春のワルツ

♪映像を美しくとるために努力した
　菜の花畑、桜、麦畑、
　春の花々・・・ハクレン、レンギョウ
　
　　☆日本の春と同じ花が咲くんですね。美しい！！
　　　この映像を家電売り場のＴＶに写したら、最高！！！

♪敢えて新人を起用
　チェハ（ソ・ドヨン）はピアニストの役なので、
　ピアノを弾いているように見せるには、今までの既成の
　イメージがない方が本当にピアノを弾いているように見える。
　　
　　☆ピアノ講師の私も、部分的にあれ弾いているのかな？
　　　なんて思いました。ピアノを弾きながらウニョンを
　　　見つめるシーンは、残念！！不自然だったけれど、他の部分は
　　　どのドラマよりＧＯＯＤでした。
　　　
　　　チェハが精神的に乱れている時の演奏が、
　　　「よくこんな風にちょこっと音を外して弾けるなあ」と
　　　影のピアニストに感心！！


私は「四季シリーズ」の中でこの作品が一番良かったです。
１本目は、ストーリーの流れが淡々としているので、ちょっと・・・と思った人も、監督の意図をくみながら、見てみてください。
男女の恋愛だけでなく、人間愛、親子愛など描かれています。

そして、春の花々の映像が、私にとっては郷愁として
心の中に残っています。

まともに見た四季シリーズは「冬のソナタ」だけ。今は、韓国ドラマにはまっていて何を見てもおもしろいのですが、これは特によかった。とにかく、カメラがきれいで、監督の力量がわかる作品でした。まあ、お金もかけてあるということですし。先週見たのが「サマービーチ」という青春物で安上がり作品って感じだったから特に思いました。（だから「サマービーチ」がダメということではない。私はいたく気に入っているのです。大河ドラマ「春のワルツ」を観たあと不思議に「サマービーチ」が恋しい。主演のイ・ワン君の韓国語が恋しい。）

オープニングはウィーンの冬から。これから３角、４角と関係を繰り広げ展開していく４人の主要人物の出会いが美しいオーストリアのロケ風景とあいまって一気に引き込まれます。
ミステリアスなピアニスト、チェハ。そのコンサートのアンコール曲、「クレメンタイン」で子供時代の回想シーンへ。その入り方が桜満開の線路、イ・スホ（後のチェハ）親子が横切る。まるで「砂の器」のような入り方。そして、青三島の美しい春が映し出され、チェハ役のソ・ドヨンのナレーションが流れる。「.....父の父のその父の.......一番まぶしかった季節.....（なんとかなんとか）」。何が驚いたかというと、ソ・ドヨンの低音、それがすごい心地よい響きの声である。やられましたねぇ。目が疲れると吹き替えにするんですが、今回だけはしませんでした。まだ、聞いてない人ソ・ドヨンの声を是非堪能してみては？
しかし、この回想シーンが長い長い。しかし、ここさえ乗り越えれば、オーストリアで交差した４人がどうなっていくか、一気におもしろくなります。特に13話「涙の井戸」の１シーン泣かされました。、チェハに初めて人の暖かさを教えた少女ソ・ウニョン、死んだと聞かされていた。実は今愛しているパク・ウニョンこそその人だったということが分かるシーン。菜の花畑を懐かしそうに見ている。そして目線の先のその先にウニョンの姿。それが何を意味するか瞬時に悟るチェハ。感極まり菜の花畑に背を向けて嗚咽する。
そんなチェハにかけより背中に抱きついて「来てくれたの」と子供のように喜ぶウニョン。チェハがかくれんぼの鬼からやっと解放されたようなシーン。ここに流れる音楽もいい、チェハの衣装のコーディネイトも画面の色彩に映えていましたね。
春のワルツは映像とピアノ曲を含めた音楽のよさがすばらしいドラマです。
主要４人が新人かそれに近い俳優さんばかりでしたので、冬ソナのような派手さがない、つまりしっかりとした演技力がないのがちょっと気になりましたが。ソ・ドヨンは声はいいけど、線が細い。ヒロインのウニョン役ハン・ヒョジュは可愛いけど地味だ。例えば、チェハ役を同じようなカッコイイ容姿を持っている大スター「カン・ドンウォン」がやっていれば？彼は演技力も華もある。絶対違ってた思う。見たかったなあ。

次は四季シリーズで一番と声高い「夏の香り」を見てみようと思います。大スター「ソン・スンホン」をはじめて見ますが期待したいです。でも、その前に「サマービーチ」をもう１度見てワンクッション置いてからかなぁ〜

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最初、DVDを見ていた私のことを、ノンフィクションに全く興味のない旦那は、「韓流なんて気持ち悪いな〜」と言っていました。しかし、どうやら彼は、同じ部屋でネットをしながら、ちらちら見ていたらしく、そのうち、私の隣に座って本格的に見るようになりました。最後は、私よりも彼のほうがはまってしまって、続きが見たいと１２時前にDVDを借りに行って、朝まで見ていました。彼曰く、「こんなにすばらしい作品はない」とのことです。私も、すごくいい作品だと思います。特に、菜の花畑でウニョンを見つけ、チェハが感無量になって涙を流すシーンは、胸を打ちます。ちなみに、その後、韓流に興味を持ち出した旦那は、冬ソナを借りていましたが、チェジュウの優柔不断さに怒り心頭で、「なんでこんなドラマにみんながはまっていたのかわからん。」、「やっぱり、春のワルツを越える作品はない。」と言っていました。

記者会見が行われた！チェハとイナの結婚についてでもあった。
そのとき、記者の質問の中で、過去の生い立ちの話であった。チェハは、答えようとしたときに、実父が出てきて、「自分の子供ではない」というのであった。
ウニョンは、チェハに別れを告げて、元の仕事に戻った。
チェハもＣＤが売れて、コンサートも決まるのだった。
コンサートの当日に、ウニョンの作った、貝殻をピアノの上に置いて演奏するチェハを見て、嫉妬し、つい、貝殻をゴミ箱にすててしまう。
貝殻細工がないのがわかり、舞台のすそに、いってしまう。
ステージに戻ってきた、チェハは、「いとしのクレメンタイン」を演奏する。ウニョンとの思い出の曲なんです。
春らしく、ハッピエンドが嬉しいです。
ソクホ監督は、やさしさ一杯のドラマを作ってくださいます。
四季シリーズすべて見ました。よかったです、

　ユン・ソクホ監督の作品では「夏の香り」が色彩が特に美しくて私は大好きですが、この「春のワルツ」も映像はやはり素敵。
いちいち（！）キレイです。
かなり無理な話の展開とか、設定とか衣装など、突っ込みどころは超！満タンながら、鑑賞に十分たえるドラマに仕上がっていると思います。（人によっては拒否反応はあるかもと、正直思いますが、、、私は好き！）

　新人ながらヒロインに起用されたハン・ヒョジュの素朴な笑顔がとにかく可愛らしくて、好感が持てますよ。
　また、主人公の天才ピアニストを演ずるソ・ドヨンの本人の声は、低くてとても知的です。（日本語吹き替えノトーンは妙に高くて違和感がありますが、字幕がオススメです。）
ミステリアスなソ・ドヨンが、段々ベールを脱いで素直な人間になっていく過程が楽しめます。演技の面では最初はややぎこちないものの、外国語やピアノを練習したり苦労も多かったと思われるのに、回を追うごとに成長し、大健闘しています。ソクホ監督の四季シリーズ主演俳優、ソン・スンホン、ペ・ヨンジュンとはまた違った新しい魅力と言えるでしょう。
　そして、脇役にまわった、超ハンサムなダニエル・ヘニーのナイスガイぶりは∞。
もともと韓国語が片言な俳優さんだけに、外国語をまじえた台詞になっていますが、やはり吹き替えでなく俳優本人の声でご覧になったほうがよいと思いますよ。