ノエル / スーザン・サランドン
ノエル
/チャズ・パルミンテリ
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(133)
解説・ストーリー
クリスマス・イヴという特別な日に、それぞれの事情で孤独を抱えた人々にささやかな奇跡が訪れるさまを描いた心暖まるアンサンブル劇。俳優チャズ・パルミンテリの映画監督デビュー作。クリスマス・イヴのニューヨーク。重病の母親の看病に明け暮れるバツイチのローズ。結婚を目前に控え、婚約者マイクの度を越した嫉妬に悩むニーナ。偶然店に入ってきたマイクに対して不審な振る舞いをするカフェで働く老人アーティ――。幸せから取り残されてしまった彼らに、この夜、小さな奇跡が舞い降りる…。
クリスマス・イヴという特別な日に、それぞれの事情で孤独を抱えた人々にささやかな奇跡が訪れるさまを描いた心暖まるアンサンブル劇。俳優チャズ・パルミンテリの映画監督デビュー作。クリスマス・イヴのニューヨーク。重病の母親の看病に明け暮れるバツイチのローズ。結婚を目前に控え、婚約者マイクの度を越した嫉妬に悩むニーナ。偶然店に入ってきたマイクに対して不審な振る舞いをするカフェで働く老人アーティ――。幸せから取り残されてしまった彼らに、この夜、小さな奇跡が舞い降りる…。
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「ノエル」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
クリスマス・イヴという特別な日に、それぞれの事情で孤独を抱えた人々にささやかな奇跡が訪れるさまを描いた心暖まるアンサンブル劇。俳優チャズ・パルミンテリの映画監督デビュー作。クリスマス・イヴのニューヨーク。重病の母親の看病に明け暮れるバツイチのローズ。結婚を目前に控え、婚約者マイクの度を越した嫉妬に悩むニーナ。偶然店に入ってきたマイクに対して不審な振る舞いをするカフェで働く老人アーティ――。幸せから取り残されてしまった彼らに、この夜、小さな奇跡が舞い降りる…。
「ノエル」 の作品情報
「ノエル」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
ノエルの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
96分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/ステレオ/英語 2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
ASBX3410 |
2006年08月25日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
16枚
|
0人
|
0人
|
1:ドルビーデジタル/ステレオ/英語
2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
ノエルの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
96分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/ステレオ/英語 2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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ASBX3410 |
2006年08月25日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
16枚
|
0人
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1:ドルビーデジタル/ステレオ/英語
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ユーザーレビュー:133件
この夜は君のもの。
投稿日:2007/11/30
レビュアー:tomio
毎年やってくるその日が苦手だった。
当時私がアルバイトしていた都内のレンタルビデオ店では、その年も他のバイト仲間は当たり前のようにシフトに×印を書き込み、我も我もと無言の“孤独じゃありま宣言”をしていて。私はといえば去年と同じように迷っていた。○か×か。すかさず頭の声が言う。『いーや◎だろ?何の予定もないクセに』それを聞いた心の声が呟く。『私にも見栄があるよ。惨めな思いはしたくないし。』また声がする。『どの道ミジメだ。開き直ればいい。』そんなことをカウンターで静かに葛藤していたら、埋まらない24日のシフトに頭を抱えていた店長が案の定私にたずねてきた。予想以上にすがるように。わかりやすく切羽詰まって。小さい頃から優柔不断な性格の私は、居眠りしていた生徒みたいに取り敢えず『△でお願いします』と答えていた。△ってどんな働きぶりだろうか?言い出しっぺの私は考えてなかったが早番(夕方まで)でよいとギリギリになって店長が言った。そしてそのイブになった。暇だ。たぶんイブだからだ。街は心なしか浮わついていて、道路の向こうではいつも愛想の悪いファーストフードの店員がサンタのコスプレでチキンを売りさばいている。売れている。今日は幾分愛想良く見えるから不思議だ。だらだらと夕方になり遅番と交代の時間も近づいた。妻子持ちの店長も、ちゃっかり19時に帰宅するという。そうなんですか?なんて喋っていたら電話が鳴った。いつもの嫌な予感。『えー?困るなぁ』店長が受話器に困った声を浴びせた後電話を切り、私を見た。チワワのくぅちゃんをオジサンにした顔で。やっぱりね。そんなわけでめでたく私はイブの夜にぶっ通しでビデオ屋のカウンターに立つことになった。社員でもないのにベテランだったせいで見事独りで閉店まで営業するのだ。諦めがついて逆に良かった。それにしても暇だ。きっとイブだから。あ、みんな映画館?昨日までに借りておいたとか?今ごろ恋人たちはチキンとかピザとか食べてるのかな。プレゼント渡したりして。 妄想も尽きてきた頃、時計は午前2時少し前。一応25日だけど明るくなるまでイブは終わらない気がしていた。少し早いが閉店時間なので外のものをしまおうとさっきから完全に客足の途絶えた店内の灯りを落とす。外に出ると、街はすっかり静かになっていた。通りには数えるほどの人しかおらず足早に私の前を通りすぎてゆく。今年もイブが終わった。さてと店に戻ろうとした私の背中を女性の声がトンと叩いた。『終わっちゃいました?』咄嗟に時計を見る。過ぎている。『あ、どうぞ。』私は再び灯りをつけて、その最後の客を迎えた。彼女はどこからかの帰りのようだった。閉店を意識するでもなく、マイペースに選んでいる。私は私でぼんやり待ちながら『何かの映画のワンシーンにこんな状況あったかもしれない』と考えていた。しばらくして彼女は『遅くなってごめんなさい』と言いながら選んだ一本をカウンターに置いた。バーコードをスキャンするとピピっと鳴り、PC画面は“前に借し出し履歴が有る”ことを表示した。こういう時は一応確認することになっていた。忘れてて同じタイトルを二度借りてしまう場合と自覚したうえで借りる場合があるからだ。彼女は後者だった。こういうとき決まって気恥ずかしい気分になる私が『失礼しました』と言うと、彼女は『これ観ました?良い映画なんですよ。特に今日観るといいです』と私に教えてくれた。イブの夜、最後の客に薦められた映画。仕事を終え、アパートに帰った私はその手でビデオの再生ボタンを押したのだった。
毎年やってくるその日が苦手だった。
いつかまた私にも、あの日の彼女のように再びこのタイトルと出会う夜がくるかもしれない。
『NOEL』
寒い夜に天使がくれた、優しい奇跡の物語。
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寂しいクリスマスの時に
ペネロペ・クルス、スーザン・サランドン、ポール・ウォーカー、ロビン・ウィリアムスと、なんでこんなに豪華な出演陣なのにあまり話題にならなかったのか不思議。
「アルフィー」の時と同様、どうしてスーザン・サランドンが若い男の子にこれほどモテるのか理解できず、最初は話に入れなかった。
でも、次第にいくつかの物語が交錯していき、その後が気になるようになり、ペネロペ・クルスの魅力もあって、ぐいぐい引き込まれました。
ポール・ウォーカーが初めて演技をしてるところを見た気がする。
クリスマスは幸せな人はより幸せな気分になるけど、寂しい気持ちの人にとっては寂しさを増すもの。
ほんわかあっかたいクリスマスの話ではないけど、たまにはこういう寂しい側からのクリスマスの話もいいかなあ。
同じクリスマスオムニバス映画なら、「ラブ・アクチュアリー」のほうが好きだけど、この作品も見終わったあとあたたかい気持ちになれました。
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11人の会員が気に入ったと投稿しています
魂のふれあい
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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クリスマス・イヴ。
日常とは違う特別な日。
奇跡と呼ぶべきなのか、それとも「運命の連鎖」と呼んだ方がいいのだろうか?
その日、その時間に、たまたま居合わせた人々が出会い、「同類の魂」を持った者同士が、何かを感じ取るのかもしれない。
ローズは、母の看病に疲れていた訳ではなく、昔の「母」を取り戻し、一瞬でも母と心を通い合わせたかったのだと思う。
彼女が隣室の患者のもとを訪れ「I Love You」と言ったひと言が、神の存在を疑い始めていた元牧師の魂を救ったのだ。
そして、ローズは彼によって母からのメッセージを受け取る事になる。
マイクは、アーティという男から、自分を「妻の生まれ変わり」だと言って付きまとわれる。アーティの息子から、アーティは妻からの許しを請うているのだと聞かされ、その内容があまりにも自分と重なり、初めて自分がニーナにした事の意味と結果を理解する事になる。
マイクはアーティに許すと伝え、やっと、アーティは永年の後悔の念から開放される。
そして、マイクは悟るのだ。自分の嫉妬心は、ニーナを信じないからではなくて、自分に自信がないからなのだと。
どんな男たちも振り向くような魅力的な彼女を、自分が永遠に繋ぎとめておけるのか?ニーナと結婚できるのは、何故他の男ではなくて自分なのか?
マイクと喧嘩別れして、寂しいイヴを過ごしていたニーナは、ひょんなことからローズと出会い、自分の気持ちを聞いてもらう。
彼を愛しているなら、逃げないで闘いなさい。というローズのアドバイスをもらい、ニーナもマイクのもとを訪ねる。
ジュールズという男は、今迄で一番幸福なクリスマスは、14歳の時に病院で過ごしたクリスマスだったと、腕を折って病院を訪れる。その病院のカウンセラーの計らいで、彼は母に電話をする機会を得るが、どうやら彼も永年の苦悩から救われたようである。
このようにして、運命の連鎖ともいうべき出会いとふれあいが、数人の人々の魂を救ったのだと、私は信じたい。
奇跡と言うしか説明の仕様のない事が時々起こるが、それも結局は、その人がどう感じるか、信じるのか、信じないのか?という事になるのだろう。
元牧師(あの人が演じていた!)がローズと語り合うのも奇跡だが、マイクが壊したはずの天使の羽が、元通りになっていたのも奇跡だった。
それにしても、豪華な俳優陣。スーザン・サランドンの魅力は言うまでも無く、ペネロペがこんなに美しかったのかと初めて思った。また、ロビン・ウィリアムズが出演しているとは知らなかったが、彼の存在感はたいしたものである。
奇跡を信じる人も、信じない人も、ちょうどタイムリーな作品としてお勧めしたい。
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9人の会員が気に入ったと投稿しています
投稿日:2006/09/19
レビュアー:ぴぐぽぐ
心がきゅーんと締め付けられ、涙がじわり、最後は心が温かくなる、ハッピーな映画でした。でも、冬のニューヨークはすっごく寒そう!川も凍るんだ。
すべてがうまく行き過ぎの感もありますが、クリスマスには奇跡が起きるものなんですね。みんなを救ってくれる何かがあることを感じられました。
クリスマスはとりわけ孤独が感じられるときでしょう。
自分が今、家族に囲まれ、散らかった部屋に(人のいる証)いることの幸せを感じました。
このレビューは気に入りましたか?
9人の会員が気に入ったと投稿しています
クリスマスには奇跡が起きる、あなたは信じますか?
投稿日:2006/09/01
レビュアー:オタエドン
これまでにも、この奇跡を扱った作品は結構沢山ありましたね。何となく、キリスト教の信者ではなくても、天使が舞い降りて来て星が降るみたいに、そ〜っと小さな魔法のタクトを振ってくれる。そして、ちょっと心寂しい者に幸せを運んでくれる・・・それを信じるかは、人それぞれですが、ちょっぴり信じてもいいかな〜と、思わせてくれそうな、ちょっと中途半端な作品でもありました。
パープルさんのおっしゃる、配役に問題ありは、同感。特に、ポール・ウォーカーが、私は全く駄目でした。画面から浮き上がってしまってて・・・何故だろう?特に彼だけが。瞳の色も関係あり?この役、マット・ディロンが演じてくれたらどうだろうか?クラッシュになっちゃうかな?黒い瞳のちょっと良い男優は誰でしょう?
また、スーザン・サランドン演じるローズって、ほんとは50代過ぎの女性では?お母さんも結構歳行ってそうだし・・・映画の中では、「40才過ぎた女性・・・」と自分で言ってたけれど、そんな時、10才位はサバ読んで若く言ってみたくなりませんか?ふと、彼女を見てたら、私、オタエねえさん位のバツ一独身女性では?と感じたんですが。実父、実母の介護に明け暮れ、恋にも縁のない彼女が、自分の人生を生きるって、ホントに勇気と、きっかけがいるものでしょう。ロビン・ウイリアムズ演じた元牧師と彼女の心の触れ合いシーンは、素敵なクリスマスの奇跡だと感じました。
ただ、私は、『大停電の夜』の情感の方が好みかな。あのロウソクの灯りは、しっかと心に焼き付いています。
このレビューは気に入りましたか?
9人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
この夜は君のもの。
投稿日
2007/11/30
レビュアー
tomio
毎年やってくるその日が苦手だった。
当時私がアルバイトしていた都内のレンタルビデオ店では、その年も他のバイト仲間は当たり前のようにシフトに×印を書き込み、我も我もと無言の“孤独じゃありま宣言”をしていて。私はといえば去年と同じように迷っていた。○か×か。すかさず頭の声が言う。『いーや◎だろ?何の予定もないクセに』それを聞いた心の声が呟く。『私にも見栄があるよ。惨めな思いはしたくないし。』また声がする。『どの道ミジメだ。開き直ればいい。』そんなことをカウンターで静かに葛藤していたら、埋まらない24日のシフトに頭を抱えていた店長が案の定私にたずねてきた。予想以上にすがるように。わかりやすく切羽詰まって。小さい頃から優柔不断な性格の私は、居眠りしていた生徒みたいに取り敢えず『△でお願いします』と答えていた。△ってどんな働きぶりだろうか?言い出しっぺの私は考えてなかったが早番(夕方まで)でよいとギリギリになって店長が言った。そしてそのイブになった。暇だ。たぶんイブだからだ。街は心なしか浮わついていて、道路の向こうではいつも愛想の悪いファーストフードの店員がサンタのコスプレでチキンを売りさばいている。売れている。今日は幾分愛想良く見えるから不思議だ。だらだらと夕方になり遅番と交代の時間も近づいた。妻子持ちの店長も、ちゃっかり19時に帰宅するという。そうなんですか?なんて喋っていたら電話が鳴った。いつもの嫌な予感。『えー?困るなぁ』店長が受話器に困った声を浴びせた後電話を切り、私を見た。チワワのくぅちゃんをオジサンにした顔で。やっぱりね。そんなわけでめでたく私はイブの夜にぶっ通しでビデオ屋のカウンターに立つことになった。社員でもないのにベテランだったせいで見事独りで閉店まで営業するのだ。諦めがついて逆に良かった。それにしても暇だ。きっとイブだから。あ、みんな映画館?昨日までに借りておいたとか?今ごろ恋人たちはチキンとかピザとか食べてるのかな。プレゼント渡したりして。 妄想も尽きてきた頃、時計は午前2時少し前。一応25日だけど明るくなるまでイブは終わらない気がしていた。少し早いが閉店時間なので外のものをしまおうとさっきから完全に客足の途絶えた店内の灯りを落とす。外に出ると、街はすっかり静かになっていた。通りには数えるほどの人しかおらず足早に私の前を通りすぎてゆく。今年もイブが終わった。さてと店に戻ろうとした私の背中を女性の声がトンと叩いた。『終わっちゃいました?』咄嗟に時計を見る。過ぎている。『あ、どうぞ。』私は再び灯りをつけて、その最後の客を迎えた。彼女はどこからかの帰りのようだった。閉店を意識するでもなく、マイペースに選んでいる。私は私でぼんやり待ちながら『何かの映画のワンシーンにこんな状況あったかもしれない』と考えていた。しばらくして彼女は『遅くなってごめんなさい』と言いながら選んだ一本をカウンターに置いた。バーコードをスキャンするとピピっと鳴り、PC画面は“前に借し出し履歴が有る”ことを表示した。こういう時は一応確認することになっていた。忘れてて同じタイトルを二度借りてしまう場合と自覚したうえで借りる場合があるからだ。彼女は後者だった。こういうとき決まって気恥ずかしい気分になる私が『失礼しました』と言うと、彼女は『これ観ました?良い映画なんですよ。特に今日観るといいです』と私に教えてくれた。イブの夜、最後の客に薦められた映画。仕事を終え、アパートに帰った私はその手でビデオの再生ボタンを押したのだった。
毎年やってくるその日が苦手だった。
いつかまた私にも、あの日の彼女のように再びこのタイトルと出会う夜がくるかもしれない。
『NOEL』
寒い夜に天使がくれた、優しい奇跡の物語。
寂しいクリスマスの時に
投稿日
2007/11/06
レビュアー
さむこ
ペネロペ・クルス、スーザン・サランドン、ポール・ウォーカー、ロビン・ウィリアムスと、なんでこんなに豪華な出演陣なのにあまり話題にならなかったのか不思議。
「アルフィー」の時と同様、どうしてスーザン・サランドンが若い男の子にこれほどモテるのか理解できず、最初は話に入れなかった。
でも、次第にいくつかの物語が交錯していき、その後が気になるようになり、ペネロペ・クルスの魅力もあって、ぐいぐい引き込まれました。
ポール・ウォーカーが初めて演技をしてるところを見た気がする。
クリスマスは幸せな人はより幸せな気分になるけど、寂しい気持ちの人にとっては寂しさを増すもの。
ほんわかあっかたいクリスマスの話ではないけど、たまにはこういう寂しい側からのクリスマスの話もいいかなあ。
同じクリスマスオムニバス映画なら、「ラブ・アクチュアリー」のほうが好きだけど、この作品も見終わったあとあたたかい気持ちになれました。
魂のふれあい
投稿日
2006/12/17
レビュアー
kazupon
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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クリスマス・イヴ。
日常とは違う特別な日。
奇跡と呼ぶべきなのか、それとも「運命の連鎖」と呼んだ方がいいのだろうか?
その日、その時間に、たまたま居合わせた人々が出会い、「同類の魂」を持った者同士が、何かを感じ取るのかもしれない。
ローズは、母の看病に疲れていた訳ではなく、昔の「母」を取り戻し、一瞬でも母と心を通い合わせたかったのだと思う。
彼女が隣室の患者のもとを訪れ「I Love You」と言ったひと言が、神の存在を疑い始めていた元牧師の魂を救ったのだ。
そして、ローズは彼によって母からのメッセージを受け取る事になる。
マイクは、アーティという男から、自分を「妻の生まれ変わり」だと言って付きまとわれる。アーティの息子から、アーティは妻からの許しを請うているのだと聞かされ、その内容があまりにも自分と重なり、初めて自分がニーナにした事の意味と結果を理解する事になる。
マイクはアーティに許すと伝え、やっと、アーティは永年の後悔の念から開放される。
そして、マイクは悟るのだ。自分の嫉妬心は、ニーナを信じないからではなくて、自分に自信がないからなのだと。
どんな男たちも振り向くような魅力的な彼女を、自分が永遠に繋ぎとめておけるのか?ニーナと結婚できるのは、何故他の男ではなくて自分なのか?
マイクと喧嘩別れして、寂しいイヴを過ごしていたニーナは、ひょんなことからローズと出会い、自分の気持ちを聞いてもらう。
彼を愛しているなら、逃げないで闘いなさい。というローズのアドバイスをもらい、ニーナもマイクのもとを訪ねる。
ジュールズという男は、今迄で一番幸福なクリスマスは、14歳の時に病院で過ごしたクリスマスだったと、腕を折って病院を訪れる。その病院のカウンセラーの計らいで、彼は母に電話をする機会を得るが、どうやら彼も永年の苦悩から救われたようである。
このようにして、運命の連鎖ともいうべき出会いとふれあいが、数人の人々の魂を救ったのだと、私は信じたい。
奇跡と言うしか説明の仕様のない事が時々起こるが、それも結局は、その人がどう感じるか、信じるのか、信じないのか?という事になるのだろう。
元牧師(あの人が演じていた!)がローズと語り合うのも奇跡だが、マイクが壊したはずの天使の羽が、元通りになっていたのも奇跡だった。
それにしても、豪華な俳優陣。スーザン・サランドンの魅力は言うまでも無く、ペネロペがこんなに美しかったのかと初めて思った。また、ロビン・ウィリアムズが出演しているとは知らなかったが、彼の存在感はたいしたものである。
奇跡を信じる人も、信じない人も、ちょうどタイムリーな作品としてお勧めしたい。
投稿日
2006/09/19
レビュアー
ぴぐぽぐ
心がきゅーんと締め付けられ、涙がじわり、最後は心が温かくなる、ハッピーな映画でした。でも、冬のニューヨークはすっごく寒そう!川も凍るんだ。
すべてがうまく行き過ぎの感もありますが、クリスマスには奇跡が起きるものなんですね。みんなを救ってくれる何かがあることを感じられました。
クリスマスはとりわけ孤独が感じられるときでしょう。
自分が今、家族に囲まれ、散らかった部屋に(人のいる証)いることの幸せを感じました。
クリスマスには奇跡が起きる、あなたは信じますか?
投稿日
2006/09/01
レビュアー
オタエドン
これまでにも、この奇跡を扱った作品は結構沢山ありましたね。何となく、キリスト教の信者ではなくても、天使が舞い降りて来て星が降るみたいに、そ〜っと小さな魔法のタクトを振ってくれる。そして、ちょっと心寂しい者に幸せを運んでくれる・・・それを信じるかは、人それぞれですが、ちょっぴり信じてもいいかな〜と、思わせてくれそうな、ちょっと中途半端な作品でもありました。
パープルさんのおっしゃる、配役に問題ありは、同感。特に、ポール・ウォーカーが、私は全く駄目でした。画面から浮き上がってしまってて・・・何故だろう?特に彼だけが。瞳の色も関係あり?この役、マット・ディロンが演じてくれたらどうだろうか?クラッシュになっちゃうかな?黒い瞳のちょっと良い男優は誰でしょう?
また、スーザン・サランドン演じるローズって、ほんとは50代過ぎの女性では?お母さんも結構歳行ってそうだし・・・映画の中では、「40才過ぎた女性・・・」と自分で言ってたけれど、そんな時、10才位はサバ読んで若く言ってみたくなりませんか?ふと、彼女を見てたら、私、オタエねえさん位のバツ一独身女性では?と感じたんですが。実父、実母の介護に明け暮れ、恋にも縁のない彼女が、自分の人生を生きるって、ホントに勇気と、きっかけがいるものでしょう。ロビン・ウイリアムズ演じた元牧師と彼女の心の触れ合いシーンは、素敵なクリスマスの奇跡だと感じました。
ただ、私は、『大停電の夜』の情感の方が好みかな。あのロウソクの灯りは、しっかと心に焼き付いています。
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