たまゆらの女

私　今３０代なんですが　
感覚的に生理的に合わないなと思いました。
ファッションだとか　髪型だとかはもちろんなんですけど
とにかく片道10時間かけるだけあって重い。
相手が「逃げ」に入っても空っぽの住居に通い続ける。
40代以上の人ならもしかすると　しっくりくるのかも。

恋の痛手をわざわざえぐり　その痛さ加減で
生きている感覚を知るとでも言うか。。。
「愛」と呼ぶには幼くて「恋愛依存症」というような具合。

最後にこの女性がいったいどうなってしまったのかが
分りませんでしたが　軽く自分なりの解釈で納得してしまうことに。
中国の地方都市や　絵付師の仕事場が覗けたのはよかったですね。

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

断片的で時間までも交錯させた映像は、さながら全編が回想シーンのよう。美しいけれども寂しさを伴う静けさに満ちています。
そしてこうした技法が主人公周漁の刹那的で不安定な心理とも重なって、独特な詩的世界を作り上げています。

描かれているのは周漁の心の渇き。
渇きの理由は語られませんが、彼女はそれに突き動かされるように恋をし、潤いを求め続けます。けれども彼女の渇きはとても大きくて、しだいにそれが相手にとって重荷になってゆくのです。
私は映画を見ている間、彼女が痛々しくて仕方ありませんでした。
これが恋なんだろうか。彼女が満たされることなんてあるんだろうかと……。

残念ながらラストはちょっとつらすぎる終わり方です。なにもこんな終わり方しなくても……と、観終わったあと、やるせない気持ちになってしまいました。
すべては夢の中で閉じてしまいます。

こんなテーマを描いた作品もあるんだなぁ。
星４つ。

　恋愛というものを考えてしまうことになった映画だった。若いときだったらきっと苦しくて観ていられなかったと思う。

　コン・リーが二役を演じているのと、時間の流れが入り組んだ構成になっているせいでか、少し混乱した。　

　それにしてもこの恋愛の発端、ダンスパーティで踊る美しいヒロインに一目ぼれして、詩をささげてくれた男の忘れ物を、遠路はるばる汽車で届けるというところから、既に重い。
　二人はそのまま恋仲になり、ヒロインは彼の元へ通いつめる。
　男が「自分が好きなのか、自分の詩が好きなのか」と問う場面がある。女は答えない。
　彼女はその一方、汽車の中で獣医と知り合って、二人で詩の中に書かれていた湖を探しに行くことになるのだが、どこにもみつからない。（「豚の種付けがあるから帰る」という獣医の言葉はあまりにも現実的でちょっと笑ったが）獣医もまたとらえどころのないヒロインに惹かれていく。
　彼女は現実には存在しなかった湖を美しかったと詩人に言う。美しかったのは幻だったからだ。
　彼女が愛したのは現実のありのままの男ではなくて、もしかしたら彼の詩でもなく、彼女自身が心の中に描いたあふれるほどの詩才をもった虚像の男だったのではないか。
　
　詩人を売り出そうと自分の絵付けした磁器を処分して、朗読会を企画したが、入場者は誰もいなかった。詩人にしたらさぞみじめだったことだろう。結局彼は逃げ出すよりなかった。
　ヒロインは一方で自分に好意を持っている獣医ともつきあうが、彼は彼女の求める男の像とはあまりにかけ離れていた。
　獣医が彼女を花火があがって人が集まっている人工湖へ招待する場面。ありもしない湖より人工だけど水を満々とたたえているこちらのほうがよほどいいではないか、という獣医に背を向けて、ヒロインはさっさと帰ってしまった。

　最終的には、山奥の学校に赴任した詩人を追いかけて行った、彼女の乗ったバスが転落して水没してしまう。（この部分が回想の中で語られるだけだったので印象が弱い）
　この映画の中では要所要所で水（湖とか川とか）が象徴的に使われていたと思う。　

コン・リーの美しさに星三つ！★★★

『ＳＡＹＵＲＩ』のコン・リー美しいです。

『愛人／ラマン』のレオン・カーフィー久しぶりです。
ちょっと、おじさんになって下条アトムさんに
似てたような…。

スン・ホンレイは『初恋のきた道』でルオ・ユーシェンを
やってた人。
コン・リー扮するチョウユウに翻弄されるチャン役です。

最後まで見ることは出来ましたが、解釈が難しい！
何が何だか分かりません。
心理的なものか、はたまた想像なのか…不思議です。
分からないけど、見入ってしまいました。

すごく、幻想的な三角関係のお話です。

何回か見れば解釈が可能か？

まあ、見て教えてください。

理解不能！
★★★☆☆