レジェンド・オブ・フォール

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ずっと前に鑑賞して、私は感動したのですが、かみさんは観るたびに途中で寝てしまい見終われなかったのです。
「今度こそ、ちゃんと観る」
と言うので、ひさしぶりにレンタルで鑑賞しました。
　モンタナの大自然の風景が壮大で素晴らしいです。草原と川、青々と茂った緑に癒されます。ストーリーの切なさを背景で癒しながら見れる親切な映画という印象です。エドワード・ズウィックという監督は、「ラストサムライ」もそうですが、風景を綺麗に（壮大に）見せるのが上手な人ですね。

　日本公開時（？）「果てしなき想い」という日本語のサブタイトルがついていたそうですけど、変ですよね。意味不明？配給会社のコピーライターさん、もう少し、感性を磨いて下さい。（大きなお世話？）

　ブラッド・ピットの出演作としては「ジョー・ブラックによろしく」と並んで、良くできた作品だと思います。感動もしました。そのわりに評価が高くないようで、「ラヴァデス」のメンバーも、どなたもレビューしてないですね。スルーされちゃってるのでしょうか？（なんでだろ？）
　まあ、ちょっと長いかも知れません。（私のレビューと一緒だ！）最近、２時間を超える作品なんて珍しくもありませんが、１３年前としては長いですね。以前に鑑賞したときも、面白く観られたのですが、長いとは思いました。あれもこれもと言うように、色んなことを詰め込み過ぎちゃったのかも知れませんね。
　ざっとみても、南北戦争を経験して徹底した反戦家・反体制派になった父親と彼に教育された３人の息子たちの親子関係、弟を守ろうと戦地に赴き、守りきれなかった葛藤を抱える兄たち、体制派になる長男と野生児の次男トリスタンの兄弟対決、トリスタンをめぐる女性同士の確執、放浪癖のあるトリスタンの内面的なありかた、等々盛りだくさん。もう少し、ポイントを絞っても良かったかも知れませんね。

　自然児トリスタンを演じるブラッド・ピットの何気ない仕草が格好いいです。まるで「ヤマアラシのジレンマ」のようなトリスタンの葛藤は、まるで自分を投影しているかのように写ります（ルックスは私の方が、少し落ちるけど・・）。彼の行動には理屈や駆け引きは無く、ただ己の感情のままに動いているという感じだ。羨ましいというか、理想ではありますがなかなかできないですよね。
　トリスタンは皆に愛された男でした。しかし彼の愛する人、愛される人が次々に死んでしまう・・・。その葛藤は、せつなくもあります。
　アルフレッドは愛されたかったのでしょう。皆に愛されるトリスタンに彼は嫉妬しました。スザンナもトリスタンに深く愛されたかったのに、複雑な運命に翻弄されます。というか、主体性のなさが、尻軽女のようにさせてしまいます。当時の女性には、仕方のないことだったのかも知れませんが。
　ブラピは、皆さんおっしゃるように、あまり出演作に恵まれない印象がありますがとアンソニー・ホプキンスと絡むと、なかなか良いようです。

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こんちゃんさんの「レビューが少ない」の言葉に触発されて投稿しちゃいます＾＾

ブラピファンとしては、ネイティブアメリカンの生き様に共感するワイルドな姿を楽しめるのはいいけど、実は「南北戦争」なんて言われると、入りこめなかったりするのが正直なところ。私にとっては、「南北戦争」ってどうにもこうにもピンと来ない時代背景なのです。池田理代子センセイのおかげでフランス革命やロシア革命は妙に詳しいくせにアメリカ現代史はサッパリ…。

「レジェンド・オブ・フォール」はネイティブアメリカン、「ラストサムライ」は日本と、異文化の中に身を置くことによって己を取り戻すアメリカ人（白人と言ったほうがいいのかな？）というテーマがエドワード・ズウィックはお好みのようですが、やっぱり何故異文化に身を置くのか、つまりそれ以前に受けたトラウマなり挫折なりを理解していないと、なかなか物語に入り込めない。そこで、本作は南北戦争ですよ。もちろん概要もわかっているし、作品の中でも語られているけど、やっぱり皮膚感覚で南北戦争がいかなるものかって言うことを理解できてないんですね。

で、やはり尺が長いと感じました。つまり少々かったるい。モンタナの雄大な景色は確かに美しい。だけどもその景色と主人公たちの葛藤がどうもうまく融合していない。例えば、「ブロークバック・マウンテン」。あれは、「純愛」というテーマに美しい山々や湖の大自然が見事にマッチして、相乗効果を生み出していた。でも、この作品では景色は景色、心模様は心模様って感じでなかなかうまく溶け込んでない。親子の絆、兄弟間の確執、そして1人の男を巡る2人の女と、こんちゃんさんがおっしゃるようにドラマ部分が多すぎたのが原因だと思う。

で、景色を撮るのはうまいだけのエドワード・ズウィックかと思ったら、今年公開された「ブラッド・ダイヤモンド」がとってもすばらしかった。異文化で生きる白人の苦悩と壮大な人間ドラマ、そして舞台であるアフリカの大自然が見事に溶け合っていました。彼が追求してきた、異文化で己を取り戻す白人というテーマがようやく実を結んだ傑作。本作は、その出発とも言える作品かも知れないです。

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そうそう、男三人兄弟とか女三人兄弟とかって、
たいてい、真ん中が上下二人と違うタイプなことが多いですよねー

っておい、ラブストーリーかよ！
アルフレッドとサミュエルが戦争に行った後、トリスタンが？
と思ったら、一緒に戦争に行ったので、まずは安心しました。

横道に逸れますが、
戦争シーンで『冥福』という言葉が出てきたので
以前からすごく気になっていたことを書かせていただきます。
『冥福』とは『冥土での幸福』という意味です。
しかし、『冥土』とは死者が迷って行くところです。
迷って行った先に幸福などありえません。
というか、『冥土』へ行くこと自体がもう不幸なので
『冥福』という言葉がすでに矛盾なのです。
亡くなった方が行きつく幸福な場所とは『浄土』です。

書きたいこと書いてスッキリしたので作品に戻ります。
トリスタンは、兄や弟と違って戦争に行きたいわけではなかったけど
彼らを護るために一緒に行ったんですね。

でも、帰ってきてからの展開が、あーあ・あー・あー　　　　ガックリ
ラブストーリー？ですか？
止めようかどうしようか迷いながらも結局観ました。早送りで。
結末が後で気になってしまうのも嫌だったので。

ブラット・ピッドの長髪も気に入らないです。観ていてムサクルシイです。

『強大な運命』って、兄弟でひとりの女を取り合うことなんでしょうか。
納得できません。

トリスタンも家族の中で変わり者ですが、
一番変わり者は彼らのお母さんです。（お母さんに似たのか）
私には理解不能です。

結局、トリスタンは何がしたかったんでしょう。
そして、監督は何が表現したかったんでしょう。
兄弟愛？確執？父子愛？許されざる悲恋？
感動どころかテーマさえわかりませんでした。
焦点を絞ってほしかったです。

その後、これでよかったんだという展開だったので、
我慢して観た甲斐はあったかなーと思ってたのに。

この後はネタバレになるので自粛します。

「ラブストーリーかよっ」と思ったよりは悪くなかったですが
もう一度観たいという作品でもありませんでした。

結局は兄弟愛だったように感じましたが、
楽しめたとは言えないです。

ブラピの魅力が凝縮された作品がまさに「レジェンド・オブ・フォール」ではないだろうか？野生美あふれる内なる魅力，魂の赴くままに生き，人を愛し，されど誰からも愛され，それゆえ生まれてしまう弟の婚約者をめぐる道徳的な兄との確執・・・私はブラピの作品でこれ以上好きな作品にまだ出会えていません．１２年前スクリーンで衝撃をうけてから時折見るのですが，自分が年を重ねるごとに新たな感動を与えてくれます．映画とはそういうものなのかも知れませんが，それほど何度も何度も見たいと思う映画は早々ないですよね．

誰だ、、。あの長髪は、、。
、、。あ!ぶらっぴだ!(発見)そのお髭が超もっさもっさしてたので、非常に触りたくてうずうずしてました。それにしても若い。
そして、展開が早い。えーーー!!もぅそんなご関係に?!
そして、予想外な展開(えぇーーーー!!うそーーー!)
そして、あまり好きじゃない展開、、。(えぇーーー??!!そんなぁーー!!)
でも、、、。
アンソニーホプキンスの"私は嬉しい"の演技にヤラれそうになる自分。(あの顔が!顔のくしゃ顏にやられるよ!)
でも、半落ちのキキさんの演技には負けるぜ。
と、一人何を思うのか。頑固でした。

特典なし。