クロサワ映画

12年3月10日時点の詳細情報では、在庫枚数が99枚、1位登録者が35人。
常識的に考えればレンタル開始から数か月が経っており、鑑賞人数もある程度多くなっていると思ったのですが。。。？
作品タイトルに”映画”という言葉があるので、皆さんレビューし難いのかな？

”女ダチョウ倶楽部”と評されることもある”森三中”ですが、笑いのテンポを乱す変わり者（！）がいない分
”森三中”の方がまとまりはあるように感じています。
夫の理解を得たうえでお笑いタレントとして更なる信頼を得ようと奮闘する大島さんも
先手観音かずこのネタを持つ黒沢さんも魅力が十分に感じ取れる内容となっていました。
ただ、お笑いの特番として観れば最高点があげられるのでしょうが、映画として観たいかというと？？？
そういった点が評価件数が伸びない理由なのかもしれません。


でも！
もしかすると、DISCASさんの運営上の問題なだけなのかも？

アルジェント監督の『サスペリア』が在庫枚数4枚に対し1位登録者104人、
『サスペリア2』が在庫枚数3枚に対し1位登録者が80人。

貸す気あるの？？
料金も高いし、今のままじゃ、レビュー広場だけがDISCASの売りになっちゃいますよ〜￣．￣*)

クロサワの。
クロサワによる。
クロサワのための映画。
であると同時に。
女芸人の。
女芸人による。
女芸人のための映画。
女芸人という職業の切なさと悲しさ。
女芸人という職業の気高さと尊さ。
そして力強さ。
そんなのがいっぱい詰まった作品です。
女芸人である「森三中の黒沢」が主人公。
黒沢が映画の中でも黒沢を演じている。
半分ドキュメント？って思うくらい、女芸人の日常が描かれている。
リアルとファンタジーの境界線を曖昧にしたような。
登場人物はほぼ、「自分」して登場。
だもんで違和感ゼロ。
彼女たちの恋の悲喜こもごも。
そこからどんな結末を迎えようとも「得する」たくましさ。
ホント、女芸人ってカッコイイなぁって思える作品。
黒沢も。
大久保さんも。
光浦さんも。
奴さんも。
後光射すほどにカッコイイっす。
その生き様ステキっす。
でもって。
近年稀に見るほどに「観てて恥ずかしい」映画でもある。
なんだろうこの感覚・・・・
画面をまともに観れないような感じ。
自分のことのように恥ずかしいこの感じ。
かゆくなる・・・・・

劇中に使用される歌は森三中の大島が唄っております。
ちゃんと唄うなら大島ってことね（笑）
千手観音ではねぇ・・・（笑）
カオスになりますから。
あ、でも黒沢＝千手観音の歌声はちゃんと、作品中で聴くことが出来ます。

全てを笑いに変換できるというのは、本当にカッコイイ。
最高の能力であり、覚悟である。

あらまあ！
レビューが少ないのでビックリ。
そう言う私も腸炎で寝込む羽目になり、これ幸いと録画を観る事にしたのですが・・・
テレビでやっていなかったら、観る機会はなかったかも。
食欲もなく、熱のある時に観るには、お気楽に観られてよかったです。
森三中の黒沢かずこと、いつもたむろしているお馴染みの女芸人-光浦靖子、
大久保佳代子、椿鬼奴-の恋バナの物語です。
森三中の大島と村上の二人が結婚し、メンバーではただ一人の独身となってしまったクロサワ。
ある日、大島のパーティーに招かれたのですが、そこでイケメン俳優の渋江譲二に声をかけられ、メルアドを交換することに！
ところが、大島に赤外線受信の寸前に邪魔をされ、怒りに任せて大乱闘を演じてしまいます。
持つべきモノは友。
いつもの仲間たちに愚痴をこぼし、アドバイスを受け、縁があるならチャンスはもう一度訪れる！と運命に身を委ねることに。
恋のキューピッドは再度クロサワのもとに訪れ、クロサワにもついに彼氏が・・・
恋する乙女に彼女達の芸風は辛いですね〜。
その後、クロサワを襲う悲しい哀しいできごと。
こういう時、芸人は本当に辛いなあ・・・
泣きながらでも、笑って「マジっすかあ〜？」と言わねばなりません。
持つべきモノは友。
クロサワを慰めるどころか「いいなあ！そんな美味しいネタを手にできて〜！！」と羨ましがってみせるのです。
なんだか彼女達の実生活かと思えるくらい、いつものネタの延長のようなお話です。
切ないお話だけど、ここは笑い飛ばしてあげなくちゃね！？
それが女芸人冥利に尽きるというものでしょう！？

個人的には森三中　全員　ドストライクです

アイデアは面白かったが、いろいろと残念な映画。
才能のあるスタッフなら面白くなったはず。


90年代のトレンディドラマのテイストを出そうとしていたのは分るが、すべてが中途半端であまり笑えない。
中盤の大きなネタも流れが悪くいまいち盛り上がらない。
後半のくだらない韓国ドラマを意識した展開もいらなかった。

バラエティ番組の収録シーンも、ケンカのシーンもわざとらしい。
普段からテレビで森三中がやっていることなのに、この映画だとなぜこんなにつまらなく映るのか。
自然な演技を引き出せない、下手な監督のせいだろう。

そして全員本人役というコンセプトなのに秋野 暢子の存在だけが浮いているのも
この映画の製作者たちの中途半端ぶりがうかがえる。
コンセプトを逸脱してまであの役を秋野 暢子にした効果はまったく無かった。

とにかくすべてにこだわりが感じられない映画でした。時間の無駄でした。