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自主映画で実績を積みPFFで注目を集めた新鋭・佐々木紳監督の劇場デビュー作。地方の街でキャンドルアーティストとして活動する青年が、同窓会のために訪れた東京滞在中に経験する様々な出来事を通じて、これまでの人生を見つめ直し、痛みを受け止めながらも前へと進んでいくまでを、優しいまなざしで詩的に綴る。
自主映画で実績を積みPFFで注目を集めた新鋭・佐々木紳監督の劇場デビュー作。地方の街でキャンドルアーティストとして活動する青年が、同窓会のために訪れた東京滞在中に経験する様々な出来事を通じて、これまでの人生を見つめ直し、痛みを受け止めながらも前へと進んでいくまでを、優しいまなざしで詩的に綴る。
製作年: |
2006年 |
---|---|
製作国: |
日本 |
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
93分 | 1:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語 |
|
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
AD106 | 2009年10月16日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
8枚 | 0人 | 0人 |
収録時間:
93分
字幕:
音声:
1:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
レイティング:
記番:
AD106
レンタル開始日:
2009年10月16日
在庫枚数
8枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
0人
DVD
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
93分 | 1:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語 |
|
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
AD106 | 2009年10月16日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
8枚 | 0人 | 0人 |
収録時間:
93分
字幕:
音声:
1:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
レイティング:
記番:
AD106
レンタル開始日:
2009年10月16日
在庫枚数
8枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
0人
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1〜 4件 / 全4件
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この作品が魅力的だから綾野剛という役者が魅力的に見えるのか、それとも綾野剛という役者の個性がこの作品を支えているのか、綾野さんを目当てに見た私には判断がつかないのですが、ふらっと入った映画館で、夜中にたまたまつけていたテレビで、もしも偶然にこの作品に出会っていたとしても、きっと好きになったろうなあと思える作品です。大きな物語の起伏はないけれど、余韻がいつまでも心に残る映画です。静かで優しい余韻が・・・。
自らを溶かしながら灯りを灯すキャンドルのように、痛みを抱えた人の側に寄り添う主人公。でもそれはいつも誰かといないと不安・・・というような現代病的なものではなくて、一人で居る強さがあるからこそ、他者に寄り添える。他者に寄りかかるのではなく、また抱え込んでしまうのではなく、ただ側に居て共感する。そういう勇の行為が生み出す人間関係が優しくて心地いい。けれども、時にはそれが彼の心を揺らしたり傷つけたりもする。イタズラ電話でつながった見知らぬ少女とのやりとりで、高校の同窓会で・・・。傷ついた勇の心を癒すのもまた人との関わり・・・。物語の終わりに友人の妹とのやり取りで少しずつ笑顔を取り戻していく勇。すり減ったキャンドルに新しい鑞をついで、また勇は人に寄り添おうとするのでしょう。
ギターの弦をつま弾くような音楽が主人公の心にシンクロするように流れます。BGMという感じではない、効果音でもない、この不思議な音と映像の一体感は役を演じている人と音楽を作った人が一緒だから生まれてくるものなのでしょうか。優しいトーンの映像と穏やかな綾野さんの存在感と合わせて、静かにいつまでも心に響いているような珠玉の小品だと思いました。
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※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
映画でなければすくい取れなかった生のゆらめきを、慈しむように描いた作品。
東京に隣接する地方都市での主人公、勇の日常は穏やかで、キャンドルの灯りとしての火を扱いながら常に水が感じられるような空気感をまとい、
背景でつまびかれるギターの音色は川の水や山の木々と同じく自然の音の一つのようで、
物語の前半はそれがまるで一つの心象風景でした。
ロングショット、少ない言葉、少ない説明は監督の技量不足に因るものではなく、かといって計算高いものでもなく、
欲求不満を感じさせずにうまく想像力を喚起するものでした。
設定に必然性はなくとも作品としてのまとまりが素直に納得させてくれたといえます。
何で中国語?勇の生まれはどこ?とか・・・
佐々木紳という人の監督デビュー作ということですが、どんな人だろうと検索してみたものの、ヒットはなしでした。
察するに優しい心の持ち主ではなかろうかと思います。「あした」ではなく「あす」、「ごみばこ」ではなく
「くずかご」という言葉を綾野剛さんにしゃべらせたところ、妙に私は好感が持てました。
モチーフとしてはジッポのライターだったのではと思うくらい、あの心地よい音も含めてエピソードがさりげなく濃密でした。
ずっと大切に持っていたはずなのに出会ったばかりの女子高生にあげてしまう。そのあと、同窓会で
ライターをもらった元カノにタバコの火を求められた時、何のわだかまりもこだわりもなく同級生から借りたマッチで火を点けてあげる。
彼女の方も、勇が高校時代にもらったライターを今も大切にしていることを直前に友人から聞かされていながら、
とりたてたリアクションも見せずに。
同窓会の終わりに自分がパイロットと結婚することを告げ、勇に言った「ありがとうね」はすごく深い意味を感じ取りました。
その時の勇の表情も何ともいえないものがありました。
きっと勇は自分の内面のしなやかさが脆くて生き辛いものだという自覚はないのでしょう。ただそれを大切にしたいと思っているだけに違いない。
他者との交流で自分が深く傷つくというのに、それを拒絶するほどの頑なさもないのだから。
ラスト近く、勇が駅で堪えきれずに嗚咽する場面は見ている私にも気持ちが痛いほど伝わってきて、涙が流れてきました。
孤独なこころが愛おしかった。
その後ユウ子を迎えに行った河原が前半とはうって変わって抜けるような秋空で、
笑顔を見せた勇が自転車で二人乗りをしながら途中、「帰ろう」と言ったときのカタルシス。
この物語の一つの象徴的な場面でした。
勇が選んだ彼の日常はまた続いていくのです。
主演の綾野剛さんは最近メディアへの露出も多く、その人となりや考え方に触れるにつけ、
ますます魅力的な役者になっていくだろうと予測できます。
けれど、これは彼に限らずですが、得るものの代わりに手放すものがある。
そうやって人は生きていく。もう二度と彼にはこんな時は生きられない、そんな瑞々しい綾野剛さんに会える、
ちょっと切ない余韻も残る佳い作品です。二重の意味で、まさにLifeです。
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ユーザーレビュー:4件
投稿日
2012/05/02
レビュアー
HaHa※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
この作品が魅力的だから綾野剛という役者が魅力的に見えるのか、それとも綾野剛という役者の個性がこの作品を支えているのか、綾野さんを目当てに見た私には判断がつかないのですが、ふらっと入った映画館で、夜中にたまたまつけていたテレビで、もしも偶然にこの作品に出会っていたとしても、きっと好きになったろうなあと思える作品です。大きな物語の起伏はないけれど、余韻がいつまでも心に残る映画です。静かで優しい余韻が・・・。
自らを溶かしながら灯りを灯すキャンドルのように、痛みを抱えた人の側に寄り添う主人公。でもそれはいつも誰かといないと不安・・・というような現代病的なものではなくて、一人で居る強さがあるからこそ、他者に寄り添える。他者に寄りかかるのではなく、また抱え込んでしまうのではなく、ただ側に居て共感する。そういう勇の行為が生み出す人間関係が優しくて心地いい。けれども、時にはそれが彼の心を揺らしたり傷つけたりもする。イタズラ電話でつながった見知らぬ少女とのやりとりで、高校の同窓会で・・・。傷ついた勇の心を癒すのもまた人との関わり・・・。物語の終わりに友人の妹とのやり取りで少しずつ笑顔を取り戻していく勇。すり減ったキャンドルに新しい鑞をついで、また勇は人に寄り添おうとするのでしょう。
ギターの弦をつま弾くような音楽が主人公の心にシンクロするように流れます。BGMという感じではない、効果音でもない、この不思議な音と映像の一体感は役を演じている人と音楽を作った人が一緒だから生まれてくるものなのでしょうか。優しいトーンの映像と穏やかな綾野さんの存在感と合わせて、静かにいつまでも心に響いているような珠玉の小品だと思いました。
投稿日
2013/09/05
レビュアー
natto※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
映画でなければすくい取れなかった生のゆらめきを、慈しむように描いた作品。
東京に隣接する地方都市での主人公、勇の日常は穏やかで、キャンドルの灯りとしての火を扱いながら常に水が感じられるような空気感をまとい、
背景でつまびかれるギターの音色は川の水や山の木々と同じく自然の音の一つのようで、
物語の前半はそれがまるで一つの心象風景でした。
ロングショット、少ない言葉、少ない説明は監督の技量不足に因るものではなく、かといって計算高いものでもなく、
欲求不満を感じさせずにうまく想像力を喚起するものでした。
設定に必然性はなくとも作品としてのまとまりが素直に納得させてくれたといえます。
何で中国語?勇の生まれはどこ?とか・・・
佐々木紳という人の監督デビュー作ということですが、どんな人だろうと検索してみたものの、ヒットはなしでした。
察するに優しい心の持ち主ではなかろうかと思います。「あした」ではなく「あす」、「ごみばこ」ではなく
「くずかご」という言葉を綾野剛さんにしゃべらせたところ、妙に私は好感が持てました。
モチーフとしてはジッポのライターだったのではと思うくらい、あの心地よい音も含めてエピソードがさりげなく濃密でした。
ずっと大切に持っていたはずなのに出会ったばかりの女子高生にあげてしまう。そのあと、同窓会で
ライターをもらった元カノにタバコの火を求められた時、何のわだかまりもこだわりもなく同級生から借りたマッチで火を点けてあげる。
彼女の方も、勇が高校時代にもらったライターを今も大切にしていることを直前に友人から聞かされていながら、
とりたてたリアクションも見せずに。
同窓会の終わりに自分がパイロットと結婚することを告げ、勇に言った「ありがとうね」はすごく深い意味を感じ取りました。
その時の勇の表情も何ともいえないものがありました。
きっと勇は自分の内面のしなやかさが脆くて生き辛いものだという自覚はないのでしょう。ただそれを大切にしたいと思っているだけに違いない。
他者との交流で自分が深く傷つくというのに、それを拒絶するほどの頑なさもないのだから。
ラスト近く、勇が駅で堪えきれずに嗚咽する場面は見ている私にも気持ちが痛いほど伝わってきて、涙が流れてきました。
孤独なこころが愛おしかった。
その後ユウ子を迎えに行った河原が前半とはうって変わって抜けるような秋空で、
笑顔を見せた勇が自転車で二人乗りをしながら途中、「帰ろう」と言ったときのカタルシス。
この物語の一つの象徴的な場面でした。
勇が選んだ彼の日常はまた続いていくのです。
主演の綾野剛さんは最近メディアへの露出も多く、その人となりや考え方に触れるにつけ、
ますます魅力的な役者になっていくだろうと予測できます。
けれど、これは彼に限らずですが、得るものの代わりに手放すものがある。
そうやって人は生きていく。もう二度と彼にはこんな時は生きられない、そんな瑞々しい綾野剛さんに会える、
ちょっと切ない余韻も残る佳い作品です。二重の意味で、まさにLifeです。
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