ラビット・ホール

ラビット・ホールの画像・ジャケット写真
ラビット・ホール / ニコール・キッドマン
全体の平均評価点:
(5点満点)
累計評価件数:

38

  • DVD
ジャンル:

「ラビット・ホール」 の解説・あらすじ・ストーリー

「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」のジョン・キャメロン・ミッチェル監督がニコール・キッドマンを主演に迎え、愛するわが子を失った母親の悲痛な再生への道のりを繊細に描いたヒューマン・ドラマ。共演にアーロン・エッカート、ダイアン・ウィースト。閑静な住宅街に暮らすベッカとハウイーのコーベット夫妻。彼らの幸せな日常は、ある日突然一変してしまう。最愛の一人息子ダニーが、自宅前で交通事故に遭い亡くなってしまったのだ。以来、夫婦は同じ喪失感を抱きながらも、悲しみとの向き合い方は対照的で、次第に愛する2人の間にも溝が生まれていく。そんなある日、彼女は息子を轢いた少年を偶然見かけ、思わず彼を尾行してしまうのだったが…。

「ラビット・ホール」 の作品情報

製作年: 2010年
製作国: アメリカ
原題: RABBIT HOLE

「ラビット・ホール」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

ラビット・ホールの詳細

  • 旧作
収録時間: 字幕: 音声:
92分 日本語 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
レイティング: 記番: レンタル開始日:
DABR4162 2012年04月06日
在庫枚数 1位登録者: 2位登録者:
33枚 1人 1人

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ユーザーレビュー:38件

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1〜 5件 / 全38件

どこかの穴にはまた別な人生が

投稿日:2012/04/05 レビュアー:ミルクチョコ

ニコール・キッドマンがピューリツア賞受賞の舞台劇に惚れ込み、制作と主演を兼ねて映画化したらしいです。
閑静な住宅地に住むコーベット夫妻の関係は、8ヶ月前に息子を事故で失って以来、ひどくぎこちなく、深い喪失感は夫婦の間にも溝を作ってしまいまいます。
愛する者を失くした悲しみは同じはずなのに、それを癒す方法は人それぞれで違うのですね。夫のハウイー(アーロン・エッカート)は、映像を見ながら思い出に浸りながら、前に踏み出そうとするのに対して、妻のベッカ(ニコール・キッドマン)は、息子の思い出に心を乱され、衣服を処分してしまいます。
何だか、夫婦の役回りが逆ではないかと思ってしまいました。

全体的には静かなのに決して淡々とした感じではなくて心情の機微の描き方が危ういほどに繊細に描かれています。
息子の死を簡単に乗り越えることなどできるはずがなく、小さいながら決定的なすれ違い、いさかいのシリアスさも、痛いほどに伝わって来ます。息詰まるような感じで、非常に 閉塞感が漂います。

ところが、息子ダニーの命を奪った車を運転していた高校生ジェイソンが描くファンタジー・コミック「ラビット・ホール」の存在が、思いがけない突破口になります。ジェイソンもまた事故を起こしたばかりに一生罪の意識を背負うことになってしまい自分を責めています。
ジェイソンが創作した「ラビット・ホール」を受け取ったベッカは、宇宙には自分たちと同じ人間が多数存在して、それぞれに異なった人生を送っている可能性があることを知ります。それは、もうひとつの人生があることを教えてくれます。
誰にも触れられたくない自分の心を探ることで、人に対して、再び心を開くきっかけになったのだと思います。
ベッカが初めて同じ思いを共有できた相手が加害者だったというのが、ちょっと皮肉ですね。
お互い同じ方向に歩き出そうとする姿が切ないけど、嬉しかったです。
ほのかに希望を匂わせるラストが心に沁みました。

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「大きな岩のような悲しみは、やがてポケットの中の小石に変わる」

投稿日:2012/02/04 レビュアー:vanilla coke

おすすめ度★★★☆☆

人は悲しいことがあったとき、あらゆる手段で乗り越えようとする。
別のことを考えようとしたり、思い出させる場所やものを遠ざけてみたり・・・。
でも結局、忘れたふりをしている間は何よりも強くそれを意識しているという矛盾に気づき、
また再び悲しみに襲われ、どっと疲れる。
そして理不尽な悲しみほど長く続く。

「もしあのとき、こうしていれば・・・」
そんなもうひとつの世界がこの世にはあふれている。

この映画がなんだか退屈な重いだけの作品でないのは、
被害者だけでなく、傷つけた側の少年の苦悩も同時に描き、両者が交流を持ち始めるところ。
現実的にはあまりないことかもしれないけど・・・。

その少年の苦しみの産物、『ラビット・ホール』というコミックは、科学的な妄想であり、彼の希望の世界であるかもしれない。
悲しさや苦しみを持つ者なら、誰しもこんな想像をするものだと思う。
大きいこころのしこりが、忘れかけの小さな小石になるまでのあいだ・・・。

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穴の向こうの世界ネタバレ

投稿日:2012/03/24 レビュアー:パープルローズ

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4歳の息子を交通事故でなくした夫婦。
なくしたものは同じでも、その悲しみにどう向き合うかは人それぞれ。
携帯電話に残された息子の動画を繰り返し見る夫。
それに対して、妻は遺品を処分し、愛する息子の痕跡を努めて消してしまおうとする。

グループセラピーに反感を抱き、通うことをやめてしまった妻。反対にまめにセラピーに通う夫は、そこで知り合った女性と親しくなる。
一方、妻は街角で偶然出会った事故の加害者である男子高校生と、言葉を交わすようになる。

加害者の少年が描いたコミック「ラビット・ホール」。
穴の向こうには別の世界があり、そこでは息子も生きていて幸せに暮らしている。
そんな世界を夢想して慰められる妻。

加害者と親しくする。それが許せない夫は激怒する。
たぶん妻は加害者の少年の姿に、成長した自分の息子の姿をみていたのだろう。
あの子は一体どんなティーンエージャーになっていたのだろう?と。
プロムに出かける少年の姿を見つめる妻の号泣。

その悲しみにどんなふうに立ち向かおうと、喪失感は決して消えることはない。
「悲しみは消えないが、形は変る。重い石も、ポケットの小石のようになる。」
という妻の母の言葉が印象的。

「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」のような奇抜さはないが、とても繊細なジョン・キャメロン・ミッチェルの作品。

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悲しくて、とても悲しくて癒されました

投稿日:2012/04/23 レビュアー:まみもぉ

二コール・キッドマンは苦手です。
せっかく蓄えたモノが観てるとどんどん吸い取られていくようで。
彼女主演というだけでスルー…のはずだった今作。 
casey25さんのレビュー… あの二コールさんが
≫多少歳もとって地味なメークで別人のように見え てしかも、
≫非常に繊細な映画  …を読んで、真正面で観たくなりました。

口ほどにものを言う目ですが、
良質の役者さんは台詞ほどにものを語る表情。
誰も彼も素晴らしかったです。
特にダイアン・ウィースト。
(あのふたりの姉妹のお母さんには見えませんでしたが。)
 
『THINGS WE LOST IN THE FIRE』(「悲しみが乾くまで」)を観て間もなかったので、
いろんなシーンが重なりました。

夫婦で行ったグループセラピーでのベッカ、
いつも私が思っていたことをそのまま口に(台詞に)してくれて驚きでした。
大切な家族に対して暴言を吐き、ひどい態度をとってしまう、
日常よくある抑え切れない平凡な感情、行為を
二コール・キッドマンが、ごく普通に演じていることも驚きでした。
そして、子供の命を奪った車を運転していたジェイソンに近づいていく。
優しく、話しを聞き、理解しようとする… 加害者に対しては、
後半のハウイーの態度が普通と思います。
でもそのベッカの行為、とても共感してしまいました。

加害者である少年ジェイソンを演じたマイルズ・テラーがとてもいい。
仮面をつけているような一見、無表情であるのに、
奥深いところで猛り狂っている感情が伝わってきて、
ニコール・キッドマンとのツーショットのなんと堂々としていること。
これにも驚きました。
そして、ふたりの会話にすっかり癒されてしまいました。

…忘れている時が多くなります。
でも、投げ捨てたのにちゃんとあるポケットの中の石。乾かず濡れたまま。
やがて、あることにほっとしてくるんです。
そうなるまでには時間がとても必要で、その時間の長さは人それぞれ。
それぞれのラビットホール、長さも穴の大きさも出口も入り口も違う。
それぞれの穴はどこかで繋がっているんだろうなと思いたいです。

「二度と会えなくていいから どこかで必ず生きていて下さい」と唄うラッパー。
現実の悲劇と重ねてはいけないでしょうが、
どこかにあるホールで生きていてほしいと願うことは、ポケットの中の石と同じと思いました。

口に苦くない心に美味しい良薬のような良作でした。

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パラレル

投稿日:2012/04/09 レビュアー:パンケーキレンズ

大きな大きな、喪失
そして、小さな小さな再生の繰り返し

そこには、正しい答えなんか無くて
だから、全ての事が間違ってはいなくて
登場する人物の、母親の、父親の、家族の・・・グループセラピーに参加しているホンの端役の人たちの言動までも
隅々までに魂の宿った、生きている人の気持ちそのものがうごめいている感動的な作品でした

原作となった戯曲に惚れ込んだという二コール・キッドマン
彼女が画面に映るたび、全く違う表情をしている
繊細なテーマを、大胆な感情表現で
そんな複雑な感情を、彼女は見事な表現力で
母親には、また、朝がやってくる・・・
神の世界に癒されなかった彼女が
最終的には、科学寄りの世界で救いを得られた
それがまた、妙に神秘的な感じもした
 
ある人にとっては救いとなることが、ある人には悪夢にもなる
感情は、気持ちは、時に自分でも処理しきれないくらい理解不能となってしまうから
溺れそうなほど、苦しくなって、気が狂いそうになる
正気じゃない言動
それを裏付けるのは、想像を絶する喪失の悲しみ
二コールの言葉一つ一つに、母親の優しさと強さ故の孤独な気持ちが溢れていた

見えない気持ちを、生きてる気持ちを、何処までも丁寧に綴った作品

ラストの、夕焼けを見つめる一組の夫婦の姿が、何故だかとても美しかった・・・

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