密会

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音楽家として成功できず裏方に回ったヒロインのヘウォン「キム・ヒエ」が若き天才ソンジェ「ユ・アイン」を見出します。このドラマは彼らのラブストーリーを主軸に、音楽学校の経営者たちにまつわる、欲や人間模様を描いています。非常に、音楽のセンスが良いドラマ。ヘウォンは人妻だし、ソンジェは２０歳も年下なので、「密会」という意味ありげな題名なのでしょうか。
注目すべきは、年下の男を演ずる、天才ピアニスト役「ユ・アイン」の魅力。おそらくアイン自身がピアノを弾くのだろうと思います。それもかなりの技術で。
指の動きが自然でビックリしましたが、演技でも目を見張るものがありました。
少年のように純粋な気持ちで年上のヒロインに惹かれていく様子や、一人の大人として堂々と愛する様子が、見どころでしょう。
ヘウォンはソンジェと接するうちに、恋愛感情を持ちますが、同時に自分の人生を振り返り、振り捨ててきた大切なものに気づくのです。
終盤ヘウォンが苦境に立ち、どう二人が行動してゆくのか興味がありましたが、品位も保ちつつ決して軽くない、納得のラストとなっています。
ヘウォンが空を見上げる様子がよかった。こういう映像のセンスもすごくいいと思いました。
ただしヒロインが音楽的才能もあり、音楽学校の経営の汚い部分を担当しているという設定が、ちょっと盛りすぎで無理があり、その切実なセレブ志向にも私が今一つピンと来なかったので、同じスタッフとヒロイン「キム・ヒエ」だった前作「妻の資格」のほうが、ずっと印象に残っています。（「妻の資格」は大好きです。）
音楽や映像がいいドラマを見たい方。「ユ・アイン」が好きな方。中年になってもとても美しいヒロインにため息をつきたい方には、オススメでしょう。

こんなに純粋に哀しいドラマは久しぶりに見た気がする。脚本も良かったし、キャストも良かった。韓ドラでは日常茶飯事の不健全な上昇志向や権力の理不尽が、嫌悪感や憤りだけでなく、静かな哀しみまで呼び起こす稀有な作品。キム・ヒエとユ・アインの不倫関係も、若い世代の人や、幸せな結婚生活を送っている人には理解しにくいかもしれないが、私には必然に思えた。
ラストも、一抹の希望に加えて安らぎさえ残す余韻のあるラストだった。主人公二人が余りに痛々しいので、もう一度見たいとは思わないが、見て良かったと思えたドラマ。

二人の純愛はよかったです。
さすがに歳の差は感じたが。。。
あえて、あえて言うなら、うーん、あの部屋、無理やわ。
あんな部屋、日本やったらいまどき存在しないと思うが。。
うーん、汚いというか・・

ついでにラーメンの食べるシーンとかも　お国柄の違いとはいえいややわ。

ラスト、もう少しすっきりと。。。

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仮面夫婦の隙間に、純粋な心の持ち主で天才的なピアノマンスンジェが孤独な妻ヘウォンの冷たい心を温かく溶かしていきます。
ピアノを挟んで心が打ち解けていき、次第に愛する人となっていくのですが、そうは言っても、不倫は不倫。
全体的に居心地が悪くて重苦しいドラマでした。
見所は今まではアウトローのイメージが強いユ・アインのピュア度。
最初は尊敬の気持ちから守ってあげたくなるほど愛おしい人へと変わる２０歳も年の離れた愛。
二人で見せる連弾にはドキドキさせられた方も多いのではないかな。
本当の恋愛を知らずに結婚してしまった女性が恋のときめきを初めて感じて、自分の人生を思い返した時、
人間のように扱われなかった自分、心が死んでいた自分に気づき、すべてを捨ててソンジェを選ぶという覚悟があまりにも空しくて切ない。
そして二人の秘密の恋を知りながら、スンジェの才能を利用しようとする夫。
友人たちを招いて二人の間にこれみよがしに割って入る夫がなんとも気持ちが悪い。
嫌な気分にもさせられることが多くて、素直に楽しめなかった。
上流階級者たちの汚れた利害関係も描き、これもさらに気分を悪くさせる。
私的にはあまり好きでないジャンルのドラマでした。
しかしお年をめしてるはずのキム・ヒエさんは美しく、それに負けないユ・アインさんの演技力もドラマが人気があった理由かも知れません。