セサミストリート　ザ・ムービー：おうちに帰ろう、ビッグバード！

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

（だいぶネタバレ）　今日もセサミストリートで平和に暮らすビッグバード。そんな彼が「鳥は鳥の家族と暮らすべき」と唱える団体「羽の友」の意向で、遠くイリノイ州へと連れ出されてしまう。　しかし仲間達が忘れらないB.バードは、遥かセサミストリートを目指して、一人ぼっちの逃避行を始めるのだ。

　イリノイ州からニューヨークのセサミSt.まで…Google Mapによると、「徒歩での所要時間12日と2時間」と出る。日本で言えば、青森〜鹿児島間ってところか。しかし、あの巨体だ。倍の時間は食うだろうし、ヒッチハイクするにも大型車かサンルーフ車じゃないといけない。


　この映画でのすごさはなんといっても、普段セットから出ないセサミの仲間達が、野外ロケに挑んでいるところだ。太陽光に晒されるB.バードやスナッフィーの姿は、ちょっと見もの。あんなのが普通に街歩いてたら、大パニックになるだろうな（笑）　

　毎度のことながら、マペット＝コントロールの巧みさには惚れ惚れする。B.バードは首から上は個別に操作してるのだろうが、そのシンクロっぷりにはもはや、ああいう体型の（身長250cm、首の長さが50cmくらいあって、唇がくちばしみたいになってる）人がいるのではと思うくらい。

　鳥の街に連れ戻そうとする田嶋陽子似のミス・フィンチ、そして、バードを見せものにして儲けようと企むスリーズ兄弟が、後方から追走。　一方、セサミ側からもバードを助けるために仲間達が出動！地上からは、オスカー組、クッキーモンスター組、そしてカウント伯爵。空からはアーニー＆バート組とスーパー・グローバー。ちょっと、チキチキマシンっぽいテイストが楽しい♪

　道中、バードを乗せるトラックのドライバーは、反骨のカントリー・シンガー、ウェイロン・ジェニングス。『We Are The World』に参加しながら、「歌詞がヌルいんだよ、ボケ」と途中退席した男（いや、勝手な噂だけど）
他にもキャスター役でチェビー・チェイス、警察官役でジョン・キャンディなどが、チラリと出演。

　個人的には、これ、徹底的にミュージカル映画にすればよかったのにと思う。バードが農場の女の子ルーシーとデュエットする『EASY GOIN’DAY』なんか、えらくキュートな楽曲♪（このシーンだけ、繰り返し観てしまった）　やはりセサミとミュージカルは、相性が良い。

　驚くほどとんでもない目にあわされるバードには、涙を禁じえない。しかしそんなバードが、なんと飛ぶ（跳ぶ？）のだ！ワイヤーもＣＧも無しに。
いやあ、セサミ好きなら、このシーンを見逃すわけにはいかないよー。

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

８８分は子供には少し長くて難しかったです。いつものセサミストリートと同じような感じだと思ったら、本当にドラマだったので内容を理解できない子供は少し飽きていました。
もう少し歌のシーンとか多かったらよかったかも。
大人のセサミストリート好きには楽しめます。いつもの皮肉屋オスカーがかっこいいです。