ＩＴ／イット

初めてテレビで見たときに、これはすごい、と思っていました。ピエロがこんなに怖いなんて。ＩＴにお化けとか、鬼とかいう意味があることもこの映画を見てから知りました。
　ＤＶＤを借りてみたときは、前回ほどの衝撃はなかったものの、初めて見る人には、きっと満足のいく映画だと思います。少し、長いかなという気はしますね。

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スティーブン・キング作品の映画化としては、まともな部類だっだ。

物足りないが、それはやむを得ないだろう。
あれだけの長編を、短時間に詰め込んで、とりあえず話が理解できるようにはしなければならないのだから。
そもそも、＜IT＞の実体が出てきたらズッコケることになるのは予想していた。
中でも、小道具が全然活きてなかったのは残念。
その最たるものが、ビルの自転車。
唐突に出てきたトランプは意味不明状態だし、あんな描き方では、最後にオードラを乗せて街をかっ飛ばすシーン（いや、あの映像では「かっ飛ばす」という表現には遠い感じだが）が全然生きてこない。
原作を知らないと、「なんでこうなるの？？？」ではないだろうか。

とは言え、「好きかキライか」と聞かれれば、好きな映画。
原作を知らない方は是非とも一読をオススメしたい。

なかなかの出来である。酷評されてるほどつまらなくはない。
ツメの甘い部分は確かにあるがそんなもん大金かけた映画でも
よくあることだ。これは当時２日間に渡って放映されたんだが、
子ども達はピエロ(IT)の恐怖に震え上がったもんだ。大人に
なった今でも最後15分くらいまでは「うひー」とか思いながら
鑑賞できました。Ｓ・キングの物語ははいつも彼の愛する故郷で
起こるんだよな、じじいはそれも好きである。ぱちぱちぱち

いかにも、スティーブン・キング作品です。
彼の作品は小説もそうだけど、大抵とても面白いか、すごくしょーもないか、のどっちか。
これは残念ながら後者ですね。
前半はすごくドキドキして盛り上がったんだけどなー。
子ども時代のショッキングな事件とか、じわじわ心理的にくる恐怖とか、次はどうなるの？！って。
実際、ピエロがあまりに不気味で怖くて、コレ見て以来、ピエロが嫌いになってしまったくらい。
キャストだって、『ロミオとジュリエット』のオリビア・ハッセーや
有名コメディアンのティム・カリーなど、ちらほらスターが出ているのに。

…なのに、後半ってばボロボロのダメダメです。途中で息切れ状態。
人を散々怖がらせておいて、あのオチは最っ低！！
犯人が登場した瞬間、某チェーン店の「カニ将軍」を思い出しました。
ある意味、本当に衝撃的で忘れられないラストです。
キング作品の熱心なファン、このもの凄いギャップと脱力感を味わいたい方にはお勧めです。

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この作品、子供の頃に確か観た事ある気がするんだけど、中身を殆ど覚えていない為、再度レンタルして視聴。
両面ある超大作なのに、全く飽きずに最後までぶっ通しで観ました。
さすがスティーブン・キング！いや、これは監督の腕によるところが大きいでしょうがね。
でも一番最初の少女が嵐の到来直前にピエロに出会って　．．．．ってトコは少女のアップが可愛くないし、恐怖に怯えても無いので何だか凡庸。

表面は少年少女７人がそれぞれの家庭環境等の問題もありながら、いじめっ子に立ち向かいつつもＩＴ（それ）に立ち向かう様子が描かれています。
私は自身も喘息持ちで、昔に発作止めの吸入器を持っていたのでその中身をヤツに吹っかけた時、顔が爛れて苦しんでるのを見てゾッとしてしまいました。あれは悪魔だから、ああなっただけですよね。人間の子供が吸っても何の被害もありませんでした。ただこの薬、今では殆ど使用されていません。
今は発作を「止める」のでは無くて「予防」する方向の薬の使用に切り替わっているからです。止めるのは心臓にかなりの負担がかかるそうなので。

さて、一応ＩＴを倒した彼らはそれぞれの生活の場所へ散って行きます。
ただ１人の灯台守を田舎に残して。
でも３０年の月日が経ったその年、再びＩＴは子供を喰らい始めるのです。
と言う事で灯台守はあちこちに散らばったかつての仲間を電話で呼び寄せます。中には外国で暮らす者も居たし、事業が成功し感激の美酒に酔い潰れてる者も居た。お笑いの世界で名を挙げてる者も居た。
因みに灯台守は地味に図書館で働いていたのだ。
３０年前、７人居た彼らは、ラッキー７だ！と言って怪物に立ち向かった。
ところが今回、電話を受けた直後に風呂場で死んだ男が居たのだ。
風呂場の壁に血文字でＩＴと書いて　．．．．　果たして彼は自殺なのかＩＴに殺られたのか？
という訳で、もう最初から７人揃わない事は視聴者には分かっている。
さて本当に倒せるのだろうか？
とおもってましたが、やっぱり友情は強いのです！
別バージョンのスタンド・バイ・ミーの様でした。あの映画がお好きな方でホラーでも大丈夫という方はご覧になってみるといいかもしれない。