九家（クガ）の書　〜千年に一度の恋〜

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親世代の悲恋を演じていたチェ・ジニョク＆イ・ヨニ。この胸がつまるお話に大いに泣かされました。
山を守る神獣として暮らすウォンリョンが人間の娘を好きになり、人間になりたいという思いを胸に待ち望んだ、それが叶う日。
奇しくもそれを待たずして人間のふるった刃に倒れ、愛する人も真の姿を目の当たりにし、恐怖に震える。
何の疑いのない真っ直ぐな恋する瞳をもつ、そんな神獣ウォンリョンをチェ・ジニョクさんは心が洗われるような表情で完璧に演じていた。
人間の裏切りにあった後、時を経て悪の神獣と化すウォンリョンにも目が釘付けになる。存在感を醸し出した彼は凄く良かった。

神獣とは知らず、助け出してくれたウォンリョンに惹かれて愛し合うようになる人間の娘をイ・ヨニさん。
これを見ていて私は昔見た『太陽をのみ込め』を思い出す。
一話しか登場しないのにもかかわらず、チン・グさんとイム・ジョンウンさんの本編に入る前の物語。
本編よりも心に痛みを受けた重み
ずっしりとした内容が最後まであと引きました
子供時代を名子役達が素晴らしい演技で物語を盛り上げているのが最近多かったけどここでは親世代の悲恋がぐっとこのドラマに引き付ける役割をしっかりと果たしてた。
イ・スンギ＆スジという爽やかなカップルがその後を演じます。

イ・スンギ君は半人半獣ではあるけれど、優しい父やその家族、周りの人にも好かれる、優しくて筋が一本通った性格で男らしくて正直者、時折見せる愛嬌も可愛らしいチェ・ガンチをのびのびと演じます。
日頃先輩俳優やコメディセンスを鍛えている彼ならではのスンギ節も加わり演技の幅も広がって、その独特の表情にぷっと吹き出してしまいます。
そんな笑いもあるけれど、半人半獣として姿が違うというだけで態度を翻す人間達に幾度も傷つけられ、中途半端な自分ではなく、本当の人間になりたいと男泣きをするガンチに胸が締め付けられます。

さらにこのガンチを真っ直ぐに愛するタム・ヨウルをスジが演じ、これがメチャクチャ可愛い。アイドルだからと演技力がどうのこうのといつも言われますが彼女に至っては私には関係ない。
その姿に目を避けることなく、心はガンチだからとありのままのガンチを愛するヨウルにも涙涙。
ガンチをいつも心配し、慰め、時には自分が盾にもなり、彼を守ろうとする。
獣に変身し、自分を見失いそうなガンチの手をしっかりと握り、父親に堂々と抗議する彼女の心の強さと優しさに超感動させられます。
たまに行動力がありすぎるのがたまにキズですけど・・・テコンドーを得意とするスジの蹴りも決まってました。

千年悪鬼となってしまったウォンリョンを唯一止める事ができるのはただひとり。。。実の息子のガンチが闘わなければならないのか。
さらにヨウルとガンチの純粋で淀みのない恋も必見です。
とっても嫌らしい悪役キャラ、欲しいものはどんな手段を使ってでも奪うチョ・グァヌンを演じたイ・ソンジェさんや名高いイ・スンシンを演じられたユ・ドングンさん、彼の台詞も心に響きました。
助演男優さんの存在感もこの物語をいっそう奥行きのあるものにしていました。
序盤に張られてる伏線が最終話に向けて動き出します。。。

サントラも耳に残る曲のオンパレード。自作の『Last Word』スンギ君を初め、スジ、チェ・ジニョクさんら出演者も顔を揃えました。
4MEN、ペク・チヨン、イ・サンゴンさんどれもいい楽曲です。

ちょっと残念だったのはイ・ヨニさんが最後まで演じなかったことと、いつもながらの変な日本語、これがなければネ。

「イ・スンギ」が中盤から人とも獣ともつかない存在として悩み苦しんで成長してゆくのですが、なかなか演技もビジュアルもよくて見てよかったです。
「スジ」は雰囲気はいいし、とても得な役だと思うのですがアクションはまだまだ。
（もともと私は「ハ・ジウォン」の「チェオクの剣」が大好きなので、このドラマを見るとどれかけ彼女のアクションが凄いかがわかったりして、、、。）
出演は少ないのですが、悲しい恋をする「イ・ヨニ」の可憐さ、そして恨みの演技が印象的。
前から好きな女優さんなので、これからも楽しみだなと思いました。

シリーズで見ていて、この回に明かされる親子の情、愛しあう者の思いなど、わかるし切ない・・・と結局、３回見てしまいました。
しかも同じところで涙が止まりません。これは、自分の願望も入っていって、感情移入した結果ではと思いますし、最後に”憎んではいなかった、恋しかっただけ”というせりふが心に響きました。
一気にシリーズを借りて、この回でうんと泣いてください。

イ・スンギって作品選びが上手いのか、イ・スンギだから良い作品に恵まれるんでしょうか？　今のところ出演作にハズレなしって感じです。

このドラマの脚本家がイ・スンギをイメージしてチェ・ガンチのキャラクターを作り上げたそうで、イ・スンギの好感度は相当なものなんだと改めて思いました。
歌手でデビューしてバラエティや司会、俳優と多分野で成功してるのは凄い。
同じく歌手出身で瑞々しさとステージではセクシーさを兼ね備えてるmissAのスジ　演技力はこれからどんどんついて来ると思うので評価は甘めで。とにかく韓国で高い人気を誇る二人なので爽やかです。
大人気のスジを起用してるが、それでもこのドラマはイ・スンギの為のドラマという印象を受けました。
あと、人気歌謡の司会でキョン・ミリの娘も出演してましたね

さて、内容　フュージョン時代劇　ファンタジー
ヤバイ、チェ・ジニョク　かっこいい///　ツボった
VIXXのファンは嵌まれるドラマ　このドラマを好きな人にはVIXXをお勧めしますwww 世界観似てる
特別出演のイ・ヨニも良かったです。

好みのドラマではあるのだが、
このドラマも最終回議論がしたくなる
「?」
それだけ完結って難しいってことなのかしら？

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美しい以外、何の取り柄もないソンファを愛してしまい、結局、そんなソンファのために命を落とす、心の純粋な神獣ウォルリョンが憐れだった。
ソンファ役のイ・ヨニｓｓｉが苦手なだけに、ウォルリョンに余計肩入れしてしまうのかも。
ま、そんなウォルリョンの愛も、最後には一応報われる形になって、とりあえず、すっきりかな。
二人の子供である半獣ガンチとヨウルの恋に関しては、ま、特に、何も言うべきことはない。
千年後に、ああいう形で二人が再会するラストにする必要があったのか、あのラストの効果にも疑問。
”国民の弟”イ・スンギ君にも、最近、アイドル女優として絶賛されているスジちゃんにも興味が湧かないせいか、イマイチ入り込めなかった。
悪役グァヌンを演じたイ・ソンジェssiは本当に憎々しくて、上手いなーと思った。