クロニクル

評価の低さに騙されて、あやうく見逃すところでしたよ。
確かに、思わぬことからサイコキネシス能力を手に入れた少年が暴走するだけのストーリーは陳腐極まりないものですが、CGアクション映画としては出来過ぎなくらいのクオリティです。それは絶対保証出来るもので、これでもかとばかりの空中アクションが展開されます。スーパーマンばりの飛行能力でびゅんびゅん飛びまくり、怪獣並みに街を破壊しして行くラストなんかはやり過ぎで笑えます。
この作品を否定するということは、近年のハリウッドSFアクション映画全てを否定することになるかと。近年のアクション映画のストーリーは往々にしてご都合主義でカタルシスも何もあったもんじゃありませんから。
ストーリーの無さ、派手な超常アクションの面白さは、少なくともアイアンマン3、アベンジャーズ等と同等です。観客を飽きさせない工夫が凝らされた脚本はよく出来ていると思います。
近年のハリウッド大作は殆ど観ていますが、どんな作品でも途中で寝てしまう私が睡魔を感じず、途中で飽きることなく一気に観た映画は久しぶりです。高評価のパシフィック・リムでさえ退屈に感じて３日に分けて観たほどです。
読書と一緒で接し方が難しい作品だと思います。コメディ寄りの心構えで観た方が良いかも知れません。
前半のハンドカメラもブレアウィッチやパラノーマルなどの低画質作品と違って気になりませんし、全然安っぽいということはありません。
スケールの狭さをマイナスに捉えているレビューが目立ちますが、若者の葛藤を描いているわけですから、これが国際的あるいは宇宙規模の陰謀に発展でもしたら、それこそ全く感情移入出来ません。このような超能力はスケールが小さければ小さいほど、個人的であればあるほど共感出来る仕組みになっているわけですが、確かに本作はその部分の描写が途半端。超能力の持つ淫靡な側面をもっとクローズアップして描く必要があります。若者ですから、もっと超個人的な欲望に暴走すべきです。
他の作品もそうですが、ここのレビューは厳しいというか偏見に満ちているというか、所詮は退屈しのぎのレンタル鑑賞ですから、amazonなどで身銭を切ってパッケージを購入した人の意見に耳を傾けた方が良いです。

似ている話のドラマと映画が組み合わされた映画。おもしろかったけど、目新しさはなく、、、

累計評価が多いのに総合評価がまあまあ
新作が借りにくい中で悩んで借りた期待の１枚
結果新年そうそう撃沈でしたぁー

ストーリーは私の苦手な淡々と進む青春ドラマ系の作品
ＳＦですとぉー確かにそう言う要素は含まれますが
米ＴＶドラマHEROESがほんの少し頭をよぎる程度の
かなり出来そこない的な代物
こんなに下らないＣＧを見せられたのも久々でしたぁー

予備知識ゼロで挑みましたがユーザーレビュー☆の悪評ぐらいは
確認して置くべきと後悔しても時すでに遅しですぅー

内向的なイジメられっ子がスーパーパワーを持つとこうなる、っていう話。ホームビデオ的な撮影の仕方をしているので、３人の高校生が突如として超能力を使いだすと、ちょっとリアルな驚きを感じる。が、主人公のキャラに魅力がない。ウジウジしたイジメられっ子には何も期待するものがなく、そのために映画全体が陳腐になっている。

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確かに、突然に大きな力を手にしてしまうと人として感覚にズレを生じてしまうかもしれない。
ある人は正義の為にその力を活かそうとし、ある人は力を束ねようとして利用するかもしれない。
前者は正義と思われ、後者は悪とみなされる。
しかし、これは誰が決めたモノサシなのだろうか？

永遠に解き明かされることのないこの疑問が解けない限り、この物語の主人公はアンドリューでも、マットでもスティーブでもない。
ただ、生き残ったのか死んだのかの違いだ。

人は理解を超えたものを目の前にしたとき、それを畏怖して排除しようとする。
これは生き残るためにDNAの中に組み込まれたプログラムなのかもしれない。
しかし、進化とはその壁を超えた先にあるのだ。

この物語は進化にまで辿り着かない。

…で、結局、あの物体はなんだったんでしょうね？
彼らはどうしてあんな力を宿したのかは、激しいサイキック・ウォーで帳消しにされていましたが…。(笑)