スター・トレック

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　のっけから混乱しております。最初は、『宇宙大作戦』の前日譚かなと思って観てたのですが、どうも途中から、あれ少し歴史が違ってるんじゃないのと頭を抱えることになりました。バルカン星がブラックホールに呑み込まれたり、スポックの母親が死んじゃったりと、テレビ版と違う設定がいくつも出てきて混乱しておりました。
　で、途中で気がついたのがパラレル・ワールドかなということです。ネロ船長（エリック・バナ）が過去に干渉したせいで時間線が変わってしまった世界でのエンタープライズ号の冒険という設定になっているみたいですね。
でも、タイムトラベルもののお約束である親殺しのパラドックスがきれいさっぱり無視されているのは、いっそ潔いほどです。ネロ船長が未来で悲劇に遭うのを止めた方が話が早いんじゃないか、いいや、そうするとまともに親殺しのパラドックスになるんじゃないかなどと、また頭がこんがらがる思考の堂々巡りにはまり込んだりして（その前に、そうなったら物語自体が成立しませんが。）。
　ま、ＳＦとしての突っ込みは措いておいて、オリジナルメンバーの若い頃の雰囲気はかなりうまく出していると思います。特にスポックを演じたザカリー・クイントが、地球人の血が半分入っているために、ことさら論理的に行動しようとする傾向を良く表現していました。また、ドクター・マッコイ（カール・アーバン）も眉間の縦じわまで似せていて（それともあれは地かな。）、情に厚い男を好演しています。他のメンバーもテレビ版の特徴をうまく出していると思いました。
　あと、細かいところでは、エンタープライズ号が地上で建造されていたんだということとか、カーク船長のミドルネームが父方の祖父から取ったとか、色々とテレビを観ていた世代にも興味深いネタが散りばめられているのも面白いところです。この種の映画では不可欠なＣＧにしても、不自然に感じないレベルに達しておりますし、実際にスタントをやったのだと思われるシーンも多く、（多分、ドリルにカーク達が飛びつこうとスカイダイビングするところや、雪原を行くカークと未来のスポックのシーンはそうではないかと推測するのですが。）その辺りのバランスも良いと思います。
そして、ラストがまたグッときました。“宇宙、それは人類に残された最後のフロンティアである。”というテレビでのお馴染みのナレーションの後に、テレビと同じテーマ・ミュージックをバックにエンド・クレジットが・・・。Ｊ・Ｊ・エイブラムズ監督、ファンの心を良く分かっているなぁ。

劇場行けばよかった。
思えば、小学生時代の夏休みの朝、毎日ＴＶシリーズ観てたんだもんね。
小生意気なカーク船長と感情に揺れるスポック。
最高に楽しいです。
懐かしのスポックも出てくるしね！！
文句なしです。

　熱狂的な「スタートレック」のファンではないが、普通の？ＳＦファンとしては、この映画はまずまず合格点だ。
　１９７９年制作のロバートワイズ監督の「スタートレック」を映画館で観たときには、まさに衝撃を受けた。あのウェストサイドストーリーの名監督が、まさかスタートレックなんて、という意外感もさることながら、監督の宇宙観と言うか、人間と機械との対比と言うかテーマも深遠で、今もこの映画が忘れられない。
　この映画のヒットで、そのあと、「カーンの逆襲」「ミスタースポックを探せ」「故郷への長い道」などが制作されたが、ロバートワイズ監督作品には、遠く及ばなかった。
　そしてまた、まぎらわしい「スタートレック」の映画だ。もう少しわかりやすいように、サブタイトルを付けるなどして、工夫して欲しい。本作は、結構ハラハラドキドキ感もあり、まずまず楽しめる。
　カーク船長の若い時を演じる俳優さんに、若干の違和感があったが、ま、映画が面白ければそれでいいか。

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SF映画にドラマが好きなんですが、スタートレック
のTV版は難解でしたね、全話を見ている分けでもない
ので、正直どーなんだろう？と思ってレンタル
しましたが・・・・

面白かった！映画公開時には話題にもならず興行的にも
芳しくなかったと記憶していましたが
とても、もったいない！！

SF映画好きなかた！ぜひお勧めします〜！！

もー堪りません！！
レビュータイトルの通り、踊りだしたい気持ちです。
大昔？のＴＶシリーズから見ている私にとって「ど真ん中高めのストレート」と言うくらい「大好物」の作品でした。
カーク船長、Ｍｒスポック、Ｄｒマッコイ、スールー、ウフーラ・・・登場人物の名前を聞いているだけでもう、鳥肌もの。

やっぱり「ＳＴＡＲ　ＴＲＥＫ」はこうでなくちゃ。
ピカードよりカークですよ。

確かに展開は強引で、若干辻褄が合わないところもあります。
めっちゃカッコいい未来的なデザインのエンタープライズ号の中が思ったより古臭かったり、クルーのコスチュームも今見ると時代を感じさせます。
でも、それがいいんです。「トレッキー」には

今回の評価
キャスト：★★★★★
演出：★★★☆☆
脚本：★★☆☆☆
尺：★★★★☆
映像：★★★★★


総合：★★★★☆

とにかく昔からのトレッキーには大満足の作品です。
ただ、逆にそうでない人が見たらちょっと迫力不足で、強引な展開がハナにつくかもしれません。
「時空を超える」オチは使い古された手法ですし。
でも、やっぱり最高です。
エンディングでテーマ曲が流れてきた時には、不覚にもウルウルしちゃいました。（T_T)

最後に・・・
レナード・ニモイさん。歳とりましたね。すっかりおじいちゃんです。
いつまでも元気でいて欲しいですね。

彼にこの言葉を贈りたいですね。

“長寿と繁栄を”