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ロッキー山脈の麓に孤立する村ドッグヴィル。ある日この村の近く、ジョージタウンの方向から銃声が響いた。その直後、村人の青年トムは助けを請う美しい女性グレースと出会う。間もなく追っ手のギャングたちが現われるも、すでに彼女を隠し、その場を切り抜けるトム。彼は翌日、村人たちにグレースをかくまうことを提案した。そして、“2週間で彼女が村人全員に気に入られること”を条件に提案が受け入れられる。そうしてグレースは、トムの計画に従って肉体労働を始めることになるのだが…。
製作年: |
2003年 |
---|---|
製作国: |
デンマーク |
原題: |
DOGVILLE |
監督: |
ラース・フォン・トリアー |
---|---|
製作: |
ヴィベク・ウィンドレフ |
製作総指揮: |
ペーター・オールベック・イェンセン |
出演: |
ニコール・キッドマン 、 ポール・ベタニー 、 クロエ・セヴィニー 、 ローレン・バコール 、 パトリシア・クラークソン 、 ベン・ギャザラ 、 ジェームズ・カーン 、 ステラン・スカルスガルド 、 ジャン=マルク・バール 、 ハリエット・アンデルセン |
脚本: |
ラース・フォン・トリアー |
撮影: |
アンソニー・ドッド・マントル |
ロッキー山脈の麓に孤立する村ドッグヴィル。ある日この村の近く、ジョージタウンの方向から銃声が響いた。その直後、村人の青年トムは助けを請う美しい女性グレースと出会う。間もなく追っ手のギャングたちが現われるも、すでに彼女を隠し、その場を切り抜けるトム。彼は翌日、村人たちにグレースをかくまうことを提案した。そして、“2週間で彼女が村人全員に気に入られること”を条件に提案が受け入れられる。そうしてグレースは、トムの計画に従って肉体労働を始めることになるのだが…。
製作年: |
2003年 |
---|---|
製作国: |
デンマーク |
原題: |
DOGVILLE |
監督: |
ラース・フォン・トリアー |
---|---|
製作: |
ヴィベク・ウィンドレフ |
製作総指揮: |
ペーター・オールベック・イェンセン |
出演: |
ニコール・キッドマン 、 ポール・ベタニー 、 クロエ・セヴィニー 、 ローレン・バコール 、 パトリシア・クラークソン 、 ベン・ギャザラ 、 ジェームズ・カーン 、 ステラン・スカルスガルド 、 ジャン=マルク・バール 、 ハリエット・アンデルセン |
脚本: |
ラース・フォン・トリアー |
---|---|
撮影: |
アンソニー・ドッド・マントル |
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
177分 | 日本語 | 1:ドルビーデジタル/5.0chサラウンド/英語 2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
R-15 | AFD10676 | 2004年07月23日 |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
17枚 | 0人 | 0人 |
収録時間:
177分
字幕:
日本語
音声:
1:ドルビーデジタル/5.0chサラウンド/英語
2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
レイティング:
R-15
記番:
AFD10676
レンタル開始日:
2004年07月23日
在庫枚数
17枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
0人
DVD
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
177分 | 日本語 | 1:ドルビーデジタル/5.0chサラウンド/英語 2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
R-15 | AFD10676 | 2004年07月23日 |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
17枚 | 0人 | 0人 |
収録時間:
177分
字幕:
日本語
音声:
1:ドルビーデジタル/5.0chサラウンド/英語
2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
レイティング:
R-15
記番:
AFD10676
レンタル開始日:
2004年07月23日
在庫枚数
17枚
1位登録者:
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万人受けする映画で無いのは間違いないところ。
おそらくこの映画を良い映画と感じられる人は
・映画の手法や技法などに興味がある人
・映画を見て思索に耽りたい人
・SあるいはMの傾向のある人
など。特にお勧めできる映画ではないが、酷い映画というわけでもなく単に個人の嗜好に左右されやすい映画。
トリアー監督の「ダンサー・イン・ザ・ダーク」では生理的な嫌悪感を感じたが、この「ドッグヴィル 」もかなり曲者な映画でかなり肌に合わない部分が多かった。
まずそのセット。舞台演劇を思わせる極度に簡素化されたセットには、慣れるまでに時間がかかった。途中からやっと気にならずに流れに集中できるようになった。またこの舞台のおかげで映像編集による時間の経過などが使いにくいから映画が長い。見るのにはかなり忍耐が必要だ。
映画の至る所に寓意が込められていることは間違い無い。特に私は「キリストの受難」というテーマを強く感じた。壁も無い、簡素なセットを俯瞰から眺めるというのはまさに神の視線ではないだろうか。また「グレース」=「キリスト」と考えるとすごく話が繋がるし、ラストの選択を迫られるシーンは神とキリストの会話のシーンそのもののように思える。またドッグヴィルは場所を変えた「ソドムとゴドラ」と見ることも出来る。
こんな風に考えるのはやはり私もトリアー監督の術中に嵌ってしまったのだろう。
トリアー監督は人間の嫌な側面をいやらしく取り上げることにかけては天才的な監督だ。
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壁をなくし、記号化されたような村で、住民の行動が丸見えになる。
見えるものを消すことで、見えないものが見えてくるものだと気が付き、ちょっと驚きました。
初めに、素朴で優しかった村人が、段々と素性がむき出しになる。
権力を持ってしまったことで、変わっていくやさしい人たちを見ていると、人間というのは何と醜くて、恐ろしい生き物かと思ってしまいます。
最初は、トムを信じて、グレースを受け入れ、グレースの立場に身を置いてみると、村人たちの卑劣さや醜さに腹を立ている自分がいるのに気付き、それがいつしか恐怖心に変わっています。
しかし、ラストでグレースは村人達を憎むのではなく、許そうとするところが、ちょっと引いてしまいます。
でも、それはグレースの父親に「傲慢だ」と言われ、それは、自分が彼らよりも高いところに立っているからの傲慢だと。う〜ん、確かにそう思います。
高みから見下ろしていたはずのグレースが、最後には最もなりたくなかったはずの、人間になってしまったのでしょうか?
先に手を出したほうが攻撃で、後からしたほうが復讐。
単純に良い悪いで測れないものがありますね。
最後に、犬が吠えたのは骨を取ったからではなく、お前も所詮同じなんだよ。と吠えたのかもしれません。
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※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
毎度憂鬱な気分にさせてくれる、ラースフォントリアー監督の最新作。
人間の醜い部分・弱い部分をさらけ出して、見せしめる手法は健在。そのヒロインには、生贄にふさわしく人形のように美しいニコール・キッドマン。その美貌で村の男たちの憧れの的になるが、次第に性的欲望の対象へと転化。可憐な花を踏みしだくように、男たちがサディスティックに彼女を陵辱する様に吐き気がする。その悪意も寛大に許そうとする女。果たして、彼女は聖女なのか愚女なのか?
壁のないシンプルな三次元のセットは、村人の狂気の空気が次第に充満してゆく様を巧く表現していた。そう、プライバシーも何もない、あのような小さな村では、悪意は伝染する。コミュニティというものは、概してああいうものなのかもしれない。
あの空気を三時間も共有したせいで、私にも悪意が伝染したようだ。ラストのニコールの行動に驚きはしたものの、妙な納得と爽快感を覚えた。そんな自分に驚いたが、まあ人間なんてそんなものなのだろう。
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ユーザーレビュー:205件
投稿日
2006/09/03
レビュアー
JUCE※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
万人受けする映画で無いのは間違いないところ。
おそらくこの映画を良い映画と感じられる人は
・映画の手法や技法などに興味がある人
・映画を見て思索に耽りたい人
・SあるいはMの傾向のある人
など。特にお勧めできる映画ではないが、酷い映画というわけでもなく単に個人の嗜好に左右されやすい映画。
トリアー監督の「ダンサー・イン・ザ・ダーク」では生理的な嫌悪感を感じたが、この「ドッグヴィル 」もかなり曲者な映画でかなり肌に合わない部分が多かった。
まずそのセット。舞台演劇を思わせる極度に簡素化されたセットには、慣れるまでに時間がかかった。途中からやっと気にならずに流れに集中できるようになった。またこの舞台のおかげで映像編集による時間の経過などが使いにくいから映画が長い。見るのにはかなり忍耐が必要だ。
映画の至る所に寓意が込められていることは間違い無い。特に私は「キリストの受難」というテーマを強く感じた。壁も無い、簡素なセットを俯瞰から眺めるというのはまさに神の視線ではないだろうか。また「グレース」=「キリスト」と考えるとすごく話が繋がるし、ラストの選択を迫られるシーンは神とキリストの会話のシーンそのもののように思える。またドッグヴィルは場所を変えた「ソドムとゴドラ」と見ることも出来る。
こんな風に考えるのはやはり私もトリアー監督の術中に嵌ってしまったのだろう。
トリアー監督は人間の嫌な側面をいやらしく取り上げることにかけては天才的な監督だ。
投稿日
2009/01/18
レビュアー
ミルクチョコ※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
壁をなくし、記号化されたような村で、住民の行動が丸見えになる。
見えるものを消すことで、見えないものが見えてくるものだと気が付き、ちょっと驚きました。
初めに、素朴で優しかった村人が、段々と素性がむき出しになる。
権力を持ってしまったことで、変わっていくやさしい人たちを見ていると、人間というのは何と醜くて、恐ろしい生き物かと思ってしまいます。
最初は、トムを信じて、グレースを受け入れ、グレースの立場に身を置いてみると、村人たちの卑劣さや醜さに腹を立ている自分がいるのに気付き、それがいつしか恐怖心に変わっています。
しかし、ラストでグレースは村人達を憎むのではなく、許そうとするところが、ちょっと引いてしまいます。
でも、それはグレースの父親に「傲慢だ」と言われ、それは、自分が彼らよりも高いところに立っているからの傲慢だと。う〜ん、確かにそう思います。
高みから見下ろしていたはずのグレースが、最後には最もなりたくなかったはずの、人間になってしまったのでしょうか?
先に手を出したほうが攻撃で、後からしたほうが復讐。
単純に良い悪いで測れないものがありますね。
最後に、犬が吠えたのは骨を取ったからではなく、お前も所詮同じなんだよ。と吠えたのかもしれません。
投稿日
2004/11/07
レビュアー
Shibako※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
毎度憂鬱な気分にさせてくれる、ラースフォントリアー監督の最新作。
人間の醜い部分・弱い部分をさらけ出して、見せしめる手法は健在。そのヒロインには、生贄にふさわしく人形のように美しいニコール・キッドマン。その美貌で村の男たちの憧れの的になるが、次第に性的欲望の対象へと転化。可憐な花を踏みしだくように、男たちがサディスティックに彼女を陵辱する様に吐き気がする。その悪意も寛大に許そうとする女。果たして、彼女は聖女なのか愚女なのか?
壁のないシンプルな三次元のセットは、村人の狂気の空気が次第に充満してゆく様を巧く表現していた。そう、プライバシーも何もない、あのような小さな村では、悪意は伝染する。コミュニティというものは、概してああいうものなのかもしれない。
あの空気を三時間も共有したせいで、私にも悪意が伝染したようだ。ラストのニコールの行動に驚きはしたものの、妙な納得と爽快感を覚えた。そんな自分に驚いたが、まあ人間なんてそんなものなのだろう。
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※1 無料お試し期間中の「新作」レンタルは対象外です。
ドッグヴィル