声をかくす人 / ジェームズ・マカヴォイ
声をかくす人
/ロバート・レッドフォード
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全体の平均評価点: (5点満点)
(33)
解説・ストーリー
ロバート・レッドフォードが監督を務め、リンカーン大統領の暗殺に関わったとしてアメリカで女性として初めて死刑に処せられたメアリー・サラットの史実を基に、その裁判の過程をできるだけ忠実に再現して描き出した法廷ドラマ。主演はロビン・ライトとジェームズ・マカヴォイ。南北戦争の終結間もない1865年。リンカーン大統領が南軍の残党によって暗殺される。主犯のブースは逃亡中に射殺され、さらに7人の男と1人の女が共犯として逮捕される。女の名前はメアリー・サラット。下宿屋を営みながら2人の子どもを育てる未亡人だった。元北軍大尉のフレデリック・エイキンは、ジョンソン上院議員から彼女の弁護を頼まれる。犯人への憎しみを抱きながらも、渋々弁護を引き受けたフレデリックだったが…。
ロバート・レッドフォードが監督を務め、リンカーン大統領の暗殺に関わったとしてアメリカで女性として初めて死刑に処せられたメアリー・サラットの史実を基に、その裁判の過程をできるだけ忠実に再現して描き出した法廷ドラマ。主演はロビン・ライトとジェームズ・マカヴォイ。南北戦争の終結間もない1865年。リンカーン大統領が南軍の残党によって暗殺される。主犯のブースは逃亡中に射殺され、さらに7人の男と1人の女が共犯として逮捕される。女の名前はメアリー・サラット。下宿屋を営みながら2人の子どもを育てる未亡人だった。元北軍大尉のフレデリック・エイキンは、ジョンソン上院議員から彼女の弁護を頼まれる。犯人への憎しみを抱きながらも、渋々弁護を引き受けたフレデリックだったが…。
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「声をかくす人」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
ロバート・レッドフォードが監督を務め、リンカーン大統領の暗殺に関わったとしてアメリカで女性として初めて死刑に処せられたメアリー・サラットの史実を基に、その裁判の過程をできるだけ忠実に再現して描き出した法廷ドラマ。主演はロビン・ライトとジェームズ・マカヴォイ。南北戦争の終結間もない1865年。リンカーン大統領が南軍の残党によって暗殺される。主犯のブースは逃亡中に射殺され、さらに7人の男と1人の女が共犯として逮捕される。女の名前はメアリー・サラット。下宿屋を営みながら2人の子どもを育てる未亡人だった。元北軍大尉のフレデリック・エイキンは、ジョンソン上院議員から彼女の弁護を頼まれる。犯人への憎しみを抱きながらも、渋々弁護を引き受けたフレデリックだったが…。
「声をかくす人」 の作品情報
「声をかくす人」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
声をかくす人の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
122分 |
日日(大字幕)吹 |
英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタルステレオ |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
IS130700 |
2013年04月03日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
13枚
|
0人
|
0人
|
英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタルステレオ
声をかくす人の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
122分 |
日日(大字幕)吹 |
英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタルステレオ |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
IS130700 |
2013年04月03日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
13枚
|
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英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタルステレオ
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ユーザーレビュー:33件
若き弁護士の孤独な戦い
リンカーン大統領暗殺の共謀犯としてアメリカで初めて死刑になった女性、メアリー・サラットの裁判の顛末を綴ったドラマです。
リンカーン関連の映画が次々に公開されると思ったら、2009年に生誕200年を迎え、2011年に南北戦争勃発から150年が経つことからなんですね。ロバート・レッドフォードの5年ぶりの作品ですが、地味ながら見ごたえありました。
1865年、リンカーン大統領が暗殺され、容疑者たちが軍事裁判にかけられます。その中の一人、メアリーは彼女が営む下宿屋を犯人たちのアジトとして提供したという暗殺幇助の罪で逮捕されます。裁判になるとメアリーは無実を主張するものの、多くを語らず、返って世間の心象を悪くします。
メアリーの担当弁護士を引き受けることになったフレデリック(ジェームズ・マカヴォイ)は、メアリーの毅然とした態度と、最初から彼女の有罪を決めつける裁判そのものに疑問を感じるようになります。
メアリーはすでに死を覚悟しているのでしょうか?、自分の命と引き換えにしてでも守るべきもののために。心を閉ざしたままの彼女の意志は固く、母としての気丈な姿と愛情を最後までしっかりと見れました。
序盤、状況説明をしている間は、ちょっとだるかったですが、裁判がスタートしてからはぐっと面白くなりました。
ここでは軍法会議の裁判で市民を裁くこと、最初から有罪と決めてかかる誤った裁判への告発が、観る者に訴えかけます。
法廷は、案の定、はじめに結論ありきの場となっていて、まともな弁護活動はできそうもありません。
メアリーの人権を守り、法の定めに則って裁きを受けさせようとしたフレデリックは、友人にも恋人にも愛想をつかされ、孤立無援になっても、人々の敵意にさらされても法に対する信念を貫き通す彼の姿が素敵です。
ジェームズ・マカヴォイ演じる弁護士は、70年代ならきっとロバート・レッドフォード本人の役どころでしょうね。マカヴォイの表情やしぐさを見ていると、これがレッドフォードに見えてきたりするんですよね。
史実とはいえ 胸にズシンと重くのし掛かる結末にやるせない感情が湧いて来ました。
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24人の会員が気に入ったと投稿しています
ジェームズ・マカヴォイはよかったです。
南北戦争に従軍した経験のあるエイキン(ジェームズ・マカヴォイ)は、リンカーン暗殺犯を助けた罪で逮捕された女性の弁護を担当することになる。
国家の英雄の暗殺にかかわった人物の弁護。
それだけで周囲からの風当たりは強く、始めは消極的な態度だったエイキンだが、
民間人が軍事法廷で裁かれることの理不尽さや、被告の扱いの酷さを目の当たりにし、次第に正義感にかられてゆく。
「誰かが責任を取らないと、国民は納得しない。」というトップの言葉。
法の遵守よりも、混乱を収束させることを重視し、
まるでスケープゴートを差し出すかのような処刑で、事を収めようとする。
100年以上の時が経っても、同じようなことがたくさん起こっていることを思い出させてくれます。
とても誠実に作られた作品ですが、ちょっと固すぎるかな。
ロバート・レッドフォードの監督作品って、いつもこんな感じですね。
主演のジェームズ・マカヴォイが久しぶりにかっこよかったので、その点は満足でしたが、
結局メアリー・サラットがどの程度関与していたのか、
単に息子をかばっただけなのか、よくわからないですね。
もうすぐ封切られる「リンカーン」もこんな固い映画なのかなと、ちょっと不安です。
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11人の会員が気に入ったと投稿しています
正当に裁かれるべき人間の権利
メアリー・サラットが本当に暗殺事件に加担したかどうかは判りません。
共謀者だったのかもしれなし、何も知らなかったのかもしれない、知っていたとしてもただ息子を守ろうとしただけだったのかもしれません。
彼女が有罪なのか無罪なのか、それはともかくとして
最初は彼女の有罪を確信しながらも、弁護を渋々引き受けた若き弁護士フレデリック。
次第にこの若き弁護士は、テロリスト弾圧に対するみせしめのような一方的な軍法裁判に怒りを覚えていくわけです。
誰もが正当に裁かれる権利があるはずだ!・・と大きな権力の前に一人立ち向かっていこうとするのです。
結果は史実が示しているように、彼女を救うことは出来なかったわけですが、
北軍であるとか、南軍であるとか、そんなことは関係なく、アメリカ国民の一人として、
裁判の不当さを訴えていくフレデリックが素敵でした。
そして、物静かな中にも、最後まで臆することなく毅然とした物腰のメアリーを
ロビン・ライト(ペンがようやく取れたんですね(笑))が素晴らしい演技で見せてくれました。
華やかさとか、エンタメとか、
そういう映画がお好みの方には退屈かもしれませんが
正統派の良質な映画となっております。
このレビューは気に入りましたか?
8人の会員が気に入ったと投稿しています
正義を成すことの困難さ。
リンカーン大統領暗殺に関与したとされるメアリー・サラットの裁判に焦点を当てたドラマ。事実に基づいた物語であり、特に裁判の過程は、可能な限り忠実に再現されているらしいです。
劇中、弁護士のフレデリックが訴える「これは正義ではなく復讐だ!」という言葉が象徴するように、本作には今のアメリカに向けたメッセージが多分に含まれているのでしょう。それを声高に叫ぶことなく、比較的坦々と見せていくのが、ロバート・レッドフォードの誠実さといえるかもしれません。
個人的には、もっと演出があざとくても良かった気がするのですが、やりすぎると(オリバー・ストーンみたいに)独善的になる危険もあるので、難しいところですね。
それと、フレデリックとともに南北戦争を生き抜いた友人たちや恋人の役割が中途半端なところも、ちょっと気になりました。ドラマチックになりすぎないための抑制かもしれませんが、どうせならもう少し登場させる意味を持たせてほしかった。
いくつか注文はあるものの、全体的には良質なドラマだと思います。
僕がこの映画にまつわる部分で、一番不満に感じたのは、日本の予告編や公式サイトで使用されているリードコピー。ネタバレというか、結末が分かるようになってるんですよね。
メアリー・サラットのことを知らない人には、裁判の行方もドラマの大きな焦点になると思うから、これは不親切。アメリカの予告やサイトを見る限り、ソレには直接触れていないので、日本の配給会社が考えたものなのでしょう。センスの欠片もない邦題には、なんとか目をつぶるにしても、ここは侵してはならない部分だと思うんだけどなぁ。
予告とか邦題とか吹き替えとか、作品の本質とは違う部分をしつこく批判するのは好きじゃないのですが、これはさすがに気になってしまいました。
このレビューは気に入りましたか?
7人の会員が気に入ったと投稿しています
「正義」の前にあるべき「権利」
リンカーン暗殺にまつわる、法廷ドラマ
ロバート・レッドフォード監督の堅実さと
主役ジェームズ・マカヴォイの実直さがストレートに伝わる
丁寧で重厚な史実映画でした
「すべての人は弁護を受ける権利がある・・・」
主犯の右腕とされていた男の母親
無罪なのか
有罪なのか
そもそも、この状況で、どう弁護しろというのか
自分の信念を押し殺しながらの裁判
姿の見えない大きな存在に、踏み潰されそうになりながら
やがて見えてくる守るべきもの
そして、裁かれるべきもの・・・
少し堅苦しい法廷モノにも関わらず
グっと引き寄せて放さないのは
主人公である若き弁護士の視点が、物語を追う私たちの視線そのもの
だからなのでしょう
「正義」という一言が、あまりにもキレイ事過ぎる気がしてくる展開
結末が分かっていても、思わず息を呑んでしまいました・・・
迷いを感じながらも、やがて道を見出す弁護士
最初の弱々しい弁護から一転、凛とした態度で述べる最終弁論には
人間としての逞しさを感じました
ジェームズ・マカヴォイ、ほんとハマリ役!
ジャスティン・ロング、見せ場なしっ!(ヒゲも似合ってないw)ちょっと残念・・・w
セリフ多めの、ぎっちり詰まった感のある映画ですが
ここ最近の“リーンカーンもの”では、観る価値ある方ではないでしょうか♪
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7人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
若き弁護士の孤独な戦い
投稿日
2013/03/19
レビュアー
ミルクチョコ
リンカーン大統領暗殺の共謀犯としてアメリカで初めて死刑になった女性、メアリー・サラットの裁判の顛末を綴ったドラマです。
リンカーン関連の映画が次々に公開されると思ったら、2009年に生誕200年を迎え、2011年に南北戦争勃発から150年が経つことからなんですね。ロバート・レッドフォードの5年ぶりの作品ですが、地味ながら見ごたえありました。
1865年、リンカーン大統領が暗殺され、容疑者たちが軍事裁判にかけられます。その中の一人、メアリーは彼女が営む下宿屋を犯人たちのアジトとして提供したという暗殺幇助の罪で逮捕されます。裁判になるとメアリーは無実を主張するものの、多くを語らず、返って世間の心象を悪くします。
メアリーの担当弁護士を引き受けることになったフレデリック(ジェームズ・マカヴォイ)は、メアリーの毅然とした態度と、最初から彼女の有罪を決めつける裁判そのものに疑問を感じるようになります。
メアリーはすでに死を覚悟しているのでしょうか?、自分の命と引き換えにしてでも守るべきもののために。心を閉ざしたままの彼女の意志は固く、母としての気丈な姿と愛情を最後までしっかりと見れました。
序盤、状況説明をしている間は、ちょっとだるかったですが、裁判がスタートしてからはぐっと面白くなりました。
ここでは軍法会議の裁判で市民を裁くこと、最初から有罪と決めてかかる誤った裁判への告発が、観る者に訴えかけます。
法廷は、案の定、はじめに結論ありきの場となっていて、まともな弁護活動はできそうもありません。
メアリーの人権を守り、法の定めに則って裁きを受けさせようとしたフレデリックは、友人にも恋人にも愛想をつかされ、孤立無援になっても、人々の敵意にさらされても法に対する信念を貫き通す彼の姿が素敵です。
ジェームズ・マカヴォイ演じる弁護士は、70年代ならきっとロバート・レッドフォード本人の役どころでしょうね。マカヴォイの表情やしぐさを見ていると、これがレッドフォードに見えてきたりするんですよね。
史実とはいえ 胸にズシンと重くのし掛かる結末にやるせない感情が湧いて来ました。
ジェームズ・マカヴォイはよかったです。
投稿日
2013/04/17
レビュアー
パープルローズ
南北戦争に従軍した経験のあるエイキン(ジェームズ・マカヴォイ)は、リンカーン暗殺犯を助けた罪で逮捕された女性の弁護を担当することになる。
国家の英雄の暗殺にかかわった人物の弁護。
それだけで周囲からの風当たりは強く、始めは消極的な態度だったエイキンだが、
民間人が軍事法廷で裁かれることの理不尽さや、被告の扱いの酷さを目の当たりにし、次第に正義感にかられてゆく。
「誰かが責任を取らないと、国民は納得しない。」というトップの言葉。
法の遵守よりも、混乱を収束させることを重視し、
まるでスケープゴートを差し出すかのような処刑で、事を収めようとする。
100年以上の時が経っても、同じようなことがたくさん起こっていることを思い出させてくれます。
とても誠実に作られた作品ですが、ちょっと固すぎるかな。
ロバート・レッドフォードの監督作品って、いつもこんな感じですね。
主演のジェームズ・マカヴォイが久しぶりにかっこよかったので、その点は満足でしたが、
結局メアリー・サラットがどの程度関与していたのか、
単に息子をかばっただけなのか、よくわからないですね。
もうすぐ封切られる「リンカーン」もこんな固い映画なのかなと、ちょっと不安です。
正当に裁かれるべき人間の権利
投稿日
2013/04/12
レビュアー
飛べない魔女
メアリー・サラットが本当に暗殺事件に加担したかどうかは判りません。
共謀者だったのかもしれなし、何も知らなかったのかもしれない、知っていたとしてもただ息子を守ろうとしただけだったのかもしれません。
彼女が有罪なのか無罪なのか、それはともかくとして
最初は彼女の有罪を確信しながらも、弁護を渋々引き受けた若き弁護士フレデリック。
次第にこの若き弁護士は、テロリスト弾圧に対するみせしめのような一方的な軍法裁判に怒りを覚えていくわけです。
誰もが正当に裁かれる権利があるはずだ!・・と大きな権力の前に一人立ち向かっていこうとするのです。
結果は史実が示しているように、彼女を救うことは出来なかったわけですが、
北軍であるとか、南軍であるとか、そんなことは関係なく、アメリカ国民の一人として、
裁判の不当さを訴えていくフレデリックが素敵でした。
そして、物静かな中にも、最後まで臆することなく毅然とした物腰のメアリーを
ロビン・ライト(ペンがようやく取れたんですね(笑))が素晴らしい演技で見せてくれました。
華やかさとか、エンタメとか、
そういう映画がお好みの方には退屈かもしれませんが
正統派の良質な映画となっております。
正義を成すことの困難さ。
投稿日
2013/07/17
レビュアー
ゆういちろう
リンカーン大統領暗殺に関与したとされるメアリー・サラットの裁判に焦点を当てたドラマ。事実に基づいた物語であり、特に裁判の過程は、可能な限り忠実に再現されているらしいです。
劇中、弁護士のフレデリックが訴える「これは正義ではなく復讐だ!」という言葉が象徴するように、本作には今のアメリカに向けたメッセージが多分に含まれているのでしょう。それを声高に叫ぶことなく、比較的坦々と見せていくのが、ロバート・レッドフォードの誠実さといえるかもしれません。
個人的には、もっと演出があざとくても良かった気がするのですが、やりすぎると(オリバー・ストーンみたいに)独善的になる危険もあるので、難しいところですね。
それと、フレデリックとともに南北戦争を生き抜いた友人たちや恋人の役割が中途半端なところも、ちょっと気になりました。ドラマチックになりすぎないための抑制かもしれませんが、どうせならもう少し登場させる意味を持たせてほしかった。
いくつか注文はあるものの、全体的には良質なドラマだと思います。
僕がこの映画にまつわる部分で、一番不満に感じたのは、日本の予告編や公式サイトで使用されているリードコピー。ネタバレというか、結末が分かるようになってるんですよね。
メアリー・サラットのことを知らない人には、裁判の行方もドラマの大きな焦点になると思うから、これは不親切。アメリカの予告やサイトを見る限り、ソレには直接触れていないので、日本の配給会社が考えたものなのでしょう。センスの欠片もない邦題には、なんとか目をつぶるにしても、ここは侵してはならない部分だと思うんだけどなぁ。
予告とか邦題とか吹き替えとか、作品の本質とは違う部分をしつこく批判するのは好きじゃないのですが、これはさすがに気になってしまいました。
「正義」の前にあるべき「権利」
投稿日
2013/04/04
レビュアー
パンケーキレンズ
リンカーン暗殺にまつわる、法廷ドラマ
ロバート・レッドフォード監督の堅実さと
主役ジェームズ・マカヴォイの実直さがストレートに伝わる
丁寧で重厚な史実映画でした
「すべての人は弁護を受ける権利がある・・・」
主犯の右腕とされていた男の母親
無罪なのか
有罪なのか
そもそも、この状況で、どう弁護しろというのか
自分の信念を押し殺しながらの裁判
姿の見えない大きな存在に、踏み潰されそうになりながら
やがて見えてくる守るべきもの
そして、裁かれるべきもの・・・
少し堅苦しい法廷モノにも関わらず
グっと引き寄せて放さないのは
主人公である若き弁護士の視点が、物語を追う私たちの視線そのもの
だからなのでしょう
「正義」という一言が、あまりにもキレイ事過ぎる気がしてくる展開
結末が分かっていても、思わず息を呑んでしまいました・・・
迷いを感じながらも、やがて道を見出す弁護士
最初の弱々しい弁護から一転、凛とした態度で述べる最終弁論には
人間としての逞しさを感じました
ジェームズ・マカヴォイ、ほんとハマリ役!
ジャスティン・ロング、見せ場なしっ!(ヒゲも似合ってないw)ちょっと残念・・・w
セリフ多めの、ぎっちり詰まった感のある映画ですが
ここ最近の“リーンカーンもの”では、観る価値ある方ではないでしょうか♪
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