コールドプレイ

舞台が雪山ですが、若者がスノーボードを楽しみにやってきて、そのうちの一人が怪我。
帰るに帰れなくなり、近くにあった廃屋に身を寄せる。
そしてそこには恐ろしい殺人鬼が！
という、ありきたりなストーリーです。

しかし！
どこか雰囲気が違います。
なんか怖いです。
思いの外グロくもないし、殺人鬼もなかなか姿が見えないし。
でも怖かった。
雪山というシチュエーションだからなのか閉鎖感を醸し出してます。

過去を辿ると悲しい出来事があったわけですが、そんなところの悲愴感も感じます。

脚本がいいのかな。
登場人物にも感情移入出来て、一緒に恐怖を体感した気分です。
ハラ・ドキしますよ〜！

しかし女性ってこういう時は冷静ですね〜。
私自身、こういう行動がとれるか自信ないですが…＾＾；

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　めずらしいですね、ノルウエーのホラー映画なんて。だいたいノルウエーの映画を見るには初めてですが、ごく普通のアメリカホラーを見ているようでした。
　足を骨折した仲間をつれて、３０年も前に閉鎖されたホテルに入り込んだら、そこに住み着いていた殺人鬼がいて、殺されるのか殺すのか、という展開の、実はよくあるホラー映画の典型的なパターンを踏襲しているのですが、よくあるパターンだから、普通に面白くなるかどうかは、別の話で、普通のホラーを作るのって結構難しい。だから、ホラーにははずれが多いのですね。
　殺人鬼の正体も最後のほうでわかるのですが、かわいそうな人ではあります。細かく説明は無いのですが、想像できます。まあ、その背景はいいとして、「１３金」を代表とする、若者連続殺人映画です。目新しいものは皆無。殺され方も、ごく普通。でもこの手の映画が好きならば、結構な雰囲気で、雪山の寒い感じもあり、まあ楽しめるのではないかと思います。

スノーボードを楽しむ為、人気のない雪山を訪れた5人の若者たち。
看護能力が高く見た目もシガニー・ウィーバーを彷彿させるヒロイン、
男らしさ溢れるヒロインの彼氏、
一見尻軽っぽいけど実はお堅いヒロインの友人と最近相愛が判明した彼氏、
そして独り身の男の子。

たいてい、カップル関係にない男がトラブルメーカー的な役割を担いますが、
彼の怪我をきっかけではあるものの、健気ないい子。
彼はそれほどウインタースポーツが得意なわけではなく、
一緒にいちゃつく相手がいるわけでもありません。

それでもついてきちゃったっ！

それには、ちょっとした理由があるわけで。
満身創痍の彼の奮闘ぶりが健気でポイント高し！

『13金』系ホラーの王道ストーリーの中、登場人物の好感度が後押し、
”助かって欲しいな”と展開を追えるスリラー作品に仕上がっています。

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他の方のレビューがあまりに高いのでビックリしてますが、ストーリーも展開も地味で在り来たりです。
最近のホラーはより過激により残酷な描写が多く、それに慣れてしまってるのかもしれませんが、とにかく前半のシーンが長い。

冒頭のシーンで行方不明の男の子の話が出て来ます。そして雪山で遭難者が多数出てる新聞記事も出て来ます。
そこへ、若者５人が雪山へ出かけます。もう展開は読めます。
一人が怪我をして、近くにあった廃墟と化したホテルに避難しますが、ここまでで半分位時間かけてるんじゃないかと思う位長い。

エロも無く、グロも無く（強いて言えば骨折したシーン位）、若者達も至って真面目な子達。
雪深い山を背景に淡々と進んで行き、特に見せ場もなく、犯人も一人目が殺されたあたりから分かっちゃうし、最後の展開も読めちゃうので面白みには欠けます。

犯人に追いかけられるのですが、どこかスリリングな部分が感じられません。
主人公の女の子が聡明で勇敢すぎちゃてるから乗り切れるだろうと言う安心感みたいなのを感じられます。

つまらないとまではいかなくても、誰かに勧められるかと言うと、ＮＯですね。
「デッドスノウ」のようなノリだったらもっと楽しめたかなあと私は思いました。

他の方も書いてますが、真面目すぎるのかもしれませんね。

５人の仲間の関係性や、殺人鬼の正体など、
ホラーの「いろは」は心得た作りになっています。
しかし、あんまり基本的過ぎて普通になってるのも事実です。
遊びや観客を裏切る演出っていうのはあんまりないですね。
そんなにスプラッターでもないので、心臓の弱い方も大丈夫でしょう。

しかし、この殺人鬼、精神的に子供のままで成長してないのでしょうか？
ぬかり過ぎというか手ぬるいです（苦笑）。

オープニングの雪山で行方不明者続出と言うような
テレビや新聞の報道がダダーっと流れます。
それがあたかもこの殺人鬼の仕業のように思わせますし、
彼のコレクション部屋にはそうとうのものがあるのですが、
ちょっと違うんじゃないかな？
殺人鬼は徒歩のようですから、現実的に考えると
そんなに遠征できないと思います。