トリコロール 赤の愛 / イレーヌ・ジャコブ
トリコロール 赤の愛
/クシシュトフ・キェシロフスキ
平均評価点:
予告編を観る
全体の平均評価点: (5点満点)
(29)
解説・ストーリー
女学生のヴァランティーヌが知り合った初老の元判事には、他人の電話を盗聴するという悪習があった。彼女はそれをやめさせようと、男の過去を探っていくが……。
女学生のヴァランティーヌが知り合った初老の元判事には、他人の電話を盗聴するという悪習があった。彼女はそれをやめさせようと、男の過去を探っていくが……。
もっと見る▼
新規登録で
「定額レンタル4」月額1,026円(税込)を
14日間無料お試し!※
- 無料お試し期間中『新作』はレンタル対象外です。
新作をレンタルする方法はこちら
- ※本キャンペーンの無料お試しの対象者は、次の@ABのいずれかに該当する方に限ります。
- @「TSUTAYA DISCAS」の定額プラン(定額プランの種類は問いません。以下同じ)の利用開始時に「無料お試し」を利用したことがない方
- A2022年10月2日以前に「TSUTAYA DISCAS」の定額プランの利用を終了された方であって、2022年10月3日以降、「TSUTAYA DISCAS」の定額プランを利用していない方
- B上記@Aのほか、当社が不定期で実施する期間限定キャンペーンにおいて、キャンペーン開始時に、当社が定める参加条件を満たした方
- 無料お試し期間中(14日間)、新作はレンタル対象外です。(但し、上記Bの対象者に限り、新作もレンタル対象となる場合があります)
- 無料お試し期間終了後、登録プラン料金で自動更新となります。
「トリコロール 赤の愛」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
女学生のヴァランティーヌが知り合った初老の元判事には、他人の電話を盗聴するという悪習があった。彼女はそれをやめさせようと、男の過去を探っていくが……。
「トリコロール 赤の愛」 の作品情報
「トリコロール 赤の愛」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
「トリコロール 赤の愛」 のシリーズ作品
トリコロール/赤の愛の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
96分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/ステレオ/フランス語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
AFD10526 |
2004年08月28日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
2枚
|
0人
|
1人
|
トリコロール/赤の愛の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
96分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/ステレオ/フランス語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
AFD10526 |
2004年08月28日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
2枚
|
0人
|
1人
|
TSUTAYAだから可能な圧倒的作品数!!
洋画・邦画
約35,500
タイトル以上
国内ドラマも一部含まれております
※2022年2月 現在のタイトル数
新規登録で
「定額レンタル4」月額1,026円(税込)を
14日間無料お試し!※
- 無料お試し期間中『新作』はレンタル対象外です。
新作をレンタルする方法はこちら
- ※本キャンペーンの無料お試しの対象者は、次の@ABのいずれかに該当する方に限ります。
- @「TSUTAYA DISCAS」の定額プラン(定額プランの種類は問いません。以下同じ)の利用開始時に「無料お試し」を利用したことがない方
- A2022年10月2日以前に「TSUTAYA DISCAS」の定額プランの利用を終了された方であって、2022年10月3日以降、「TSUTAYA DISCAS」の定額プランを利用していない方
- B上記@Aのほか、当社が不定期で実施する期間限定キャンペーンにおいて、キャンペーン開始時に、当社が定める参加条件を満たした方
- 無料お試し期間中(14日間)、新作はレンタル対象外です。(但し、上記Bの対象者に限り、新作もレンタル対象となる場合があります)
- 無料お試し期間終了後、登録プラン料金で自動更新となります。
ユーザーレビュー:29件
青白赤の三部作の完結にふさわしいラストです
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
モデルの仕事をしながら、ドーバー海峡の向こう側にいる恋人に電話を頼りにしている大学生バランティーヌ(イレーヌ・ジャコブ)。
仕事の帰りに、飛び出してきた犬を引いてしまったことから、犬の飼い主である一人の男ジョセフ(J・ルイ・トラティニャン)に出会うのですが、ジョセフは、隣人の盗聴することが趣味の孤独な老人で、彼はそこに人生の真実があると言い張る退官判事。
盗聴を自身で密告し、有罪になり、そこから始まるバランティーヌとの交流。フランス映画ならではの人間の観察ドラマです。
純粋なバランティーヌは、老人が犯している罪を問い続けるのですが、彼は、真実を問うことを盾にして彼女をはねつけるのですが、彼女の一生懸命な呼びかけが老人の頑なに閉ざされた心が解きほぐれたのでしょうか?
そこにあるのは、博愛=赤の愛なんでしょうね。
そして、バランティーヌが招待したファッションショーに出かけていくときに彼女がモデルとなっている広告塔が目に留まります。
これも赤を基調にしたもので、それを目にした時に、老人の心がすこしずつ癒されていくのを感じます。
サイドストーリーに元判事の若い頃の体験をなぞるかのような司法修習生が描かれています。寂しい法律家青年と、バランティーヌのこれからを暗示するようなツーショット。それをTVで確かめた後に老人は静かに微笑むのです。
ずっと人を信じない老人を見せられていたのに、次第に心を開いていく様子が見事です。
このレビューは気に入りましたか?
17人の会員が気に入ったと投稿しています
”赤の愛” 偶然と運命を包み込む無垢な愛
投稿日:2011/01/01
レビュアー:まみもぉ
<ネタバレ>です。
遺作となります。このあと『神曲』(のちにその一部がトム・ティクヴァ監督『ヘブン』、
ダニス・タノヴィッチ監督『美しき運命の傷跡』として映画化)を手がけているさなか急逝。54歳。
数年前この作品を観た時、この”愛”に憧れました。
こんな愛で、もし自分に晩年があるなら、締めくくりたいと。
年齢を重ねてそれからの、愛情と思いやりが絡み合った形、”赤の愛”(博愛)。
その年齢の重なった今ですが、やはりその思いは同じです。
そして、キェシロフスキ監督の『神曲』三部作を観てみたかったと、
奇しくも同じ年齢で亡くなられたアンドレイ・タルコフスキー監督の『ハムレット』と合わせて。
こんなふうに志半ばで現実とはならなかった、観てみたかった作品を残せたことも、偉業のひとつと思います。
”赤”のテーマ、<博愛>”すべてを包む無垢な愛”
ヴァランティーヌ演じるイレーヌ・ジャコブはまさにこの博愛の体現。
揺らいでいるような表情、温かい眼差し、生々しさのないマリア的な色気。
自然光やランプの光…巧みな演出で、その透明感が増します。
”偶然の出会い”の描き方がもともとお上手な監督ですが、この作品ではそれに、
”運命”が加味されます。
監督自身、「『トリコロール』三部作では熱狂的なシネフィル達が、映画の細かい点でそのつながりを発見することに快感を得てもらえるよう、ちょっとした遊びのようなものを施した。」と言われています。
冒頭の10分足らずでそれはたくさん詰め込まれています。
今回初めて、スロットマシンのあるカフェが判事と同じ「ジョセフ」だと気がつきました。
そして、オーギュストの部屋のバレリーナの絵…まだまだあるかもしれません。
そんな偶然と運命をカメラが覗き見させてくれます。
他人の生活を覗き見たい欲求、ジョゼフの盗聴にはストレートに表現されていますが、
建物の外から、逆に中から覗き込むショットが多いです。
覗き見る=映画を観ることによって分かる、真実、本性、快感、運命が結ぶもの…
観れば観るほどそれらを見せてくれます。
卑劣な行為だと両耳を塞いでも、窓の外を見ていたヴァランティーナ。
偽善も包み込むのが博愛、でしょうか。
与えられているとは思いたくはない運命という存在を、否定はせずに感じることが出来れば、
自力ではもうどうしようも抗えない現実のさなか、
その”運命”に翻弄されながら、その流れに自分らしく乗ることもできるかもしれないと、
多くの運命をカメラといっしょに覗き見しながら思いました。
今となっては叶わなかった想いを他人の中に見るときがあります。
自分の分身のような感覚。そして、まだ取り返しのつく若さ…。
だからその運命に手を貸したくなる。本人に悟られないよう。
オーギュストが、ジョセフのまさにそれでした。
ガラスの割れた運命の窓から遠くを見るジョセフ、博愛に溢れた眼差し。
この”赤の愛”、博愛は男性の根底にあるのかもしれないと、
この作品でこの時は引退を決められた、キェシロフスキ監督の眼差しのようにも思えました。
ラストに演出されている一体感は、この三部作を青→白→赤の順で連続鑑賞してこそ、
感じることができると思います。
この作品は連作として成り立つ、自由と平等と博愛の群像劇です。
このレビューは気に入りましたか?
16人の会員が気に入ったと投稿しています
一番好きな赤の愛
投稿日:2004/08/28
レビュアー:オタエドン
白の愛、青の愛それぞれ素敵なのですが、一番お気に入りは赤の愛です。イレーヌ・ジャコブが好きなせいもあるでしょう。J・R・トランティニャンが老人の役で渋くきめていました。三部作の総まとめ的な役割も果たしています。それぞれの良さを、堪能して下さい。入荷されてない『二人のベロニカ』イレーヌ・ジャコブが題名どうり、二人のベロニカ役を演じていましたが、とても好きな作品です。不思議な浮遊感を感じることの出来る映画でしょう。DVD化されると良いですね。
このレビューは気に入りましたか?
11人の会員が気に入ったと投稿しています
わからん
シリーズの中で一番わかりませんでした
正直つまらなかった
ラストはシリーズに出てきた主な人物が一堂に会し偶然と奇跡それを超える愛という三部作のテーマが凝縮された物らしいです
まぁジュリーがみんなが生きててよかったと思いました
このレビューは気に入りましたか?
8人の会員が気に入ったと投稿しています
あたたかい赤
イレーヌ・ジャコブが好きだ。
あの理性の温かみがあふれるまなざしと、柔らかな唇のラインがとても好き。やっぱりこういう、瑞々しくてピュアな女の人になりたいな。
イレーヌ・ジャコブは赤が似合う。
『ふたりのベロニカ』も赤の色が綺麗だった。
キェシロフスキの色使いが好きなのだが、でもちょっと「赤」をちりばめすぎではないか…という気もした。何だか色をテーマにした習作みたい。そのシーンひとつひとつは文句のつけようもないほどに素敵なのだけれどもう少しぐっとしぼっても良かったのではないかと3部作を通して思わないでもなかった。
赤の愛は包み込むような物語。イレーヌ・ジャコブの丸みを帯びた存在感にとても似合っている。受け入れて、許す。
人生において深く傷ついたとしてももしかしたら本当に些細なあたたかみでその闇から抜け出すことができるのかもしれない。本当に小さなことで。
人の心はそんなにがんじがらめではない。だからこそすごく不確かで矛盾もたくさんあるのだけれど。
どんなことにも相反するふたつの性質があって、でもひとの心はそんなふうに柔らかだからこそその極は絶対じゃない。何かを掴むことが出来れば。なにかにやさしく包まれるだけで。水が染み込むように、凍てついた指先が解けるように、景色にちゃんと色が加わる。
そしてそんな関係を人と結ぶことは頭で考えるよりも実際は簡単で、ふいの出来事なのかもしれないな。
河に葉っぱがおちて、それが色んな岩にそっと触れながら下流を目指すように。色んなことに触れて、時には空を見て、色んな景色を見て、水に潜って。
優しく歩いてゆきたい。しっかり見つめながら。あのまなざしみたいに。
ジャン・ルイ・トランティニャンは『暗殺の森』以来。複雑な人格を雰囲気であらわしていた。強さも弱さも、人生の皮肉も高貴さも繊細さも。ああいうさりげなさはやはり見事だなというほかない。役者としてだけじゃなくて人生を渡ってきているから、その上で塗り重ねられた厚みなのだろう。それが一番すごい。
観終わって温かい、優しい気持ちになれた。
何があるわけじゃなく、こういう描き方が私はすき。
このレビューは気に入りましたか?
7人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
青白赤の三部作の完結にふさわしいラストです
投稿日
2009/01/13
レビュアー
ミルクチョコ
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
モデルの仕事をしながら、ドーバー海峡の向こう側にいる恋人に電話を頼りにしている大学生バランティーヌ(イレーヌ・ジャコブ)。
仕事の帰りに、飛び出してきた犬を引いてしまったことから、犬の飼い主である一人の男ジョセフ(J・ルイ・トラティニャン)に出会うのですが、ジョセフは、隣人の盗聴することが趣味の孤独な老人で、彼はそこに人生の真実があると言い張る退官判事。
盗聴を自身で密告し、有罪になり、そこから始まるバランティーヌとの交流。フランス映画ならではの人間の観察ドラマです。
純粋なバランティーヌは、老人が犯している罪を問い続けるのですが、彼は、真実を問うことを盾にして彼女をはねつけるのですが、彼女の一生懸命な呼びかけが老人の頑なに閉ざされた心が解きほぐれたのでしょうか?
そこにあるのは、博愛=赤の愛なんでしょうね。
そして、バランティーヌが招待したファッションショーに出かけていくときに彼女がモデルとなっている広告塔が目に留まります。
これも赤を基調にしたもので、それを目にした時に、老人の心がすこしずつ癒されていくのを感じます。
サイドストーリーに元判事の若い頃の体験をなぞるかのような司法修習生が描かれています。寂しい法律家青年と、バランティーヌのこれからを暗示するようなツーショット。それをTVで確かめた後に老人は静かに微笑むのです。
ずっと人を信じない老人を見せられていたのに、次第に心を開いていく様子が見事です。
”赤の愛” 偶然と運命を包み込む無垢な愛
投稿日
2011/01/01
レビュアー
まみもぉ
<ネタバレ>です。
遺作となります。このあと『神曲』(のちにその一部がトム・ティクヴァ監督『ヘブン』、
ダニス・タノヴィッチ監督『美しき運命の傷跡』として映画化)を手がけているさなか急逝。54歳。
数年前この作品を観た時、この”愛”に憧れました。
こんな愛で、もし自分に晩年があるなら、締めくくりたいと。
年齢を重ねてそれからの、愛情と思いやりが絡み合った形、”赤の愛”(博愛)。
その年齢の重なった今ですが、やはりその思いは同じです。
そして、キェシロフスキ監督の『神曲』三部作を観てみたかったと、
奇しくも同じ年齢で亡くなられたアンドレイ・タルコフスキー監督の『ハムレット』と合わせて。
こんなふうに志半ばで現実とはならなかった、観てみたかった作品を残せたことも、偉業のひとつと思います。
”赤”のテーマ、<博愛>”すべてを包む無垢な愛”
ヴァランティーヌ演じるイレーヌ・ジャコブはまさにこの博愛の体現。
揺らいでいるような表情、温かい眼差し、生々しさのないマリア的な色気。
自然光やランプの光…巧みな演出で、その透明感が増します。
”偶然の出会い”の描き方がもともとお上手な監督ですが、この作品ではそれに、
”運命”が加味されます。
監督自身、「『トリコロール』三部作では熱狂的なシネフィル達が、映画の細かい点でそのつながりを発見することに快感を得てもらえるよう、ちょっとした遊びのようなものを施した。」と言われています。
冒頭の10分足らずでそれはたくさん詰め込まれています。
今回初めて、スロットマシンのあるカフェが判事と同じ「ジョセフ」だと気がつきました。
そして、オーギュストの部屋のバレリーナの絵…まだまだあるかもしれません。
そんな偶然と運命をカメラが覗き見させてくれます。
他人の生活を覗き見たい欲求、ジョゼフの盗聴にはストレートに表現されていますが、
建物の外から、逆に中から覗き込むショットが多いです。
覗き見る=映画を観ることによって分かる、真実、本性、快感、運命が結ぶもの…
観れば観るほどそれらを見せてくれます。
卑劣な行為だと両耳を塞いでも、窓の外を見ていたヴァランティーナ。
偽善も包み込むのが博愛、でしょうか。
与えられているとは思いたくはない運命という存在を、否定はせずに感じることが出来れば、
自力ではもうどうしようも抗えない現実のさなか、
その”運命”に翻弄されながら、その流れに自分らしく乗ることもできるかもしれないと、
多くの運命をカメラといっしょに覗き見しながら思いました。
今となっては叶わなかった想いを他人の中に見るときがあります。
自分の分身のような感覚。そして、まだ取り返しのつく若さ…。
だからその運命に手を貸したくなる。本人に悟られないよう。
オーギュストが、ジョセフのまさにそれでした。
ガラスの割れた運命の窓から遠くを見るジョセフ、博愛に溢れた眼差し。
この”赤の愛”、博愛は男性の根底にあるのかもしれないと、
この作品でこの時は引退を決められた、キェシロフスキ監督の眼差しのようにも思えました。
ラストに演出されている一体感は、この三部作を青→白→赤の順で連続鑑賞してこそ、
感じることができると思います。
この作品は連作として成り立つ、自由と平等と博愛の群像劇です。
一番好きな赤の愛
投稿日
2004/08/28
レビュアー
オタエドン
白の愛、青の愛それぞれ素敵なのですが、一番お気に入りは赤の愛です。イレーヌ・ジャコブが好きなせいもあるでしょう。J・R・トランティニャンが老人の役で渋くきめていました。三部作の総まとめ的な役割も果たしています。それぞれの良さを、堪能して下さい。入荷されてない『二人のベロニカ』イレーヌ・ジャコブが題名どうり、二人のベロニカ役を演じていましたが、とても好きな作品です。不思議な浮遊感を感じることの出来る映画でしょう。DVD化されると良いですね。
わからん
投稿日
2011/01/13
レビュアー
ロンリー火真西
シリーズの中で一番わかりませんでした
正直つまらなかった
ラストはシリーズに出てきた主な人物が一堂に会し偶然と奇跡それを超える愛という三部作のテーマが凝縮された物らしいです
まぁジュリーがみんなが生きててよかったと思いました
あたたかい赤
投稿日
2005/11/30
レビュアー
アンブロシア
イレーヌ・ジャコブが好きだ。
あの理性の温かみがあふれるまなざしと、柔らかな唇のラインがとても好き。やっぱりこういう、瑞々しくてピュアな女の人になりたいな。
イレーヌ・ジャコブは赤が似合う。
『ふたりのベロニカ』も赤の色が綺麗だった。
キェシロフスキの色使いが好きなのだが、でもちょっと「赤」をちりばめすぎではないか…という気もした。何だか色をテーマにした習作みたい。そのシーンひとつひとつは文句のつけようもないほどに素敵なのだけれどもう少しぐっとしぼっても良かったのではないかと3部作を通して思わないでもなかった。
赤の愛は包み込むような物語。イレーヌ・ジャコブの丸みを帯びた存在感にとても似合っている。受け入れて、許す。
人生において深く傷ついたとしてももしかしたら本当に些細なあたたかみでその闇から抜け出すことができるのかもしれない。本当に小さなことで。
人の心はそんなにがんじがらめではない。だからこそすごく不確かで矛盾もたくさんあるのだけれど。
どんなことにも相反するふたつの性質があって、でもひとの心はそんなふうに柔らかだからこそその極は絶対じゃない。何かを掴むことが出来れば。なにかにやさしく包まれるだけで。水が染み込むように、凍てついた指先が解けるように、景色にちゃんと色が加わる。
そしてそんな関係を人と結ぶことは頭で考えるよりも実際は簡単で、ふいの出来事なのかもしれないな。
河に葉っぱがおちて、それが色んな岩にそっと触れながら下流を目指すように。色んなことに触れて、時には空を見て、色んな景色を見て、水に潜って。
優しく歩いてゆきたい。しっかり見つめながら。あのまなざしみたいに。
ジャン・ルイ・トランティニャンは『暗殺の森』以来。複雑な人格を雰囲気であらわしていた。強さも弱さも、人生の皮肉も高貴さも繊細さも。ああいうさりげなさはやはり見事だなというほかない。役者としてだけじゃなくて人生を渡ってきているから、その上で塗り重ねられた厚みなのだろう。それが一番すごい。
観終わって温かい、優しい気持ちになれた。
何があるわけじゃなく、こういう描き方が私はすき。
新規登録で
「定額レンタル4」月額1,026円(税込)を
14日間無料お試し!※
- 無料お試し期間中『新作』はレンタル対象外です。
新作をレンタルする方法はこちら
- ※本キャンペーンの無料お試しの対象者は、次の@ABのいずれかに該当する方に限ります。
- @「TSUTAYA DISCAS」の定額プラン(定額プランの種類は問いません。以下同じ)の利用開始時に「無料お試し」を利用したことがない方
- A2022年10月2日以前に「TSUTAYA DISCAS」の定額プランの利用を終了された方であって、2022年10月3日以降、「TSUTAYA DISCAS」の定額プランを利用していない方
- B上記@Aのほか、当社が不定期で実施する期間限定キャンペーンにおいて、キャンペーン開始時に、当社が定める参加条件を満たした方
- 無料お試し期間中(14日間)、新作はレンタル対象外です。(但し、上記Bの対象者に限り、新作もレンタル対象となる場合があります)
- 無料お試し期間終了後、登録プラン料金で自動更新となります。
ご利用の流れ
@ 会員登録
申し込みフォームへ記入したら登録完了!
A 作品をレンタル
借りたい作品をリストアップするだけ!
発送可能な商品を自宅にお届けします。
B ポストに返却
商品をポストに投函すればOK!
各プランはこちら
※1 無料お試し期間中の「新作」レンタルは対象外です。
トリコロール 赤の愛