また！？　オ・ヘヨン〜僕が愛した未来（ジカン）〜

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２０１６もう一度見たいカップル。。。でソンソンカップルを抜いて１位になったエリック＆ソ・ヒョンジンカップル。
特にソ・ヒョンジンさんはこのドラマで大ブレークしました。
またまたケーブルテレビ発信の人気ドラマ、なかなか面白かったです。
エリックさん演じる音響監督ドギョンが突然未来に起こる事が事前に映像として浮かび
そこで自分が交通事故に遭い、死ぬのだと感じはじめます。
死ぬ前に彼の頭に浮かぶのはひとりの無表情の女性。。。
彼女はいったい誰なのか・・・

まだ会った事のないその女性はオ・ヘヨン(ソ・ヒョンジン)。
結婚を控えてる彼女、幸せの絶頂から婚約破棄という地獄へと突き落とされてしまいます。
しかも、『君の食べてる姿を見るのが嫌だ』という酷い言葉を投げかけられて。。。
こんな酷い事ってある？
ヘヨンは最後に、自分から振ったことにして欲しいと懇願します。
結婚式前日に恋人ハン・テジン(イ・ジェユン)と別れることになったのはそもそもドギョンのせいなのです。
結婚式に現れなかった恋人オ・ヘヨンと同姓同名だったため、
テジンが彼女の結婚する相手だと誤解したことから起こってしまった大きな誤解。
そのためヘヨンの彼は逮捕され監獄行きとなってしまいました。
しかし二人のオ・ヘヨンがいたためにこうやっていろんな事が起こってしまいます。
ドギョンの元カノのオ・ヘヨンと後にドギョンを好きになるオ・ヘヨンは高校時代の同級生。
綺麗で勉強ができみんなから愛されるオ・ヘヨンの前では、普通のオ・ヘヨンは劣等感のかたまりです。
オ・ヘヨンといえば自分の存在などなく、すべて彼女のことなのだから。
そりゃあ苦い思い出となって今も胸に残るしこりのような存在。
そんな彼女がまた自分の前に現れます。

同じ会社に勤めるようになり、さらに好きなドギョンの元カノでもある。
一生懸命に生きているのになぜ自分の人生はいつも上手くいかないのでしょうか。
自信喪失することばかりだった彼女の前に現れた少しばかりツンデレなドギョン。
やっと好きな人ができたというのに、同姓同名の元カノの存在、そして別れた恋人がまた自分の前に現れる。

一方、綺麗なオ・ヘヨンもドギョンにまだ思いを残し彼とよりを戻したいと思ってる。
ドギョンは普通のオ・ヘヨンに好意を持ち始めていますが、自分が死ぬのかもしれないと思ってるから本心を言い出すことも適わずにいる。
この不思議な経験は何なのかクリニックを受診していますが、次第に、なぜなのかというのがだんだんわかってきます。
婚約者には裏切られ、好きな人とはなかなか気持ちを通わすことができなくて
普通のオ・ヘヨンは最初からずーっとドン底状態。
そのたびに号泣し、もうぐだぐだで死んだような生活、感情の爆発ときたら半端ないです。
その喜怒哀楽が激しくて激しくて、なかなか印象に残るキャラでした。

彼女の家族もツボです。
音楽に合わせて踊りだす母、娘を愛してるけど、このどうしようもないバカ娘につける薬はないのだと半分諦め状態です。
そんな母娘の間でおろおろするお父さんにもツボでした。
セリフはそうないのに妙におかしくて、父の愛情をたっぷり見せてくれます。
娘へしたことで怒りまくる母を避けるため、このお父さんが慌ててドギョンの手を握って走って逃げる所は爆笑しました。
いい味出してるお父さんでした。
何だかわからないけど妙に可笑しくて、笑わされます。
ドギョンの姉にしても絶対普通じゃないし、みんな個性的です。
恋愛対象ではないふたりのエピソードも笑える。
キム・ジソク＆イェ･ジウォンカップルもかなりぶっ飛んでしまってます。

爆笑あり、苦笑あり、涙ありのラブコメです。
特に胸にくるのは普段はクールで心を閉ざしているドギョンの数々のセリフ。
精神科のドクターに本心を訴える姿に泣けてしまう。
自分が傷つけてしまったオ・ヘヨンがそれを知らずに自分を好きになって
突き放しても突き放しても自分の胸に飛び込んでくるのが辛いという。
彼の胸の痛みにもキュンとしてしまいます。
けれど実ってからのスキンシップはかなりの情熱ものでした。
キスシーンもいろいろ多かったかな。
彼が見た未来の自分の死、果たして彼は本当に死んでしまうのか、
オ・ヘヨンとの恋はどうなるのか、とかいろいろ気になってしまって最後まで楽しく観ることができました。

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「エリック」が愛に飢えた音響技師ドギョンを演じていますが、彼が偶然「オ・ヘヨン」という、彼にとっては「特別な名前」の女「ソ・ヒョンジン」と出会うところからドラマが始まります。特別というのは、昔裏切られた最愛の女の名前ということ。目の前にいるヘヨンは結婚寸前で男が逃げてしまったという不幸のどん底にいるのですが、美人でもないけれど前向きな女で、よくよく知ると正直で優しい気持ちをもっています。序盤からドギョンと二人のヘヨンが一体どうなっていくのか誰でも興味津々になるのでは？そして同時にドギョンが見る幻影の意味も、気になるでしょう。単なるラブコメではなくて、人生のターニングポイントで人がどう考え道を選択していくのか、を考えさせられるようになっていると思いました。
ドギョンが腕のいい音響技師の設定なので、ドラマは赤いハイヒールでコツコツ音を作っている場面から始まります。耳を研ぎ澄ませて、日頃からいつも音を感じている彼自身のスタイルがよく出ていて、全編そういう意味でも興味がわきました。
また、キャスティングでは「エリック」のかっこよさ、「ソ・ヒョンジン」の明るさが印象的。お似合いの二人です。またドギョン家の居候チャラ男ジンサン「キム・ジソク」と、６才上のテジュン姉（名演というか怪演）が絡むのがとても面白かったです。ヘヨンの両親がこれまた名脇役の「キム・ミギョン」と「イ・ハヌィ」。ドギョン父は特別出演でしょう「イ・ピルモ」。
私にはとても楽しめたラブコメでした。