狂った果実

今、一番お説教してる口うるさい世代が何を見てたのかを知るのもいいですよ
何しろ予告編の言葉がすごい！
・・求めて得られず、愛してむなしき青春の悶え
　　逆らい、傷つきも抑えきれぬ生命力
　　背徳の世界に乱れ狂う若さ　若さ　若さ・・・・

行き場のない力を持てあましている太陽族のことかと思います

さらに

・・青い麦の衝動、理由なきがゆえに恐れなし
　　女をめぐって愛情が憎悪を生み，血が血と争う
　　己以外の何をも信じない傲慢さ・・・

兄弟でなぞめいた一人の女性を争うんですね

そしてあの石原慎太郎都知事もワンシーンだけ出てきます

音楽になんと武満徹の名前があります

セリフが早すぎて、聞き取りにくいのですが、単純なストーリーなのでわからなくはなりません

要するに三角関係ですが、結構おもしろかったです
　　

図書館でプロジェクターを無料借りて大画面で観ました

すごく映像が綺麗（ただ綺麗と言うのではなく…）で独特の雰囲気があって白黒の映像で海がこんなに美しく華やかに眩しく映し出されて・・・うっとり見ていました。当時時代を作った流行の映画なのでしょうが、時代を感じさせない、またすごく芸術的な映像だと思います

水上スキ-やモ-タ-ボ-トもスピ-ディ-でかっこいいし
石原裕次郎が最初に出てきた場面のシャツのデザインもモダンでおしゃれで今でも若者に流行そう。

スト-リ-は、最後は衝撃的で石原新太郎らしいと言えばらしく・・・

私としてはスト-リ-が好きとは思いませんが場面場面の情景や、センスが好きです
音楽効果もとても好き
大画面で見るとなおさら眩しい映画でした。

北原三枝もほんとに美しく
眩しい映画

日本語なのに何故か集中していないと何を喋っているのか、全く聞き取れません。ヒアリング能力を要しますね。それだけ今の言葉と当時の口語に違いがあるんですねぇ。勿論、古い作品ですから録音状態の問題もあるのかも知れませんが。
内容は…何が言いたいのか、さっぱり分かりましぇん。つか無い。つか薄（っぺら）い。往年の大スター達のPVでしょうか。
ファンの方はそれなりに楽しめるのでしょうか。
特にファンというワケでもなく、世代でもない私には全く分かりませんでした。アラン・ドロンの『太陽がいっぱい』を彷彿とさせる場面もありますが、あちらとは比べものになりません。
ちなみに裕次郎ファンで且つ映画ファンのうちの母曰く、「裕ちゃんでいいのは『黒部の太陽』くらい。」らしいです。
（どちらかと言うと、母の為に借りたのですが…。）

古い映画なので、（当時流行っていたであろう）言葉の意味が
わからないところがあるものの、すごくおもしろい映画です。
「裕次郎なんて」とか思わず、見て欲しい作品。
当時としては、斬新でエロティックな映像だったんだろうな。
主人公の兄弟が金持ちぼっちゃんっていう設定のせいもあるけど、
ヨーロッパの香りがします。
裕次郎と慎太郎はこういう生活だったんだねえ〜、ホント金持ち。
でも、男性のファッションにはちょっと笑ってしまいます。（特に海パン）
女性のファッションは今でも着られそうな感じなのにね。

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『太陽の季節』姉妹版として制作された【石原裕次郎】初主演作であり　青春の剥き出しの本性とどうにもならない憤りと哀愁　昔の湘南の雰囲気と時代を本格的に味わえる逸品です！

モノクロなんですけど　まるで当時の湘南の街並みや海、【太陽族】と呼ばれた当時最先端の若者風俗を見事に表現した映像に　そこに存在するかのような錯覚を覚え　鮮烈な印象で魅了されてしまいました。

夏久（石原裕次郎）と春次（津川雅彦）がとにかくピュアで　対称的（不良と真面目人間）に見えながら　根っこの部分はしっかり結びついている固い兄弟愛！　【裕ちゃん】（大先輩に失礼だが　あえてこう呼びたい）の魅力は　本作を観れば明らかです！

映画自体も後に仏ヌーベルバーク映画に影響を《与えた》といわれるほど　当時としては　動きにスピディーなスマートさと独特のリズム感を融合したリアリズムがあり　若き日の繊細で闊達な【裕ちゃん】が在りし日の湘南な風物と共に感じることが出来る貴重な価値ある映像。　何度も観たいと思う「恋愛青春邦画」5本のうちに入る傑作です！！　　　　

フランク（岡田真澄）も実に美形！　「仮面ノリダー」の“ファンファン大佐”しか知らない世代には衝撃でしょう！

恵梨（北原三枝→もちろん後の裕ちゃん夫人）は小悪魔的な魅力が溢れる好演です！

原作者石原慎太郎都知事もカメオ出演しています。
（見逃さないように　よく観てください！）