉のイジメに耐えている妹の姿に同情する人は、多いでしょう。主人公の佐藤江梨子さんの存在も、間違いなくこの妹あっての事だと思います。彼女の創作力は、姉によって育まれたのであり、それが悪いことである事も知っているのでしょう。しかし、こんなに面白すぎる姉を間近で見ていて、溢れてくる創作意欲に耐え切れなくなり、止められないところが、妹の業の深さなのでしょうか?
そして、兄嫁を演じる永作博美さん。あまりにも不幸な生い立ちと、底抜けの人の良さを演じる一方で、笑いながら藁人形を作る怪演ぶりにちょっと引いてしまいます。
情けない男どもに比べて、登場している女たちは、皆それぞれにしたたかで逞しい。

2時間スクリーンに釘付けなのは、やはり脚本が良いのと、役者さんたちの上手さでしょう。
シニカルに笑ってしまいますよ。

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うわぁ〜むっちゃオモロイやん、これ。

投稿日:2008/10/04 レビュアー:ぶわつ

 いやこれはホンマに実に面白かった。
 猫が轢かれたのかと思ったら、実は・・・という意表を突く冒頭場面からあっという間に惹きこまれました。
 北陸の山間部のとある村を舞台にしたかなりブラックなテイストのストーリーながら、ダレ場もなくテンポ良く、なぜか観終わった後は爽快・・・とちょっとだけ哀愁(扇風機に)。で、とにかく何より主要登場人物4人がそれぞれキツイ。
 主人公、和合澄伽を演じるサトエリこと佐藤江梨子はもうお見事というしかない自己中の勘違い女ぶり。巧いのか下手なのか判らないぶっきらぼうな話し方や何だかんだいっても最大の武器であり勘違いの原因にもなりそうな見事なボディが、このキャラによくマッチして会心のキャスティングではないでしょうか。
 澄伽の妹、清深(きよみ)。あることが原因で澄伽の逆鱗に触れ、以来、澄伽が女優としてうまくいかないのは全て彼女のせいだと責められ、いびられ続ける一見不幸な妹。けどその心の中は何ともダークな感性が充満。姉に怯えながらも、内からこみ上げる衝動に任せて一心不乱にマンガを描く姿はちょっとコワイ。演じる佐津川愛美は初めてなのですが、ある意味一番難しい役どころを体当たりで演じていたと思います。
 澄伽、清深とは腹違いの兄、宍道(しんじ)の嫁、待子。言ってみれば外様なわけですが、両親の顔も知らず施設で育ち、家族というものに憧れていた彼女は、あきらかに空気のおかしい3兄弟を不思議な面持ちで見つめながらも必死でその中へ溶け込もうと努力を惜しまない。けれども、彼女もやっぱり感性のネジがどこか抜け落ちている節があり、何が起こってもへこたれず常に笑顔のその姿が逆に無気味に映ります。演じるは、知る人ぞ知る「ロンドンハーツ」の企画、俺たちのNo.1女性芸能人編で見事No.1に輝いた永作博美。いやあもういろんな意味で文句なしです。彼女が作ってくれるなら、喜んで藁人形いただきます。
 そして兄、宍道。腹違いの妹、澄伽に対して抱く複雑な感情のために、妻である待子に指一本触れない・・・もうそれだけでおかしい。永作博美やで。オレやったらもう毎朝、毎晩でも(ボコッ!バキッ!)・・・い、いや失礼、とにかくすべての不幸を背負っているかのような姿にいっさいの生気が感じられず、彼こそが腑抜けの最たる者に思えます。演じる永瀬正敏は、そういう部分を巧く表現しているので逆に永瀬正敏そのものに覇気が無いように映り、ちょっと気の毒な役どころかもしれません。
 こんな4人が絡むストーリーが面白くないわけがありません。人によってはついていけないって方もおられるかもしれませんが、ともかく未見の方は是非一度ご賞味ください。ちょっとクセになるかもしれませんよ。

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腑抜けども・・・え?俺のこと呼んだ?ネタバレ

投稿日:2008/04/16 レビュアー:こんちゃん

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 なかなか楽しいです(って、ブラックなのに楽しいは無いか・・・)
 Bikke兄さんのお膝元での話と言うこともあって、和合宍道(兄ちゃん)にBikke兄さんをイメージしてしまいました(笑)

 原作がよいのでしょうか、プロットは秀逸ですし、役者陣もそれぞれのキャラを明確に演じてくれているので、非常にわかりやすいのです。まあ、澄伽の異常なまでの自意識過剰さ加減(これ原作者は自分のこと書いてるんですかね。「劇団・本谷有希子」って、自分の名前を付けちゃうくらいの人ですから・・・)がキモであって、だからこそ笑えるシュールな部分でもあるのですが、妹も兄ちゃんも兄嫁もどこか普通と違うので、ちょっと濃厚さが薄められちゃってるのがちょいと残念。
 それぞれが誇張されてはいるものの、
「ああ、こんな人いるいる」
と思わせるだけのリアリティがあるので、突飛な展開になっても置き去りにされてしまう感覚はありません。
 そしてラストの
妹「このバカ女!いいかげんにして」
姉「アンタ!私のことマンガにするんだったら、
  最後までちゃんと見なさい!
  これからが面白いんだから!」
で、なんとなくほっとするような気持ちがしましたね。
 それ以前の作り込みがしっかりしていれば、もっともっと叙情的な絵になったのになあと思います。逆にここで澄伽が
「ふざけんなよ〜。今に見てろ!」
と絶叫しても、それはそれで面白かったかも・・・。
 舞台演劇であれば、これで充分面白いと思いますけど、映画にするとなるともう一工夫あっても良かったんじゃないかなあ・・・。正面からしか見られない舞台とは違う映像だけじゃあ・・・ね。

 吉田大八監督、初監督作品と言うことを考えれば、評価できると思いますし、今後が楽しみですね。
 観終わってから、今ひとつ感がありますけど、永作博美と永瀬正敏がいい味を出しているし、佐津川愛美も頑張ってます。 
 佐藤江梨子は頑張っているし、評価してあげたいのですが、ミスキャストかなあ・・。彼女くらい、美人でスタイルが良ければ、演技力が無くても性格が悪くてもなんとかなっちゃいそうですよね。それくらい彼女の容姿は別格だと思いますよ。原作ではどうなのか知りませんけど、この役柄だったら、容姿的に微妙な女優を持ってきた方がいいんじゃないかと思いますね。 しかもスパッと脱げる人をね。

 あんなカルト雑誌を、村中が読んでいるというのが可笑しいです(笑)

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まず、このタイトルに最高にそそられる。ネタバレ

投稿日:2009/01/17 レビュアー:pokorou

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「腑抜けども」なんてあんまり使わない言葉
「悲しみの愛を」愛とは楽しい事ばかりでは無く、悲しみも付き物
「見せろ」見せて、とかでは無く、見せろ、命令だ。

「 腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」このなんとも言えないタイトルに心を奪われ、借りてしまった。

タイトルもさることながら、このストーリーの良く出来た事。
一瞬たりとも目を離せない程、くらいついて見てしまった。
朝の4時から・・・www §*≧з≦) ぷっ!

登場人物は主に4名
長男、長男の嫁、長女、次女。

長男も普通ではないが、その他の女3人が普通じゃ無い所では無い。

田舎でそだった割にはクソ意地の悪い長女。

大人しいがこそこそと探偵のまねごとをしたり、妙な絵を書く妹。

そして、何があってもそこぬけに明るい長男の嫁。


この3人のアンバランスなバランスがなんとも言えず面白い。
見応えがあると言うのはこう言う事だ、と実感。

残念ながら、次女の女優さんは存じ上げませんが、とても私好みの絵を薄ら笑みを浮かべながら書いてらしたシーン、姉に本音をぶつけるシーン、最高でした。出来れば、あのマンガ欲しいんですけど・・・

長女、さとえりは意外にも性悪女が似合っていて驚いた。
今後も性悪路線でどうよ、あのスタイルと美貌で悪女。
凄いカッコええやんか。あの足の細いことw私の腕くらいやんw

で、最後は永作ちゃん、彼女はなんでもできるね〜。
入り込める人なんやろうね。へんてこな人形を持ってへんてこな歌を歌う彼女は・・・ちょっと妙やったけど、何があろうとめげない、ある意味一番強い女なのかもしれない。
旦那を押し倒してまで・・・犯した状態?

最後に妹が書いた姉の絵は美しい顔だった。

「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」
はい、しかと見せて頂きました。

これはお勧め。やっぱり今年は邦画もチャレンジや!


   おもしろいです。損はさせません。観て下さい。


     満足気な pokorou §* ̄ー ̄)フフン♪




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