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「キル・ビル」のクエンティン・タランティーノ監督が、第二次大戦下のフランスを舞台に繰り広げられるナチス殲滅作戦の行方をスリリングに描くアクション・エンタテインメント大作。1944年、ナチス占領下のフランス。かつて、ナチスのランダ大佐によって家族を皆殺しにされた少女ショシャナは、ただ一人逃げ延び、現在はパリで映画館主に身をやつしながら復讐の機会を窺っていた。同じ頃、アルド・レイン中尉率いる連合軍の極秘部隊“バスターズ”がナチスを次々と虐殺、ドイツ軍を震え上がらせていた。そんな中、ショシャナの映画館でナチスのプロパガンダ映画のプレミア上映が決まり、ヒトラーはじめナチス高官が一堂に集結するのだったが…。
製作年: |
2009年 |
---|---|
製作国: |
アメリカ |
原題: |
INGLOURIOUS BASTERDS |
受賞記録: |
2009年 アカデミー賞 助演男優賞
2009年 カンヌ国際映画祭 男優賞 2009年 ゴールデン・グローブ 助演男優賞 2009年 NY批評家協会賞 助演男優賞 2009年 LA批評家協会賞 助演男優賞 |
監督: |
クエンティン・タランティーノ |
---|---|
製作: |
ローレンス・ベンダー 、 ローレンス・ベンダー 、 クエンティン・タランティーノ |
製作総指揮: |
ロイド・フィリップス 、 ボブ・ウェインスタイン 、 ハーヴェイ・ウェインスタイン 、 エリカ・スタインバーグ 、 ロイド・フィリップス 、 ボブ・ワインスタイン 、 ハーヴェイ・ワインスタイン |
出演: |
ブラッド・ピット 、 メラニー・ロラン 、 クリストフ・ヴァルツ 、 ミヒャエル・ファスベンダー 、 イーライ・ロス 、 ダイアン・クルーガー 、 ダニエル・ブリュール 、 ティル・シュヴァイガー 、 B・J・ノヴァク |
撮影: |
ロバート・リチャードソン |
「キル・ビル」のクエンティン・タランティーノ監督が、第二次大戦下のフランスを舞台に繰り広げられるナチス殲滅作戦の行方をスリリングに描くアクション・エンタテインメント大作。1944年、ナチス占領下のフランス。かつて、ナチスのランダ大佐によって家族を皆殺しにされた少女ショシャナは、ただ一人逃げ延び、現在はパリで映画館主に身をやつしながら復讐の機会を窺っていた。同じ頃、アルド・レイン中尉率いる連合軍の極秘部隊“バスターズ”がナチスを次々と虐殺、ドイツ軍を震え上がらせていた。そんな中、ショシャナの映画館でナチスのプロパガンダ映画のプレミア上映が決まり、ヒトラーはじめナチス高官が一堂に集結するのだったが…。
製作年: |
2009年 |
---|---|
製作国: |
アメリカ |
原題: |
INGLOURIOUS BASTERDS |
受賞記録: |
2009年 アカデミー賞 助演男優賞
2009年 カンヌ国際映画祭 男優賞 2009年 ゴールデン・グローブ 助演男優賞 2009年 NY批評家協会賞 助演男優賞 2009年 LA批評家協会賞 助演男優賞 |
監督: |
クエンティン・タランティーノ |
---|---|
製作: |
ローレンス・ベンダー 、 ローレンス・ベンダー 、 クエンティン・タランティーノ |
製作総指揮: |
ロイド・フィリップス 、 ボブ・ウェインスタイン 、 ハーヴェイ・ウェインスタイン 、 エリカ・スタインバーグ 、 ロイド・フィリップス 、 ボブ・ワインスタイン 、 ハーヴェイ・ワインスタイン |
出演: |
ブラッド・ピット 、 メラニー・ロラン 、 クリストフ・ヴァルツ 、 ミヒャエル・ファスベンダー 、 イーライ・ロス 、 ダイアン・クルーガー 、 ダニエル・ブリュール 、 ティル・シュヴァイガー 、 B・J・ノヴァク |
撮影: |
ロバート・リチャードソン |
---|
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
153分 | 日本語・英語・吹き替え | 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語 2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
R-15 | GNBR1977 | 2010年05月12日 |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
40枚 | 1人 | 2人 |
収録時間:
153分
字幕:
日本語・英語・吹き替え
音声:
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
レイティング:
R-15
記番:
GNBR1977
レンタル開始日:
2010年05月12日
在庫枚数
40枚
1位登録者:
1人
2位登録者:
2人
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
153分 | 日英日(吹)英(吹) | 英:DTS-HD MA5.1ch、日:DTS5.1ch |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
R-15 | GNXR1001 | 2010年05月12日 |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
29枚 | 0人 | 0人 |
収録時間:
153分
字幕:
日英日(吹)英(吹)
音声:
英:DTS-HD MA5.1ch、日:DTS5.1ch
レイティング:
R-15
記番:
GNXR1001
レンタル開始日:
2010年05月12日
在庫枚数
29枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
0人
収録時間: | 字幕: | 音声: |
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153分 | 日本語・英語・吹き替え | 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語 2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
R-15 | GNBR1977 | 2010年05月12日 |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
40枚 | 1人 | 2人 |
収録時間:
153分
字幕:
日本語・英語・吹き替え
音声:
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
レイティング:
R-15
記番:
GNBR1977
レンタル開始日:
2010年05月12日
在庫枚数
40枚
1位登録者:
1人
2位登録者:
2人
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
153分 | 日英日(吹)英(吹) | 英:DTS-HD MA5.1ch、日:DTS5.1ch |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
R-15 | GNXR1001 | 2010年05月12日 |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
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収録時間:
153分
字幕:
日英日(吹)英(吹)
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英:DTS-HD MA5.1ch、日:DTS5.1ch
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R-15
記番:
GNXR1001
レンタル開始日:
2010年05月12日
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タランティーノの映画で割と面白いと思うのは『レザボア・ドッグス』『パルプ・フィクション』、傑作は『デス・プルーフ』。『キル・ビル』なんかはそれほどいいとは思わない。
この『イングロリアス・バスターズ』は割と面白いという部類。レビューをざっと流し読みすると、つまんないという評価も多いのは十分うなずける。けれども、裸の王様というほどでもない。だって、タランティーノは一度も王様になんかなっていないと思うから。ちょいと面白い映画を作る人で、重要な作家のひとりには違いないけれど……あれなのかな、「デヴィッド・リンチから映画が始まったと思っている人がいる」とペドロ・コスタが嘆いていたけれど、タランティーノにも信者みたいな人がいるのかな? 僕はフツーに面白い映画を撮る人で、稀に傑作が出てくる可能性がある、くらいに思っています。
劇場で見て、今度dvdを借りて半分だけ観たので、都合1・5回観ました。やっぱり大好きな『特攻大作戦』を思い出します。たぶんベースになっているマカロニ戦争映画は昔はずいぶんテレビで観ましたけど、よく覚えていない。ラストの映画館に閉じ込めての大殺戮も、『特攻大作戦』そのままじゃないかなと思います。
ラストのことを書いたので先に触れてしまうと、史実にこだわらず映画館でヤツを殺したのは非常に快感でしたね。スクリーンに浮かび、炎に飛ぶ復讐の顔。このラストはひじょうにニンマリさせるもので、その印象でずいぶんこの映画の僕の評価は高くなっています。
タランティーノの特徴に「無駄話」というのがありますよね。この映画でも何度も出てきます。しかし『デス・プルーフ』の無駄話がほんとうに無駄で、そのために一種異様な映画的時間が流れていたことに比べると、今回の「無駄話」的シーンは、実はあまり無駄ではないので、面白みに欠けます。たとえば、冒頭のフランスの農家での、ユダヤ・ハンターことランダ大佐(クリストフ・ヴァルツ)とユダヤ人一家を匿う牧場主の対峙。ここも一見タランティーノ的無駄話に見えますが、台詞は実は少しも無駄ではなく、計算されたサスペンスの醸造に寄与しています。
同じことは、中盤以降の居酒屋での女優ブリジット(ダイアン・クルーガー)とヒコックス中尉の打ち合わせに、ナチ将校が絡んでくるところでも言えます。この場面も、思いがけずナチが同席してしつこくからんでくるところから、すでに「暴発」の瞬間が来ることは予想され、会話のあれこれはそこへ向かってのジリジリとしたサスペンスを生むことに成功しています。
一言で言うと、こういううまい場面は、あまり面白いものではありません(フツーに面白いとも言える)。うまいとはいうものの、サスペンスの盛り上げ方がそれまでと同じなので、居酒屋のシーンではダレを感じた人もわりといらっしゃると想像します。僕も「またやってる」→「まだやってる」→あくび という過程をたどりました。ショシャナ(メラニー・ロラン)に言い寄ってくるドイツ軍の英雄にまつわるエピソードも同じです。
この映画で僕が非常に強い印象をもっているのは、ラストとともに、ユダヤの熊の登場シーンです。口を割らないドイツ兵に対して、レイン中尉(ブラッド・ピッド)がユダヤの熊が来る! と紹介する。するとカメラはじりじりと観る者を待たせた挙句、中から登場するランニングシャツ姿のイーライ・ロスを正面から捉えます。このイーライ・ロスの登場で、僕はひじょうに戸惑いました。僕はその顔に笑えるほど、イーライ・ロスという人になじみがありません(彼の映画は観ましたが)。では彼の見た目が面白いかというと、ちょっとぼっちゃん然とした顔に不釣り合いに鍛え上げた肉体があって、バランスが悪いので少しユーモアが感じられます。ちょっと同性愛者ふうでもある。しかし、じりじりと待たされた挙句、登場するユダヤの熊がこれでは、いかにも面白くありません。その外し方、ズラし方を笑うのがタランティーノを楽しむコツという考えが頭をよぎりますが、そんな作り手に迎合する気持ちにもなれません。というところで、このシーンに対する僕の評価は、大して面白くないという判定に落ち着きます。もっと面白くなりそうだったのに。
そう、レイン中尉とランダ大佐が最後の映画館の大殺戮の場にとどまらず、その前に消えてしまうことは残念でした。カタルシスが分散してしまったように思います。
もっと面白くなりそうなのにそうならなかった、フツーに面白い映画でした。65点。
このレビューは気に入りましたか? 8人の会員が気に入ったと投稿しています
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
基本的に私はアホなので、歴史云々はわかりませぬw
しかし、アホでもわかる。
タランティーノがこの作品を取ってる間中、この上なく楽しんでいたであろう姿がw
取り扱いにくいであろう題材をアホにも楽しめる内容に仕上げてくれたタラちゃんに感謝。 o(_ _*)o
今見たばっかりでもう登場人物の名前を忘れているから、レビューが思うように書けないw
アホな上に普段鑑賞する作品が偏り過ぎている為、映画的知識は微量な私w
登場人物が多い、軍人だらけで見分けがつかないw
一人の役に対しての呼び名が複数あり、混乱w
文句を言うなwおまいがアホなだけだろうw
はい。すいません。。。 o(_ _*)o
いや、ちゃっかり楽しんだよ!
イーライロスのはじけっぷり!
DVDジャケットと同じ表情のブラピw
命がけで復讐をするショシャナ、ラストでのスクリーンに移しだれている絶叫ともとれる勝利の高笑い、炎と絶叫、最高の組み合わせ(ここかなり好きなシーン)映写室で赤いドレスが印象深い死の姿、これが彼女の運命か・・・と思うと切ないが美しかった。
実に憎そいランダ大佐。あんた、感が鋭すぎw口が上手過ぎw
このクソ野郎にはデコにうんこマークでも彫ってやっても良かったくらいだw
どのあたりでだったかな・・・映写室だったか・・・
私のお耳が正しければデヴィットボウイだった?
しっぶい重低音、あの声量、あのシビレル歌声・・・
間違ってたらかなり恥ずかしい・・・www
誰か御存じの方、教えて下さいまし。 ^^;
で、タラちゃんってば、ゾーイが好きね〜♪
まったスタントでゾーイ使っちゃって〜♪
タラちゃんのおかげで(デスプルーフにて女優として出演した)ソーイを知ることが出来、一目ぼれwかなり彼女のスタントDVDを探し求めてますが、これが無いのよね(TTToTTT)
あってもVHSとか・・・w字幕無かったりとか・・・(涙)
スタントだからお顔は観れないけど、ゾーイ頑張ってる〜♪って思うと嬉しいのです ・:*:・ヾ(*≧∀≦)ノ☆
タラちゃん、じゃんじゃんゾーイにスタントをお願いしてね〜♪
特典映像で劇中劇発見。
どこまでも100%タランティーノ。
アイデアは全て出し切る、全力で出し切るタランティーノ。
タラちゃんのドヤ顔が目に浮かぶ・・・(* ̄ー ̄)フッ…
そうだ、これ、DVD買ったのね、私。
「激レアグッズ プレゼントキャンペーン!」なるもの発見w
早速応募しちゃった(笑) オリジナルTシャツをチョイス♪
当たると良いな〜^^
†ザリ†
このレビューは気に入りましたか? 8人の会員が気に入ったと投稿しています
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
このシネマはボクの昨年のアメリカ映画のナンバ1です クリント爺さんはもう神ですから除外W 「イングロリアス・バスターズ」は2010年代アメリカン・シネマへのタラちゃんの映画作家としてのあらためての悲壮なる参加・決意表明なのです こちらも襟を正して見なければいけません
どうも一冊の本が出ているほどなので 書くことが沢山あって困るのですが 「レザボア・ドッグ」の冒頭のマドンナをめぐる室内会話劇を洗練させ全編に拡大したようなシネマであり あらゆる側面で完璧に近い作品なのですが あちこちにユーモアの風穴を開け 歪(いびつ)な構成に持って行きます 例えばブラピはじめバスターズたちは 物語からほとんどほっぽり出されているのには驚かされます 更にブラピでさえラストの大団円から外されてしまうのです 何なんでしょうこれは
しかし何と言っても冒頭の一章目がやはり秀逸でしょう ここでは当然「史上最大の作戦」の引用が見られるのですが 驚くべきはジョン・フォードの引用がしめることです これはタラちゃんはもっとマイナー映画の人でサブカルな引用の人だったので フォードに関してはあきらかに他人への目配せ それはずばりクリント・イーストウッドとスピルバーグへの連帯の表明です 2010年代はタラちゃんは彼等に並ぼうとしているわけで これはやはり驚くべきことではないでしょうか アメリカ映画を背負ってたつつもりなのです しかも真剣です どこか余裕を欠いてぴりぴりした印象をこの映画にボクは持つわけです
ラストの映画館でフィルムを燃やしてしまうなど 映画への愛憎が見えて痛々しいほどです ここでタラちゃんはまったく本気モードなのです 映画へのほとんど信仰告白と言っていいでしょうか
話し出すと終らないこのシネマの謎の数々なのですが ブルレで見直す予定ですが 冒頭から二ヶ国語が話されるこの作品は 途中からは英・独・伊・仏語が飛び交うので 字幕なしで楽しみたいですね ディスコミュニケーションの戦争映画でもあるんですよ 言葉か通じない世界の果てには死が待っています それはオリヴェイラの「永遠の語らい」あるいはベンダースの「夢の果てまでも」が夢見たコミュニケーションの真逆の世界 いずれにしても タラちゃんの戦争映画は 映画の戦いの世界でもあるのです 矛盾はあってもその世界観に酔いしれていいでしょう
このレビューは気に入りましたか? 7人の会員が気に入ったと投稿しています
入力内容に誤りがあります。
内容をご確認のうえ、修正いただきますようお願いいたします。
ユーザーレビュー:197件
投稿日
2010/06/14
レビュアー
よふかし※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
タランティーノの映画で割と面白いと思うのは『レザボア・ドッグス』『パルプ・フィクション』、傑作は『デス・プルーフ』。『キル・ビル』なんかはそれほどいいとは思わない。
この『イングロリアス・バスターズ』は割と面白いという部類。レビューをざっと流し読みすると、つまんないという評価も多いのは十分うなずける。けれども、裸の王様というほどでもない。だって、タランティーノは一度も王様になんかなっていないと思うから。ちょいと面白い映画を作る人で、重要な作家のひとりには違いないけれど……あれなのかな、「デヴィッド・リンチから映画が始まったと思っている人がいる」とペドロ・コスタが嘆いていたけれど、タランティーノにも信者みたいな人がいるのかな? 僕はフツーに面白い映画を撮る人で、稀に傑作が出てくる可能性がある、くらいに思っています。
劇場で見て、今度dvdを借りて半分だけ観たので、都合1・5回観ました。やっぱり大好きな『特攻大作戦』を思い出します。たぶんベースになっているマカロニ戦争映画は昔はずいぶんテレビで観ましたけど、よく覚えていない。ラストの映画館に閉じ込めての大殺戮も、『特攻大作戦』そのままじゃないかなと思います。
ラストのことを書いたので先に触れてしまうと、史実にこだわらず映画館でヤツを殺したのは非常に快感でしたね。スクリーンに浮かび、炎に飛ぶ復讐の顔。このラストはひじょうにニンマリさせるもので、その印象でずいぶんこの映画の僕の評価は高くなっています。
タランティーノの特徴に「無駄話」というのがありますよね。この映画でも何度も出てきます。しかし『デス・プルーフ』の無駄話がほんとうに無駄で、そのために一種異様な映画的時間が流れていたことに比べると、今回の「無駄話」的シーンは、実はあまり無駄ではないので、面白みに欠けます。たとえば、冒頭のフランスの農家での、ユダヤ・ハンターことランダ大佐(クリストフ・ヴァルツ)とユダヤ人一家を匿う牧場主の対峙。ここも一見タランティーノ的無駄話に見えますが、台詞は実は少しも無駄ではなく、計算されたサスペンスの醸造に寄与しています。
同じことは、中盤以降の居酒屋での女優ブリジット(ダイアン・クルーガー)とヒコックス中尉の打ち合わせに、ナチ将校が絡んでくるところでも言えます。この場面も、思いがけずナチが同席してしつこくからんでくるところから、すでに「暴発」の瞬間が来ることは予想され、会話のあれこれはそこへ向かってのジリジリとしたサスペンスを生むことに成功しています。
一言で言うと、こういううまい場面は、あまり面白いものではありません(フツーに面白いとも言える)。うまいとはいうものの、サスペンスの盛り上げ方がそれまでと同じなので、居酒屋のシーンではダレを感じた人もわりといらっしゃると想像します。僕も「またやってる」→「まだやってる」→あくび という過程をたどりました。ショシャナ(メラニー・ロラン)に言い寄ってくるドイツ軍の英雄にまつわるエピソードも同じです。
この映画で僕が非常に強い印象をもっているのは、ラストとともに、ユダヤの熊の登場シーンです。口を割らないドイツ兵に対して、レイン中尉(ブラッド・ピッド)がユダヤの熊が来る! と紹介する。するとカメラはじりじりと観る者を待たせた挙句、中から登場するランニングシャツ姿のイーライ・ロスを正面から捉えます。このイーライ・ロスの登場で、僕はひじょうに戸惑いました。僕はその顔に笑えるほど、イーライ・ロスという人になじみがありません(彼の映画は観ましたが)。では彼の見た目が面白いかというと、ちょっとぼっちゃん然とした顔に不釣り合いに鍛え上げた肉体があって、バランスが悪いので少しユーモアが感じられます。ちょっと同性愛者ふうでもある。しかし、じりじりと待たされた挙句、登場するユダヤの熊がこれでは、いかにも面白くありません。その外し方、ズラし方を笑うのがタランティーノを楽しむコツという考えが頭をよぎりますが、そんな作り手に迎合する気持ちにもなれません。というところで、このシーンに対する僕の評価は、大して面白くないという判定に落ち着きます。もっと面白くなりそうだったのに。
そう、レイン中尉とランダ大佐が最後の映画館の大殺戮の場にとどまらず、その前に消えてしまうことは残念でした。カタルシスが分散してしまったように思います。
もっと面白くなりそうなのにそうならなかった、フツーに面白い映画でした。65点。
投稿日
2010/05/15
レビュアー
† ミザリー †※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
基本的に私はアホなので、歴史云々はわかりませぬw
しかし、アホでもわかる。
タランティーノがこの作品を取ってる間中、この上なく楽しんでいたであろう姿がw
取り扱いにくいであろう題材をアホにも楽しめる内容に仕上げてくれたタラちゃんに感謝。 o(_ _*)o
今見たばっかりでもう登場人物の名前を忘れているから、レビューが思うように書けないw
アホな上に普段鑑賞する作品が偏り過ぎている為、映画的知識は微量な私w
登場人物が多い、軍人だらけで見分けがつかないw
一人の役に対しての呼び名が複数あり、混乱w
文句を言うなwおまいがアホなだけだろうw
はい。すいません。。。 o(_ _*)o
いや、ちゃっかり楽しんだよ!
イーライロスのはじけっぷり!
DVDジャケットと同じ表情のブラピw
命がけで復讐をするショシャナ、ラストでのスクリーンに移しだれている絶叫ともとれる勝利の高笑い、炎と絶叫、最高の組み合わせ(ここかなり好きなシーン)映写室で赤いドレスが印象深い死の姿、これが彼女の運命か・・・と思うと切ないが美しかった。
実に憎そいランダ大佐。あんた、感が鋭すぎw口が上手過ぎw
このクソ野郎にはデコにうんこマークでも彫ってやっても良かったくらいだw
どのあたりでだったかな・・・映写室だったか・・・
私のお耳が正しければデヴィットボウイだった?
しっぶい重低音、あの声量、あのシビレル歌声・・・
間違ってたらかなり恥ずかしい・・・www
誰か御存じの方、教えて下さいまし。 ^^;
で、タラちゃんってば、ゾーイが好きね〜♪
まったスタントでゾーイ使っちゃって〜♪
タラちゃんのおかげで(デスプルーフにて女優として出演した)ソーイを知ることが出来、一目ぼれwかなり彼女のスタントDVDを探し求めてますが、これが無いのよね(TTToTTT)
あってもVHSとか・・・w字幕無かったりとか・・・(涙)
スタントだからお顔は観れないけど、ゾーイ頑張ってる〜♪って思うと嬉しいのです ・:*:・ヾ(*≧∀≦)ノ☆
タラちゃん、じゃんじゃんゾーイにスタントをお願いしてね〜♪
特典映像で劇中劇発見。
どこまでも100%タランティーノ。
アイデアは全て出し切る、全力で出し切るタランティーノ。
タラちゃんのドヤ顔が目に浮かぶ・・・(* ̄ー ̄)フッ…
そうだ、これ、DVD買ったのね、私。
「激レアグッズ プレゼントキャンペーン!」なるもの発見w
早速応募しちゃった(笑) オリジナルTシャツをチョイス♪
当たると良いな〜^^
†ザリ†
投稿日
2010/07/11
レビュアー
裸足のラヴァース※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
このシネマはボクの昨年のアメリカ映画のナンバ1です クリント爺さんはもう神ですから除外W 「イングロリアス・バスターズ」は2010年代アメリカン・シネマへのタラちゃんの映画作家としてのあらためての悲壮なる参加・決意表明なのです こちらも襟を正して見なければいけません
どうも一冊の本が出ているほどなので 書くことが沢山あって困るのですが 「レザボア・ドッグ」の冒頭のマドンナをめぐる室内会話劇を洗練させ全編に拡大したようなシネマであり あらゆる側面で完璧に近い作品なのですが あちこちにユーモアの風穴を開け 歪(いびつ)な構成に持って行きます 例えばブラピはじめバスターズたちは 物語からほとんどほっぽり出されているのには驚かされます 更にブラピでさえラストの大団円から外されてしまうのです 何なんでしょうこれは
しかし何と言っても冒頭の一章目がやはり秀逸でしょう ここでは当然「史上最大の作戦」の引用が見られるのですが 驚くべきはジョン・フォードの引用がしめることです これはタラちゃんはもっとマイナー映画の人でサブカルな引用の人だったので フォードに関してはあきらかに他人への目配せ それはずばりクリント・イーストウッドとスピルバーグへの連帯の表明です 2010年代はタラちゃんは彼等に並ぼうとしているわけで これはやはり驚くべきことではないでしょうか アメリカ映画を背負ってたつつもりなのです しかも真剣です どこか余裕を欠いてぴりぴりした印象をこの映画にボクは持つわけです
ラストの映画館でフィルムを燃やしてしまうなど 映画への愛憎が見えて痛々しいほどです ここでタラちゃんはまったく本気モードなのです 映画へのほとんど信仰告白と言っていいでしょうか
話し出すと終らないこのシネマの謎の数々なのですが ブルレで見直す予定ですが 冒頭から二ヶ国語が話されるこの作品は 途中からは英・独・伊・仏語が飛び交うので 字幕なしで楽しみたいですね ディスコミュニケーションの戦争映画でもあるんですよ 言葉か通じない世界の果てには死が待っています それはオリヴェイラの「永遠の語らい」あるいはベンダースの「夢の果てまでも」が夢見たコミュニケーションの真逆の世界 いずれにしても タラちゃんの戦争映画は 映画の戦いの世界でもあるのです 矛盾はあってもその世界観に酔いしれていいでしょう
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イングロリアス・バスターズ