「ロードオブザリング」三部作、(原作指輪物語、The Lord of the RIngs、ファンの間でLOTRと略される)で、力尽き果てたPJ監督としては、ギレルモ・デルトロ監督にホビットは任せたかったようですが、ワーナーの事情でギレルモ監督は降板。ファンたちの熱いコールと、立ち上げかけた企画をポシャにするわけにもいかず、苦渋の末、PJ監督が再びメガホンんをとった「ホビット三部作」の最終章です。劇場で観ました。見終わった第一の感想としては、「PJ監督、お疲れ様でした。そしてありがとう。」でした。 40年以上前に原作を読んで、それ以来LOTRとホビットのファンであった自分としては、10年以上前にLOTRが実写化されるという時点ですでに興奮は最高潮でした。そして、LOTR三部作が、原作ファンの目から見ても大納得の素晴らしいできだったことに感動し、是非ともLOTRの前日譚である「ホビット」(実際は、こっちの方が出版は先でした)も実写映画化して欲しいと思っていました。 日本でLOTRの大1作「旅の仲間」が公開された当時、日本におけるLOTRの知名度は低く(海外ではとても有名で、コアなファンがたくさんいた)、この作品が三部作であることは、海外のファンには周知のことであったにもかかわらず、日本では、「中途半端な終わり方をして、続編を無理やり作ろうとしている」などの酷評が出回ったものです。 ところが、今回「ホビット」三部作では、LOTR、「ホビット」のファンが、映画をきっかけに日本でも増え、原作も読み、映画配給会社も、かなり本腰を入れて様々なキャンペーンをうって宣伝していた状況をみて、40年来の原作ファンとしては、感慨深いものがあります。 単純にファンタジー映画としてみれば、いろいろと批判的な意見も多いし、原作ファンからも、原作にないキャラクター要素(女エルフ戦士タウリエルの登場や、エルフとドワーフの恋など)を盛り込んでいるのに、批判的な意見も散見されます。 しかし、LOTRが、三部作にするには、あまりにも内容が濃い(深い)作品であるにもかかわらず、その世界観を引き継ぎつつ、「ホビット」の原作にLOTRの追補編の内容(つまりトールキンが構想していた壮大な中つ国の世界観)の一端を盛り込みつつ、ちゃんとエンターテイメント映画として仕上げ切ったPJ監督には、本当にエールを送りたいと思います。 細部までこだわりぬいた中つ国の世界。それを、見事に映像化した業績は、もっと称えられるべきだと、個人的には思っています。 尺の関係で、劇場公開版では表現し尽くせなかったところも、エクステンデッドエディションで再現されることを期待しています。
「ロードオブザリング」三部作、(原作指輪物語、The Lord of the RIngs、ファンの間でLOTRと略される)で、力尽き果てたPJ監督としては、ギレルモ・デルトロ監督にホビットは任せたかったようですが、ワーナーの事情でギレルモ監督は降板。ファンたちの熱いコールと、立ち上げかけた企画をポシャにするわけにもいかず、苦渋の末、PJ監督が再びメガホンんをとった「ホビット三部作」の最終章です。劇場で観ました。見終わった第一の感想としては、「PJ監督、お疲れ様でした。そしてありがとう。」でした。 40年以上前に原作を読んで、それ以来LOTRとホビットのファンであった自分としては、10年以上前にLOTRが実写化されるという時点ですでに興奮は最高潮でした。そして、LOTR三部作が、原作ファンの目から見ても大納得の素晴らしいできだったことに感動し、是非ともLOTRの前日譚である「ホビット」(実際は、こっちの方が出版は先でした)も実写映画化して欲しいと思っていました。 日本でLOTRの大1作「旅の仲間」が公開された当時、日本におけるLOTRの知名度は低く(海外ではとても有名で、コアなファンがたくさんいた)、この作品が三部作であることは、海外のファンには周知のことであったにもかかわらず、日本では、「中途半端な終わり方をして、続編を無理やり作ろうとしている」などの酷評が出回ったものです。 ところが、今回「ホビット」三部作では、LOTR、「ホビット」のファンが、映画をきっかけに日本でも増え、原作も読み、映画配給会社も、かなり本腰を入れて様々なキャンペーンをうって宣伝していた状況をみて、40年来の原作ファンとしては、感慨深いものがあります。 単純にファンタジー映画としてみれば、いろいろと批判的な意見も多いし、原作ファンからも、原作にないキャラクター要素(女エルフ戦士タウリエルの登場や、エルフとドワーフの恋など)を盛り込んでいるのに、批判的な意見も散見されます。 しかし、LOTRが、三部作にするには、あまりにも内容が濃い(深い)作品であるにもかかわらず、その世界観を引き継ぎつつ、「ホビット」の原作にLOTRの追補編の内容(つまりトールキンが構想していた壮大な中つ国の世界観)の一端を盛り込みつつ、ちゃんとエンターテイメント映画として仕上げ切ったPJ監督には、本当にエールを送りたいと思います。 細部までこだわりぬいた中つ国の世界。それを、見事に映像化した業績は、もっと称えられるべきだと、個人的には思っています。 尺の関係で、劇場公開版では表現し尽くせなかったところも、エクステンデッドエディションで再現されることを期待しています。