リーサル・ウェポン　２　炎の約束

　まず最初に、今回の地震でお亡くなりになられた方、被災をされた方々にお悔やみを申し上げます。
私は地震が起こった時は海外出張中でありまして、一緒に仕事を行っている現地の人間から、日本で
凄いことになってる、と知らされました。その後、携帯からのネットで悲惨な状態を知るにつれ、被
害の大きさを知ると同時に日本人としていたたまれなくなりました。幸い日本の家族の無事も確認で
き、今日帰国しましたが、テレビでの報道を見ていますと、胸が締め付けられる思いでした。このよ
うな時期に映画を観るのは不謹慎だと思いますが、ほんの僅かな時間でも忘れたいという気持ちで観
てしまいました。

　ここからがレビューです。この映画はレビューを書いていたと思ってたんですが、まだだったよう
です。この映画はご存知のように続編なんですが、レベルは高いです。ストーリー、アクションどれ
をとっても一級品です。刑事もんはコンビを組んでるのが多いですが、リッグスとマータフのコンビ
は最高ですね。音楽も一流ですし、いうことなしです。リッグスの彼女役の人も綺麗でしたし、悪役
がふてぶてしくて良かった。ジョー・ペシとの絡みもいい感じでした。少し長い映画ですが、それを
感じさせない良作だと思います。

　刑事もんが好きな人なら、是非観ておくべき作品でしょう。

　パッツィー・ケンジット観たさに、これは結局ＤＶＤ購入しました。マイケル・ビーン主演の『タイム・ボンバー』も全く同じ理由で、これはビデオをダビング←ちなみに露出度という点では、こっちのほうが高いぞ。
　え〜、とにかく、一時期すごく憧れた女優さんです。
　映画半ばで殺されてしまうのがすごく嫌だった。
　『４』の特典映像の中に、彼女が殺されなかったエンディングが収録されていましたね。リッグス（メル・ギブソン）と幸せそうにしている姿が印象的でした。もし、殺されないでいたとしたら、『３』『４』と続く続編も、全然違う展開になってたかなあ。少なくとも、レネ・ルッソの居場所はなかったかも。

　で、『リーサル・ウェポン』シリーズ。
　やっぱり１作目が一番よかったですね。この２作目以降は、つまらなくはないけど取り立てて騒ぐほどの面白さもないと思う。
　ただ、本作から登場するレオ・ゲッツことジョー・ペシの存在はかなり大きいですね。このやかましくも憎めないおっさんが絡むことで、メル・ギブソンとダニー・グローバーのコンビが何とか生かされている気がしてならないんですけどね。
　人気やギャラはメル・ギブソンには遠く及ばないけど、俳優としての器は、ジョー・ペシのほうが上。
　屈指の名バイプレーヤーですね。

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やっぱり面白いですね。
リッグスとロジャーの絆が更に強くなり、そこにレオも加わることで楽しさが増したと思います。
レオは一歩間違うとウザい存在になるかもしれないのに、ジョー・ペシの上手さのおかげでいい味付けになっているのではないでしょうか。
1よりも生気を取り戻したリッグスの目、ロジャーの屈託の無い笑顔が印象的。

だが、気になる点も。
リッグスとロジャーがコンテナに忍び込み大量の1000ドル紙幣を発見しますが、確か1000ドル紙幣って1969年(だったかな？)に流通停止になっているはずなんだけどなぁ。

リッグスが殺された仲間の名前を呼びながら銃を撃つ船上のシーンで、銃弾によって敵のシャツは破れ血塗れになったはずなのにカメラが切り替わり最後にリカの名前を呼んで撃つときには元通りの綺麗なシャツになってます。
1でもあったミステイクなシーンですが、2作続くとわざとやってるのかな？と思えてしまう。
3も4も既に観てるけど、こうなったらまた見直してミステイクを探してみようかな(笑)

久々に見返しましたが、アクションシーンにほんと、緻密な計算があって、お金がかかってます^^;
次から次へと事件が起き、続編とは思えない、面白い出来。
字幕の内容は昔の流行語とか混じっててちょっと古さはありますが、まだまだいけます。

　CG前のアクション映画で、シーンに迫力はある。ただ、ストーリーがもうひとつ。「1」もそうだったが、時間が立てばシーンの印象は残っても、ストーリーは忘れてしまいそう。メル・ギブソンのキャラにあまり魅力を感じないし、殺されるためだけに出てきたヒロインもかわいそう。
　全体的には可もなく不可もなくって感じ。