カールじいさんの空飛ぶ家

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カールはエリーとの楽しかった想い出とともに、エリーとの約束を果たすためにパラダイスの滝に旅立ったのでした。ちゃんちゃん。
……で終わればすごくいいハナシだったのに、犬だの鳥だのが出てきてドタバタになっちゃう、それが惜しい。
「モンスターズ・インク」から「WALL・E」まで、精密なCGはもちろん、ストーリーでもいつも楽しませてくれたピクサーも、ついにネタ切れかなあ。
いや、ピクサー・ファンなんですよ、本当は。
そういえば、ひとつ共感できたことがありました。ことあるごとに貯金箱（瓶ですが）を割るシーン。
そうそう。僕も趣味のためにと思ってた貯金を、結婚式で切り崩し、マンション買って切り崩し、子供が産まれて切り崩し……。
人生は積んでは崩されの繰り返しですわ。
人生の何もかもが嫌になっちゃったカールが、楽しかった想い出にすがるのも分かります。

愛が深いほど、その先へ一人で進むためにパワーがいるのですね。

久々に感情を共有できる映画でした。

欲をいえば、冒険家の悪役おじいさんの心も救ってあげてほしかったです。

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3Dで鑑賞しました。

3Dメガネってすごく重いんですけど。
私は、映画はメガネをかけて鑑賞するので、自分のメガネの上から、3Dメガネをかけるのか、3Dのうえから自分のメガネをかけるのか、非常にもたつき、しかも、映画の間もかなり気になったので、3Dも微妙だな、と思いました。



そんなことはさておき、映画は素晴らしいです。

ピクサーはキャラクターがかわいらしいし、色が鮮やかで、見ているだけで幸せになる。

最初に、エリーとカールの出会い、結婚、いろいろあって、エリーがなくなるまで、一気に見せてくれます。
結婚してからは、音楽と映像だけで台詞は一切ないのに、ここで、かなり泣かされるはず。

私もメガネが気にならなければ、泣けたことでしょう。

カールが立ち退きの陰謀で、老人ホームにいれられそうになり、家ごと南米の幻の滝に飛んでいく。

すごいよね。

でも、彼にはもう失うものもないし、妻の夢の場所に行こうっていうのはとっても素敵。

ここに予想外のお客様がいるんだよね。

ボーイスカウトのラッセル。おでぶちゃん。
カワイイの。

彼も小さいのにいろいろ複雑な事情がありそう。

アジア系かな、と思っていたら、オリジナルの声優は Jordan Nagaiくんがやっているようで、日系のアメリカ人。
見た目はとっても日本人です。
しゃべると、アメリカ人そのものなんだけどね。

日本人としてはちょっとうれしい。

カールじいさんは、偏屈なようでとっても優しいの。

旅が進んでいくにつれ、仲間との結束も生まれ、７８歳とは思えぬ、冒険家ぶり。

やっぱり悪役もでてくるし、迫力満点。

いろんなことを盛り込んでます。

大人も、子供も楽しめる映画だと思うけど、本当は、大人のための映画ですね。

原題は「UP」

素敵なタイトルだと思いませんか？

UPですよ。いい言葉ですね。

是非どうぞ。2Dでもいいとおもいます。

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カラフルな風船に空飛ぶ家だなんて何ともロマンチック♪
カールじいさんと愛妻エリーとの出会いから晩年に至るまでの
愛の日々が綴られた冒頭部分がとても感傷的で秀逸です。
歳を重ねてもこういう夫婦でありたいな〜
なんて誰もが思うのではないでしょうか？^^

エリーが亡くなってからというもの
殻に閉じこもってばかりのカールじいさん。
周辺の土地開発が進む中でカールじいさんは
エリーと過ごした愛の巣を頑なに死守していました。
子供の頃エリーから貰った冒険クラブの会員バッジを
今でも身につけているなど愛妻家っぷりがよく伝わってきます。
そんなカールじいさんでしたが、
突然訪問してきたボーイスカウトの少年
ラッセルとの出会い＆彼との冒険によって
少しずつ心境に変化が表れていきます。
クライマックスでカールじいさんが下した決断は
そんな重苦しい日々への決別の瞬間だったのでしょう。
妻の立場からすればたまには思いだして欲しいけれど、
いつまでも後ろ向きでいられたら
エリーだって安心して天国で暮らせないものね。

それにしてもカールじいさんと
ラッセルとの掛け合いが最高でした！
ラッセルはその容姿から
明らかにアジア系だと思うのですが、
その辺も日本人である私の共感を誘います。
何か誰かに似てるんですよね、ラッセルって。誰だろ？
そう感じられるのはよくいる子供の典型だからでしょうか？
でも悩みなんてなさそうに見えるけど
彼は彼で結構可哀想な境遇にいるんですよね…。
子供は天使の様な存在だなんてよく聞くけれど
ホントその通りで子供たちの天真爛漫さに
救われること多いですよね。
カールじいさんがラッセルに救われたように。。

それから、ダグを始め通訳機を通じて
おしゃべりするワンちゃんたちも
愛犬家のハートを鷲攫みですねっ。
チョコレート好きな怪鳥ケヴィンもいい味だしてます。

ヒール役となる伝説の冒険家チャールズ・マンツは
ある意味気の毒な人でした。
意固地な人間が辿りつく末路は
あまりにも孤独で残酷です。
昔カールおじさんたちがあんなに憧れた
偉大な存在だったのに。。
前進する勇気も生きていく上で必要ということでしょうか。
カールじいさんＶＳマンツの対決シーンは
ご老体ならではのユーモラスな演出に
思わず噴き出してしましましたが^^;

特典映像もとても充実していますのでそちらもお見逃しなく♪
舞台となる南米ベネズエラに位置する
テプイ状のロライマ山まで実際に赴くなど、
リアリティを追求するスタッフ達の姿勢には感服です。
人生観が変わりそうな程の絶景でした。

この作品は映画館で観ましたが、先日テレビで放映していました。
久しぶりに拝見して、やっぱりいいな〜と思い、この春休みにお子様と一緒に観て欲しくレビューを書きます。

偏屈で孤独なガンコ老人は愛する妻を亡くし、立ち退きを迫られたカールは家に大量の風船を付けて冒険に出る話。
行先は妻エリーと約束した伝説の場所“パラダイス・フォール”。家が風船で浮く瞬間がとても綺麗で感動場面です。

飛び立った後で“お年寄りのお手伝いバッジ”を手に入れてランクアップを目指している自然探検隊員の少年・ラッセルが家に入り込んでいた事に気付く。
下りるに降りられないラッセルも一緒におじさんと旅にでる。そしてパラダイス・フォールのある土地にたどり着いた二人だったが、着地したのは滝から離れた場所だった。まだ、浮いていられる間は引っ張って移動することにして二人で家を引っ張り移動する。

そして知り合った巨大な怪鳥・ケヴィン、そしてケヴィンを追っていた犬・ダグと遭遇する。この怪鳥ケヴィンはカラフルなダチョウに似ています。そして犬のダグは大人しそうな、おっとりとした犬。そして二人と２匹で旅が始まる。そして多くの冒険が彼等を待っている。

ラッセル少年の勇敢さ、おじいさんの頑張りを観ていると自分の欠点が見えてくる。結構、教育的内容で、小さなお子さんも理解できる内容なのではと思います。幼い頃に出会った、素敵な映画…それは大人になっても記憶に残ります。是非、この春休みにご家族で楽しまれることをお薦めします。