セクレタリー

これは深いですよ、おもしろい！　非常に深いでしょう、これは。

描き方によってはジメッと陰湿な雰囲気になりがちなテーマを、
コミカルで洒落た作品に仕上げているところも、すごく気に入りました。

彼女も彼も、居場所をみつけられたのです。
じぶんがじぶんであってよい場所を、ありのまま受け容れてくれる相手を。

これ以上のハッピーがありますか。
少し誇張しすぎているかもしれませんが、
理想の相手との恋愛って、大なり小なりこういう関係ではないでしょうか。
ぜんぜんアブノーマルじゃないです、
脳が発達している人間ならではの究極のラブストーリーだと思いました。

それを証拠に、彼女は彼に出会ったことで生き生きと美しく強くなっていきます。

マギー・ギレンホールがまた、こういう役がぴったりハマっているのですよね。
ジェームズ・スペイダーも、エリートだけれど、屈折していて
自分の闇の部分を持てあましている男を見事に演じています。すばらしい！

舞台になっている事務所のセットや衣装に、
グリーンや紫などをうまくつかった色彩感覚もおしゃれで、
シーンを眺めているだけでもきれいで楽しめました。

愛のかたちはいろいろですね。
こういう作品をみると、人間って愛おしいと感じられるからいいなぁ。
　

みんなＧＷって何やってんのかなあ　わしゃ人ごみ大嫌いなので今日はねえ天気いいんでチャリでまたぷらぷら　フランス料理食べに行って　いつも千円ランチなんだけど平日じゃないんだ１５００円だった失敗　近所のホールでコンサート前売り　ケーキを買って７千円ぎゃ使いすぎ　まいいっか家族で旅行すりゃすごいかかるもんね　９８円の卵買いに行くかなママミママみたいに　それって安いの？　この前２８円のもやしお使い頼まれて　１５０円の買ったら怒られた　これ高いかね　おいしそうだったのに

パープル様なんか誤解してねぇ　ホラー映画のお勉強ですよ　それじゃわし変態みたいじゃん　久しぶりスペイダー君変態ですね　しかしパープル様即効で「セクレタリー」で返信されるあたり　そのケもあるかもしれません　わしはホラー変態です＜＜あんたも即効で答えてるじゃん

製作アンドリュー・ファイアーバーグ監督ステーヴン・シャインバーグ撮影ステーヴン・フィアーバーグなんじゃそれ
「花と蛇」でこれはＳＭがわかってないとか　ごにゃごにゃ能書きたれてる兄ちゃんたちは　こちらを観なさい

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この映画は、配役だけで観ている人の気持ちをつかんでしまう。
わたしも、映画を観ながら、うんうんそうだよね〜と
何回も心の中でうなづいてしまいました。
内容は、ＳＭの世界ももちろんあるけど、
かれた心が潤い始めるほどの、愛の映画だと思います。
セットの色彩や映像の切り口まで、作り手のこだわりも満載で、
飽きさせない仕上がりだと思います。

それにしても、ジェームズ・スパイダーは中年になってからの
方が断然いいです。
ハンサムなのに妖しい容姿は洗練されているし、
身体も鍛えあげられている設定とはいえ、
若干緩んでいる、そのゆるみが私の女心をそそりました。
身体に負荷がかかるやつは勘弁してほしいけど、
書類を何度も書き直させられるのは、ちょっとたまらんかも
と思いました。

映像特典のインタビューが、ずれまくっているのも必見です。

相性が抜群の人に出会えるって幸せなことだよねぇって心底思える。
この映画はその相性の形が、一風変わってるというか、マニアックなだけ。

自傷癖のあるリーが、社会復帰の第一歩として弁護士事務所で働くことになる。
そこのボスであるグレイの調教のような秘書教育に次第に快感を覚え、
彼を愛するようになるというラブストーリー。
きっと自傷行為は、心の安定を保つための方法なんだろうけど、
そもそもその要因は、自分を認めて貰えないという不安や苦しみからくるんだと思う。
そんな彼女の苦しみを理解して、ありのままの姿を認めてあげて、
唯一無二の関係を築いていく過程が描かれ、理想の相手を見つけ合ってる二人がちょっと羨ましい。

一見したら危ない世界の人間模様のようにも見えるけど、二人の間で許される許容範囲のお話であり、
それは多かれ少なかれ、どのカップルにも言えることだから共感できるんぢゃないかな。

ジェームズ・スぺイダー、『セックスと嘘とビデオテープ 』の時とは雰囲気が違っていました。初恋の人に何年ぶりかで出会い、余りにも変わっていてショックを受けた時のような気分です。
まあ今回も屈折した役柄で、三白眼気味のあの眼差しは変わっていませんでしたけど・・・

カップルの数だけ愛の形があり、他人からどう見られようとそれは二人が幸せならばそれでいいんです。
でもこのＳＭ関係、どちらがＳでどちらがＭなのかは？
それもふたりの勝手でしょうよ