バッド・エデュケーション / ガエル・ガルシア・ベルナル
バッド・エデュケーション
/ペドロ・アルモドバル
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全体の平均評価点: (5点満点)
(103)
解説・ストーリー
1980年、スペインのマドリード。新進映画監督のエンリケは、若くしてすでに成功を収めていた。そんな彼のもとにある日、少年時代の親友イグナシオが脚本を手に突然訪ねてくる。神学校寄宿舎では強い愛で結ばれていた2人だったが、イグナシオの変貌ぶりに戸惑い、疑念を感じてしまうエンリケ。一方で彼は、脚本の内容に惹き込まれていく。そこには少年時代の彼らの一途で純粋な愛と、それを引き裂く悲劇が綴られていた。2人はその脚本を基に自伝的な映画の撮影を始める。しかしその後、エンリケはイグナシオの大いなる秘密を知ることになるのだった…。
1980年、スペインのマドリード。新進映画監督のエンリケは、若くしてすでに成功を収めていた。そんな彼のもとにある日、少年時代の親友イグナシオが脚本を手に突然訪ねてくる。神学校寄宿舎では強い愛で結ばれていた2人だったが、イグナシオの変貌ぶりに戸惑い、疑念を感じてしまうエンリケ。一方で彼は、脚本の内容に惹き込まれていく。そこには少年時代の彼らの一途で純粋な愛と、それを引き裂く悲劇が綴られていた。2人はその脚本を基に自伝的な映画の撮影を始める。しかしその後、エンリケはイグナシオの大いなる秘密を知ることになるのだった…。
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「バッド・エデュケーション」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
1980年、スペインのマドリード。新進映画監督のエンリケは、若くしてすでに成功を収めていた。そんな彼のもとにある日、少年時代の親友イグナシオが脚本を手に突然訪ねてくる。神学校寄宿舎では強い愛で結ばれていた2人だったが、イグナシオの変貌ぶりに戸惑い、疑念を感じてしまうエンリケ。一方で彼は、脚本の内容に惹き込まれていく。そこには少年時代の彼らの一途で純粋な愛と、それを引き裂く悲劇が綴られていた。2人はその脚本を基に自伝的な映画の撮影を始める。しかしその後、エンリケはイグナシオの大いなる秘密を知ることになるのだった…。
「バッド・エデュケーション」 の作品情報
「バッド・エデュケーション」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
バッド・エデュケーションの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
105分 |
日本語・日本語吹替え用字幕 |
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/スペイン語 2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
R-15 |
ASBX5285 |
2005年11月25日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
13枚
|
0人
|
0人
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1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/スペイン語
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
バッド・エデュケーションの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
105分 |
日本語・日本語吹替え用字幕 |
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/スペイン語 2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
R-15 |
ASBX5285 |
2005年11月25日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
13枚
|
0人
|
0人
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1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/スペイン語
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ユーザーレビュー:103件
男だらけ・・・愛と欲望の物語
投稿日:2007/07/29
レビュアー:JUCE
ペドロ・アルモドバル監督の作品を数本見ていると、倒錯した世界に免疫が出きてしまうのだろうか。この作品を見てもあまりゲイの世界に関して特異性を感じない。それともアルモドバル監督自身がゲイだから、彼の日常生活ということで描く彼の作品も普通の人から見ると特異に見えていても彼の目から見ると普通なのかもしれない。
ゲイというマイノリティであるが故の蔑視や苦悩というものも一応は描かれているのだが、多くのゲイの映画のようにそこに焦点が当たっているわけでは無く、あくまでもテーマは“愛”と“欲望”である。その“愛”と“欲望”に渦巻く人間模様をサスペンスタッチで描いた作品です。これだけ変態的なテーマを扱っているにも関わらず、作品全体は陰鬱な感じや下品さがありません。これはやはり上記の監督自身が、こうした世界を身近に感じていることと、たぐい稀な色彩感覚による美しい映像描写、物語の運びの巧みさのたまものでしょう。
アルモドバル作品にはいつも劇中劇があって演劇やショー、過去の映画などへのオマージュがあるのですが、この作品でも劇中劇が巧妙に絡み合う面白い展開になっています。エンリケとイグナシオの現在ととイグナシオの脚本に描かれた過去とエンリケが知っている過去、そしてその話のを埋めていくように実際の過去が明らかになる入れ子構造的な物語は見ごたえのあるサスペンスです。その重要なキーをガエル・ガルシア・ベルナルが3つの役で演じることになるのですが、その役どころの絡み具合がこの映画の見どころのひとつになっています。
倒錯した性の世界を描いているので、感情移入は難しいかと(当然OKな人もいるでしょうが)思いますが、純粋に人間の“愛”と“欲望”を描いた作品だということを受け入れられればとても面白い映画です。他のアルモドバル作品よりも観やすいつくりだと思いますのでアルモドバル監督のファンでない方にもお勧めしたい映画です。ただし苦情は受け付けません(笑)、自己責任でどうぞ。
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19人の会員が気に入ったと投稿しています
ブリーフとライター
ガラリーナ嬢が怒涛のレヴューをしてますね 投票は30日にしてベスト10に入れてあげましょう あところでわっしももう15位あと60票ほどで10に入れそう30日よろしくそれで 駆け足レヴューしてこうかと<<それかい
ガエル君なんてのか少し 顔がつぶれた感じに四角いとゆうか 全体に圧縮したてか 頑健で短躯それをしつように ペドロひきの撮影で見せ過ぎます これが女装よりやりたいことなのね 結局 体かよペドロ みなさんおっしゃるようにこの入れ子構造の映画内映画のシネマ 虚構をめぐらせ 名前がややこしく 複数の人格に分裂させるのは これはアルモダバルの照れですね
容易に己の真意を悟らせないように見受けられるのですが 「インザプール」のオダギリ君のように パンツが盛り上がってますので 見せたいような隠したいような妙な中途半端さがこの映画をもやもやさせています パンツはき忘れるなよみたいな それでも見応えは充分 なんとも突き放したエンドですが 何でしょうかあの門の格子の描写は・・・
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17人の会員が気に入ったと投稿しています
ガエルくんの女装は素晴らしい。それだけは保証します。
投稿日:2006/03/19
レビュアー:吟遊旅人
この映画の中では一人の人物を何人かの役者が演じわけ、人物の名前も変わり、小説の世界と映画の劇中劇と現実の世界とが3重の入れ子になって時制がめまぐるしく変転して物語は展開する。
複雑な構成をとり、かつイグナシオが実は別人ではないかという疑惑が持ち上がり、サスペンスの味付けでぐいぐい進む物語に観客は興奮しながら映像世界にのめりこんでいくだろう。
とりわけ素晴らしいのは色彩だ。鮮烈な赤を基調に、極彩色のインテリア、明るい太陽光、緑豊かな野、それらのこってりとした味を堪能できる。
さらにさらに必見の価値あるのはガエルくんの女装。このまま一生この路線でいってほしいというぐらい美しい。
ところが、男性同士の激しいベッドシーンや濃厚なエロスの香りがただよう映画だというのに、どういうわけか色気を感じない。人物の内面が全然こちらに伝わって来なくて、男の野望や恋や絶望に胸かきむしられるような思いがしない。たぶん、わたしにとって魅力的な人物が存在しないからなのだろう。誰にも感情移入できないまま物語が進んでしまう。
それでも謎解きがおもしろければそれはそれで引き込まれてしまうのだが、謎というほど大した謎もなく、少年イグナシオが成長して退廃的な生活へと転落する過程が一切描かれていないので、過去の傷の結果が後のイグナシオを生んだという因果関係の印象が薄い。
映画タイトル「悪い教育」が神学校でのカトリックの信仰と欺瞞的教育を指すのなら、もう少しそこを描ききってもよさそうなのに、どこか中途半端感が否めない。タイトルと内容がそぐわない気がする。
この映画、決して悪くはないけど、期待したほどの出来ではなかった。特に最後、登場人物たちの「その後」をテロップで流しただけという安易な終わり方には肩透かし。「で? いったい何が言いたいわけ?」と思ってしまうのだ。この複雑な構成の物語をそんなふうに落ち着かせてしまうというのはどうかと思う。
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16人の会員が気に入ったと投稿しています
ボルベール(帰郷)の アルモドバル監督作品
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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若くして映画監督監督として成功したエンリケ(フェレ・マルチネス)の元に、神学校の寄宿舎で共に少年時代を過ごしたイグナシオ(ガエル・ガルシア・ベルナル)が訪ねて来る。
幼い頃の面影が全くないイグナシオに、疑いを持ちながらも彼のシナリオに引き込まれていき、衝撃の事実が明らかになっていきます。
二人は寄宿舎で惹かれあうのですが、イグナシオを偏愛するマノロ神父によって引き裂かれた少年期、再会を果たすもイグナシオが本当に本人かどうか、疑いを持つ現在、イグナシオが持って来た脚本を撮影したフィクション映像の3部作が交錯します。
なので、現実と思っていたのがフィクションであったりと、色々と交錯しているので、観ている方もまんまと騙されてしまいます。
アルモドバル監督の半自伝と称されるこの作品は、
同性に対する恋心や、欲情、それぞれの気持ちが複雑に絡み合って駆け引きする男たちを描き、
欲と打算はしっかりと保持しながらも、過去の思いはそのままずっと引きずっている主人公の屈折ぶりが面白いといえば、面白いでしょうか?
誰しもが、オッと思ってしまう少年時代の出来事の一見美化されたような描写は、多分憤りを隠せないでしょう。
しかし、この映画の恐ろしいところは、神父が完全な悪党に描かれていないところにあると思います。
神父が、男の子に傾倒していく様子が、真に迫っていて、まるで至高の愛であるかのように、表現されている辺り、その辺に怖さを感じてしまいます。
ガエル君の女装に期待してしまいましたが、舞台で歌っている辺りはなかなか妖艶でしたが、サハラ役は、童顔で小柄なので似合うと思っていたら、意外にムッチリ系だったのですね。
このレビューは気に入りましたか?
15人の会員が気に入ったと投稿しています
ガエルくんの女装姿が、My瞬間高視聴率ゲット!
この作品についてのレビューを書こうとすると、ちょっと何を書いていいのかよく分からない…というのが正直な感想(ゴメンナサイ)。
しかしながら、“ゲイ”という一つのテーマに関しては、あまり拒否反応も起こさず、すんなり観れてしまいましたが…。
中盤までは、なんともミステリアスなサスペンス調の雰囲気が楽しめたのですが、
中盤を越えたあたりからいまいちどのような映画だったのかが記憶に残っていません。
ただ、ありありと記憶に残っているのは、ガエルくんがドラッグ・クイーンとなり、とってもキレイな女装をしているシーン。
これ、うちの旦那が観ていて「これ、絶対オンナやって!」と力説。
私は「いやいや、これはどう考えてもガエルくんやろ! 確かに女の人にしか見えへんけど!」と、言い合いになってしまったほど。
旦那はよくよく目を凝らして「そう言われたら…。ほんまやなぁ! ヤラレタ!」とガエルくんの美しさに降参してしまったほどです。
あのシーンは我が家のテレビ画面が、ここ数年で最も凝視された一瞬でした(笑)。
というわけで、ガエルくんの美しさに軍配!
ストーリー? アルモドバル監督の半自伝的作品?
う〜ん…やっぱり今から考えても、ガエルくんの女装以外には何も思い出せないのであります…。
これは、ストーリーが悪いのでもなく、アルモドバル監督の力量に問題があるのでもなく、
ガエルくんのあの姿のインパクトがあまりにも強すぎるというのが理由のようです…。
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12人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
男だらけ・・・愛と欲望の物語
投稿日
2007/07/29
レビュアー
JUCE
ペドロ・アルモドバル監督の作品を数本見ていると、倒錯した世界に免疫が出きてしまうのだろうか。この作品を見てもあまりゲイの世界に関して特異性を感じない。それともアルモドバル監督自身がゲイだから、彼の日常生活ということで描く彼の作品も普通の人から見ると特異に見えていても彼の目から見ると普通なのかもしれない。
ゲイというマイノリティであるが故の蔑視や苦悩というものも一応は描かれているのだが、多くのゲイの映画のようにそこに焦点が当たっているわけでは無く、あくまでもテーマは“愛”と“欲望”である。その“愛”と“欲望”に渦巻く人間模様をサスペンスタッチで描いた作品です。これだけ変態的なテーマを扱っているにも関わらず、作品全体は陰鬱な感じや下品さがありません。これはやはり上記の監督自身が、こうした世界を身近に感じていることと、たぐい稀な色彩感覚による美しい映像描写、物語の運びの巧みさのたまものでしょう。
アルモドバル作品にはいつも劇中劇があって演劇やショー、過去の映画などへのオマージュがあるのですが、この作品でも劇中劇が巧妙に絡み合う面白い展開になっています。エンリケとイグナシオの現在ととイグナシオの脚本に描かれた過去とエンリケが知っている過去、そしてその話のを埋めていくように実際の過去が明らかになる入れ子構造的な物語は見ごたえのあるサスペンスです。その重要なキーをガエル・ガルシア・ベルナルが3つの役で演じることになるのですが、その役どころの絡み具合がこの映画の見どころのひとつになっています。
倒錯した性の世界を描いているので、感情移入は難しいかと(当然OKな人もいるでしょうが)思いますが、純粋に人間の“愛”と“欲望”を描いた作品だということを受け入れられればとても面白い映画です。他のアルモドバル作品よりも観やすいつくりだと思いますのでアルモドバル監督のファンでない方にもお勧めしたい映画です。ただし苦情は受け付けません(笑)、自己責任でどうぞ。
ブリーフとライター
投稿日
2006/11/28
レビュアー
裸足のラヴァース
ガラリーナ嬢が怒涛のレヴューをしてますね 投票は30日にしてベスト10に入れてあげましょう あところでわっしももう15位あと60票ほどで10に入れそう30日よろしくそれで 駆け足レヴューしてこうかと<<それかい
ガエル君なんてのか少し 顔がつぶれた感じに四角いとゆうか 全体に圧縮したてか 頑健で短躯それをしつように ペドロひきの撮影で見せ過ぎます これが女装よりやりたいことなのね 結局 体かよペドロ みなさんおっしゃるようにこの入れ子構造の映画内映画のシネマ 虚構をめぐらせ 名前がややこしく 複数の人格に分裂させるのは これはアルモダバルの照れですね
容易に己の真意を悟らせないように見受けられるのですが 「インザプール」のオダギリ君のように パンツが盛り上がってますので 見せたいような隠したいような妙な中途半端さがこの映画をもやもやさせています パンツはき忘れるなよみたいな それでも見応えは充分 なんとも突き放したエンドですが 何でしょうかあの門の格子の描写は・・・
ガエルくんの女装は素晴らしい。それだけは保証します。
投稿日
2006/03/19
レビュアー
吟遊旅人
この映画の中では一人の人物を何人かの役者が演じわけ、人物の名前も変わり、小説の世界と映画の劇中劇と現実の世界とが3重の入れ子になって時制がめまぐるしく変転して物語は展開する。
複雑な構成をとり、かつイグナシオが実は別人ではないかという疑惑が持ち上がり、サスペンスの味付けでぐいぐい進む物語に観客は興奮しながら映像世界にのめりこんでいくだろう。
とりわけ素晴らしいのは色彩だ。鮮烈な赤を基調に、極彩色のインテリア、明るい太陽光、緑豊かな野、それらのこってりとした味を堪能できる。
さらにさらに必見の価値あるのはガエルくんの女装。このまま一生この路線でいってほしいというぐらい美しい。
ところが、男性同士の激しいベッドシーンや濃厚なエロスの香りがただよう映画だというのに、どういうわけか色気を感じない。人物の内面が全然こちらに伝わって来なくて、男の野望や恋や絶望に胸かきむしられるような思いがしない。たぶん、わたしにとって魅力的な人物が存在しないからなのだろう。誰にも感情移入できないまま物語が進んでしまう。
それでも謎解きがおもしろければそれはそれで引き込まれてしまうのだが、謎というほど大した謎もなく、少年イグナシオが成長して退廃的な生活へと転落する過程が一切描かれていないので、過去の傷の結果が後のイグナシオを生んだという因果関係の印象が薄い。
映画タイトル「悪い教育」が神学校でのカトリックの信仰と欺瞞的教育を指すのなら、もう少しそこを描ききってもよさそうなのに、どこか中途半端感が否めない。タイトルと内容がそぐわない気がする。
この映画、決して悪くはないけど、期待したほどの出来ではなかった。特に最後、登場人物たちの「その後」をテロップで流しただけという安易な終わり方には肩透かし。「で? いったい何が言いたいわけ?」と思ってしまうのだ。この複雑な構成の物語をそんなふうに落ち着かせてしまうというのはどうかと思う。
ボルベール(帰郷)の アルモドバル監督作品
投稿日
2008/01/19
レビュアー
ミルクチョコ
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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若くして映画監督監督として成功したエンリケ(フェレ・マルチネス)の元に、神学校の寄宿舎で共に少年時代を過ごしたイグナシオ(ガエル・ガルシア・ベルナル)が訪ねて来る。
幼い頃の面影が全くないイグナシオに、疑いを持ちながらも彼のシナリオに引き込まれていき、衝撃の事実が明らかになっていきます。
二人は寄宿舎で惹かれあうのですが、イグナシオを偏愛するマノロ神父によって引き裂かれた少年期、再会を果たすもイグナシオが本当に本人かどうか、疑いを持つ現在、イグナシオが持って来た脚本を撮影したフィクション映像の3部作が交錯します。
なので、現実と思っていたのがフィクションであったりと、色々と交錯しているので、観ている方もまんまと騙されてしまいます。
アルモドバル監督の半自伝と称されるこの作品は、
同性に対する恋心や、欲情、それぞれの気持ちが複雑に絡み合って駆け引きする男たちを描き、
欲と打算はしっかりと保持しながらも、過去の思いはそのままずっと引きずっている主人公の屈折ぶりが面白いといえば、面白いでしょうか?
誰しもが、オッと思ってしまう少年時代の出来事の一見美化されたような描写は、多分憤りを隠せないでしょう。
しかし、この映画の恐ろしいところは、神父が完全な悪党に描かれていないところにあると思います。
神父が、男の子に傾倒していく様子が、真に迫っていて、まるで至高の愛であるかのように、表現されている辺り、その辺に怖さを感じてしまいます。
ガエル君の女装に期待してしまいましたが、舞台で歌っている辺りはなかなか妖艶でしたが、サハラ役は、童顔で小柄なので似合うと思っていたら、意外にムッチリ系だったのですね。
ガエルくんの女装姿が、My瞬間高視聴率ゲット!
投稿日
2006/01/24
レビュアー
しゃれこうべ
この作品についてのレビューを書こうとすると、ちょっと何を書いていいのかよく分からない…というのが正直な感想(ゴメンナサイ)。
しかしながら、“ゲイ”という一つのテーマに関しては、あまり拒否反応も起こさず、すんなり観れてしまいましたが…。
中盤までは、なんともミステリアスなサスペンス調の雰囲気が楽しめたのですが、
中盤を越えたあたりからいまいちどのような映画だったのかが記憶に残っていません。
ただ、ありありと記憶に残っているのは、ガエルくんがドラッグ・クイーンとなり、とってもキレイな女装をしているシーン。
これ、うちの旦那が観ていて「これ、絶対オンナやって!」と力説。
私は「いやいや、これはどう考えてもガエルくんやろ! 確かに女の人にしか見えへんけど!」と、言い合いになってしまったほど。
旦那はよくよく目を凝らして「そう言われたら…。ほんまやなぁ! ヤラレタ!」とガエルくんの美しさに降参してしまったほどです。
あのシーンは我が家のテレビ画面が、ここ数年で最も凝視された一瞬でした(笑)。
というわけで、ガエルくんの美しさに軍配!
ストーリー? アルモドバル監督の半自伝的作品?
う〜ん…やっぱり今から考えても、ガエルくんの女装以外には何も思い出せないのであります…。
これは、ストーリーが悪いのでもなく、アルモドバル監督の力量に問題があるのでもなく、
ガエルくんのあの姿のインパクトがあまりにも強すぎるというのが理由のようです…。
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