怪談新耳袋　ノブヒロさん

これは待望の豊島圭介の長編劇場映画第一作かな　ちょっと渋い仕上がりとありきたりなテーマ　輪廻に近い様の作品であまり評価はこのサイトでも高くはならないかもしれない　が俺は充分満足した　豊島にはなんとかコンスタントに映画は撮ってもらいたい　なんせ塩田明彦はなんと「どろろ」万田邦敏は「ありがとう」と前線で試行錯誤の闘いをし始めてるのだから

画家のオブセッションがモデルを追い詰める　平田満がヴィンセント・プライスみたいで不気味だ　内田理奈もこうゆう芝居に慣れてきたか　最近あまりない古風な題材だ　どこかチープな室内と即物的な暴力描写は「地獄の警備員」などをちょっと思わせもする　どこか酷薄な運命論的な物語は　やはり「ダークウォータ」的　母の愛の強さとは違う　日本の因縁物の暗く陰湿な感覚が逆に新しい感覚に思えるような気もするが　さてどう受け止められるだろうか

本日は、レンタル候補リストの整理DAY！

皆さんのレビューを読むと、８名中１.５名しか誉めてないですね。

借りるのヤメときます。(^^ゞ
教えてくださってありがとうございます。m(_ _)m

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「ノブヒロさん」が、単なる妄想に狂ったストーカー幽霊としか思われなかったのが残念である。結局、最後の最後まで彼には感情移入できなかった。「前世の因縁」をもう少し詳しく描くべきであったし、彼の言う「男女の究極の愛」なるものにも、ある程度の真実を持たせるような演出にすれば、物語としてもまた広がりが出ただろうにと思う。おもしろい題材なのに、残念であった。また、全編を通じて美しさに欠ける。「ノブヒロさん」は美形の俳優さんを起用して「魅惑的な死神」にした方がよかったし、「えっちゃん」との愛は甘美に描いてほしかった。美しさが際立つほど、グロテスクな演出も生きるものである。
　原作を変更してラストで「えっちゃん」を殺してしまったのは大失敗だと思うのだが、どうせ死なせるならば一工夫してほしかった。えっちゃんは現実世界で満たされない思いを過ごしている疲労した女性で、いつも真実の愛を渇望していたとか、「ノブヒロさん」を恐れながらも、心の中では彼を求めていたとか、彼女の死に顔が真実の愛を見いだした喜びに微笑んでいたとか、心中による「永遠の愛」を説得力のある甘美な死で描くとか（「失楽園」のように）、そのような演出になっていれば感銘も得られたと思う。結局、最期の最期まで感情移入しにくい下品な作品に終わってしまった。
あるいは、（心中を賛美する内容になってはまずいと考えるのであれば、）原作通り「えっちゃん」を殺さないことにして、えっちゃんは「ノブヒロさん」と一緒に行きたいと思ったけれど、最期の最期に彼を拒否して死を思いとどまり、現実世界で強く生きる決心を持ったとか、その結果、前世の因縁はとうとう断ち切られてめでたく大団円、とか、もうすこし脚本は検討の余地があったと思う。とにかく、残念だ。

劇場３部作の中でも最も怖くないですね。
かと言って特有のユーモアもありません。
出演者には悪いですがミスキャストかな?

特典映像の呪いのビデオはちょっと怖かった。
声は聞こえませんでしたが…。

怪談新耳袋シリーズ・・という事で期待はせずに借りました。
いままでさんざんとスカが多かったシリーズですので・・・ね?
ただこの長編はまあまあだった気がします。
ホラー作品が大好きで色々と見てきた私としては、全っったく怖くなかったのが少しホラー作品としては痛いのですが、テーマと結末は上手くまとめたのではないですか?
「仄暗い水の底から」と似たような親子愛を「運命」のテーマに混ぜた感じがしますが、こちらの親子愛は随分と薄い。
娘を守ろうとする親の愛や、絆など期待して観てはいけませんぜ。
アクマでテーマは「運命」。この二文字から連想させる怖さを追求した作品なのですから。うーん・・何故怖くないと思ったのか?
演出があまりにもベタだったからなのか、いまいち男側の心境も女側の心境も深く映像に表現出来ていなかったせいなのか。
執着心の出所があまり実感なかったのですよ。うまくは言えませんが。長いわりに短く感じて、濃い内容の割りに薄っぺらに感じる・・・これは良作とはいえないですかね・・(汗)
しかしまあラストは私なりに「やっぱりかーい!きたきた〜」な感じでホラーとしては王道ですかね。

あ、参考までに「仄暗い〜」の親子愛を例に出しましたが、作品として比べる価値は言うまでも無くないです。
「仄暗い〜」が圧勝です。ま、退屈しのぎにはなりました。