アウトライブ

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見始めてすぐ「なんかオタクくさい話だな〜」と思ったらこれ漫画原作なんですか。
そう（漫画だと）思ってみれば面白い。漫画に向いた題材だし、いきなり数年も経っている展開も長編大河作品っぽいので、長期にわたる連載作品を追っていたらハマッたかも知れない。全員ふつーに韓国語を喋るのも漫画やアニメなら違和感もない。
俗に言う”幼馴染萌え””すれ違いLOVE”要素もあるので、日本でも漫画・アニメやゲーム好きの層にはウケがいいのではないかと思う。

＜＜ここからさらにネタバレ＞＞

とかなんとかヒトゴトみたいに分析して見ていたら、ラスト30分モロ泣きしてしまった。感動して泣くのはよくあっても30分も延々と泣いているのは珍しい。
しかしせっかくのその大感動がラストのラストでかなり台無しになる。
普通ひとりの人間に親は二人だが、ソンはわずかな期間のあいだに３人も親を失ってしまう。不可抗力もあるが、私の見たところ注意義務違反が２、児童保護遺棄が１。本人たちはそれで完全燃焼したみたいで満足かもしれないが、子どもはどうする。純愛は美しくていいが、子どもを守り育てるのは生活である。ジナを育てた叔父グァクジョンを見習いなさいよ。…と、つい子を持つ身としては思ってしまうのであった。

あまり出番がないながら印象深いのはソルリの兄ライ。大事なところにさっと出てきてびしっと締める、美味しい役どころでかっこよかった。
それとジナの剣技、映画表現上の効果としては笑っちゃうが、実際にあの威力があるのなら、そりゃ〜「秘伝書」が狙われるのもわかるわかる。大量殺戮兵器のない時代にはあれは脅威である。

あまりアクション映画が好きではないのですが、この映画に関してはいえば非常に満足です。剣さばきもすごいですし、内容もしっかりとしたものになっています。あまり期待せずに観た分、ちょっと驚きました。ただ途中に変なCGがあったのが嫌でした。それ以外は良かったのではないでしょうか。

結び目がいくつもあってなかなか解けないロープのような作品です。ちょっと気を抜くと登場人物の人間関係とストーリーの展開を見失ってしまいそうになります。
アクションドラマの中に韓国が得意とする悲恋もあってなかなか盛りだくさんなのですが,制作費をケチったのか，舞台は中国という設定なのに登場人物が韓国語だったり，バレバレのCGだったり，ワイヤーワークだったりで，もう少し韓国映画らしい方が私は好きです。
ただ，「ガンアンドトークス」のシンヒョンジュンとはまた一味違う渋さがあってよかったです。

以前映画館で観た時も大泣きしたんですけど、やっぱり今回も泣いてしまいました。
ジナとソルリの純愛が綺麗です。
民族問題が丁度今オリンピックで話題になってる内容と同じってのも時期的にツボでした。
でも一番のツボは、主演のシン・ヒョンジュンが、なぜかこの作品の時だけ宇都宮隆に似て見える事かも（笑）
宇都宮隆ファンの私にはお宝物です♪

すっごくいい映画でした。
シン・ヒョンジュンのかっこよさ。

さまざまな愛や想い、生き様、。
人の気持ちの深さにはビックリしました。

アジアならではの剣。
深い言葉にも演技にも感動。

最後も泣けます。
是非お勧めしたい！！