ファイナル・ハザード

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監督のCampbell Scottは名優George C. Scottの息子。親父さんはパットン大戦車軍団で、Oscar主演男優賞を受賞したが「俳優を競争させるのは映画の堕落だ」として受賞を拒否！ Oscar君は仕方なく記念館に有るらしい。更に翌年にもOscar候補になるのだから、今の時代には居ない「骨」の有る人だった。息子はと言えば俳優としては端役での出番が多いが、監督では「リストランテの夜」で絶賛された様にセンス「は」ある人。親の七光りで自らを潰す事の多いハリウッドで、飄々と生きるのもセラヴィだと思う。で、本作ですがSFなんてジャンルで括るから「金返せ」と言われる訳で・・・出ても来ない図柄をジャケに使ったり、サスペンスなんて言うから顰蹙かうんです。どこがサスペンスなのか、書いたお前は見たのか！と言いたい。私なら「人間」ドラマですね。まあ低予算丸出しで殆どロケ地の病院から出ないし、近未来(超ネタバレなので年数は言えない)にしてはセットが現代のまま、主人公が語る未来グッズは終ぞ出て来ません。実質Denis LearyとHope Davisの２人による舞台劇みたいなものですから、逆にこれで良いと思います。見ていくうちにHope Davisがもの凄く美人に思えてきます・・・あっ、私も感染してしまったようです。結末は特に目新しいモノでなく、似た作風はTHX-1138や華氏451辺りでしょうか？しかし本作の語りたい部分は、そんなSFに名を借りた体制批判とかではなく、ラヴ・ストーリーなのです。しかも縦スライダー並みの変化球です。決め付けるのはダメですが、本作は女性に見て欲しいですね。女性ならラストの終わり方に共感してもらえるんじゃないかな？まとめると「見て面白かったか」と言えばNo、「見て良かったか」と言えばYesです(まとめになってない？)

本作はなぜか発売されてない模様、レンタル専用？珍しい。(いや発売されてれば即買かと言えば微妙ですけど)

ウイルスや、テロも関係ないね！ましてや、ＳFなんて、、、これを見て誰が、思うんよ？ただただ、二人ぐらいが、話しよるばっかりで、本当に、つまらんかったよ。

近未来・・・と言うわりにはなんじゃこれ？！
という施設と風景。山の中とか人里はなれた？
設定なのか？でも今の状態を考えれば、そんなに変わらないか・・・？
でも、お金かかってません。多分。
精神的なカウンセリングがメインなので
なんだかくら〜いし・・・

ちょっと難しい哲学にも見えますが、
それほど高尚でもなさそうで・・・
担当医の妹のために主人公の男性は決心をするんだと
思うんだけどまるで「賢者の贈り物」最悪バージョン。

あんまりな感じでした。憤慨。

う〜ん、はっきり言って「さっぱり！」です。
なぜ記憶を失ったのか、本当に３０年もの間冷凍だったのか、その真偽すらわからない映画でしたねぇ。あまりお勧めできないと思います。