剣客商売　第１シリーズ

本当に、いまさら珍しくもありませんが、ＤＩＳＣＡＳさんには「剣客商売　第１シリーズ　第1巻」が、２つ登録されてます。もちろん同作品です。なので、これはデジャヴュじゃございません。

「剣客商売」で作品名検索すると、たんまり出てきます。どうぞ、突っ込みどころを探してみてください。お忙しいＤＩＳＣＡＳさんのことですから、おそらく枚数を増やしてくださったときに、やっちゃったんでしょうね。そのうち修正しれくださるのかもしれませんが、こちらにもレビュー登録しときますので、よろしければ、参考になさってくださいまし。この事実に気付かせてくださった ↓歌舞伎者 さまには、お礼にポチっとしときました。


「剣客商売」（けんかくしょうばい）は、フジテレビ系で放映されていた、シリーズものの時代劇。原作は「鬼平犯科帳」など時代小説でお馴染みの池波正太郎先生です。ゆったりとした時の流れ。何ともいえない人の温もり。とっても美味しそうな酒と料理など、まさに池波正太郎ワールド。このドラマならおそらく、原作を読んでからでも違和感なく観られるんじゃないかと思います。

このドラマには、第１シリーズから第５シリーズまであります。

●第１シリーズ…1998年10月14日〜12月16日（水曜20時）全10話
●第２シリーズ…1999年12月8日〜2000年3月15日（水曜20時）全11話
●第３シリーズ…2001年6月5日〜7月24日（火曜20時）全5回　※大治郎が不在のシリーズ
●第４シリーズ…2003年1月21日〜5月13日（火曜20時）全11話　※大治郎と三冬の配役変更
●第５シリーズ…2004年2月3日〜3月16日（火曜19時）全7話

全シリーズ鑑賞するには、結構な時間と労力が要るかもしれませんが、もし時代劇がお好きなら、一度覗いてみてくださいね。

さて、本題。

この第１シリーズのＤＶＤは、全部で５巻。１枚に２話ずつ収録されています。大好きな父と息子のお話を中心に、「剣客」と呼ばれる者のあるべき姿。目指す道について、とても丁寧に描かれています。テーマはそれなりに重いんですが、状況設定や登場人物の人柄もあって、全体的にほのぼのとした雰囲気になってます。それもまた、このドラマの魅力の一つでしょうね。

このシリーズで一番のお気に入りは、秋山大治郎。主役＝秋山小兵衛の息子に当たります。渡部篤郎さんが演じてるから…ってこともありますが、第４シリーズから山口馬木也さんになってもそのまま好きだったので、たぶん役柄に惚れた部分が大きかったんだと思います。剣一筋のカタブツ。小兵衛に対しても、“父”というより、“師”に接するような硬さがある。そこがイ〜のよ。山口馬木也さんの大治郎が、揺るぎない優等生タイプなのに比べ、渡部篤郎さんの大治郎は、ひょっとするとダークサイドに堕ちてしまいそうな危うさが魅力。ん〜、やっぱりどっちも好きだな〜。

主役の秋山小兵衛の強さは、そりゃもう半端じゃありません。重厚な殺陣のシーンもこのドラマの見所ですが、お父さん方にお勧めなのは、小兵衛とおはるの世界。いつも明るく料理上手な働き者。娘ほど歳の離れた可愛い人と、人里離れた一軒家で隠居生活。こりゃも〜、男の理想郷じゃありませんか。小兵衛のことが大好きでたまらないおはると、おはるのことが愛おしくて仕方ない小兵衛のラブラブ生活。これがあるから作品全体にほのぼの感が出るんでしょうね。いや、お熱いこって！

この作品には、小兵衛を先生と慕う人々がたくさん出てくるんですが、中でも好きなのは、弥七と徳次郎。三浦浩一さん演じる弥七は、岡っ引きと小料理屋のダンナという二足のわらじ。小気味の良い江戸弁が飛び交うこの店が、とっても居心地よさそうなんですよね〜。
徳次郎は弥七の下っ引き。「必殺シリーズ」中村主水の上司＝田中様（山内としおさん）が、こんなところに…。田中様とは真逆のイメージですけど、こういうホンワカした山内さんも、好きですよ。

☆レギュラーメンバー☆

秋山小兵衛…藤田まこと
秋山大治郎…渡部篤郎
おはる…小林綾子
佐々木三冬…大路恵美
弥七…三浦浩一
長次…木村　元
徳次郎…山内としお
おみね…佐藤恵利
嘉助…江戸屋猫八
おもと…梶芽衣子
田沼意次…平幹二朗


●第１巻
　第1話「父と子と」 ゲスト／勝部演之、遠藤憲一
　第2話「井関道場四天王」 ゲスト／梨本謙次郎

●第２巻
　第3話「まゆ墨の金ちゃん」 ゲスト／伊原剛志、竜雷太
　第4話「御老中暗殺」 ゲスト／渋谷天外

●第３巻…
　第5話「老虎」 ゲスト／北村和夫、本田博太郎
　第6話「川十万坪」 ゲスト／藤田弓子
　
●第４巻
　第7話「箱根細工」 ゲスト／山本學
　第8話「嘘の皮」 ゲスト／石橋漣司
　
●第５巻
　第9話「天魔」 ゲスト／片桐光洋、島田順司、竜雷太
　第10話「兎と熊」 ゲスト／中野英雄

「剣客商売」（けんかくしょうばい）は、フジテレビ系で放映されていた、シリーズものの時代劇。原作は「鬼平犯科帳」など時代小説でお馴染みの池波正太郎先生です。ゆったりとした時の流れ。何ともいえない人の温もり。とっても美味しそうな酒と料理など、まさに池波正太郎ワールド。このドラマならおそらく、原作を読んでからでも違和感なく観られるんじゃないかと思います。

このドラマには、第１シリーズから第５シリーズまであります。

●第１シリーズ…1998年10月14日〜12月16日（水曜20時）全10話
●第２シリーズ…1999年12月8日〜2000年3月15日（水曜20時）全11話
●第３シリーズ…2001年6月5日〜7月24日（火曜20時）全5回　※大治郎が不在のシリーズ
●第４シリーズ…2003年1月21日〜5月13日（火曜20時）全11話　※大治郎と三冬の配役変更
●第５シリーズ…2004年2月3日〜3月16日（火曜19時）全7話

全シリーズ鑑賞するには、結構な時間と労力が要るかもしれませんが、もし時代劇がお好きなら、一度覗いてみてくださいね。

さて、本題。

この第１シリーズのＤＶＤは、全部で５巻。１枚に２話ずつ収録されています。大好きな父と息子のお話を中心に、「剣客」と呼ばれる者のあるべき姿。目指す道について、とても丁寧に描かれています。テーマはそれなりに重いんですが、状況設定や登場人物の人柄もあって、全体的にほのぼのとした雰囲気になってます。それもまた、このドラマの魅力の一つでしょうね。

このシリーズで一番のお気に入りは、秋山大治郎。主役＝秋山小兵衛の息子に当たります。渡部篤郎さんが演じてるから…ってこともありますが、第４シリーズから山口馬木也さんになってもそのまま好きだったので、たぶん役柄に惚れた部分が大きかったんだと思います。剣一筋のカタブツ。小兵衛に対しても、“父”というより、“師”に接するような硬さがある。そこがイ〜のよ。山口馬木也さんの大治郎が、揺るぎない優等生タイプなのに比べ、渡部篤郎さんの大治郎は、ひょっとするとダークサイドに堕ちてしまいそうな危うさが魅力。ん〜、やっぱりどっちも好きだな〜。

主役の秋山小兵衛の強さは、そりゃもう半端じゃありません。重厚な殺陣のシーンもこのドラマの見所ですが、お父さん方にお勧めなのは、小兵衛とおはるの世界。いつも明るく料理上手な働き者。娘ほど歳の離れた可愛い人と、人里離れた一軒家で隠居生活。こりゃも〜、男の理想郷じゃありませんか。小兵衛のことが大好きでたまらないおはると、おはるのことが愛おしくて仕方ない小兵衛のラブラブ生活。これがあるから作品全体にほのぼの感が出るんでしょうね。いや、お熱いこって！

この作品には、小兵衛を先生と慕う人々がたくさん出てくるんですが、中でも好きなのは、弥七と徳次郎。三浦浩一さん演じる弥七は、岡っ引きと小料理屋のダンナという二足のわらじ。小気味の良い江戸弁が飛び交うこの店が、とっても居心地よさそうなんですよね〜。
徳次郎は弥七の下っ引き。「必殺シリーズ」中村主水の上司＝田中様（山内としおさん）が、こんなところに…。田中様とは真逆のイメージですけど、こういうホンワカした山内さんも、好きですよ。

☆レギュラーメンバー☆

秋山小兵衛…藤田まこと
秋山大治郎…渡部篤郎
おはる…小林綾子
佐々木三冬…大路恵美
弥七…三浦浩一
長次…木村　元
徳次郎…山内としお
おみね…佐藤恵利
嘉助…江戸屋猫八
おもと…梶芽衣子
田沼意次…平幹二朗


●第１巻
　第1話「父と子と」 ゲスト／勝部演之、遠藤憲一
　第2話「井関道場四天王」 ゲスト／梨本謙次郎

●第２巻
　第3話「まゆ墨の金ちゃん」 ゲスト／伊原剛志、竜雷太
　第4話「御老中暗殺」 ゲスト／渋谷天外

●第３巻…
　第5話「老虎」 ゲスト／北村和夫、本田博太郎
　第6話「川十万坪」 ゲスト／藤田弓子
　
●第４巻
　第7話「箱根細工」 ゲスト／山本學
　第8話「嘘の皮」 ゲスト／石橋漣司
　
●第５巻
　第9話「天魔」 ゲスト／片桐光洋、島田順司、竜雷太
　第10話「兎と熊」 ゲスト／中野英雄

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レビューを表示する

剣客商売、まさにおもしろい作品です。藤田まことの殺陣もすばらしいが、ストーリーもおもしろく、シリーズで見て楽しみたい作品です。

池波正太郎の「同じ人間が悪い事もすれば良い事もする」という考え方を、もう少し前面に出した筋書きに変えても良かったのではないかと思います。しかし、テレビドラマの時代劇としてはハイレベルだと感じました。特に第5話「老虎」が好きです。

このドラマは、毎回登場するゲストキャラの性格付けが上手ですね。

第一話では言わずもがな、父と子の意外なキャラクター付け。（プラス、三冬さん）
第二話は井関道場の四天王の一人である、剣の腕は立つけど酒飲みで人柄はとてもよい剣士。（剣の腕は立つけど同様に剣の道を危ぶませるほどの酒飲み、というのと、剣の道を危ぶませるほどの酒飲みだけど明るいお酒で人格がよい、というWの二面性）

そしてこの巻に入っている第三話はいわずもがな黛の金ちゃん。（斬られた直後の「うんっ？」という芝居がとても漫画っぽくてしかしキャラにあっててツボリました）第四話は主人を毒殺しようとするオジサマ。（弱気で小心な裏切り者という設定もさることながら、だんだん常軌を逸してくる目つきがなかなか哀れを誘いました。目ぢから。）

時代劇の定番やセオリーに則った立ち位置の登場人物なのに、性格付けがおやっという意表を突いてくるので見ていて飽きない。それは原作の力なのかもしれませんけれど。

ところで第三話は、変なところで秋山家の遺伝子を感じませんか。この親子、揃ってそれぞれ、クロスドレッサー（異性装者）な剣豪に惚れ込まれている。因果ですな（笑