不意打ち / オリビア・デ・ハビランド
不意打ち
/ウォルター・グローマン
平均評価点:
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全体の平均評価点: (5点満点)
(11 )
解説・ストーリー
中年の婦人が自宅でエレベータに乗ったところ、故障で中に閉じ込められてしまった。それをいいことに、屋敷に浮浪者たちが上がり込み部屋を荒らす……。篭の中の鳥になった女性の恐怖を描いたサスペンス。 JAN:4988113049443
中年の婦人が自宅でエレベータに乗ったところ、故障で中に閉じ込められてしまった。それをいいことに、屋敷に浮浪者たちが上がり込み部屋を荒らす……。篭の中の鳥になった女性の恐怖を描いたサスペンス。 JAN:4988113049443
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「不意打ち」 の解説・あらすじ・ストーリー
作品詳細
解説・ストーリー
中年の婦人が自宅でエレベータに乗ったところ、故障で中に閉じ込められてしまった。それをいいことに、屋敷に浮浪者たちが上がり込み部屋を荒らす……。篭の中の鳥になった女性の恐怖を描いたサスペンス。 JAN:4988113049443
「不意打ち」 の作品情報
「不意打ち」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
不意打ちの詳細
収録時間:
字幕:
音声:
95分
レイティング:
記番:
レンタル開始日:
PDT108644
2015年09月02日
在庫枚数
1位登録者:
2位登録者:
14枚
0人
0人
不意打ちの詳細
収録時間:
字幕:
音声:
95分
レイティング:
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レンタル開始日:
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2015年09月02日
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ユーザーレビュー:11件
私達は檻の外にいるのか?
投稿日:2016/01/15
レビュアー:ぴよさん
なにしろ凄い映画もあったものだ。エンドマークが出た瞬間、ア然としてしまった。 想起するのはハネケの『ファニーゲーム』や、ラリー・ピアースの『ある戦慄』 キューブリックの『時計じかけのオレンジ』あたりか。そのどれもの雛型になっている ように感じるフィルムだ。 この映画、冒頭から「何かが狂っている」というイメージを、入念に振りまいている。 エレベーターに閉じ込められた裕福な婦人オリビア。資産家らしき彼女は、息子との 二人暮らしだが、その溺愛ぶりには異常なものを感じさせる。被害者のオリビアでさえ ここでは善人として描かれてない。彼女のために息子が人生を狂わせている事に、彼女 は無自覚だ。この物語は自覚、無自覚に関わらず「悪意」を描いている。 浮浪者、売春婦、そして三人組の侵入者。彼らは明確な悪意を隠そうともしない。それ は彼らが生きる為に必要とした「すべ」だからだ。隙があれば奪うことを、悪びれも しない浮浪者。たいした理由も無く、邪魔者をいびり、殺してしまえる侵入者。 さらに恐ろしいのは、オリビアの危機を一顧だにしない街の人々(警官でさえ)だ。 これはこの時代、顕著になったアメリカの病巣のひとつ、隣人への無関心だ。この物語 は執拗に無関心を強調してみせる。傍観者達の無表情は、侵入者のそれよりおそろしい。 そしてもう一つの病巣は「母親の過度な溺愛」だ。これも、この時代のアメリカに 特有の問題で、オリビアの息子を死に向かわせ、侵入者ランダルの精神を狂わせた。 「過度のマザコン」が生んだ悲劇というテーマで言えば、これは『サイコ』の前日譚と 言えるかもしれない。 原題は『LADY IN A CAGE』で、檻の中に閉じ込められたオリビアを指しているが、 ここに逆転の構図がある。檻の中に居るべき野獣が外に居て、自由に闊歩している。 その外側に、傍観者としての「世間」がある。哀れな被害者だけが檻の中に囚われて いるのだ。 この、皮肉。 襲撃者が尋常でない最期を晒すカット(あれは当時の感覚だと強烈過ぎたと思う)を 見せて、救いの無い物語は終わる。観た者の居心地をわるくさせるのは、自分たちが このさらに外側に居て、すべてを傍観している図式に気づくからだ。 そしてふいに、この傍観をどこかで楽しんでしまっている「自分の中にある悪意」 にも気づかされてしまう。まさにそれは、不意打ちのように。 (ykk1976さんの映画会・第64回)
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われらはみなカインの末裔
( ネタばれあり) 不愉快でいやな映画だ。 冒頭の道路の犬の死骸から、観終わってからの後味の悪さまで、観ていてキツい。 最近の映画だと『 渇き。 』がぼくにとってそうだけど、感情移入して共感できる登場人物が一人もいない。 作られたのは1964年。 東京オリンピックの年で日本ではシェーがはやり始め、同じ年に『 マイ・フェア・レディ 』や『 メリー・ポピンズ 』が公開されましたが、前年にケネディ大統領が暗殺され、本作の公開3か月前にトンキン湾事件が起こり、アメリカがベトナム戦争に本格的に関わっていった時期でもある。 町山智浩・著「 トラウマ映画館 」からの受け売りを書けば、本作の公開3か月前に、ニューヨークで「 キティ・ジェノヴェーゼ殺害事件」というのが起こっている。 深夜若い女性が自宅前の駐車場で刺され、さらにレイプされて死亡、犯人は立ち去ったが、その間の30分に、周辺住民38人が気づいていながら誰も警察に通報しなかったことで、全米に衝撃が走ったばかり。 ニューヨーク・タイムズがこの事件と結び付けた( 偶然であり、そんな短期間に作って公開できないのは明らかだか・・・ )のをはじめ、本作は公開当時激しいバッシングにあい、イギリスでは2000年にディスク化されるまで公開すらされなかったという。 狂気と暴力がおぞましくても『 サイコ 』や『 時計じかけのオレンジ 』はそれをアートにし、ノーマン・ベイツやアレックスは私たちをどこか魅了する。 それに対して本作で登場する侵入者たちは、どいつもこいつも愚劣で醜悪。 しかし、醜悪なものを醜悪に、嫌悪すべきものをそのように描く本作はリアルであり、逆に良心的とも言えます。 本作の企画・製作・脚本のルーサー・ディヴィスは作品への批判に対して 「 私は戦争を含めてこの社会の暴力を根絶できるとは信じません。 私たちすべてが( 兄弟を殺し人類最初の殺人を起こした )カインの末裔である事実を理解するまでは 」と答えたそうです。 ちなみに、ディヴィスの父親は職場を訪れた警察官に発砲して殺してしまい、20年の刑を受けたそうです。 ( これも「 トラウマ映画館 」からの引用 ) とは言っても、人が見たくないものを見せる本作が、一部ではカルト化するにしろ一般には、長年顧みられないのはしかたがないと思います。 監督のウォルター・グローマンは「 アンタッチャブル 」「 ルート66 」「逃亡者 」など草創期のテレビドラマ出身で、本作が劇場映画デビュー。 何本か撮ったがあまり評価されず、またテレビに戻り「 ジェシカおばさんの事件簿 」( 主演のアンジェラ・ランズベリーは投稿時現在90歳でご存命 )などを撮っていたが、昨年93歳で死去。 犯人グループの一人を演じるジェームス・カーンは、本作が実質的なスクリーン・デビューだが、正直言って当時の若手俳優にありがちな、メイクもキャラクターの作りもマーロン・ブランドのまるっきりコピー。 このあともしばらくパッとしないが8年後『 ゴッドファーザー 』のソニー役でブレイクする。 主役のオリヴィア・デ・ハビラント。 『 レベッカ 』『 断崖 』の妹・ジョーン・フォンテーンとともに東京生まれ。 『 風と共に去りぬ 』のメラニー役で映画史に残り、投稿時現在99歳で、同作出演者唯一の生き残り。 アカデミー主演女優賞も2度獲っていて、姉妹そろってオスカー受賞者であることでも、口もきかない犬猿の仲であったことでも映画史に残る生きる伝説。 前年にベティ・デイビスとジョーン・クロフォードが老醜を怪演した『 何がジェーンに起こったか ? 』が話題となっていたことも本作制作の理由と考えられる。 ジョーン・クロフォードが断った本作に出演した当時48歳。 『 デブラ・ウィンガーを探して 』がテーマにしていたように、男優が渋さと貫禄を評価されるのに対して、現代でさえ女優は40を超えたころから妻役か母親役として脇に回ることが多くなってくる。 『 サンセット大通り 』のグロリア・スワンソンにしろ、化け猫の入江たか子にしろ、『 何がジェーンに起こったか ? 』にしろ、老醜とか劣化と呼ばれることのを恐れていたら、女優は主役を続けていられない厳しい現実を感じます。 ( ykk1976さんの映画会 第64回のレビュー )
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トラウマのすすめ
映画会、新年早々のお題です。 『殺し』(byベルトルッチ)・『バニー・レークは行方不明』(byオットー・プレミンジャー)との三択で、僅かに「オリビア・デ・ハビランドさま 祝・ご長寿」だけが救いと思われた鑑賞でしたが。 宙吊りのエレベーターに、恐怖と暑さで汗みずくのセレブ婦人。 あれ? これ、遠い昔、多分小学生くらいの頃、TVで観たことがある。 ストーリーはあやふやでしたが、さすが町田智浩の「トラウマ映画館」に載るほどの一作、子供の深層心理に深く沈殿していたものと思われます。 道端に倒れたホームレス(?)をぐりぐり踏みつける少女、昼間から汗だくでカーセックスに励む男女、車に轢かれた血まみれのノラ犬、暑苦しく鳴り響くクラクション。 最初っから不穏な空気満載のところに、登場人物は皆、揃いも揃ってイラッとくるヤツばかりです。 子離れ出来ない母親(これがまた典型的な偽善押しつけタイプ)と、イヤ気がさし窒息しそうなその息子。 息子の留守に、母親はエレベーターに閉じ込められてしまう。 家の主人が動けないのをいいことに、家財を略奪するアル中ホームレスと年増の売春婦。 それを嗅ぎつけ、他人の家を荒らし回り、口封じに殺人まで犯す不良三人組と、うわまえをはねて暴力でかすめ取る盗品売買人。 頼みの非常ベルは、何度鳴らしても役に立たない。 鳴り響くベルをやり過ごす人々、這って助けを呼ぶ婦人に気付きもしない白バイ。 ボスを見放して逃げるチンピラ男女の薄情、車に頭を潰されたボスの凄惨。 そこでやっと世間は気付く(? 我が身に降りかかりそうになったから、単に目をとめただけ)のだが、群れる人々は好奇心だけの野次馬でしかない。 いやぁ、もぉ、全く酷いお話じゃあないですか。 たとえ悪気は無いにせよ、世間的には被害者であろうとも、結果的に「息子殺し」(息子は多分自殺してるでしょう)の母親の心の傷は死ぬまで癒えることは無いでしょう。 息子に「女ともだちはいる」と母親は言うが、「そんなものはいない」と即座に言い放つ不良のボス。 それでも母は自分の「愚か」に気付いたかどうか、かなり懐疑的ではありますが。 ジリジリジリジリ、そこにある非常ベルに気付こうともしない人々、鳴り響く電話に手が届かず、出たくても出られない母親。 この対比にものすごい皮肉を感じたってのは、ちょっと穿ち過ぎでしょうか。 事件解決の大団円では終わらない、誰もに平穏が訪れない、この後味の悪さと言ったら。 あ゛〜、気分が悪い。 いいおばさんの心にも、充分にトラウマとなって沈み込みそうな気がします。 でも、それでも凄い映画です。面白かったです。おすすめです。 (ただ、あくまで新春には相応しくありませんので、念のため。) (ykk1976さんの映画会・第64回)
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隣は何をする人ぞ
「秋深き隣は何をする人ぞ」 これは江戸時代の有名な俳人松尾芭蕉の句です。旅先の大阪で自分が病気で床に伏せって静かにしていると自然と隣の人の生活の音が聞こえ、隣の人はいったい何をしている人だろうなあとなどと想像してしまうなあという気持ちを描いています。 『不意打ち』ということの映画、トラウマ映画として取り上げられるほどの映画ですが、さもありなん。 きっとその名の通り不意打ちに出会わなければ二度と見ない映画でしょう。今回たまたま同じ映画を観ようという集まりの「映画会」で観なければ、そのイントロダクションを読んで私が手に取るとは思えない本当に気の悪い映画です。 腰を負傷した裕福な中年女性が、自宅で二階に向かうエレベーターの途中で止まってしまいとじこめられてしまいます。彼女の目の前にホームレスの侵入を皮切りに果ては殺人、略奪とどんどんヒドイ状況に置かれていきますが、彼女が幾度ならす非常ベルには誰にも気づかず、やっとのことで通りに出て助けを求めても誰も振り向きもしない世間です。 これの何がホラーっていちばん言えるのは、これが全くのフィクションの世界ではないということです。すぐ目の前にいる他人の不幸をテレビのニュースと変わらないように、遠巻きに眺めている世間はここかしこにあり、私たちもその一部だということです。 割とひとりが好きなタイプですが、おせっかいと言われれもいいから、人とかかわっていきたいと思ってしまうくらい、怖い怖いトラウマ映画であるというのは間違いないようです。
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ところでマルコム君の消息は?
投稿日:2016/01/16
レビュアー:さっちゃん
越後長岡は雪であります。昨日は仕事は割合早く終わったのですが、帰りの足が不安だったので、1日遅れての映画会レヴューと相成りました。 お題選びの段階から正月に相応しいかどうかという話が出ておりましたが、過去2年の正月の映画会をさかのぼってみましたら、昨年が『美女と液体人間』、一昨年が『魚の出てきた日』となっておりますから、私も含めてあまり正月らしいお題をとか考えていないような気もします。 ここらで本題に戻って、本作ですが、ジャケットもタイトルデザインを模した、あきらかに怖そうな画であります。原題が「LADY IN A CAGE」ですから主役のオリビア・デ・ハヴィラントが監禁される映画かと思ってましたが、外れましたね。 冒頭こそ、渋滞の車のクラクションやら轢かれた犬の死骸やら、神経を逆撫でする映像と心の壁に爪を立てるような音楽で不安を煽るようなタイトルですが、舞台となる住宅(けっこう金持ちらしいのに家は豪邸という感じがしないのは不思議ですが。)の中にカメラが入ると好青年とその母親、上品な親子という感じで対照的な雰囲気です。ただ、ちょっとひっかかるのが、息子が母親を「ダーリン」と呼んでいること、息子が書いた置手紙に「僕は自殺します。」なんて不穏当な言葉が書かれていることです。 その後の場面で、母親が腰を痛めていて1階と2階の移動にエレベーター(アメリカとはいえ60年代に自家用エレベーターとは!)を利用していることが、その後の物語のきっかけになっております。近所で電線の工事をしていたときに発生した軽微なトラブルが、彼女をエレベーターに閉じ込め、息子も出かけたために広い屋敷に一人ぼっち、そこにアルコール依存のルンペンやら、その知り合いの娼婦やら、近所のチンピラやらが入り込んできて、彼女が恐怖の時間を過ごすというのがメインプロットです。 このメインプロットにマルコム君の手紙の言葉の意味やら、この家の親子の関係やらが絡んできて物語に重層性が生まれることになります。途中で鳴る電話のベルも手紙の内容を知ってから思い返すと、ちょっとゾッとします。ラスト近くで母親が「私が怪物だったんだ。」と呟くところなど怖かったです。 ところで、チンピラの兄貴分、ランダルがジェームズ・カーンだったんですね。タイトルで彼の名前を見つけて、どの役かなと気はつけていたのですが、若い!ブレイクした『ゴッド・ファーザー』のときでも、まだやんちゃな息子といった感じでしたが、本作では貧民街で大きくなって腕っ節と非情さで生きてきたような怖い青年(まだ少年か?)をねちっこく演じております。どちらかというと、もっと何も考えていない弟分のエシーの方が直接的に怖いですけど。 ラストは虚無的に笑う母親のアップに”THE END”が被さって終わりますが、彼女にしてみれば、これからが苦しい試練の始まりかもしれません。もっとも電話をかけたマルコム君が生きているとしての話ですが。 今回のお題を観て連想したのが、少し方向は違いますが『何がジェーンに起こったか』です。あの映画は親子でなく姉妹の関係から悲劇に発展する心理的恐怖を描いていましたが、本作では身体的な恐怖が途中から心理的な恐怖に転ずるところとか主演女優がすでに盛りを過ぎているという点でも共通するものを感じました。 さて、今回は銃も出てきませんし、飛行機も爆音だけなので、”趣味の時間”の出番はないように思われるでしょうが、一つだけ主演女優さんに関係することで”趣味の時間”とまいりましょう。実はオリビア・デ・ハヴィラントの従兄はイギリスの有名な航空機メーカー、デ・ハヴィラント社(以下「DH社」と略)の創始者であり、民間航空機としてはDHタイガーモス(『サンダーバード6号』に出演)他のモス・シリーズの羽布張り複葉の練習機やドラゴン・ラピード小型旅客機、軍用機としてはDHモスキート(『633爆撃隊』映画会のお題になった『暁の出撃』に出演)戦後もDHバンパイア・ジェット戦闘機などを生み出しております。DH社の航空機は木製のものが多く、先に挙げた中ではモス・シリーズ以外は全部そうです。おかげで”TERMITES DREAM”(白蟻の夢)という仇名も頂戴したそうです。 最後はほとんど余談でしたが、皆様方、2016年もよろしくお願いいたします。 (ykk1976さんの映画会 第64回)
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ユーザーレビュー
私達は檻の外にいるのか?
投稿日
2016/01/15
レビュアー
ぴよさん
なにしろ凄い映画もあったものだ。エンドマークが出た瞬間、ア然としてしまった。 想起するのはハネケの『ファニーゲーム』や、ラリー・ピアースの『ある戦慄』 キューブリックの『時計じかけのオレンジ』あたりか。そのどれもの雛型になっている ように感じるフィルムだ。 この映画、冒頭から「何かが狂っている」というイメージを、入念に振りまいている。 エレベーターに閉じ込められた裕福な婦人オリビア。資産家らしき彼女は、息子との 二人暮らしだが、その溺愛ぶりには異常なものを感じさせる。被害者のオリビアでさえ ここでは善人として描かれてない。彼女のために息子が人生を狂わせている事に、彼女 は無自覚だ。この物語は自覚、無自覚に関わらず「悪意」を描いている。 浮浪者、売春婦、そして三人組の侵入者。彼らは明確な悪意を隠そうともしない。それ は彼らが生きる為に必要とした「すべ」だからだ。隙があれば奪うことを、悪びれも しない浮浪者。たいした理由も無く、邪魔者をいびり、殺してしまえる侵入者。 さらに恐ろしいのは、オリビアの危機を一顧だにしない街の人々(警官でさえ)だ。 これはこの時代、顕著になったアメリカの病巣のひとつ、隣人への無関心だ。この物語 は執拗に無関心を強調してみせる。傍観者達の無表情は、侵入者のそれよりおそろしい。 そしてもう一つの病巣は「母親の過度な溺愛」だ。これも、この時代のアメリカに 特有の問題で、オリビアの息子を死に向かわせ、侵入者ランダルの精神を狂わせた。 「過度のマザコン」が生んだ悲劇というテーマで言えば、これは『サイコ』の前日譚と 言えるかもしれない。 原題は『LADY IN A CAGE』で、檻の中に閉じ込められたオリビアを指しているが、 ここに逆転の構図がある。檻の中に居るべき野獣が外に居て、自由に闊歩している。 その外側に、傍観者としての「世間」がある。哀れな被害者だけが檻の中に囚われて いるのだ。 この、皮肉。 襲撃者が尋常でない最期を晒すカット(あれは当時の感覚だと強烈過ぎたと思う)を 見せて、救いの無い物語は終わる。観た者の居心地をわるくさせるのは、自分たちが このさらに外側に居て、すべてを傍観している図式に気づくからだ。 そしてふいに、この傍観をどこかで楽しんでしまっている「自分の中にある悪意」 にも気づかされてしまう。まさにそれは、不意打ちのように。 (ykk1976さんの映画会・第64回)
われらはみなカインの末裔
投稿日
2016/01/15
レビュアー
ロキュータス
( ネタばれあり) 不愉快でいやな映画だ。 冒頭の道路の犬の死骸から、観終わってからの後味の悪さまで、観ていてキツい。 最近の映画だと『 渇き。 』がぼくにとってそうだけど、感情移入して共感できる登場人物が一人もいない。 作られたのは1964年。 東京オリンピックの年で日本ではシェーがはやり始め、同じ年に『 マイ・フェア・レディ 』や『 メリー・ポピンズ 』が公開されましたが、前年にケネディ大統領が暗殺され、本作の公開3か月前にトンキン湾事件が起こり、アメリカがベトナム戦争に本格的に関わっていった時期でもある。 町山智浩・著「 トラウマ映画館 」からの受け売りを書けば、本作の公開3か月前に、ニューヨークで「 キティ・ジェノヴェーゼ殺害事件」というのが起こっている。 深夜若い女性が自宅前の駐車場で刺され、さらにレイプされて死亡、犯人は立ち去ったが、その間の30分に、周辺住民38人が気づいていながら誰も警察に通報しなかったことで、全米に衝撃が走ったばかり。 ニューヨーク・タイムズがこの事件と結び付けた( 偶然であり、そんな短期間に作って公開できないのは明らかだか・・・ )のをはじめ、本作は公開当時激しいバッシングにあい、イギリスでは2000年にディスク化されるまで公開すらされなかったという。 狂気と暴力がおぞましくても『 サイコ 』や『 時計じかけのオレンジ 』はそれをアートにし、ノーマン・ベイツやアレックスは私たちをどこか魅了する。 それに対して本作で登場する侵入者たちは、どいつもこいつも愚劣で醜悪。 しかし、醜悪なものを醜悪に、嫌悪すべきものをそのように描く本作はリアルであり、逆に良心的とも言えます。 本作の企画・製作・脚本のルーサー・ディヴィスは作品への批判に対して 「 私は戦争を含めてこの社会の暴力を根絶できるとは信じません。 私たちすべてが( 兄弟を殺し人類最初の殺人を起こした )カインの末裔である事実を理解するまでは 」と答えたそうです。 ちなみに、ディヴィスの父親は職場を訪れた警察官に発砲して殺してしまい、20年の刑を受けたそうです。 ( これも「 トラウマ映画館 」からの引用 ) とは言っても、人が見たくないものを見せる本作が、一部ではカルト化するにしろ一般には、長年顧みられないのはしかたがないと思います。 監督のウォルター・グローマンは「 アンタッチャブル 」「 ルート66 」「逃亡者 」など草創期のテレビドラマ出身で、本作が劇場映画デビュー。 何本か撮ったがあまり評価されず、またテレビに戻り「 ジェシカおばさんの事件簿 」( 主演のアンジェラ・ランズベリーは投稿時現在90歳でご存命 )などを撮っていたが、昨年93歳で死去。 犯人グループの一人を演じるジェームス・カーンは、本作が実質的なスクリーン・デビューだが、正直言って当時の若手俳優にありがちな、メイクもキャラクターの作りもマーロン・ブランドのまるっきりコピー。 このあともしばらくパッとしないが8年後『 ゴッドファーザー 』のソニー役でブレイクする。 主役のオリヴィア・デ・ハビラント。 『 レベッカ 』『 断崖 』の妹・ジョーン・フォンテーンとともに東京生まれ。 『 風と共に去りぬ 』のメラニー役で映画史に残り、投稿時現在99歳で、同作出演者唯一の生き残り。 アカデミー主演女優賞も2度獲っていて、姉妹そろってオスカー受賞者であることでも、口もきかない犬猿の仲であったことでも映画史に残る生きる伝説。 前年にベティ・デイビスとジョーン・クロフォードが老醜を怪演した『 何がジェーンに起こったか ? 』が話題となっていたことも本作制作の理由と考えられる。 ジョーン・クロフォードが断った本作に出演した当時48歳。 『 デブラ・ウィンガーを探して 』がテーマにしていたように、男優が渋さと貫禄を評価されるのに対して、現代でさえ女優は40を超えたころから妻役か母親役として脇に回ることが多くなってくる。 『 サンセット大通り 』のグロリア・スワンソンにしろ、化け猫の入江たか子にしろ、『 何がジェーンに起こったか ? 』にしろ、老醜とか劣化と呼ばれることのを恐れていたら、女優は主役を続けていられない厳しい現実を感じます。 ( ykk1976さんの映画会 第64回のレビュー )
トラウマのすすめ
投稿日
2016/01/15
レビュアー
まりこ
映画会、新年早々のお題です。 『殺し』(byベルトルッチ)・『バニー・レークは行方不明』(byオットー・プレミンジャー)との三択で、僅かに「オリビア・デ・ハビランドさま 祝・ご長寿」だけが救いと思われた鑑賞でしたが。 宙吊りのエレベーターに、恐怖と暑さで汗みずくのセレブ婦人。 あれ? これ、遠い昔、多分小学生くらいの頃、TVで観たことがある。 ストーリーはあやふやでしたが、さすが町田智浩の「トラウマ映画館」に載るほどの一作、子供の深層心理に深く沈殿していたものと思われます。 道端に倒れたホームレス(?)をぐりぐり踏みつける少女、昼間から汗だくでカーセックスに励む男女、車に轢かれた血まみれのノラ犬、暑苦しく鳴り響くクラクション。 最初っから不穏な空気満載のところに、登場人物は皆、揃いも揃ってイラッとくるヤツばかりです。 子離れ出来ない母親(これがまた典型的な偽善押しつけタイプ)と、イヤ気がさし窒息しそうなその息子。 息子の留守に、母親はエレベーターに閉じ込められてしまう。 家の主人が動けないのをいいことに、家財を略奪するアル中ホームレスと年増の売春婦。 それを嗅ぎつけ、他人の家を荒らし回り、口封じに殺人まで犯す不良三人組と、うわまえをはねて暴力でかすめ取る盗品売買人。 頼みの非常ベルは、何度鳴らしても役に立たない。 鳴り響くベルをやり過ごす人々、這って助けを呼ぶ婦人に気付きもしない白バイ。 ボスを見放して逃げるチンピラ男女の薄情、車に頭を潰されたボスの凄惨。 そこでやっと世間は気付く(? 我が身に降りかかりそうになったから、単に目をとめただけ)のだが、群れる人々は好奇心だけの野次馬でしかない。 いやぁ、もぉ、全く酷いお話じゃあないですか。 たとえ悪気は無いにせよ、世間的には被害者であろうとも、結果的に「息子殺し」(息子は多分自殺してるでしょう)の母親の心の傷は死ぬまで癒えることは無いでしょう。 息子に「女ともだちはいる」と母親は言うが、「そんなものはいない」と即座に言い放つ不良のボス。 それでも母は自分の「愚か」に気付いたかどうか、かなり懐疑的ではありますが。 ジリジリジリジリ、そこにある非常ベルに気付こうともしない人々、鳴り響く電話に手が届かず、出たくても出られない母親。 この対比にものすごい皮肉を感じたってのは、ちょっと穿ち過ぎでしょうか。 事件解決の大団円では終わらない、誰もに平穏が訪れない、この後味の悪さと言ったら。 あ゛〜、気分が悪い。 いいおばさんの心にも、充分にトラウマとなって沈み込みそうな気がします。 でも、それでも凄い映画です。面白かったです。おすすめです。 (ただ、あくまで新春には相応しくありませんので、念のため。) (ykk1976さんの映画会・第64回)
隣は何をする人ぞ
投稿日
2016/02/13
レビュアー
ykk1976
「秋深き隣は何をする人ぞ」 これは江戸時代の有名な俳人松尾芭蕉の句です。旅先の大阪で自分が病気で床に伏せって静かにしていると自然と隣の人の生活の音が聞こえ、隣の人はいったい何をしている人だろうなあとなどと想像してしまうなあという気持ちを描いています。 『不意打ち』ということの映画、トラウマ映画として取り上げられるほどの映画ですが、さもありなん。 きっとその名の通り不意打ちに出会わなければ二度と見ない映画でしょう。今回たまたま同じ映画を観ようという集まりの「映画会」で観なければ、そのイントロダクションを読んで私が手に取るとは思えない本当に気の悪い映画です。 腰を負傷した裕福な中年女性が、自宅で二階に向かうエレベーターの途中で止まってしまいとじこめられてしまいます。彼女の目の前にホームレスの侵入を皮切りに果ては殺人、略奪とどんどんヒドイ状況に置かれていきますが、彼女が幾度ならす非常ベルには誰にも気づかず、やっとのことで通りに出て助けを求めても誰も振り向きもしない世間です。 これの何がホラーっていちばん言えるのは、これが全くのフィクションの世界ではないということです。すぐ目の前にいる他人の不幸をテレビのニュースと変わらないように、遠巻きに眺めている世間はここかしこにあり、私たちもその一部だということです。 割とひとりが好きなタイプですが、おせっかいと言われれもいいから、人とかかわっていきたいと思ってしまうくらい、怖い怖いトラウマ映画であるというのは間違いないようです。
ところでマルコム君の消息は?
投稿日
2016/01/16
レビュアー
さっちゃん
越後長岡は雪であります。昨日は仕事は割合早く終わったのですが、帰りの足が不安だったので、1日遅れての映画会レヴューと相成りました。 お題選びの段階から正月に相応しいかどうかという話が出ておりましたが、過去2年の正月の映画会をさかのぼってみましたら、昨年が『美女と液体人間』、一昨年が『魚の出てきた日』となっておりますから、私も含めてあまり正月らしいお題をとか考えていないような気もします。 ここらで本題に戻って、本作ですが、ジャケットもタイトルデザインを模した、あきらかに怖そうな画であります。原題が「LADY IN A CAGE」ですから主役のオリビア・デ・ハヴィラントが監禁される映画かと思ってましたが、外れましたね。 冒頭こそ、渋滞の車のクラクションやら轢かれた犬の死骸やら、神経を逆撫でする映像と心の壁に爪を立てるような音楽で不安を煽るようなタイトルですが、舞台となる住宅(けっこう金持ちらしいのに家は豪邸という感じがしないのは不思議ですが。)の中にカメラが入ると好青年とその母親、上品な親子という感じで対照的な雰囲気です。ただ、ちょっとひっかかるのが、息子が母親を「ダーリン」と呼んでいること、息子が書いた置手紙に「僕は自殺します。」なんて不穏当な言葉が書かれていることです。 その後の場面で、母親が腰を痛めていて1階と2階の移動にエレベーター(アメリカとはいえ60年代に自家用エレベーターとは!)を利用していることが、その後の物語のきっかけになっております。近所で電線の工事をしていたときに発生した軽微なトラブルが、彼女をエレベーターに閉じ込め、息子も出かけたために広い屋敷に一人ぼっち、そこにアルコール依存のルンペンやら、その知り合いの娼婦やら、近所のチンピラやらが入り込んできて、彼女が恐怖の時間を過ごすというのがメインプロットです。 このメインプロットにマルコム君の手紙の言葉の意味やら、この家の親子の関係やらが絡んできて物語に重層性が生まれることになります。途中で鳴る電話のベルも手紙の内容を知ってから思い返すと、ちょっとゾッとします。ラスト近くで母親が「私が怪物だったんだ。」と呟くところなど怖かったです。 ところで、チンピラの兄貴分、ランダルがジェームズ・カーンだったんですね。タイトルで彼の名前を見つけて、どの役かなと気はつけていたのですが、若い!ブレイクした『ゴッド・ファーザー』のときでも、まだやんちゃな息子といった感じでしたが、本作では貧民街で大きくなって腕っ節と非情さで生きてきたような怖い青年(まだ少年か?)をねちっこく演じております。どちらかというと、もっと何も考えていない弟分のエシーの方が直接的に怖いですけど。 ラストは虚無的に笑う母親のアップに”THE END”が被さって終わりますが、彼女にしてみれば、これからが苦しい試練の始まりかもしれません。もっとも電話をかけたマルコム君が生きているとしての話ですが。 今回のお題を観て連想したのが、少し方向は違いますが『何がジェーンに起こったか』です。あの映画は親子でなく姉妹の関係から悲劇に発展する心理的恐怖を描いていましたが、本作では身体的な恐怖が途中から心理的な恐怖に転ずるところとか主演女優がすでに盛りを過ぎているという点でも共通するものを感じました。 さて、今回は銃も出てきませんし、飛行機も爆音だけなので、”趣味の時間”の出番はないように思われるでしょうが、一つだけ主演女優さんに関係することで”趣味の時間”とまいりましょう。実はオリビア・デ・ハヴィラントの従兄はイギリスの有名な航空機メーカー、デ・ハヴィラント社(以下「DH社」と略)の創始者であり、民間航空機としてはDHタイガーモス(『サンダーバード6号』に出演)他のモス・シリーズの羽布張り複葉の練習機やドラゴン・ラピード小型旅客機、軍用機としてはDHモスキート(『633爆撃隊』映画会のお題になった『暁の出撃』に出演)戦後もDHバンパイア・ジェット戦闘機などを生み出しております。DH社の航空機は木製のものが多く、先に挙げた中ではモス・シリーズ以外は全部そうです。おかげで”TERMITES DREAM”(白蟻の夢)という仇名も頂戴したそうです。 最後はほとんど余談でしたが、皆様方、2016年もよろしくお願いいたします。 (ykk1976さんの映画会 第64回)
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不意打ち
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