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風と共に散る / ロック・ハドソン

風と共に散る /ダグラス・サーク

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DVD

映画賞受賞作品

旧作

お届け率:欠品中

解説・ストーリー

『愛する時と死する時』『悲しみは空の彼方に』など50年代に多くの名作を残した巨匠、ダグラス・サーク監督によるメロドラマ。

作品情報

製作年:

1956年

製作国:

アメリカ

原題:

WRITTEN ON THE WIND

受賞記録:

1956年 アカデミー賞 助演女優賞

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ジャンル :

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「風と共に散る」 の解説・あらすじ・ストーリー

解説・ストーリー

『愛する時と死する時』『悲しみは空の彼方に』など50年代に多くの名作を残した巨匠、ダグラス・サーク監督によるメロドラマ。

「風と共に散る」 の作品情報

作品情報

製作年:

1956年

製作国:

アメリカ

原題:

WRITTEN ON THE WIND

受賞記録:

1956年 アカデミー賞 助演女優賞

「風と共に散る」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

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国内・海外ドラマ

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CD

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風に書かれた物語

投稿日:2006/04/04 レビュアー:裸足のラヴァース

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全ての映画ファンにダグラス・サークを ネタバレ

投稿日:2007/02/12 レビュアー:TETSUYA

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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夜と朝の狭間をぶった切るように疾駆する真っ黄色のスポーツカー。叩き付けられるビール瓶、銃声、倒れ込むロバート・スタック。このオープニングシーンだけで、すでに失禁を禁じ得ないような興奮と感動で、鳥肌が立ち、クラクラとめまいを起こしてしまう。震えるようなオープニング。そして目の覚めるような強烈なカラー。
ロックハドソンとローレンバコールのありきたりなメロドラマのはずが、いつしか狂気と正気の区別が付かなくなったロバートスタックと、愛と憎しみの境目を失ったドロシーマローンとの、情念に満ちた家族劇にすり替わっていく。それがダグラス・サークの視点だ。常に絶望の側から渇望していく。
波乱に満ちた展開をスピーディー且つタイトにまとめた分だけ、アクション映画のようなテンポで迫ってくるから素敵だ。もう全編がハイライト。特に、ジェラシーの権化と化すドロシー・マローンの破滅へのダンス、救い無きステップは、目に焼き付いて離れない。
「もう誰も、あの川へは戻れない」。
現在国内で鑑賞することが出来る唯一のサーク作品に、全映画ファンは痺れるべきだ。

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お勧めです ネタバレ

投稿日:2007/12/17 レビュアー:よふかし

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(重大なネタバレを含みますので未見の方はご注意)

 石油王の一家の話ということで、ジェームス・ディーンの『ジャイアンツ』なんかを思い出しますが、はるかに素晴らしい作品で、お勧めです。TETSUYAさんがその独特の硬質なレビューで見事に表現されているのですが、ドロシー・マローンがとても魅力的、ことにあのダンスには僕も打ちのめされました。稀なる映画的な瞬間です。父親のデスクに座る哀切な幕切れもすごいと思いました。
 なんとなくショーン・ペンのようなロバート・スタック、スポーツカーの疾走、開け放たれるドア、吹き込む大量の枯葉、銃声、どっと倒れる人影という冒頭の怒涛の展開を背負って、暴力性を滲ませる演技に引き込まれました。
 この暴力的で美しくミステリアスな始まりから映画は時間を遡り、主要な四人の男女の過去をひも解いていくのですが、スタックとマローンのどこか病的な兄妹が物語に不安と緊張を与え続けます。よく考えると、彼ら金持ち兄妹の精神を不安定にさせている元凶は、幼いときからいっしょに育った誠実で心の安定し、かつ優秀な頭脳とがっしりした肉体を持つロック・ハドソンの存在そのものなのです。
 マローンは報われないハドソンへの恋に悩んでいますし、スタックがローレン・バコールを熱心に口説いたのも、どうもハドソンへの対抗心と愛情の入り混じった複雑な感情が影響していそうです(そのあたり、さすが横浜のタマさんは鋭く見抜いている気配)。この映画のハドソンはとても魅力的なのですが、彼の存在に悩んだ兄妹が破滅し、ハドソンとバコールという常識人がくっついてしまうという終幕の展開は、仕方がないとはいえ、ちょっと無理やりなハッピーエンドという感じがしないでもありません。メロドラマと敬遠せずにぜひ。90点。

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スクリューボール・メロドラマ

投稿日:2007/11/08 レビュアー:カプチーノ

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風と共に散る儚さの中の醜い欲望 ネタバレ

投稿日:2008/01/19 レビュアー:ケチケチ

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【凄い映画過ぎて、完全にネタバレです】

冒頭付近で描き出されるハドリイ石油会社のビル。左には油田が広がり右には町が広がります。その中心に建つビルは支配する高層ビルの偉容を醸すでもなく、薄汚れた弱々しい権威を誇示するかのようでもあります。このビルのたたずまいが、ハドリイ家の真の姿でもあり、カイル(ロバート・スタック)の姿じゃないでしょうか。
金に任せて支配力を誇示するカイルですが、内的な弱さにも気づいていて、だからこそ怯えるんですね。また支配しようとする欲望と同時に、自らが支配しようとする者と同格であろうとすることで内的な葛藤の解決を試みるアンバランスさもあって、あえて安酒を煽り下品さを振りまくんじゃないかと思います。
妹・マリリー(ドロシー・マローン)は、カイルほど内的な苦しみがないだけに、カイル以上に悲壮です。ミッチ・ウエイン(ロック・ハドソン)に対する支配欲は最後まで継続されたままじゃないですかね。査問会では証言を覆しますが、新聞記者たちの行動によって彼を失う危険に気づいたからだと思います。目的は支配することで、ミッチを陥れる事ではないですし、最後まで彼女の欲望による証言であり、彼を征服できない悔し涙であったんじゃないでしょうか。ラストシークエンスでは机の上のミニチュアを触るマリリーですし、彼女の支配欲はなおも健在だと思います。

構成的にも冒頭の暴力的なシーンから始まり、そのシーンに至るまでの登場人物たちが織りなす理由に観客の興味が絞り込まれる映画ですが、観客が見る物はおぞましい人間の本能であり、人が人を支配しようとする暴力です。それは金や地位でもありますが、男尊女卑の一面も含んでいますし、また善良そうな人として登場するミッチの父も、狩猟という形で動物を支配する、無意識の中に存在する人間の支配欲を表してるんじゃないでしょうか。
「風と共に散る」、原題は「風に書かれた物語」ですが、冒頭シーンでも描写される風は、そんな人間の儚い一生、支配欲に溺れた虚しい人間の一生を現しているように思えます。
よふかしさんが書かれている「ちょっと無理やりなハッピーエンド」も、何の伏線もなく唐突に幸福な方向に物語を閉じる手法として、何かの映画の本で読んだ記憶もあるのですが、古典と言えば古典的すぎる手法なんですよね。しかし、このハッピーエンドは冒頭の暴力的なシーンを受けて閉じる見せかけのハッピーエンドじゃないかと思えますね。子供の頃の自分たちに、支配が存在しない"葛藤からの解放"という憧れを持つカイルやマリリーですが、支配はすでにその頃から始まっていますし、今に至るまでの時間にやり直せる希望を求めているに過ぎないんじゃないかと思います。生まれて今に至るまで、欲望に支配され続けてきた彼女たちでしょうし、今後もマリリーの支配欲は尽きることがなという、人間の悲しさを描写するメロドラマとしてのエンディングと当時に、人間の中に潜むホラーのような恐ろしさを醸し出すエンドでもあるんじゃないかと思います。

演出もまたオープニングの暴力的なシーンに重ねる甘いメロディーのように、流れるように流暢なカメラワークを見せますが、そんな中にも手前に来た人物が陰に落ち込み、奥に新たな構図が出来上がるなど、構図の中でも支配と被支配の不安定な様相を醸し出すんですね。鏡やガラスに映るカットを好んで使用するダグラス・サークですが、本作もそんなカットがいつもにも増して頻繁に登場し、収まった構図の中に存在する鏡の中には、閉じられた世界の中の狭苦しい虚像が映し出されます。
冒頭のショッキングな出来事に興味を惹かれ登場人物の心理を追ううちに、すっかりその世界にのめり込み、不安定な心理の中に誘い込んでしまう恐るべき演出だと思います。ラストカットで解き放たれる見せかけのハッピーエンドによる故意に与えられた開放感が、閉じられた映画という虚像の世界を際立たせ夢から覚ますような効果を出すのですが、本作もまた映画が持つ底知れぬ力を感じさせる傑作じゃないかと思います。

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ユーザーレビュー

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ユーザーレビュー:12件

風に書かれた物語

投稿日

2006/04/04

レビュアー

裸足のラヴァース

全ての映画ファンにダグラス・サークを

投稿日

2007/02/12

レビュアー

TETSUYA

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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夜と朝の狭間をぶった切るように疾駆する真っ黄色のスポーツカー。叩き付けられるビール瓶、銃声、倒れ込むロバート・スタック。このオープニングシーンだけで、すでに失禁を禁じ得ないような興奮と感動で、鳥肌が立ち、クラクラとめまいを起こしてしまう。震えるようなオープニング。そして目の覚めるような強烈なカラー。
ロックハドソンとローレンバコールのありきたりなメロドラマのはずが、いつしか狂気と正気の区別が付かなくなったロバートスタックと、愛と憎しみの境目を失ったドロシーマローンとの、情念に満ちた家族劇にすり替わっていく。それがダグラス・サークの視点だ。常に絶望の側から渇望していく。
波乱に満ちた展開をスピーディー且つタイトにまとめた分だけ、アクション映画のようなテンポで迫ってくるから素敵だ。もう全編がハイライト。特に、ジェラシーの権化と化すドロシー・マローンの破滅へのダンス、救い無きステップは、目に焼き付いて離れない。
「もう誰も、あの川へは戻れない」。
現在国内で鑑賞することが出来る唯一のサーク作品に、全映画ファンは痺れるべきだ。

お勧めです

投稿日

2007/12/17

レビュアー

よふかし

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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(重大なネタバレを含みますので未見の方はご注意)

 石油王の一家の話ということで、ジェームス・ディーンの『ジャイアンツ』なんかを思い出しますが、はるかに素晴らしい作品で、お勧めです。TETSUYAさんがその独特の硬質なレビューで見事に表現されているのですが、ドロシー・マローンがとても魅力的、ことにあのダンスには僕も打ちのめされました。稀なる映画的な瞬間です。父親のデスクに座る哀切な幕切れもすごいと思いました。
 なんとなくショーン・ペンのようなロバート・スタック、スポーツカーの疾走、開け放たれるドア、吹き込む大量の枯葉、銃声、どっと倒れる人影という冒頭の怒涛の展開を背負って、暴力性を滲ませる演技に引き込まれました。
 この暴力的で美しくミステリアスな始まりから映画は時間を遡り、主要な四人の男女の過去をひも解いていくのですが、スタックとマローンのどこか病的な兄妹が物語に不安と緊張を与え続けます。よく考えると、彼ら金持ち兄妹の精神を不安定にさせている元凶は、幼いときからいっしょに育った誠実で心の安定し、かつ優秀な頭脳とがっしりした肉体を持つロック・ハドソンの存在そのものなのです。
 マローンは報われないハドソンへの恋に悩んでいますし、スタックがローレン・バコールを熱心に口説いたのも、どうもハドソンへの対抗心と愛情の入り混じった複雑な感情が影響していそうです(そのあたり、さすが横浜のタマさんは鋭く見抜いている気配)。この映画のハドソンはとても魅力的なのですが、彼の存在に悩んだ兄妹が破滅し、ハドソンとバコールという常識人がくっついてしまうという終幕の展開は、仕方がないとはいえ、ちょっと無理やりなハッピーエンドという感じがしないでもありません。メロドラマと敬遠せずにぜひ。90点。

スクリューボール・メロドラマ

投稿日

2007/11/08

レビュアー

カプチーノ

風と共に散る儚さの中の醜い欲望

投稿日

2008/01/19

レビュアー

ケチケチ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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【凄い映画過ぎて、完全にネタバレです】

冒頭付近で描き出されるハドリイ石油会社のビル。左には油田が広がり右には町が広がります。その中心に建つビルは支配する高層ビルの偉容を醸すでもなく、薄汚れた弱々しい権威を誇示するかのようでもあります。このビルのたたずまいが、ハドリイ家の真の姿でもあり、カイル(ロバート・スタック)の姿じゃないでしょうか。
金に任せて支配力を誇示するカイルですが、内的な弱さにも気づいていて、だからこそ怯えるんですね。また支配しようとする欲望と同時に、自らが支配しようとする者と同格であろうとすることで内的な葛藤の解決を試みるアンバランスさもあって、あえて安酒を煽り下品さを振りまくんじゃないかと思います。
妹・マリリー(ドロシー・マローン)は、カイルほど内的な苦しみがないだけに、カイル以上に悲壮です。ミッチ・ウエイン(ロック・ハドソン)に対する支配欲は最後まで継続されたままじゃないですかね。査問会では証言を覆しますが、新聞記者たちの行動によって彼を失う危険に気づいたからだと思います。目的は支配することで、ミッチを陥れる事ではないですし、最後まで彼女の欲望による証言であり、彼を征服できない悔し涙であったんじゃないでしょうか。ラストシークエンスでは机の上のミニチュアを触るマリリーですし、彼女の支配欲はなおも健在だと思います。

構成的にも冒頭の暴力的なシーンから始まり、そのシーンに至るまでの登場人物たちが織りなす理由に観客の興味が絞り込まれる映画ですが、観客が見る物はおぞましい人間の本能であり、人が人を支配しようとする暴力です。それは金や地位でもありますが、男尊女卑の一面も含んでいますし、また善良そうな人として登場するミッチの父も、狩猟という形で動物を支配する、無意識の中に存在する人間の支配欲を表してるんじゃないでしょうか。
「風と共に散る」、原題は「風に書かれた物語」ですが、冒頭シーンでも描写される風は、そんな人間の儚い一生、支配欲に溺れた虚しい人間の一生を現しているように思えます。
よふかしさんが書かれている「ちょっと無理やりなハッピーエンド」も、何の伏線もなく唐突に幸福な方向に物語を閉じる手法として、何かの映画の本で読んだ記憶もあるのですが、古典と言えば古典的すぎる手法なんですよね。しかし、このハッピーエンドは冒頭の暴力的なシーンを受けて閉じる見せかけのハッピーエンドじゃないかと思えますね。子供の頃の自分たちに、支配が存在しない"葛藤からの解放"という憧れを持つカイルやマリリーですが、支配はすでにその頃から始まっていますし、今に至るまでの時間にやり直せる希望を求めているに過ぎないんじゃないかと思います。生まれて今に至るまで、欲望に支配され続けてきた彼女たちでしょうし、今後もマリリーの支配欲は尽きることがなという、人間の悲しさを描写するメロドラマとしてのエンディングと当時に、人間の中に潜むホラーのような恐ろしさを醸し出すエンドでもあるんじゃないかと思います。

演出もまたオープニングの暴力的なシーンに重ねる甘いメロディーのように、流れるように流暢なカメラワークを見せますが、そんな中にも手前に来た人物が陰に落ち込み、奥に新たな構図が出来上がるなど、構図の中でも支配と被支配の不安定な様相を醸し出すんですね。鏡やガラスに映るカットを好んで使用するダグラス・サークですが、本作もそんなカットがいつもにも増して頻繁に登場し、収まった構図の中に存在する鏡の中には、閉じられた世界の中の狭苦しい虚像が映し出されます。
冒頭のショッキングな出来事に興味を惹かれ登場人物の心理を追ううちに、すっかりその世界にのめり込み、不安定な心理の中に誘い込んでしまう恐るべき演出だと思います。ラストカットで解き放たれる見せかけのハッピーエンドによる故意に与えられた開放感が、閉じられた映画という虚像の世界を際立たせ夢から覚ますような効果を出すのですが、本作もまた映画が持つ底知れぬ力を感じさせる傑作じゃないかと思います。

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風と共に散る