トゥモロー・ワールド

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トゥモロー・ワールド / クライヴ・オーウェン
全体の平均評価点:
(5点満点)
累計評価件数:

297

  • DVD
  • 映画賞受賞作品
ジャンル:

「トゥモロー・ワールド」 の解説・あらすじ・ストーリー

 P・D・ジェイムズの『人類の子供たち』を「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」のアルフォンソ・キュアロン監督が映画化した近未来SFサスペンス。子供が誕生しなくなった近未来の地球を舞台に、人類の未来を左右する一人の少女を巡る攻防に巻き込まれた主人公の運命をスリリングに描く。人類に最後の子供が誕生してから18年が経過した西暦2027年。原因がわからないまま子孫を生み出すことの出来なくなった人間には滅亡の道しかないのか。希望を失った世界には暴力と無秩序が際限なく拡がっていた。世界各国が混沌とする中、英国政府は国境を封鎖し不法入国者の徹底した取締りで辛うじて治安を維持している。そんなある日、エネルギー省の官僚セオは、彼の元妻ジュリアン率いる反政府組織“FISH”に拉致される。ジュリアンの目的は、ある移民の少女を“ヒューマン・プロジェクト”という組織に引き渡すために必要な“通行証”を手に入れることだった。最初は拒否したものの、結局はジュリアンに協力するセオだったが…

「トゥモロー・ワールド」 の作品情報

製作年: 2006年
製作国: イギリス
原題: CHILDREN OF MEN
受賞記録: 2006年 ヴェネチア国際映画祭 技術功績賞
2006年 LA批評家協会賞 撮影賞

「トゥモロー・ワールド」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

トゥモロー・ワールドの詳細

  • 旧作
収録時間: 字幕: 音声:
109分 日本語 吹き替え用 英語 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
3:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
レイティング: 記番: レンタル開始日:
PCBT70017 2007年03月21日
在庫枚数 1位登録者: 2位登録者:
80枚 4人 5人

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ユーザーレビュー:297件

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11〜 15件 / 全297件

お奨め度高し。この渋い現未来SFをぜひご覧あれ。

投稿日:2007/03/18 レビュアー:吟遊旅人

 レビューの前にまず、masamuneさん、お声をかけていただき、ありがとうございます。こちらこそいつも大いに参考にさせていただいております。ただ、一つだけお願いがあるのですが、もう少し改行を加えていただけませんでしょうか。なにしろ老眼になってきましたので、文字がびっしり詰まっていると辛いんです…(T_T)。年寄り臭いこと書いてすみません(^^ゞ 祇園での花見という素晴らしいご提案、パープルローズさんともども「行きたいねぇ」と言っていますので実現できればいいですね。
 
 それからよふかしさん、素晴らしいレビューを立て続けにありがとうございます。おかげでカポーティにまつわる裏話やら知ることができましたし、関連作にも興味が湧いたので、お奨めの『アラバマ物語』『冷血』を見たいと思っています。

 前置きが長くなりましたが、では以下にレビューを。

************

 時は2027年、所はイギリス。既に人類は生殖能力を失って18年。そして今日、人類で最も若い18歳の少年が死んだというニュースが全世界に流れ、人々は深い悲しみに包まれる。

 という、巻頭の場面は、現実によくニュース番組で流されるニュースの画面にそっくりだ。少年が殺された現場からレポーターが中継し、服喪の人々を映す。テレビの前で誰もが涙を流し、仕事にもならない。そんな暗い幕開けのこの映画は、最後まで画面が薄暗く、退廃した近未来の陰鬱な社会状況の雰囲気をとてもうまく描いている。

 近未来といってもここに描かれていることはそのまま現代の状況と同じなのだ。明日や来年のイギリスや日本の状況かもしれない。貧富の格差が広がり、移民が排斥され、社会不安が広まり、都会のスラム化が進む。都市の荒廃した様子が丁寧に描かれていて、美術はいい仕事をしている。

 昔活動家、今エネルギー省の役人というありがちな転向者主人公セオは、元妻ジュリアン率いる反体制組織FISH(魚! なんで魚なんだろう)に誘拐される。FISHは、奇跡のように妊娠した一人の少女キーを匿っていた。彼女を利用して武装蜂起を計画するFISHたち。だが、内部抗争に巻き込まれてセオは結局その少女キーを連れて安全な場所まで逃げるはめに陥る…

 逃げて逃げて逃げて逃げまくる主人公というのは「戦場のピアニスト」みたいだけど、この映画ではクライブ・オーウェンは逃げてばかりじゃなくて、使命感を持っているところがエライ。

 人は運命に巻き込まれたとき、それをどのように引き受けるのだろうか? その決意は尊敬すべきでかつ美しいものだろうか? 確かにそのように思える。だがしかし…

 この映画は「犠牲」ということを美しく切なく描く。犠牲なしには未来は開かれない。その犠牲は崇高な思想や信条によって担保されるのではなく、かつての愛情や、うっすらとした希望によってもたらされることもある、ということを描いている。大文字の政治思想や組織が暴力によって世界を変えようとしているとき、それに対抗する者はセオのような「巻き込まれ型」の人間なのだろうか? セオは政府にも反政府側にも追いかけられ命を狙われる。だが彼は決して自ら銃を持って戦ったりしない。武力による「世界革命」の虚しさを知った世代の描く革命映画だ。

 特筆すべきはやはり誰もが息を呑むであろう戦闘シーンの長回しだ。手持ちのカメラでの長回しは驚嘆すべきテクニックなんだろう。入念な計算と打ち合わせなしにはできないことだ。映画を撮影するカメラではなく、戦場をルポする報道カメラのような臨場感がある。血しぶきがレンズに飛ぶ場面なんて思わず身を引いてしまった。

 凝りまくりの美術といい、実にリアル。とにかくリアル。近未来というけれど、嘘くさいところがない。すごい映画です。意外と地味だけどね。

 音楽がたまらなくいい。「クリムゾン・キングの宮殿」! この映画に使われる音楽はわたしたちの世代の心をくすぐる曲を選んでいて、わたしはこの青春の蹉跌を彷彿させるほろ苦い思い出とともに胸を痛めながらでなければ聞くことのできない「クリムゾン・キングの宮殿」が大音量で流れてきただけで、ぐぐっっときてしまった。

 セオとキーを助けてくれるヒッピーくずれみたいなロハスなインテリ隠遁者ジャスパーが好感度高い。演じたマイケル・ケイン、すごくいい感じ。この人は役者だねぇ。 

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勝王さんのレビューが素晴らしいネタバレ

投稿日:2007/03/12 レビュアー:よふかし

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 これはもう勝王さんのレビューがとてつもなく素晴らしいのです。勝手にお勧めします。


 ふだんはパンフレットを買わない読まない主義なのですが、つい買っちゃった。
 車でぶーんといくと待ち伏せされて襲われて、撃たれた、バイクだバックだ、血がどくどく、という狭い車内を縦横に動くカメラ。
 RPG(?)状のロケットランチャーで階上から戦車にちゅどーん。何かが金属があたったガキンという固い音。しばし沈黙。戦車砲塔をまわしてずがーん。
 汚いマイケル・ケイン。
 こういうところが印象的です。そのくらいしか言葉が出ないなあ。映画は80点。

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ストーリーは一見。。。

投稿日:2007/02/25 レビュアー:MonPetit

ひとつ間違えば陳腐なものになりそうな話なんだけど、
非常にうまく作ってある作品ですねー
どんどん引き込まれていく感じで最後まで観ちゃいました。

根本的な設定の子供ができなくなるって話も意外とありそうだし
それって今までにない恐怖ですよね。
動物として子孫繁栄を否定されてしまうと。。。

キャスティングもばっちりでクライブオーウェンは最近本当に
いい映画にでている。いやいや、クライブオーウェンが出てる
からいい映画に仕上がってるとさえ思わせるほど勢いがあります。インサイドマンもめっちゃ面白かったですしねー

必見の一作です。

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父、母、子、それぞれの役割。ネタバレ

投稿日:2007/05/23 レビュアー:ぴよさん

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(ネタバレ御免です)
「唐突感」(そんな言葉は無いけど)に優れた一本だ。「次はこういう画が来る」との予想をさせない演出に気が配られており、刺激的だ。
1ショット1ショットが長いことで、特徴的な落ち着いたリズムが出来、「唐突感」を盛り上げる。ハリウッドタイプの平易な演出に慣れていると、じれったく思うかもしれないが。

「細部の事情が、よく分からない」という声もあるが、この点は明らかに計算されたもの。SFは、どれだけうまく「設定を説明をしないで済ますか」で、作品のグレードが変わる。クドクド説明されるほど、想像力がかき立てられず、萎えてゆくもの。その意味でも、この脚本のグレードは高い。何もかも説明してくれないとダメだ、というのは困った傾向だと思う。 

クライマックス、延々と続く強烈な銃撃シーンのさなか、かすかに、かすかに聞こえてくる赤ん坊の泣き声に、鳥肌が立つ思いだ。一瞬、残酷な銃撃が止み、失われていた「人類の尊厳」が復活する。おそろしいほどに感動的な瞬間だ。
キイはマリア、ディランはイエス(女の子だけど)、セオはヨセフであろうか。この図式に、我々仏教徒の反応が鈍くなってしまうのは、しょうがないことだけど。

最後の場面、キイに赤ん坊の扱い方を教えるセオに、胸がつまる。夫にも父親にもなれなかった男の悲哀を、感じ取ってしまうから。しかし未来を繋ぐのは母であり、子である。そして父親に出来得る限りのことを、セオは為し遂げたのだ。

誰がなんと言おうと、この映画はいい!

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二通りの人がいるんでしょう

投稿日:2007/04/18 レビュアー:双子ママ

夫と一緒にこの映画を見たが、映画のエンドロールが流れ出した瞬間、「えー」っと夫の声があがった。
そのあと「なんで〜なのか?」と質問の嵐。
それには答えられないことも多く参った。
だって答えは描かれていないから。
それでいい映画なんだなんだよと言ってもいまいち納得せず。
だから適当に想像して答えをだしてあげた。。。

恐らくこの作品は映画が好きな人ほど、評価が高い映画なのかもしれません。
映画の楽しみ方のひとつに「想像する」というものがあると私は思っています。
たとえばラスト、主人公がどうなるか最後まで描かれていなかったとしても、それに対してこうなるんだろうなと想像したり、1つの象徴的なシーンにこめられた意味を考えてみたり。
ただ映画のストーリーを追うだけなら、本を読んだり、人からあらすじを聞くだけでよいわけです。
映画だからこそ楽しめる醍醐味のようなもの。
この映画にはそれがあるような気がします。

だから、絶対答えが示されないと気持ちが悪い人にはお勧めできません。
あと映画の宣伝のイメージとは違い、かなり暗くて真面目な重い作品です。だから悲しい気持ちのとき気分転換に見ようとする人にはお勧めできません。
それ以外の人、観てみてください。
恐らく心に残る映画になると思います。



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