オンリー・ゴッド / ライアン・ゴズリング
オンリー・ゴッド
/ニコラス・ウィンディング・レフン
平均評価点:
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全体の平均評価点: (5点満点)
(43)
解説・ストーリー
「ドライヴ」でセンセーションを巻き起こしたニコラス・ウィンディング・レフン監督とライアン・ゴズリングが再びタッグを組み、過激かつスタイリッシュな暴力描写で紡ぐ壮絶な復讐譚。タイでボクシングクラブを経営しながら闇のビジネスに手を染めていたビリーとジュリアンの兄弟。ある日、兄ビリーが何者かに惨殺され、知らせを受けた母でありギャングの女ボス、クリスタルはジュリアンに復讐を命じる。やがてそんなジュリアンの前に、神に代わって裁きを下す謎の男チャンが現われる。共演はクリスティン・スコット・トーマス、ヴィタヤ・パンスリンガム。
「ドライヴ」でセンセーションを巻き起こしたニコラス・ウィンディング・レフン監督とライアン・ゴズリングが再びタッグを組み、過激かつスタイリッシュな暴力描写で紡ぐ壮絶な復讐譚。タイでボクシングクラブを経営しながら闇のビジネスに手を染めていたビリーとジュリアンの兄弟。ある日、兄ビリーが何者かに惨殺され、知らせを受けた母でありギャングの女ボス、クリスタルはジュリアンに復讐を命じる。やがてそんなジュリアンの前に、神に代わって裁きを下す謎の男チャンが現われる。共演はクリスティン・スコット・トーマス、ヴィタヤ・パンスリンガム。
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「オンリー・ゴッド」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
「ドライヴ」でセンセーションを巻き起こしたニコラス・ウィンディング・レフン監督とライアン・ゴズリングが再びタッグを組み、過激かつスタイリッシュな暴力描写で紡ぐ壮絶な復讐譚。タイでボクシングクラブを経営しながら闇のビジネスに手を染めていたビリーとジュリアンの兄弟。ある日、兄ビリーが何者かに惨殺され、知らせを受けた母でありギャングの女ボス、クリスタルはジュリアンに復讐を命じる。やがてそんなジュリアンの前に、神に代わって裁きを下す謎の男チャンが現われる。共演はクリスティン・スコット・トーマス、ヴィタヤ・パンスリンガム。
「オンリー・ゴッド」 の作品情報
「オンリー・ゴッド」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
オンリー・ゴッドの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
90分 |
日・吹 |
英:ドルビーデジタル5.1chサラウンド、日:ドルビーデジタル5.1chサラウンド |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
R-15 |
PDSZ300318 |
2014年05月14日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
17枚
|
0人
|
0人
|
英:ドルビーデジタル5.1chサラウンド、日:ドルビーデジタル5.1chサラウンド
【Blu-ray】オンリー・ゴッド(ブルーレイ)の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
90分 |
日本語・日本語吹替え用字幕 |
1:リニアPCM/5.1chサラウンド/英語 2:リニアPCM/5.1chサラウンド/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
R-15 |
PDBV300318 |
2014年05月14日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
12枚
|
1人
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0人
|
1:リニアPCM/5.1chサラウンド/英語
2:リニアPCM/5.1chサラウンド/日本語
オンリー・ゴッドの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
90分 |
日・吹 |
英:ドルビーデジタル5.1chサラウンド、日:ドルビーデジタル5.1chサラウンド |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
R-15 |
PDSZ300318 |
2014年05月14日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
17枚
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英:ドルビーデジタル5.1chサラウンド、日:ドルビーデジタル5.1chサラウンド
【Blu-ray】オンリー・ゴッド(ブルーレイ)の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
90分 |
日本語・日本語吹替え用字幕 |
1:リニアPCM/5.1chサラウンド/英語 2:リニアPCM/5.1chサラウンド/日本語
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R-15 |
PDBV300318 |
2014年05月14日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
12枚
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1人
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0人
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1:リニアPCM/5.1chサラウンド/英語
2:リニアPCM/5.1chサラウンド/日本語
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ユーザーレビュー:43件
このつまんなさは神も許さない
原題は「Only God Forgives」だけど、このつまんなさは神も許さないと思う。
見どころは血みどろ残虐シーンだけ、という完全にマニア向けの映画。
映像に独特の雰囲気がある、といっても
そんなものは映画の構成要素の一つにすぎないので
ストーリー、キャラクター、テンポ等その他の要素が全部ダメでは話にならない。
あらすじを読むと面白そうだけど、実際は衝撃的なつまんなさ
話の展開そのものが超スローペースでダルいし
オッサンのカラオケが延々と続く意味不明なシーンもあったりして
退屈極まりなく90分の上映時間が倍以上に感じた。
ストーリーも相当薄っぺらく、単にやられたらやり返す暴力の応酬だけ。
登場人物も誰一人として感情移入できない魅力ゼロな奴らで
こいつらがどうなろうとどーでもいい感じ。
ハードボイルドな雰囲気を醸し出したいのか
ライアン・ゴズリングもほとんどしゃべらないし無表情なので何を考えてるのか分からない。
「あ〜〜、この撮影ダリ〜〜っ。終わったらどこに飲みに行こうかな・・」
と考えているように見えてしまうほどだった。
こんなものを「監督に受賞歴がある」てだけで深読みして
芸術映画扱いするのは本当にバカバカしい。
このレビューは気に入りましたか?
36人の会員が気に入ったと投稿しています
主役は誰?
「ドライヴ」のニコラス・ウィンディング・レフン監督とライアン・ゴズリングが再タッグを組んだサスペンスドラマ。
タイのバンコクでボクシング・ジムを経営するジュリアン(ライアン・コズリング)は、惨殺された兄の仇討を冷酷な母クリスタルに命じられます。
だが、不気味な元警官チャンが、神に代わって彼らを処刑しようと立ちはだかります。
タイトルからして、ライアン・コズリングがゴッドなのかと思いきや、全然違いました。
母クリスタル(クリスティン・スコット・トーマス)はジュリアンに復讐を厳命したので、さぞ、壮絶な復讐劇が始まるものと思って見ていたら、相手のチャンの前でさっぱり歯が立ちません。いったいこれのどこが復讐なんですかね?
この元警官ときたら、己こそがあらゆる価値概念の審判者と言わんばかりです。
いざ相手を悪と見定めると、背中から刀を抜きスパン!。まさに怒れる神のごとき存在です。ゴズリングが拳を構えてみても、あまりに無力でした。
神の前では人間など何の力もないということなのですかね?これでは、ただひれ伏すしか術がなくなってしまいます。
バイオレンス描写が過激なのと作品全体に漂う独特の雰囲気が、合いませんでした。これでは誰にも感情移入できません。
クリスティン・スコット・トーマスと分かるまで時間がかかりました。かなりセクシーで、彼女がこういう映画に出ているというだけでも驚きなのに、こんな役を演じるなんてびっくりです。
神の存在で、主役を食っている元警官チャンの存在感が強烈すぎて、どっちが主役なのか分からないです。
鮮烈な色彩で、凶暴な物語は、カンヌ映画祭を騒然とさせた衝撃作らしいですが、賛否の分かれそうな作品ですね。
このレビューは気に入りましたか?
17人の会員が気に入ったと投稿しています
武神降臨
投稿日:2014/03/31
レビュアー:ひろぼう
これは武神の物語でしょう。
前作『ドライヴ』ではハリウッド色に染まって、そつなくエンタメ・テイストで暴力映画を作りましたが、本作は本来のレフン監督の色がぷんぷんです。故国デンマークで撮った過去の作品からの系譜を色濃く感じます。
レフンが表現し続けるのは暴力ですが、本作では闇雲に相手を虐げるだけの食物連鎖のような単純な暴力ではなく、意思をもつ暴力で、相手を服従させる本当の強さを感じることが出来ます。神の雷みたいな感じでしょうか。およそ人というものは暴力から離れ難く、その愚かな存在を捌くのは神、または神に近いものと訴えているように感じられます。今回はタイが舞台なので、破壊神シヴァをモデルにしているのかもしれません。
そして本作は色恋沙汰というかエロス度が以前よりも高く、より人の劣情を刺激し昂らせる効果があるようです。主人公と彼女とのやり取りは然り、実の母との関係にも同衾を感じさせる、ねっとりとした描写は息苦しさを覚えるほどでした。(腹を掻っ捌いて、ああするのは、胎内回帰なのか一体化なのか、もうなんでも有りの根源的な願望の再現なのかもなぁ)
そんなこんなで観ている間、ずっと刺激を受け続ける作品でした。
その刺激はおそらくは算盤尽くではなく、暴力に支配されるがままに流れるような展開になっていて、それが自然の摂理になじむような納得感を伴ってきます。
『ドライブ』で垣間見れた妖しく危険な破壊への崇拝は、愛する者を守ることを建て前にして過剰な暴力を正当化しようとしていたのですが、本作では暴力の根源とそれがもたらす調和が向かう先を、甘ったるい善悪の拠り所など無く剥き出しで襲いかかるように問い掛けてくる、非常に意欲的な作品でした。
このレビューは気に入りましたか?
9人の会員が気に入ったと投稿しています
闇の奥
投稿日:2014/03/30
レビュアー:よふかし
悪評を聞いていたので構えて観ることになったが、面白かった。
ただ、自意識過剰に見えるムードは良くない。
どうにも「アジア」というものに対するヨーロッパの偏見と羨望が入り混じったような期待感が、映画を熱に浮かされたようなふわふわしたものにしている。
アジアの闇には何かがあると思ってしまうのだ。
人によっては、「なんじゃこのムーディなええかっこしいの映画は」と思うだろう。
そして、その通りの映画だ。
シンプルなバイオレンス映画をどうにもかったるい作品にしているのだ。そこを気にしてしまうと、この映画はつまらない。
僕は「そこはおいておいた」。
コッポラが『地獄の黙示録』の終盤でどうにもかったるい展開をしてしまったように、この映画はレフンなりに「闇の奥」をつかもうとする映画だった。
その手つきは外れていると思う。
けれどもそのハズレ具合をこそ楽しむ作品になっている。
歌舞伎を観に行って「芝居が大仰だ」と難癖をつける人がいないように、これは演出の大芝居志向を愉しむ作品なのだろう。
そんなふうに観た僕は、この映画を楽しんだ。70点。
このレビューは気に入りましたか?
9人の会員が気に入ったと投稿しています
賛否両論上等!レフンの描く美しく残酷な復讐劇にどハマり♪
過去作品全て(特にヴァルハラライジングが)ツボったために
これは相当楽しみにしておりましたが、
期待通りでした。
レフン監督いわく、「ドライヴ」は良質なドラッグ映画、本作はアシッド映画というとおり、
観客を刺激する作品でありながら
言葉少なに象徴的なシーンと映像で
観客のツボをどんどん突いてくる、
「ヴァルハラライジング」と似たような感覚。
エキゾチックで、魅惑的なタイを舞台に
血塗られた復讐劇が描かれる。
兄を殺されたために母親から復讐を命じられる
弟ジョナサンだが、
母は兄を可愛がり、ジョナサンとは疎遠な様子。
そういうバックグラウンドがあり、
数々の象徴的シーンを見ると、
復讐劇の末に見えてくるのは
母と息子の物語。
さらに見えてくるのは「愛」でした。
なぜ、疎遠だった母の命令を?
なぜ、そこまで残酷なミッションを?
という疑問も、すべて納得がいく。
少ないセリフの中にも答えはあるんですが、
やはり、レフン流、母と息子の究極の原点回帰のようなシーン。
そのキョーレツかつ美しい世界観に
またしてもやられました。
それと、今回もライアンゴズリングが主役ではありますが
完全に主役を食っている、あの神警官チャンがキョーレツ。
凄惨なシーンの後に出てくるあのカラオケシーン。
一瞬「え?」と思って初回は笑いそうだったんだけど、
「儀式」と聞いてなるほどでした。
あとはクリスティンスコットトーマス。
ほんとこの人器用な女優さん。大好きです。
今回は悪母を演じてますが
あの格好!!!!
金髪に派手は服。
漂うゴッドマザー感。
目をむいて怒鳴る様・・・・
ますます好きになりましたわ。
クリスティンをキャスティングした理由については
「彼女はビッチ役イケると思った。she can turn on bitch swich!!」
とのことですが、まさにそのとおりでした。
何度も見てると
主人公ジュリアンは童貞疑惑のマザコンに見えたり、
ジュリアンママとジュリアン兄とジュリアンの間にただならぬ関係を臭わせたり、
いろんな背景が脳内を駆け巡ります。
あと、ツボッた場面は
ジュリアンが母に恋人を紹介した後。
彼女に「テェェェェエィキロォォォォオフ!!!!!」って顔ぷるぷるしながら激昂するところと、
チャンさんの処刑現場を見せ付けられた子供のマジビビリのような表情。
これ、何度見てもツボw
赤を基調にしたタイのボクシングジムの映像も
切り取りたいほど美しい。
特にクライマックスのチャン対ジュリアンの対決場面。
腕をまくりながらゆっくり歩くゴズリングに赤い背景、クリフマルチネスの音楽とパイプオルガンの音色。
最高すぎたわ!!!!
いやあ、これはハマってリピートしまくった。
ブルーレイは確実に買いますね。
ライアンのファン、「ドライヴ」がよかった、
それだけの理由で観ると
ビックリするかもですが、
レフン監督作品ファンにはたまらない1本でした。
上映後のティーチインは作品の余韻に浸りつつ
監督の生解説が聞けてかなりの充実したものでした。
なおかつ、私は幸運にも質問できたので
個人的にもかなり満足でした。
レフンさん、今いちばん新作が楽しみで仕方ない監督です。
このレビューは気に入りましたか?
8人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
このつまんなさは神も許さない
投稿日
2014/05/15
レビュアー
QWERTY
原題は「Only God Forgives」だけど、このつまんなさは神も許さないと思う。
見どころは血みどろ残虐シーンだけ、という完全にマニア向けの映画。
映像に独特の雰囲気がある、といっても
そんなものは映画の構成要素の一つにすぎないので
ストーリー、キャラクター、テンポ等その他の要素が全部ダメでは話にならない。
あらすじを読むと面白そうだけど、実際は衝撃的なつまんなさ
話の展開そのものが超スローペースでダルいし
オッサンのカラオケが延々と続く意味不明なシーンもあったりして
退屈極まりなく90分の上映時間が倍以上に感じた。
ストーリーも相当薄っぺらく、単にやられたらやり返す暴力の応酬だけ。
登場人物も誰一人として感情移入できない魅力ゼロな奴らで
こいつらがどうなろうとどーでもいい感じ。
ハードボイルドな雰囲気を醸し出したいのか
ライアン・ゴズリングもほとんどしゃべらないし無表情なので何を考えてるのか分からない。
「あ〜〜、この撮影ダリ〜〜っ。終わったらどこに飲みに行こうかな・・」
と考えているように見えてしまうほどだった。
こんなものを「監督に受賞歴がある」てだけで深読みして
芸術映画扱いするのは本当にバカバカしい。
主役は誰?
投稿日
2014/05/18
レビュアー
ミルクチョコ
「ドライヴ」のニコラス・ウィンディング・レフン監督とライアン・ゴズリングが再タッグを組んだサスペンスドラマ。
タイのバンコクでボクシング・ジムを経営するジュリアン(ライアン・コズリング)は、惨殺された兄の仇討を冷酷な母クリスタルに命じられます。
だが、不気味な元警官チャンが、神に代わって彼らを処刑しようと立ちはだかります。
タイトルからして、ライアン・コズリングがゴッドなのかと思いきや、全然違いました。
母クリスタル(クリスティン・スコット・トーマス)はジュリアンに復讐を厳命したので、さぞ、壮絶な復讐劇が始まるものと思って見ていたら、相手のチャンの前でさっぱり歯が立ちません。いったいこれのどこが復讐なんですかね?
この元警官ときたら、己こそがあらゆる価値概念の審判者と言わんばかりです。
いざ相手を悪と見定めると、背中から刀を抜きスパン!。まさに怒れる神のごとき存在です。ゴズリングが拳を構えてみても、あまりに無力でした。
神の前では人間など何の力もないということなのですかね?これでは、ただひれ伏すしか術がなくなってしまいます。
バイオレンス描写が過激なのと作品全体に漂う独特の雰囲気が、合いませんでした。これでは誰にも感情移入できません。
クリスティン・スコット・トーマスと分かるまで時間がかかりました。かなりセクシーで、彼女がこういう映画に出ているというだけでも驚きなのに、こんな役を演じるなんてびっくりです。
神の存在で、主役を食っている元警官チャンの存在感が強烈すぎて、どっちが主役なのか分からないです。
鮮烈な色彩で、凶暴な物語は、カンヌ映画祭を騒然とさせた衝撃作らしいですが、賛否の分かれそうな作品ですね。
武神降臨
投稿日
2014/03/31
レビュアー
ひろぼう
これは武神の物語でしょう。
前作『ドライヴ』ではハリウッド色に染まって、そつなくエンタメ・テイストで暴力映画を作りましたが、本作は本来のレフン監督の色がぷんぷんです。故国デンマークで撮った過去の作品からの系譜を色濃く感じます。
レフンが表現し続けるのは暴力ですが、本作では闇雲に相手を虐げるだけの食物連鎖のような単純な暴力ではなく、意思をもつ暴力で、相手を服従させる本当の強さを感じることが出来ます。神の雷みたいな感じでしょうか。およそ人というものは暴力から離れ難く、その愚かな存在を捌くのは神、または神に近いものと訴えているように感じられます。今回はタイが舞台なので、破壊神シヴァをモデルにしているのかもしれません。
そして本作は色恋沙汰というかエロス度が以前よりも高く、より人の劣情を刺激し昂らせる効果があるようです。主人公と彼女とのやり取りは然り、実の母との関係にも同衾を感じさせる、ねっとりとした描写は息苦しさを覚えるほどでした。(腹を掻っ捌いて、ああするのは、胎内回帰なのか一体化なのか、もうなんでも有りの根源的な願望の再現なのかもなぁ)
そんなこんなで観ている間、ずっと刺激を受け続ける作品でした。
その刺激はおそらくは算盤尽くではなく、暴力に支配されるがままに流れるような展開になっていて、それが自然の摂理になじむような納得感を伴ってきます。
『ドライブ』で垣間見れた妖しく危険な破壊への崇拝は、愛する者を守ることを建て前にして過剰な暴力を正当化しようとしていたのですが、本作では暴力の根源とそれがもたらす調和が向かう先を、甘ったるい善悪の拠り所など無く剥き出しで襲いかかるように問い掛けてくる、非常に意欲的な作品でした。
闇の奥
投稿日
2014/03/30
レビュアー
よふかし
悪評を聞いていたので構えて観ることになったが、面白かった。
ただ、自意識過剰に見えるムードは良くない。
どうにも「アジア」というものに対するヨーロッパの偏見と羨望が入り混じったような期待感が、映画を熱に浮かされたようなふわふわしたものにしている。
アジアの闇には何かがあると思ってしまうのだ。
人によっては、「なんじゃこのムーディなええかっこしいの映画は」と思うだろう。
そして、その通りの映画だ。
シンプルなバイオレンス映画をどうにもかったるい作品にしているのだ。そこを気にしてしまうと、この映画はつまらない。
僕は「そこはおいておいた」。
コッポラが『地獄の黙示録』の終盤でどうにもかったるい展開をしてしまったように、この映画はレフンなりに「闇の奥」をつかもうとする映画だった。
その手つきは外れていると思う。
けれどもそのハズレ具合をこそ楽しむ作品になっている。
歌舞伎を観に行って「芝居が大仰だ」と難癖をつける人がいないように、これは演出の大芝居志向を愉しむ作品なのだろう。
そんなふうに観た僕は、この映画を楽しんだ。70点。
賛否両論上等!レフンの描く美しく残酷な復讐劇にどハマり♪
投稿日
2014/03/23
レビュアー
MM3
過去作品全て(特にヴァルハラライジングが)ツボったために
これは相当楽しみにしておりましたが、
期待通りでした。
レフン監督いわく、「ドライヴ」は良質なドラッグ映画、本作はアシッド映画というとおり、
観客を刺激する作品でありながら
言葉少なに象徴的なシーンと映像で
観客のツボをどんどん突いてくる、
「ヴァルハラライジング」と似たような感覚。
エキゾチックで、魅惑的なタイを舞台に
血塗られた復讐劇が描かれる。
兄を殺されたために母親から復讐を命じられる
弟ジョナサンだが、
母は兄を可愛がり、ジョナサンとは疎遠な様子。
そういうバックグラウンドがあり、
数々の象徴的シーンを見ると、
復讐劇の末に見えてくるのは
母と息子の物語。
さらに見えてくるのは「愛」でした。
なぜ、疎遠だった母の命令を?
なぜ、そこまで残酷なミッションを?
という疑問も、すべて納得がいく。
少ないセリフの中にも答えはあるんですが、
やはり、レフン流、母と息子の究極の原点回帰のようなシーン。
そのキョーレツかつ美しい世界観に
またしてもやられました。
それと、今回もライアンゴズリングが主役ではありますが
完全に主役を食っている、あの神警官チャンがキョーレツ。
凄惨なシーンの後に出てくるあのカラオケシーン。
一瞬「え?」と思って初回は笑いそうだったんだけど、
「儀式」と聞いてなるほどでした。
あとはクリスティンスコットトーマス。
ほんとこの人器用な女優さん。大好きです。
今回は悪母を演じてますが
あの格好!!!!
金髪に派手は服。
漂うゴッドマザー感。
目をむいて怒鳴る様・・・・
ますます好きになりましたわ。
クリスティンをキャスティングした理由については
「彼女はビッチ役イケると思った。she can turn on bitch swich!!」
とのことですが、まさにそのとおりでした。
何度も見てると
主人公ジュリアンは童貞疑惑のマザコンに見えたり、
ジュリアンママとジュリアン兄とジュリアンの間にただならぬ関係を臭わせたり、
いろんな背景が脳内を駆け巡ります。
あと、ツボッた場面は
ジュリアンが母に恋人を紹介した後。
彼女に「テェェェェエィキロォォォォオフ!!!!!」って顔ぷるぷるしながら激昂するところと、
チャンさんの処刑現場を見せ付けられた子供のマジビビリのような表情。
これ、何度見てもツボw
赤を基調にしたタイのボクシングジムの映像も
切り取りたいほど美しい。
特にクライマックスのチャン対ジュリアンの対決場面。
腕をまくりながらゆっくり歩くゴズリングに赤い背景、クリフマルチネスの音楽とパイプオルガンの音色。
最高すぎたわ!!!!
いやあ、これはハマってリピートしまくった。
ブルーレイは確実に買いますね。
ライアンのファン、「ドライヴ」がよかった、
それだけの理由で観ると
ビックリするかもですが、
レフン監督作品ファンにはたまらない1本でした。
上映後のティーチインは作品の余韻に浸りつつ
監督の生解説が聞けてかなりの充実したものでした。
なおかつ、私は幸運にも質問できたので
個人的にもかなり満足でした。
レフンさん、今いちばん新作が楽しみで仕方ない監督です。
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