ヒトラー 最期の12日間

ヒトラー 最期の12日間の画像・ジャケット写真
ヒトラー 最期の12日間 / ブルーノ・ガンツ
全体の平均評価点:
(5点満点)
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96

  • DVD
ジャンル:

「ヒトラー 最期の12日間」 の解説・あらすじ・ストーリー

1942年、トラウドゥル・ユンゲは数人の候補の中からヒトラー総統の個人秘書に抜擢された。1945年4月20日、ベルリン。第二次大戦は佳境を迎え、ドイツ軍は連合軍に追い詰められつつあった。ヒトラーは身内や側近と共に首相官邸の地下要塞へ潜り、ユンゲもあとに続く。そこで彼女は、冷静さを失い狂人化していくヒトラーを目の当たりにするのだった。ベルリン市内も混乱を極め、民兵は武器も持たずに立ち向かい、戦争に参加しない市民は親衛隊に射殺されていく。そして側近たちも次々と逃亡する中、ヒトラーは敗北を認めず最終決戦を決意するが…。

「ヒトラー 最期の12日間」 の作品情報

製作年: 2004年
製作国: ドイツ
原題: DER UNTERGANG/DOWNFALL

「ヒトラー 最期の12日間」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

ヒトラー 〜最期の12日間〜の詳細

  • 旧作
収録時間: 字幕: 音声:
155分 日本語・日本語吹替え用字幕 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/ドイツ語
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
レイティング: 記番: レンタル開始日:
NKDF2105 2006年01月14日
在庫枚数 1位登録者: 2位登録者:
28枚 15人 5人

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ユーザーレビュー:96件

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フィクションとノンフィクションとネタバレ

投稿日:2006/02/13 レビュアー:よふかし

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 1945年4月末、ソ連軍に包囲されたベルリンの官邸地下壕で、ナチスドイツ総統ヒトラーが自殺するまでを中心に描く群像劇です。
 ヒトラーを狂気の独裁者、史上空前の怪物としてばかりでなく、その人間性を史実に基づいて淡々と描こうという試みがなされるまでに、60年という歳月を要しました。おそらく、ドイツでもタブーであったのでしょう(この点、『プライド』など邦画と比較したくなりますが、私には荷が重そうです)。
 本作の二つの原作のうち歴史学者フェストによるノンフィクションを読んだ限りでは、映画は事実を冷静に、丹念に追っており、フィクショナルな、ドラマ的な要素は極力排そうとしていると感じました。
 しかし、事実は小説より奇なり。
 敵が間近に迫り、砲撃で揺れる地下壕で、恐るべき悪夢の悲喜劇は繰り広げられます。
 時に黙し、時に感情を爆発させ、すでに壊滅状態の師団が敵陣を突破し駆けつけると妄想するヒトラー。
 帝国と総統の内面の崩壊を知りつつ、なにひとつ進言できない閣僚、将校たち。やけっぱちのように続く頽廃した宴。なおナチの理想に殉じようとする者、逃亡する者、粛清される者。
 ヒトラーは、自らの死にすべてを引きずりこんでいく。壕の外では降伏を許されない兵が撃たれ、急遽徴用された少年兵が砲弾に吹き飛び、自警団が戦争継続に消極的な市民をアカと称して吊るしていく。
 この映画が、ほぼ事実であるということの前に、立ちすくまずにはいられません。当時の戦況や、ヒムラー、ゲッベルス夫妻(ああ、なんということを・・・)、ゲーリング、エヴァ・ブラウンといった主要人物には、ある程度知識があったほうが分かりやすいでしょう。
 最後に秘書ユンゲ本人が登場するところは、大切なメッセージではありますが、やはりホロコーストへの言及がなければこの映画がつくれなかったのだなとも思わせます。
 では、本作はいわば事実の再現であって、映画としての魅力はないのかと言えば、そうでもありません。テーマがテーマなだけに慎重ではありますが、俳優陣の演技はみな見ごたえがありますし、終盤のユンゲの脱出劇と、とある少年との出会い(フィクションではないかと思います)には、それまでに抑えられていた映画的な躍動感、サスペンスが感じられました。
 重厚ですが、多くの人に見てほしい作品です。65点。

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「知らなかった」では済まされない

投稿日:2006/05/21 レビュアー:パープルローズ

入荷以来ずっと三日月状態、waitしてやっと観ることができました。映画館でもかなり人がはいっていたようですし、こんな重い映画をみようと思う人が日本にはたくさんいるということがまず嬉しいですよね。

禁酒、禁煙、菜食主義の神経質な小男ヒトラーは、この映画では現状を認識しようともせず、実現不可能なことばかりを述べ立てる、半ば錯乱状態の独裁者のなれの果て。
こんな男を信じ、将来を託したたくさんの国民が、その独裁者に全く顧みられることもなく死んでいったことは悲劇でしかない。

しかし、ホロコーストについては全く触れられていず、みようによっては「こんな普通でない精神状態の独裁者がやったことなのだから仕方がない」と言っているようにもとれるので、イスラエルのプレスが激怒したというのもわかるような気がする。

映画の冒頭、ヒトラーの秘書だった女性の証言で始まり、最後にご本人が登場している。少し前に映画館でみた「白バラの祈り」のソフィー・ショルについて言及し、「若かったから、知らなかったからではすまされない」と語っているが、その証言に最も感銘を受けた。

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BGMもない静かで緊迫した映画。ガンツの熱演に疲れてしまう力作ネタバレ

投稿日:2006/03/02 レビュアー:吟遊旅人

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 独裁者ヒトラーの敗戦を目前にした姿は、背の曲がった神経質そうなみじめな小男にすぎない。どこにそんなカリスマ的な威厳があるのか、映画を見ている限り、理解できない。そして、「総統」としてのヒトラーは「市民など死ねばいい。戦争なんだ、市民の命などかまっていられるか」と無慈悲な男だが、女性秘書にはやさしい声をかけ、子どもを膝に抱いてご機嫌な好々爺ぶりを見せる。

 6人の幼い子どもたちを道連れに一家心中する宣伝相ゲッベルス夫妻のケースはほんとうにたまらない。狂信的にヒトラーを崇拝するゲッベルス夫人は凛として威厳ある美しい女性だ。彼女が子どもたちを手にかけていく様は戦慄の涙があふれるシーン。軍国の母は恐ろしい。しかも身の毛もよだつほど気丈で毅然とし、品があるのだ。この場面はこの映画のなかでもっとも緊張感にあふれていた。

 狂信者はどこか一本スジの通った魅力を持っている。信じるもののために命を惜しまないという姿は崇高ですらある。この映画でも、一身を賭して祖国防衛に立ち上がる少年義勇兵たちの勇ましいこと。敗戦を目前にして地下壕で酒びたりになる将校よりも、最期まで毅然として戦う軍人たちのほうがずっと好感がもてる。これは困ったことだ。
 この映画を見たからといって決してヒトラーに好感が持てるなどということはないし、戦争の愚かさ・残虐さはいやというほど伝わってくる。それでも、第三帝国の最期の2週間だけにしぼって映画が作られているため、強制収容所もユダヤ人虐殺も登場せず、ナチスの何が問題だったのかは漠としている。ヒトラーに心酔する若い秘書の視点で作られているため、映画の中では観客もついついヒトラーに同情的な視線を向けてしまいそうになる。

 だが、映画の最後に、亡くなる前のユンゲ元秘書のインタビュー画面が映ると、観客は我に帰るだろう。「あのころ、強制収容所のことは知らなかった。でも、若かったから、知らなかったから、と責任逃れはできない」と自分がヒトラーの秘書であったことを恥じてユンゲは証言する。映画の冒頭と最後に挟まれる彼女の証言がこの映画の製作意図だ。しかし意図と結果が矛盾するのはよくあること。この映画がどのように受け止められるのか、危惧も残る。

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意味不明

投稿日:2010/02/04 レビュアー:ホヨマックス

私はSS。
だが、これは見る必要なし。
ずぇ〜んじぇん つまんないから。

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人間群像劇として観た方が愉しい

投稿日:2006/08/06 レビュアー:parole

これだという映画は公開初日の初回に観ることにしています。私がいつどのようにして観ようが、作品そのものにも鑑賞する味わいにも全く関係ないことはわかってはいるのですが、作品の入りの良し悪しが一番始めに、そしてはっきりとわかるのが初日の初回で、それに決意を持って駆けつけることがその映画を支持するという映画ファンにできる数少ない意思表示だと思っているからです。

というわけでソクーロフの『太陽』も初日の初回に駆けつけました。話題性があるためそれなりの入りはあるだろうと予想はしていましたが、予想を大きく上回る反響で、開演の1時間前には既に満席状態、開演直前には次回の整理券も配布し終えるような状況になっており、初回自体も数多くの立ち見客がいました。終演後も入り口は整理券を求める長蛇の列や、多くのマスコミ人などでごった返しており余韻に浸る静けさなど求むべくもない有様でした。作品は言われているとおり「人間天皇」の表現に徹したもので、これなら口さがない連中の誹謗中傷はないだろうと一安心しましたが、でも恐らくソクーロフにとっては初めてであろう「喜劇」として仕立て上げられていたので、それはそれで攻撃の対象になるのではと別な心配が出てきました。

ご存じの通り『太陽』はソクーロフの人間4部作の第3部に相当し、『モレク神』と題された第1部はヒットラーを主人公にしています(ちなみに第2部『牡牛座』はレーニンで、第4部はまだ撮影されていません)。『モレク神』は日本では未公開なので、自ずと(というか、半ば無理矢理)思いは同じく人間ヒットラーを主人公とした『ヒトラー 〜最後の12日間〜』に向かいました。この作品、なかなか悪くはないとは思うのですが、実はヒットラーを主人公とした作品じゃないんですよね。彼の秘書だったユンゲこそが主人公であり、でも単独の人物を主人公とした作品と言うよりも多くの人物達を公平かつ色眼鏡無しで扱った群像劇なんだと思います。個人的には夫以上にエキセントリックなヒットラー信者だったゲッベルス夫人の造形に一番心惹かれましたし。この作品、ヒットラーのことばかりが言及され、それはそれで仕方のない側面があるとは言うものの、「ヒットラー「もまた」一人の人間に過ぎなかった(と言う側面もあった)」という見方の方がより愉しめる作品なのではないでしょうか。

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