ブラッドレイン

　ルーマニアロケと豪華な美術でゴシックな雰囲気は出ている。かなり良い役者陣で渋みはある。でもココまでならお金を掛ければ誰でも出来るんですよね。この映画日本で劇場公開されているんですね。ビデオスルーで十分な映画と言う気がします。
　何が一番良くないかというとアクションがダルイんですよね。アクションホラーなのにそれでは致命的でしょう。まずアクションのスピードが遅い。確かにあれだけ厚さのある剣を振り回せば実際はそんなにスピードは出ないでしょうが映画ですからね、なんとかして欲しいところ。別にその遅さがリアリティや迫力に繋がっている訳でもありません。ただこれは役者の所為ではありません。やはりアクションの繋ぎ方、武器が迫力あるように見えるカメラポジションなどが考慮されていないためでしょう。モブシーンもあるのですが、バラバラにアクションを取っているのでせっかくの人数が迫力に繋がっていません。全くお金の無駄遣いです。
　お金と言えばウーヴェ・ボル監督と言うのは資産家の息子らしいですね。映画も製作も自費を投入していると言うからどれだけお金を持っているのでしょう。しかも回収見込みのある作品ならまだしもこれはどう見ても回収の見込みは立たないでしょう。あと何作制作できるんでしょうか？いっそ監督業を辞めてお金を捻出だけするプロデューサーの方が良いかもしれません。・・・すいません、ちょっと貧乏人のヒガミが入ってます。
　私自身は他の作品を観ていないので、この映画でしか監督の力量を判断できないのですがどうも評判も散々のようです。力量だけでは無くこの作品ではあるドラキュラの居城でハーレム状態のシーンがあるのですが、そのシーンには実際の娼婦が出演しているそうで、それに対し監督は「女優を使うより娼婦を使ったほうがギャラが安い」と問題発言をしてブーイングを浴びているそうです。

　ルーマニアの雰囲気と役者の顔ぶれ以外は特にお勧めできるポイントが無い映画です。

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豪華キャスト。悪くはないが面白くない。普通すぎるよぉぉ(涙

ハーフヴァンパイア(半分人間)の「クリスタナローケン」。彼女は人間を襲わず救う方。
血は動物ので補う。血さえ飲めば深い傷さえ治ってしまうんだから羨ましい限りだ。
意外にもローケンは背が高かった！マドセンよりも？
ほんで、人間の「マイケルマドセン」と共に悪のヴァンパイアを倒しに行く。
時は遥か昔、乗り物は馬と馬車、剣と弓と槍が武器の時代。
なのにローケンの服装だけは現代風のレザー＾＾（え？もしかしてとお〜い未来？＾＾

コワモテのヴァンパイアはみ〜んな弱いんだ。
飛躍力も無いし力も全然強くないないな〜！ よ〜くも人間を支配できたもんだ。

み〜んな酷評なので覚悟はしていた。ゲーム原作の映画化で駄作連発中の？＾＾
ドイツ人ウーヴェボル監督って事で観たんだが、ええ年した大人の冒険物語でガッカリ＾＾

「ハウス・オブ・デッド」という最低映画でゾンビファンもホラーファンも怒らせたヴーヴェ・ボル監督ですが、あれに比べるとこっちは１００倍マシです。「ターミネーター３」で惚れてしまった女アンドロイド、クリスタナ・ローケン嬢がコスプレで出てますからね。でも、さすがボル監督です。あんなに輝いていたローケン嬢が、頑張ってエロシーンまで見せているのに、何だか魅力薄。すべてはボルのせいでしょう。「ヴァンパイア＆悪魔ＧＯ！ＧＯ！まつり」という素晴らしいネーミングに惹かれて、ボルだからツマラナイだろうと思いつつも、つい映画館へ行ってしまったのですが、何だか画面が暗くてよく見えないし、ストーリーもグズグズ。アクションもダメダメ。それでも最後まで何とか楽しめたのはローケン嬢のおかげ。もうあのアヒル顔と体格のいいボディばっかり追っていました。こんな映画に出ていても、ローケン嬢はなんか好きなんですよね。ポスターのあの格好を見たら、もう監督がボルでも何でも足が勝手に劇場へ向かってしまいます。あのポスターは最高です。映画見ないでポスターだけ眺めてりゃよかったかも知れません。ＤＶＤで見たらどうですかね。暗い画面は意外に見やすくなっているかも。
　ところで、ディスカスのリストにアンディ・シリダスの映画が大量に入っているのに驚きました。テレ東で「スパイ・エンジェル」見たんですけど、何か別の作業をやりながら環境ビデオみたいに流しっぱなしにするには最高の映画ですよ。水着の金髪お姉さんがいつも画面で何かやってますからね。いやマジメな話、シリダスはちょっと気になりますね。ここまで追い始めると時間がいくらあっても足りないですが。しかしシリダスの映画流しっぱなしにしてるのが気にいってしまって。ホントバカですね。
　実相寺昭雄監督も亡くなってしまい、追悼レビューも書きたいのですが、仕事もせにゃなりませんしね。新作「シルバー仮面」はどうでしょうか。「仮」の字が違いますがね。

ただ単に、タイトルとジャケットの写真につられてレンタルしてみました。
丁寧な映画作りは、立派なＡ級リーグ作品！なかなかのものでした。
ストーリーはイントロの通りです。
主人公レインはヴァンパイアと人間のハーフ。
父親に当たるヴァンパイアに母をレイプされ殺された恨みを晴らすために立ち上がる物語。
「ブレイド」とテーマ的には同じなのですが、ブレイドがヴァンパイアに咬まれた人間の子供ということで混血だったのに対し、彼女レインは名のあるヴァンパイアと人間との交わりによって産まれた本当のハーフ！
日光も平気、十字架も平気です。
呪われた血筋のヒロインもののジャンルでしょう。
１５禁の表示がなかったので油断していましたが、けっこう血しぶきが飛び交いえぐいので、お子様との鑑賞は避けましょう。
妻は頭がいたくなったとのこと・・オタエドンもやめたほうが良いでしょう。
映像的にも頑張っていましたしテンポも良いのですが、もう一息何かが足りない！（Ａ級リーグだから辛めです）
アクションが血に頼りすぎ。
登場人物が描ききてていない。
残念です。
でもレンタルして損はないと思います。（血が嫌いな人を除く）

　バンパイアハンターという設定は良く有りますが、今までこういうストーリーの吸血鬼ものは、あまり無かったような気がします。出来としては、まあまあではないでしょうか。ラストの虚脱感？がなんとも言えないです。

　出来うんぬんよりも、ビックリしたのは出てる役者さんたちです。ベン・キングスレーやミート・ローフまで出てるではないですか。有名な役者さんたちが吸血鬼映画に出てるのには驚きました。

　クリスタナ・ローケンの裸も拝ませて頂きましたので、☆は３．５と言うところでしょうか（大甘）。