タッチ

原作ファンの方々は、厳しいレビューを書いていらっしゃいますね。
私は、原作はあらすじ程度にしか知らなかったせいか
結構良かったと思います。
なんだか、ちょっと胸がキュンとする様な感じで・・・
我ながら青い（そんな年はとっくに過ぎてるくせに）とは思いますが
やっぱり青春っていいな・・・って思っちゃいました。
見終わった後、高校時代のアルバムを探してきて
あれこれ思い出しながら見ちゃいましたよ。

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マンガ持ってます。

２６巻という長編を２時間にするのは、やはり無理があると思われます。
２時間ほどに収めるとすれば、５〜１０巻ほどが限度でしょう。
そう考えると、先のアニメ３部作は、３編に分けてギリギリ。
概ね全てのエピソードが語られていると思いました。

さて、本作では、はしょったエピソード、はしょった為に必要になった設定などが、凝縮されています。
で、その割りに必要ないエピソードが残ってたりで、ちぐはぐな感じもあり、無理に詰めたせいか、ちょっとテンポが速くなってしまってますね。

ちなみに、はしょってよかったのは、南の新体操選手関連。
はしょっちゃダメだったのが、達也の野球を始めたくだり。
簡単に野球選手になっちゃったもんだから、もともとシニアで活躍してたとかの余計な設定が増えちゃってます。

あと、町内の野球大会のエピソードは全く必要ないですね。
欽ちゃん球団を出したかっただけなのでしょうか（笑）

ただ、これはあくまで原作を知っているための感想であり、原作をあまり知らなければそんなことも無いかもしれません。

そういう眼で見ると、まず、ストーリーの面白さは言うまでもなく、キャストもなかなかはまってます。
テンポが速いのは、良い意味で捉えると、邦画独特のタルイ感じが抜けてて見やすいかも。

結構良い映画かもしれません（笑）

原作をあまり覚えてない人にはオススメしときます。

さて黒沢清を観た後　パロちゃんは「太陽」へとはしご　わしはダチと飲み会　次の日の日曜にシネパトス行きました　大入り満員で良かった　この映画のポスプロでは佐野史郎がロシアまで行って最終チェックをしたそうですえらい！　それでソクーロフの作品としても日本映画としても違和感のまったくない立派なシネマになっています　是非銀座シネパトスで観賞をしてください

黒沢の前に観たのがファレリー兄弟の「二番目のキス」これもとても良かったですよ　障害者ギャグの危ないのでなく普通のラブコメ　ここで問題なのはカレシがレッドソックスの熱狂的なファンとゆう趣味のオブセッション　これが二人の仲を危うくします　野球場はもちろん舞台でこの野外ロケなどがとても楽しい　スポーツのさわやかさが良く捉えられています

ひるがえって我が犬童一心の「タッチ」　男二人に女一人の典型的なアメリカ映画スタイルなのに　心弾みません　双子の男の子はもちろん鏡像のテーマ　片割れの死に付きまとわれる　とてもスポーツが舞台の映画とは思えないノワールぶり　これが日本映画がスポーツを題材にするときの精神主義的なじめじめ感
監督もどうも高校野球とか嫌いなようで　何か鋭いショットを回避してるような印象が見えてしまいますが・・劇画の持つまさに「タッチ」のタッチとはずいぶん違う物なのでしょうか
庭にある共同部屋で男の子と女の子は勉強などをして過すのですが　そこでは野球とドラマが乖離してるように　やはり映画的な出来事は起こらないのでした

あの長編マンガを２時間の映画に収めようってのが、非常に難しいことなんだと思いますねえ。
というか無理。
原作やアニメにはあった独特の空気感みたいなのは全部飛ばしちゃって、あんなにテンポ速く見せられても感情移入できませんよねえ。
そんなわけで、なんかダイジェスト版を観てる感じでした。
昔のタッチファンとしてはちょっとガッカリでしたね。
でも、長澤まさみや斉藤兄弟の演技が初々しくて良いので、ストーリーよりアイドル映画として観る分にはＯＫかも。
タッチの原作ファンは別物として期待せず観ましょう。

長澤まさみが可愛かったので・・・　独偏満足度　６５点

長澤”南”は、なかなか良かったと思う。
南を実写にすればこんなカンジかと。

ただ、斉藤兄弟、やばすぎ。。。。

あの二人、たっちゃんとかっちゃんの性格のよいところ、さわやかさが全くでてない。
そして、邪悪な雰囲気さえ感じる。。。。

これなら、さわやか役者に二役してほしかった。

残念無念。。。。