Ｌの世界　シーズン４

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シーズン３からあまり間が開かずして、４シーズン目。結構なことです。
これまでの、ひたすら相手探ししてたり、ステディのいる人は終始抱きあったりしてたのとは
少し趣きが変わったような秋のシーズンです。

というのも前シーズンで、婚姻の儀の当日に行方をくらましたシェーンとカルメンは
破局したままだし、男性と交際を続けているティナとベットは、アンジェリカの親権をめぐって
もめてるし、デイナを失い、ララとも一時お別れすることを決めたらしいアリスもフリーだし、
でラブラブのカップルというのが見当たらなくなってしまっているのです。

自分の内から、これが書きたいのようとあふれ出てくるものを書いたのが、他の人も読みたいとなって、
結果作家というものになるのが正当なんじゃないかと思う私は、作家になる（おハナシを書くというよりは）
という将来を願っていたジェニーは、若い女の子が言いそうなことだけど、なんだかイヤらしくて
好きじゃないと思っていたのだけど、書いたハナシが出版されて、
世界（自分のコミュニティでなく）に開かれて、風にあたるようになって、
これからたくましく、頼もしくなりそうな気がします。

麗しいカルメン（サラ・シャヒ）の肢体が出てこなくなったし、
ベットとティナの仲はもう本当に戻らないの、と恋愛事では楽しくなる要素が減って、
わきわきすることが少なくなったのだけど、人生山も登れば、川も渡るし、
とこれまでとはちょっと違う目線で見守っていこうと思います。
（いや、なんかホントにそんな感じ。原作とかなくて先が分からないからか、スパンが長いからか）
それにしても友情に厚いメインキャストの面々なのだが、こんな８人も９人も寄り集まって、
みんなと気が合うなんつーのがあるのかしら、と思うのだけど、レズビアンのコミュニティの
中で知り合った友人なので、レズビアンの結束って特有に濃い厚いものなのかしら、と考えてます。

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S５のレンタルが秋頃だそうで、早く見たくて待ちきれません^^
アメリカではS6（最終シーズン）も終わってしまいましたね・・・
S6のネタバレもかなり出てきてたけど、ジェニーが殺されたり、MAXが妊娠したりと、どう話が繋がっていくのか早く見たいけど、日本ではS5もまだなので、S6はいつになれば見れるのでしょうね。
ビックリしたのは、シェーンの店WAXが放火されたけど、あれ自分で放火したみたいですね^^
とにかくkateはかっこいいですね！
秋レンタルのS5までは、まだまだだけど、楽しみに待とうと思います。

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今年は、最終シーズンとなるシーズン６がテレビ放映されるらしいので、
晩春にシーズン５がレンタルされて、初秋くらいに６が観られたらいいなと思ってます。
さて、シーズンも最終巻となるので、もう騒動は起こりそうになく、
比較的平穏なカンジです。
シェーンとペイジも続いているし（ただ、シェーンの執着度はいつも並み）、
ベットとティナの間も凪いでいるように見えます。
ベットはジョディの心を取り戻そうと一念発起するし、
イラクへ移動になるターシャへの想いがつのるアリスも、素直な気持ちで会いに行きます。
なんだかいつも幸せになりきれないジェニーは、今度も悲しい目に遭うのですが、
タフになってる？
ジェニーの、自分本位に解釈するあさはかなところも、
自己愛に過ぎる小ずるいところも、嫌いにはなれないんです。
頑張れ、女の子。

恋人を支配しようとしているという欠点をティナから指摘されて、
それはジョディにも言われていたことであるベットは、
今回頑張ります。
支配されるとか束縛されるとか、そんなに嫌ですか？
暴力振るわれたりしたら嫌だし（でもドメスティックバイオレンスの被害者は、
加害者である夫や恋人に対して「彼には私がついてなくっちゃダメなんです」
という心理が働くことがあるらしい）、あんまり高圧的に言われるのも嫌だけど、
私の好きなタイプだとそんな高圧的にはならないだろうし、
きけるくらいの可愛いわがままなら、言って欲しいもんです。
（恋人が女の子の場合限定です。男のわがままはきけないな）
（嗚呼っ、でもおいらが男で、攻めなら、恋人に支配されたいっ、気がする）

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ベットが女性の脚を見て、いい脚ねえ、そそるといったふしのシーンがあるのだけど、
ああ、この感覚はないなあと思いました。
この人好きなタイプだわという女性を見て、腰に腕をまわしたい、きれいな脚を割ってがしがし・・・
というようなことを想像するのは、自分が男性性器を持っていると仮定して
考えているのであって、自分が女性で、対女性に性欲が湧いて想像しているのではないなと思ったのだ。

Ｖｏｌ．１でパピが、女の子は素敵よ、素敵な女の子をイカせるのは気持ちいー、最高よ、
といったようなことを言うシーンがあったのだけど、これがレズビアンの人の
本質というか本懐かー、と納得しました。
遍く女の子は愛しい、女の子を幸せな気持ちにしてやりたい、と思うレズビアンの人だけが、
女の子を愛する資格があるんじゃなかろうかと思ったりして。
つぎつぎいろんな人と体を重ねていって節操がない、と思ったりもしましたが、
そんな風に考えると、相手がたくさんいるというのも納得できます。
女の子を不幸にしたくないと思っている、のが前提にあるのって素敵ねっ、
としながらも、ジェニーの本を酷評されたことについて、
ビアン同士の脚の引っ張り合いなんてよくあることだと言うアリスに、
そ、そうなんですか・・・？　まあ、それも確かに女の一面ではあるのだけど。

重苦しく展開したシーズン３とは変わって、４はそれぞれ問題を抱えて始まったのではあるけど、
軽快なカンジがします。かろみというか、爽快感。
ティナとのことにケリをつけようとするベットや、
２５年の結婚生活を経て自分に向き直ろうとするフィリスや、
みんなでバスケットをするシーンなんか、なんでか思いがけずじわっときたよ。
急な日程で集まれるのか？タンクトップやシューズまであつらえて、などとつっこみたいが、
バイタリティに溢れた彼女たちの姿には、いいなと思わされました。
いろいろある人生やけど、どうせ生きるならと、幸せに貪欲だ。
自分の人生は生きる価値がある、と思えるのはいいな。
や、もう本当に落ち込んどる時には効かんやろうけど、まだ会社辞めたくないな、
余力あると思うし、まだできると思う、と思えるくらいの気力が残っている時には効く、
元気が出る本作だと思います。

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それぞれのステディとは暗礁に乗り上げたまま、始まったシーズン４だったけど、
またおのおの恋の航路に船出しました。
クロードとかナディアとか、メインキャストよりは容貌の秀麗さで幾分劣る、
２時間ドラマでいつもヒロインの友人役とかしてそうな・・・と思われるキャストはその内出なくなり、
あ、きれい、可愛いと思ったキャストはやっぱりメインにからむ重要な役となります。
ベットとジョディ、ジェニーとリンジー、シェーンとペイジの恋路はどうなるのか、
また気になります。
かけひき、アプローチ、はかりごと、コトバを選んだり、策略をめぐらしたり。
それぞれ可愛いく、いいのう、いいのうと思いながら見られるのですが、
これが女の子が対男にしていると想像すると、途端に、媚びてやがる、と
いやらしい気持ちになる。どうしてかしらん？

私の背骨は少女マンガでできていると思う私は、運命の相手というものはいて、
その二人は外見や境遇に関係なく惹かれあうものなのよ、と思っているので、
女の子が外見ばかり磨いて、男にアプローチしようとしているのは、
あんまり見たくない図ではある。
蛯原友里ちゃんは好きだが、若い娘さん向けの雑誌に、モテカワ服とか愛されワンピースとか、
タイトルが並ぶのを見るとちょっと辟易します。

いや、レズビアンの人が女性にアプローチするのも、まずは外見勝負なのだろうけど、
（モイラと初めて対面した時も、地方から、洗練されてない奴が来たというカンジだったもんね。
　でも、それであからさまに悪口を言わなかったのでホッとしました）
対女の子だと嫌味に感じないのはどうしてだろう。
やっぱり社会に普く存在するヘテロセクシャルのカップルであると、
みなに認めらるし、ステイタスが（高くも低くも）付帯するものだけど、
そんなものを（周りは自分の価値観で審議するので、レッテルづけはされるだろうけど）
ものともしない（ように思える）レズビアンとかゲイのカップルには、
不純物の混じらない恋愛感情だけがあるように思えるのだよね。
私が見たい純愛が、同性を求める人たちにはあるように思える、のが嫌味に感じない理由のひとつだろう。
実際はさておき、そうならいいなという話。
それと、「女の子はみんな幸せになるために生まれてきたんだよ＿＿Ｂｙ森永製菓」と思う私は、
女の子には多少甘いのです。

Ｖｏｌ．２の冒頭の、アリスとフィリスのメイクラブシーンはなかなか扇情的でありました。
自分に即して考えられるのだけど、輪っかを描くの？きゃーっ☆
あまたいる女の子を幸せな気持ちにしてやりたい、とは思いませんが、
「名前を呼ばれながら、好きなあのコをいかせたい」とは思う私は、
輪っかの描き方が重要なのねっ、自習しときます。