ジャングル・フィーバー

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すごい出演料だろうなぁ・・。
Ｓ・ワンダーの歌はなかなか象徴的で良いです。スティービー
大好きで２月１７日の埼玉スーパーアリーナ行きました。
でも、こんな映画のサントラがあるの知らなかった・・。

　スパイク・リーお得意の人種問題に麻薬問題、家族の絆の
強さと脆さ絡めた脚本構成はうまいと思うけど、メッセージ性
と言う意味では少し散漫になっちゃったかな。
　Ｗ・スナイプス、Ａ・シオラの２人が主人公の男女の心情を
見事に演じているとは思うけど、二人がそういう関係になっていくプロセスはよくわからない。奥さんに謝罪しても聞き入れてもらえないからって、アンジーと一緒に住むか？
　ジャンキー兄貴役のＳ・Ｌ・ジャクソンの怪演が素晴らしい。
カンヌの助演男優賞もうなずけます。（若くて細身！）
脇役陣も上手く、気の弱いイタリア系青年を演じたＪ・タトゥーロが印象的です。
　浮気を告白されていちいち大袈裟な表現で驚く友人役のＳ・リー（監督してても出たがり？）、ジャンキー・ホームレス女を演じたハル・ベリー（この作品がデビュー作なのかな？良く見ないと気が付かないくらい汚らしい役で、スラング連発している！）建築会社の上司役でＴ・ロビンス、ウェズリーの父親役でＯ・デイヴィス等名優ぞろい。
　ところでＴＳＵＴＡＹＡの作品紹介のキャストの中に
ハーヴェイ・カイテルの名前があるけど、どっかに出てました？
俺が見逃したのかなぁ？
　スパイク・リー作品は、鑑賞後はとてもやるせない気分にさせられる重い映画が多くて、嫌いではないのですが、気軽に見るにはちょっと・・。
　こういった人種問題は、日本人には理解しづらい部分が多いですよね。これだけ各界で黒人が活躍して、黒人の大統領が誕生するかもっていう時代でも、どこかに根深くあるんでしょうね。
　私、基本的に楽しめる作品が好きで、メッセージ性の高い作品は敬遠しがちですが、時間と気持ちに余裕のあるときは、一度鑑賞して損はないと思います。

　深夜に放映されていたのを何気なく観て、その強烈さに心が捉まれて、目が離せなくなった。30年前の作品だが、ここに本音で赤裸々に描かれた人種間の一筋縄ではいかない差別や偏見や文化の差異は、表面的には改善したように見えて、実際には口に出さないだけで、現在もなおより深く潜行して根強く残っているのではないだろうか。主人公の、有能な黒人建築家フリッパーは、その環境を脱しようと必死にもがき努力して成功しているけれど、周りに縛られてその壁を越えられない。本当の意味では自由にはなれず、白人女性との恋愛ひとつままならない。

　フリッパーは既婚者で10歳の娘がいるのだが、妻は白人に見えて実際は黒人との混血で、人種的には黒人とされている。そして彼は、秘書として配属されたイタリア系白人女性アンジー（アンジェラ）と恋愛関係に陥ってしまう。彼の父親は元牧師で、信仰に篤く、息子が白人女性と恋愛することを認めない。フリッパーの兄は早々に闘いに敗れて薬物に溺れた依存者で、父親に勘当されている。フリッパーは両親に従順で、迷惑に思いつつ兄も見捨てることができない。レイシストの父親に家を追い出されたアンジーを受け入れながら、もはや彼にはアンジーを愛しているのかどうかさえ分からなくなってしまう。

　アンジーもまた、自立して働いているのに、レイシストの父親と兄たちに干渉されて自由になれず、実家に住み、亡くなった母親代わりに家事を担当している。父親の言いなりで頼りない白人（ユダヤ系）の恋人ポーリーに愛想をつかしつつ、黒人のフリッパーとの恋愛にも完全には踏み出せず、ふらふらしている。父親に任された小さな雑貨店を経営するポーリーは、アンジーが去ってしまうと、毎日新聞を買いに立ち寄る黒人女性にデートを申し込む。ポーリーの父親は強硬に反対し、友人たちも怒りのあまり彼を殴りつける始末。

　フリッパーもアンジーもポーリーも、親世代は人種差別意識や偏見に凝り固まっているが、自分たちもまた、環境に足を引っ張られ、より柔軟な考え方をしつつも思い切って踏み出すことができない。人種問題の闇のなかで、愛さえも見失ってしまいかねない。最後、通りで黒人の売春婦に声を掛けられたフリッパーは、彼女を抱きしめ、まるで悲鳴のような叫び声をあげる。見えない壁を乗り越えようと必死にもがいても乗り越えることのできない彼の深い絶望が、心に突き刺さる。

スパイク・リーお得意の人種問題が絡んだ作品です。
単に白人・黒人だけでなく、黒人でもハーフ・クォーター等など純粋日本人の私にはチョットわかりずらいモノがありました。
ヤッパ世界って広ーい。
それにしても、スパイク・リーって必ず出て来ますネ。

サミュエルを観ました。
サミュエル観たさに観ました。
それだけです。

・・・ワタシはスパイク・リーはどうも苦手・・・
人種差別の意識というものが身近に無いせいか
「そがん、受け取り方せんでも・・・」
って思っちゃうけど。
ん〜、実際はそうかもしれない、ああかもしれない。
でもさ、火に油注ぐようなさ、映画で日頃の鬱憤吐き出すようなさ
そんなことせんでもって思うのですよ。
彼の作品観るたびに。

ちょっと古い作品だから仕方がないが。
今のブラック・ブームが、まだ想像つかなかったころの作品だけにMIXのカップルがなかなか肩身が狭かったころですね。
今でも場所によっては、アフリカンアメリカンの友人と一緒にいるだけで、シスターの皆さんからすごい眼で見られることは多々ありますが。
イタリアンの家族は、やはり血を大事にしますからね〜。今でも難しいのかな。
でも知り合いでも、ブラックとイタリアンの夫婦は結構いますね。
結局、不倫はいけません。
君は裕福なんだから、もういいじゃんって感じ。
スパイク・リーは相変わらずの作風で、音楽は素晴らしい。スティービー・ワンダーのジャングル・フィーバーは深い。