２００１年宇宙の旅

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　まず、タイトルが意味不明。オープニングの猿のシーンは伏線なのかと思ったけど、ラストまで分からず仕舞い。中盤は結構納得がいくＳＦミステリーって感じで期待膨らむ・・・
　だが、ラスト３０分くらいは幻想的な光の映像と、宇宙船に不釣合いな家具と老人になったクルー？そして石版と胎児？一体この映画はなんなのか？『２０１０年』を見ろ！と上から目線なのか？

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最近「時計じかけのオレンジ」の原作本に、長らく削られていた最終章を付けた版が出たというので（日本語訳）読んでみました。最初の出版では最終章が書かれていたが、あらたに削られた版が出されずっと後者が出ていたようです。
何故そうなったのかそのへんは分かりませんが、原作者のバージェスは最終章に人の『叡智』を込めたかったのでしょうか。この映画しか知らない私は、いかにスタンリー・キューブリックの衝撃が大きかったか感じました。最終章には驚愕というより呆然としました。スタンリー・キューブリックの「時計じかけのオレンジ」は、皮肉にも今をより近くに見ていたということになりますが。

前置きが長くなってしまいましたが、それなら「時計じかけ・・」の前に作られた「２００１年・・」は２００８年の何処にいるのかと思い観始めました。意外につながっているんですね。ひろぼうさんによると「時計じかけ・・」の中に２００１年につながる小ネタもあるようですし。

何度観ても鮮明な色彩に驚きます。
プラスチック素材に塗ったアクリル絵の具のような”真っ白”な白と、
”真っ黒”な黒の美しさ。切り抜いたような”真っ赤”な赤。

今までに理解できたのは猿人（？）が武器（骨）を宙に放り投げるまででしたが、
今回は自分も年を取るってこういう事かというほど話しが読める。

なんて悲しい話なんだ。
人類が何百万年もかけて得た『叡智』は武器の発見であり、
効率のよい殺人だけだというのか。
“モノリス”を与えた神は、人類をその先に導き何を見ようとしていたのか。
殺人しか学ばなかった人類にこうして罰を与えようとしたのか。
思考だけを残した”宇宙の子供”という苦痛を与えて・・。

“モノリス”など与えなければ良かったんじゃないですか。
ねぇ！神様。
”悲しい”って感情がどこから出ているのですか。
ねぇ！神様。
何か言ってよ！

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ボーマン船長が閉じ込められた無機質な部屋は終身刑の独房であると思われるが、いったい何の罪によりてなのかわからない・
その形状からして父親らしきハルを殺害したにしては罰が重過ぎる。
よって、「それは原罪によりて」と解釈するのが妥当ではないかと思われる。
人類の原罪が記されているらしき石版の前で納得のいかないまま死んだボーマンが、地球の衛星軌道上の胎児になって映画は終わり、その意味がわからないまま観客もまた空中になげだされる。
ボーマンははたしてゆるされたのだろうか？
それとも母体である地球に到達できないまま、永遠にさまよえる呪われた放蕩息子として，母親である自然から拒絶され、代理母としての人工空間である宇宙船からも追放されるという理不尽な運命の軌道をたどらざるをえないという訳？
ドライでペシミストのキューブリックは安直な救済は描かないはずだ。

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2001年は、最初見た時にはよくわからないことが多すぎて、なんと判断していいか分からない映画でした。

でもインパクトはでかくて、何度もいろんなシーンを思い出したり、ヨハン・シュトラウスを聞くようになったり、凄く影響を受けたと思う。内容を何度も考えてみたり、原作や製作時のことを調べたりして、じわじわと意味や価値が分かるようになってきて、今では多分キューブリックの映画の中でも一番好きな映画だと思う。

宇宙人を見たことは一度もないけど、実際の地球外生命体に一番肉薄しているのは、数あるSF映画の中で絶対にこれだと思う。まだSF映画が氾濫していなかったころにここまでの想像力を働かせ、未だにどのSF映画より新しいと感じさせる映画、本当に凄い。

一ほんとうにＳＦと呼べる映画はこの映画くらいでしょう　ほかのハリウッド映画にしても必ずわき道にそれる（恋愛シーンがあったり　へたすればキスシーン　ベッドシーンまであるから）そのようなものをすべてそぎとった純粋なＳＦ映画といえるでしょう自分でビデオを買ってからもう何年たっただろうか　もう何回見たかも覚えてません　最初の場面はホモサピエンスの時代　かなり前ですね　しかしやっていることは現代社会とまるで変わっていない　水は飲みたいし腹いっぱいにはなりたい　しかし今のままではそれができない　そこでできたのが道具ですよね　はじまりはそこなんですよ　動物の骨を道具にして食料を手に入れる　気に入らないグループを排除する　なんか今の社会にもあるようなことですね　それからモノリスの存在　これは難解です　僕が思うには無からは何も生まれないではないかと思っています　現代に置き換えると音楽でも映画でも何か元にあるものがあって　それをアレンジする　それが人間がやってきた進化ですよね　この映画を基にしてたくさんの映画　小説　漫画ができてきましたがそれをパクリとは僕は思いません　いくらアーサーＣクラークが天才的なＳＦ作家だとしても彼が使っている題材もその前からからにあったものだと思います　僕は著者の２００１年宇宙のたびは何回か読みましたし　そのごの映画になった2010も読みましたが　2010年のほうで明らかになるのがハルの壊れ方ですどうしてかそれはハルに組み込まれていた矛盾のあるプログラムだったのですね　人間にはできるうそがつけないコンピュータはパニックのような状態になり同乗船員を排除しようとしているのでしょう　アンテナのパーツが72時間以内に壊れるといわせた人間にも罪はあるしもっといけないのは　政府の人間が（船の中でＨＡＬの機能をボーマンが削除していくときに映し出される動画が物語ってますね　2010年で明らかになるのですが、、、、　この後にも　アーサーＣクラークは　続編を書いています　そこではＨＡＬに命を奪われたフランクが蘇生させられて生き返るなんてストーリーなんだけど　人それぞれで合う会わないがあると思うんですが　僕としては本は読みました　3000年くらいには大気圏外までタワーを延ばしてほとんどの無重力状態から宇宙に出られるんだって燃料がいらないからいいよね　最後にアーサーＣクラークは人工衛星の原案を書いています　本人曰く　あのときに特許をとっとけば　今頃ビリオネイヤーだって　成れていたのになんて　追伸になりますがたしか小説ではボーマンたちが向かっていたのは土星（サターン）でもキューブリックが木星に（ジュピター)に変えたとか　それについても　著者はそのほうがすっきりしていいのではないかとか言ったらしい　しかし2010年ではそのスイングバイテクニック（星の重力を利用して投げ飛ばしてもらう）が出ていますので　そちらのほうもみてみたらいかがですかね。面白いですよ　僕はこの映画（2001年　宇宙のたびを10年間くらい年に1,2回見てます　飽きませんね　2001年オタクでしょうか