幸せの１ページ

ジョディー・フォスターって才女でクールかつミステリアス系なイメージがあったのでこんな温和なストーリーに出てるのにギャップを覚えた作品。内容的にゎステキだなぁなんて思いました。ストーリーの柔らかさとユニークさ、そして活発的な行動。そして運命ともいえるだろう「見えない糸」で、結ばれた関係☆

家族のあったみを見せてくれてるし、ひょんなことがきっかけで
結ばれた二人・・・ロマンチックすぎます☆

このアビゲイルちゃん、名子役ですねぇ！！！
離れ小島の娘を見事に違和感なく演じきってた姿はステキでした。

　これも確か、カミさんのリクエストだったと思います。記憶があやふやなのは予約してから随分、時間が経っていることの証拠ですね。私もカミさんもどっちがリクエストしたんだか忘れております。
　笑い話は措いといて、この物語、語り口がうまいと思いました。おとぎばなしというか童話的な造りになっていますね。冒頭のニム（アビゲイル・ブレスリン）のモノローグで彼女の母親が亡くなっていることが説明されますが、その間の映像が実写から絵本のような絵になり、そして玩具の船に乗った人形で彼女と父親が現在、住んでいる島の紹介に移ります。このあたりの絵がとても綺麗で、一緒に観ていた娘も気に入ったようでした。
　この自然児ニムとロサンゼルスで冒険小説を執筆している作家アレクサンドラ・ローバー（ジョディ・フォスター）の生活が、アレクサンドラが小説に行き詰ってニムの父ジャックに出した１通のメールをきっかけとして関わりを持つようになります。実はアレクサンドラはアレックス・ローバーの名義で同名の主人公が世界中で危機をくぐり抜ける小説を書いているのですが、彼女自身は外出恐怖症で、極端な潔癖症である所謂「ひきこさん」だったのです。
　その彼女がニムの父親のジャック（ジェラルド・バトラー）が海に出て行方不明になったと知り、勇を奮って彼女の元へ駆けつけるというお話です。それでも物語全体がある種ファンタシーとして造形されているため、シリアスな印象はありません。むしろコメディのノリで楽しめる作品になっています。
　行方不明になったジャックにしてからが突然の嵐にヨットの帆柱と衛星電話のアンテナを持って行かれても、「俺はニムのところへ帰るんだ〜。」と船の中にある材料で、即席の排水ポンプを組み立てたり、遭難した後で「まずエネルギーを補給しなくちゃ」と銛を片手に海に飛び込むアグレッシブさですから。
　物語全体満ちているのが人生を切り開くために挑戦するという姿勢ではないかと思います。ニム、ジャック、アレクサンドラそれぞれハードルの大小はあれど、障害を乗り越えるために力を尽くすというのが明るく描かれています。
　あまり深刻にならず、それでいて元気をもらえる作品だと思います。それから、忘れるところでしたが劇中に出てくるニムの仲良しの動物たちがとても可愛く、かつ重要な役を演じています。多分、場面によってはＣＧなどの助けもあるとは思いますが、私は気になるほどではありませんでした。特にペリカンのガリレオの賢い行動には思わず拍手を送りたくなってしまいます。
　ご家族でご覧になるのに最適な作品だと思います。特に小さなお子さんがいると喜ばれると思いますよ。

リトルミスサンシャインのアビゲイルちゃんの子役女優としての成長ぶりを見たくて、またたまにはコメディチックなジョディフォスターもみたくて、観てみました。

ストーリーは本当に現実離れしているけれど、平和で安心して見られます。この作品自体が本の中の現代版おとぎ話となっているのでしょう。

Be the hero of your own life story！

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　お正月休みに、家族で見るには最適な作品といえます。

寸胴少女がいつの間にか「オテンバ美少女」に大変身。
今回は、アビゲイル嬢が「ＬＯＳＴ」並みの南の孤島で岩肌をよじ登り、虫を食らい、アシカとすいすい泳ぎまわる、生命力あふれた少女を熱演。なかなか真似できないですよ。あれは。
　父親の海洋学者役は、ひと昔前なら「ハリソン・フォード」だったろうけれど、今回はセクスィーな「ジェラルド・バトラー」がピッタリ。「ジョディー・フォスター」は、楽しそうに冒険作家の不器用ぶりを怪演。
砂浜の３人の図はなかなか絵になっていて、めでたしめでたし！！

　軽く楽しめますよ。気楽に見ましょう！！

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楽しい映画だった。主演の女の子の明るさと大らかさが全編に溢れている。ジョディ・フォスターを“くって”しまった感じだ。

予告編や宣伝用のポスター、チラシを見ると、あたかもＪ．フォスターが主演のようだが、そうではない。まぁ助演くらいの位置づけか。主人公は、あくまでも前述の女の子――“ニム”だ。それはタイトルからも明らかなことなのだが、ジェラルド・バトラーと共に２大スター共演となれば、誰だって『ロマンシング・ストーン』のような冒険モノを想像し期待もする。ターゲットを大人の女性に絞ったミスリード、うまい広告戦略だ。

しかし、そんなことで良いのであろうか？ 確かに、そんな一面もなきにしもあらずだが、どちらかと言えば日曜日の午後７時半からハウス食品が提供していた世界名作劇場の趣きだ。観ている最中、『不思議の島のフローネ』や『ブッシュベビー』なんかを思い出していた。
そう言えば、あの番組がなくなって随分になる。ああ言う番組が生き残れない現在のテレビ業界や現代社会の荒みようは、目もあてられないものがある。末期症状だ。（だから私はＴＶ番組を見ない……） 健全で良心的な番組が正しく評価され、視聴率が確保出来ないところに、日本の教育の荒廃ぶりを読み取ることが出来る。嘆かわしいことだ。
作品が本来“観てほしい”と願った人たちに向けて広告されず、集客目的に異なるイメージを伝えることは罪悪だと思う。本作品は、ニムと同世代の子供たちや、その両親に観てほしいと原作者や監督サンは思っていたはずだ。楽しい映画なのに、残念でならない。

さて、本作品は肩の凝らない良い作品である。ジュニア向けかも知れないが、大人が観ても十分に楽しめる作品に仕上がっている。バランスのいい監督サンだ。特にＪ．バトラーの奮闘ぶりは面白い。悲観的にならず諦めず、知力と体力の限りを尽くして帰ろうとする姿に、ほんわりと温かな勇気を感じることが出来る。それはＪ．フォスターの頑張りよりも好ましい。やはり、誰かのために困難を克服しようとする姿はよいものだ。

レヴューを読むと評価は芳しくないようだが、これからの冬休み、是非とも親子で観ていただきたい。オススメ！