ビフォア・サンセット

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繰り返し見る度、言葉の裏の意味やお互いの気遣いの発見がありますねー　深みのある映画です。買って手元に置いときたいな。

前作は議論好きなフランス女性だなーと少々うんざりして早送りで見ていましたが、この続編が良かったので、もう一度前編をしっかり見るつもりです。

淡々とした再会、イーサンの痩せて枯れた口元、核心にふれない会話の応酬。どうでもよい会話に、時間切れをこちらが心配してしまう。でも9年ぶりであんなに会話が弾むって、ホント気が合うんですよね。脚本もすばらしい。

お互いの本音がでてくるのは、ようやく空港に向かうあたりから。それも、相手を責めるのではなく、あの9年前の一晩をどんな風に思い自分がどうなったか。夢でセリーヌを見るというジェシー、あの一晩で恋はもう終わったと言うセリーヌ。抑えた大人の表現だと思う。9年前の二人も、お互い感情をぶつけられず相手を思いやり、出方を探っていた。今はジェシーには妻子がいる。

セリーヌの家がかしこまらず、自由で可愛かった。
そのソファに座るジェシーが、馴染んでいて納まっていたのが切ない。

セリーヌのワルツがとっても良かったです。9年前の一晩から抜けられず、一人であの部屋で作った歌なんですよね。

ラストシーンは、まるでジェシー自身のセリーヌのラストショットのように思いました。記憶にとどめておこうとするジェシーの目線で終わっている、感じです。ソファからのローアングル。
結局二人はどうなるのか。息子の成長を一瞬たりとも見逃したくない、全てを犠牲にできる、と言ったジェシーはやはりＮＹに戻りセリーヌを諦めるのでしょうか。
それとも「この1件（セリーヌがウィーンにこなかったこと）だけは諦めきれない」「冷めた家庭で息子を育てるのは・・」と言ったように・・・・？

ラストシーンが絶品。なので2度見返しました。
ジェシーが、猫を抱くセリーヌの腕を見て視線をそらしたり、暗闇の階段を上がるジェシーを盗み見るセリーヌ、見返すたびに切ない発見がありそうです。

二人に希望がありますように！！

脚本はリンクレイター監督と
主演のイーサンとジュリーで
練り上げたというだけあって、
映画の大部分を占める主人公の二人の会話は
自然でありながら洗練されている。
しかし、ともすればアドリブ！？と感じられるところが
二人の演技力が確かなところ。

物語は９年という歳月を埋めるように
二人の会話で進んでいくが、
終盤ジュリーが押さえ込んでいた思いを
爆発させるところから急激に面白くなる。

また舞台であるパリの夕景が美しい。
一日の内のほんの数時間、
夕方に限った撮影しかできなかった
制作陣のがんばりにも拍手。

監督とイーサン、ジュリーはこの企画に
惚れ込んでいるようなので、
もしかしたら９年後新たな物語が生まれるかも。
いや、生まれることを期待したい。

あぁ・・再会できなかったんだ・・
から始まる物語。
前作から９年後、再び出会う二人に残された時間は８０分ちょい。
この物語の結末は・・・
前作から続くスタイル「会話のオンパレード」はそのままに。
９年間に間に二人に起こった出来事。
些細なこと。
大切なこと。
重いようで軽く。
軽いようで重く。
語り合うふたり。
最後の最後だけは煙にまいて。
最後の最後だけは感じとってほしいから。
二人の運命に賭けたふたり。
その運命を知るふたり。
たら・・・
れば・・・
それすら運命の一部なら。
この再会は何をふたりに与えるのだろうか・・・
あの時見えていたもの。
あの時見たかったもの。
今だから見えるもの。
今、見たいもの。
パリの街並みの美しさとともに。
ふたりの心の流れを感じる８０分。
夕焼けの美しさに心奪われ、目を離すことができないように。
あと少しだけ。
あと少しだけ・・・・
遅延行為のはてに、二人が見つめるものは・・・
二人が想うことは・・・
二人が取る行動は・・・
二人の進む未来は・・・

ジュリー・デルピーの美しすぎて抱きしめたくなるような歌声。
楽曲の愛しさと切なさ。
そしてなんとも言えない余韻を与えるラスト・・・
このラストはたまらない。

凡ミスしました。見る順番間違えた。

ビフォアサンライズの続編なんですね。

しかし、全編ずっと２人の会話だけって・・・・

まあ、会話の内容が付き合う前のカップルのようで
身近に感じたし、絶妙な掛け合いでもあって
不思議とけっこう飽きずに楽しめた。

直後の感想は、
「えー！？ホントにこれだけで終わりかよっ！！？？」
かな。

でも、やっぱり気になっちゃうから
ビフォアサンライズを観ちゃうだろうな・・・・。

私にはこの映画の魅力がさっぱりわかりませんでした。
レビューの評価と自分の評価がここまで違うのは初めてかも。
私の感性っていったい。。
ラブストーリーから遠ざかった生活をしているからかな・・。

前作を見てから時間が経ちすぎていたせいか。
もう一度、見直してから見るべきだったのかもしれない。
でも、そこまで好きな映画でもなかった気がする。

ひたすら２人の会話です。
どの程度が即興なのかな。
イーサン・ホーク、９年前にはあった独特の魅力が激減してる・・。

彼女の歌は美しく、とても心に残りました。
それだけでした。