フジコ

まず、この作品に尾野真千子起用ってのがなぁ…
尾野真千子って人は、気が強かったり男勝りだったりの役柄では生きるけど
こんな無軌道・非道の役は合わない。
谷村美月の演技もちょっとアレだし、内容もいろんな意味でひどくてさ。
大体、１０歳の男の子ならともかく、女の子がカナリヤの脚を
チョッ○ン！なんてしないだろ。(せめて、握りつぶすとか）
あー、書いてる自分が嫌になる描写…

また、上中下の三巻で収録時間が約７時間にも及ぶ。
こんな大作にする必要があるのか大いに疑問。
本屋は好きでよく行くが、原作が５０万部も売れたというのも記憶に薄い。

ディスカス鑑賞者の評価点の低さは、正直だと思う。
ま、７時間かけて何かを得ようという冒険者はどうぞ。
もちろん私は、上巻でドロップアウト。(笑

殺人犯本人も母親から愛情を受けてなくて辛い経験してるんだなと思いました。でもだからといって殺人していいわけではないので見ていて怖くなりました。また悲しくなりました。フジコは自分の娘が取材に来てるのに気づかないのも悲しくなりました。まだ上巻しか見ていないのでラストまで楽しみですが見ていて怖くて暗い気持ちになりました。

尾野真千子さんの演技がすごかったし、子役の人達の演技も良かったです。演技力がないと怖さが出づらいと思うのですごいなと思いました。

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前情報なくあらすじだけで鑑賞。
連続殺人犯として拘置されているフジコの元に若手の女性ジャーナリストが面会しながら過去の事件の真相に迫るという1話の導入部でハマってしまいました。しかも、そのジャーナリストは実はフジコの実の娘だというところと、その見せ方が何とも上手い。
全体的に丁寧に創られていてhuluオリジナルもなかなかやるなという感じです。
ただ、1話1時間10分は少し長い。もう少しテンポよく展開してもいいと思う。
話が進むにつれ、フジコの犯罪の裏に見え隠れする新たな犯罪も炙り出されるのだが、こちらは時効が過ぎているのか警察の手が及ぶことはない。
個人的には新たな犯人にもなんらかの罰が与えられ、胸がすくようなラストを期待しましたが、少々消化不良気味でホシ1つマイナスになりました。

全体を通して一気に見てしまいました。お陰様で寝不足です。尾野真千子さんの演技力がやはり凄いのと、イヤミスって聞いてある程度覚悟して見ていたからでしょうか、そこまで精神的にダメージも受けませんでした。
フジコは、俗に言うサイコパスとは違い、元々は普通だったのに、環境によって産み出された殺人鬼のように見えました。ただ、良く考えるとそれが一番怖いですね。誰でもなりうるという事なのですから。
タイトルで不思議と書いたのは、全て見終わった時の感覚が、戦争を題材にしている作品を観た後に似ていると感じたからです。
なんとなく過ごしている日常が愛しく感じられるようになり、少しだけ周りに優しくなれるような、むしろ、そうしたいと思うような気持ちになりました。

湊かなえさん、沼田まほかるさんらと共に”イヤミス”の女王と呼ばれているらしい
真梨幸子さんの50万部超えの大ベストセラー小説『殺人鬼フジコの衝動』を
Huluが初のオリジナルドラマ作品として映像化した作品。

そもそも私は”イヤミス”というジャンルが得意ではありません。
ホラーやサスペンス作品を良く鑑賞しますが、
それは可愛くてタンクトップを着た露出度高めの女性がヒロイン補正で
果敢に敵に立ち向かい無事生還する、
一方で尻軽女性が自由奔放（！）な行動をとり殺されるもののご褒美シーンを授けてくれるから
好んで鑑賞するのです！

”鑑賞して嫌な気分になるのが分かってどうして手の取るのだろう？”

その疑問が付きまとっていたのですが、
”この後、どうなっていくのかが気になって止められない”という中毒性はしっかりと理解できたかも？

原作ファンの妻の勧めでの鑑賞で、どっと疲れが吹き出ましたが、
一気に鑑賞してしまいました…