エクスペリメント

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

ジャンル：ヒューマンドラマ
内容：
母親へ暴力を振るう父を憎む主人公アレックスは、父を殴り、その職場へ車ごと突っ込んで刑務所に服役する羽目になる。その頃政府では犯罪者を更正させる新しいプロジェクトが開始されようとしていた。それは矯正キャンプに参加し、 4カ月間にわたる過酷な訓練に耐え抜けば自由の身になれるというものだった。父の暴力から母と妹を守りたいという一心でアレックスはそのプロジェクトに参加することを了承するのだった。
その訓練施設では、過酷な労働と人権をも否定されるような待遇が待ち構えていた。唯一女性心理学者のザイデルが彼らの身を案じ、真摯に受刑者達に接していた。やがて彼らも彼女に対して次第に心を開いて行く。


感想：
ほかのレビューにもあるようにサイコホラーではありません。よくある刑務所もののドラマです。緊迫感も冒頭のシーンではそこそこにありますが次第に全体がぬるくなってきます。というようりもハートフルな部分が増えて来ます。極秘プロジェクト、極限状態とありますがほとんど軍隊の訓練と変わりません。（軍隊の経験はありませんが・・・）。むしろこんな訓練で刑期が４ヶ月になるのならば、受刑者はこぞって参加するに違いありません。そもそも主人公の受刑者達は主人公をはじめとしてすべて極悪犯ではありません。ちんけな麻薬の売人あるいは家族思いが高じて犯罪に手を染めてしまった物たちなので、施設でとんでもない事が起こりそうにもありません。事実それほどの起伏も無く物語りは終わってしまいます。
それどころか最後には鬼看守や女性心理学者、受刑者達にも友情、連帯感が芽生え、めでたくハッピーエンドとなります。
主人公も無事更正を果たし・・・、おおプロジェクトは成功じゃないですかぁー。

そう、この映画は爽やかな青春ドラマなのです。
「SAW」とか「マシニスト」「es」などの間違った方面の期待をせずに鑑賞できれば気楽に見ることが出来る一品です。

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

これも表紙に騙されちゃったのかなぁ〜？ドイツ映画で話題になった［ｅｓ］という作品がありました。実験で刑務所ごっこをしていたらみんなが狂気に取り憑かれ大変なことになっちゃったっていう実話ベースの作品だけど、この作品と今作の表紙がよく似てるんだよね。どちらにも坊主頭の男の顔が表紙になってるんだ。おまけにどちらもドイツ映画だし、やっぱ期待しちゃうよねぇ。極限状態に陥った人間の狂気・・・これは［ｅｓ］がそうだったよね・・・を描いた究極のサイコホラーっていうイントロにも騙されたのかもね。どこがサイコホラーなわけ？どことなく暖かい人間ドラマが展開されてたでしょ？なのにサイコホラーって。ほんとイントロっていい加減だよなぁ〜何とかして欲しいよ。

主人公アレックス君は父親が務める銀行に車ごと突っ込んじゃいます。父親は警察に通報し、哀れ息子は刑務所行きになってしまいます。その刑務所では国家的極秘プロジェクトが始められようとしていました。刑に服している囚人たちの人格を矯正するためのプロジェクトです。主人公のアレックス君にも参加のお誘いが来ますが彼はそれを拒否します。今回彼が刑務所に入るきっかけとなったのは父親の母親に対する暴力でした。妹から面会時に父親が母親によりを戻さないかといわれていることを知ったアレックス君は一度断ったプロジェクトに参加することにしました。アレックス君の刑期は２年ですが、このプロジェクトに参加すると４ヶ月でシャバに戻ることが出来るからです。ところがこの矯正プロジェクトは半端なものじゃありませんでした。まるで軍隊のような訓練をし、きつい重労働までさせられ、ことあるごとに教官からひどい仕打ちを受けるのです。そしてその矯正施設での３大ルール「私は教官の命令に従います」「私は質問された時以外は話しません」「私は規則を守ります」を守って生活するのです。私語をする事が許されていないのです。要はしゃべるなということです。これって以外ときついよねぇ。そんな施設での生活が始まりアレックス君は無事シャバへ戻ることが出来るのでしょうか？かわいい妹を父親の魔の手から救い出すことが出来るのでしょうか？といった感じの物語でサイコホラーのサの字もでてきません。

あぁ〜また騙されちゃった。でも予想を完全に裏切られる快感ってクセになるよね。Ｂ級好きの僕はクセになっちゃってるかも。

部類にドラマとあるでしょう。正解です。
決してサイコ、ましてやホラーではありません。

おどろおどろしいイントロで期待してはいけませんよ。

主人公達が人間として成長する過程に少しだけ感動して下さい。

あははは！ツボ！

イントロダクションも、皆さんのレビューも見ないで『es』繋がりで
予約したので、最後の１０分が無ければとてもいいヒューマンドラマ
でございました。そう・・最後の１０分の看守長（？）のセリフが
みごとにツボに。学芸会のようなまとめ方してくれたので
可笑しくて仕方ありませんでした。

予告編も、よくもまあこんな表現が出来るなと２回も見ました。
ある意味お見事！拡大解釈というか販売方針の相違というか
一度見てみるといいと思います。別の意味で感心してしまいますから。

『重宝な人』と日本語のタトゥーが二の腕に入っていましたが
明らかに誤訳なのでしょうね。
貴重なとか、宝のようなとか、そんな意味で
入れたかったのでしょか？

『便利な人』・・・じゃね・・・く〜くっくっく

それからね、それからね、DVD特典のこの映画会社（？）の新作予告集！
ほとんど全部どこかの２番せんじだから見てください！
きっと、この映画のような出来と予感させてくれます。

おみごと！

まず。ドイツ映画です。当然ドイツ語です。
パケがかっこよかったのと、あらすじが自分好みだったので借りてみました。

が、つまらない。

焦点がボヤけすぎていて、何がしたいのか、何を伝えたいのか、サッパリ見えてこない。俳優の演技は悪くはないが、良くもない。ヒロインも可愛くはない。

ドイツのヌルい監獄状況を知るには良いかもしれないけど。

「なんかおもしろそ」「DISCASから『10点以上登録しろ』って言われてるし…」という理由なら、お引き止め。やめた方が良いよ、と言いたい。

在庫状況も「S」なんで気合い入ってそうに見えるけど。大丈夫か？DISCAS。不良在庫の山になるぞ？