ザ・スクワッド

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　連続銀行強盗団VSフランス警察の話。

　ヘヴィな銃声が響く銃撃戦が見もので中盤の銀行強盗団との銃撃戦はなかなかの迫力で楽しかったです。内容も90分ほどと短いのもサクッと見られるのもよかったです。
　
　ただ軽いのがよかったですが、ストーリーもキャラクターも全体的に軽く進むので一切何も残らない感じなのも残念でした。主人公のジャン・レノもさすがにおじいちゃんすぎて現場のリーダーという感じが伝わってこなくて、そこら辺のリアリティとかも突っ込みどころとして見ちゃいました。

　主人公も上司の奥さんと不倫しちゃってるわで、しかも捜査中に不倫相手が…という展開になっちゃって、署長さんはそんなイヤな奴ではないのであまりにかわいそうな上司でした。

　冒頭で主人公の警察チームが軽快に紹介されるのかと思いきや、ほとんど描かれるのは2人くらいだけなのでチームものとしても不完全燃焼でした。

歩き方を見て、ジャン・レノ、ヤバイ。
走れないのは明らか・・・でした。
でもそこはそこ、名優のご尊顔を拝むだけでも、
料金以上の価値はあります。

ジャンレノ刑事率いるスクワッド(捜査チーム)が、
武装した犯罪集団に挑みます。
パリ市街をさながら戦場のように派手な爆発や銃撃戦が、
なかなか見応えありました。
ジャン・レノのスクワッドの仲間が、アットホームで和気あいあい。
とてもこの映画だけで集まったチームとは思えない馴染みようです。
そこも見所のひとつです。
ただ、上司(署長だよ！)の妻で同僚のマルゴーと、
不倫してるジャン・レノって、イメージと合わないですね。
ジャン・レノは寡黙と孤独がよく似合う。
フランス映画らしい面子の顔、顔、人種の雑多な国らしい雰囲気が、
堪能出来ます。
テレビシリーズみたいなノリでした。

ジャン・レノ主演のアクション作品、街中での激しい銃撃戦はなかなかの迫力ながら、もうジャン・レノも68歳、流石に老いは隠せない。
パリ警察でセルジュ率いるチーム、一騎当千の強者が揃い、セルジュの読みもあり凶悪犯罪の撲滅に貢献しているが、些か強引な手法で警察上層部からは非難を浴びる。
チームの結束は固いが、セルジュとメンバーの一員マルゴーは人妻でありながら恋愛関係、ストーリー展開には特に必要はないものの、彼女の夫が署長に就任、私的な恨みも生じてセルジュに対する敵対心は強く、セルジュの強引な捜査と誤認逮捕に絡んでは厳しい処分を科す。
「フランス人は警察が嫌いだから、これ以上嫌われることをするな」という署長の言葉、どこの国でも警察が好きな人はあまりいないと思うのだが。
セルジュの読みどうり犯罪グループの最終目的を見事阻止となる当たり前の結果になるのだが、結局見せ場は銃撃戦だけの内容的にはチト寂しい作品。

ジャン・レノさん、2015年当時66歳。
この年で、現役の現場で戦う警察官っていうのも有りえない設定！って思うのに、その上、職場の女性と不倫までも！
やるな〜、レノさん。
いくつになっても男のセクシーさは健在です。

93分というコンパクトな時間の中で、激しいドンパチの繰り返しで
飽きさせませんでした。
相棒の刑事がこれまた愛嬌のある人で、魅力的でした。
ただ、スト−リーは単純で、仕掛けはさほどなく、もう一ひねり欲しかったところ。

これ、もしかしたらシリーズものにしようとしてるのかしら？
でも、当然ながらレノさんのアクションのキレは全くないので
アクションはチームの若者たちにお任せな感じになりますかね。

ジャン・レノ、ハリウッドではごついフランスのおもろいおっさん役しかやってないけど、フランスではまだヒーローものに出れるんですね。

悪くはない作品でした。ジャン・レノももっさりしてて、頑固ジジイでぱっと見た感じ全く魅力ないんですが、良い。アメリカとは違うんだ！！というフランスの雰囲気はなんとなく分かりました。情の国なんでしょう。だからドンパチ主体の特殊捜査チームでもアメリカ映画とは違い、どことなくアットホーム。そういうこと感じた作品です。