いつだってやめられる　１０人の怒れる教授たち

　副題が付いているし、前作と同じ趣向のエピソードを変えた映画なのかと思っていたら、完全にストーリーのつながった真っ当な続編でした。どうやら次作（第３作）が、わくわくドキドキの完結編となるらしい。

　全く同じ前作のエンディングシーンから始まって、結末のおさらいまでしてくれる。そして１年半前の裁判の様子から、その後彼らがどうなったのかが本作のメインストーリー。刑期短縮という甘い誘惑で、合法ドラッグ撲滅のために非公式に警察に協力することになった７人。海外に流出してしまった新たな頭脳３人が加わって、チームの浮世離れぶりもアップグレード。全然実用向きではない研究者たちが、学識を駆使して不器用ながら懸命に、ドラッグ摘発という極めて現実的な仕事に奮闘するというギャップが面白い。映像も進化して、洗練されてきれいになっているし、アクション度も増している。

　最後は、警察に裏切られ、自分たちが摘発したスマートドラッグ製造の主犯ということにされてしまい、窮地に陥った彼らの運命や如何に？という展開。ジュリアと生まれてきた子ども、ピエトロとの関係も気になるし、次作へのつなげ方が絶妙、盛り上がる。

　

2017年(イタリア)30代新人監督のセンス光る。

3部作の2番目。
1が「いつだってやめられる7人の危ない教授たち」
そして
３が「いつだってやめられる-名誉学位」

犯罪コメディの3部作です。
この2は1でしくじって刑務所に服役中の教授たちが、
犯罪歴の抹消と引き換えに、女性警部コレッテイの野心に付き合って、
ギャング団を結成(これって、話が見えないよね！)
一発逆転出所はあるか？
ってストーリーなんだけど、
法を守るべき警部コレッテイが可愛い顔して食えない女なのよね。
とか、合法ドラッグの話がヤバくって、面白い・・・とか、
リーダーのピエトロの妻が身重で、出所する、するって
引き延ばすのが、コメディの常套テク・・・それにしても、
ハラハラ、ヤキモキが止まらないよ。

なんというか、映像とロケーションが垢抜けてる。
さすがミケランジェロ・アントニオーニの国だなぁ・・・って
変に感心してしまった。
小洒落てて、粋だから、観てね。
私も３が観たくて、ソワソワしてます。
3は凄いことになりそうよー。

シリーズ第2弾。
第1弾のラストでは
ピエトロの子供もすでに生まれ1歳ぐらいになっていた。
生活費の件のオチに思わず笑った。
で、今回はあのオチに続いての話が展開されるのかとおもいきや。。
そうではなかった！
あのラストシーンにうまいこと繋げていき
ピエトロが逮捕されてから
子供が生まれるまでの数か月間の出来事を描いていく。
そして今回はお馴染みの7人の教授たちに3人が新たに仲間入り。
スマートドラッグ（合法かつ上物のドラックをこう呼ぶらしい）撲滅のため
彼らの最強の頭脳を必要とした女刑事に極秘任務で協力することになっ教授たちが敗者復活をかけて大奮闘！
ジョークあり、アクションあり、おちゃらけありで
可笑しさもパワーも増強な第2弾。
どんなことにも屁理屈とも言えるような理論をつけたがる教授たちの
個々のキャラも楽しく愛おしい（笑）

ジャケットにも書かれているように
『愉快、壮快、痛快』
３つの快が三つ巴な大変楽しい作品。
第3弾への布石をちゃんと作ってのラスト。
すぐに第3弾を見たくなること請け合いです！
ラスボス登場で、教授たちがどんな大暴れをしてくれるのか楽しみです。

いつだってやめられる　10人の怒れる教授たち

イタリア　タイのバンコク

今回は熱血女性刑事から合法ドラッグの成分を30種類特定しドラッグ撲滅に協力したら仲間全員過去の罪は無くすと言う依頼だった。

7人の仲間に2人追加して危険な任務に協力する主人公と凸凹仲間たちの行末は！

◎78点。
★やや落ち着いた感ありの印象
二作目の安定感なのかなぁ〜
★いつだってやめられる？
邦題もはや関係ないですから！！！やられないし！


◇良くも悪くも印象ベスト5！
1.あいかわらずのマシンガントーク炸裂
2.軽く観れるスパイ的なコメディドタバタ劇
3.個性的キャラが独立していて面白い。
4.一作目から3年後の撮影なのでやや老い感△
5.コント要素が多くたまにハマる！

酷いよね。
警察に協力したら無罪放免になるはずだったのに、運が悪いのかしら？
頑張れピエトロ、頑張れその他の一味も。
次で完結