スピード　２

カメラがブレすぎて何やってるかわからない画が多すぎ。
登場人物全員が魅力がないのも珍しい。
中でもヒロインがひどくて、いない方がいい。
無意味なカットとかセリフもやたら多くてつまらない。

映画館に観に行ってたら、ものすごく後悔してただろう。

前作は名作とのことですが、前作も基本は粗い作品なんですね、ストーリーとしては完全ではなかったけど、スピード感とキアヌ・リーブスが良かったのでなんとかなった作品でした。で、今作は、その二つをきれいに抜いてしまったから（スピード感なくて、スピードか？という話やけど）なんだか、グダグダになってしまっています。

とにかく、のっけからそうなんですが、手ぶれ映像というんですかね、グラグラ揺れる映像が多く、そして船内も暗い中を点滅の光で画面を映し出しているシーンが多くあるせいか、非常に見にくく、見ていると気持ち悪くなるような作品になっております。まぁ、こういう処理が好きな人はいいんだろうけど、私はダメでした。頭クラクラしそう。

サンドラ・ブロックさんは美しくかっこいいんですけどね。最後の方はやりたいことやりましたというストーリーもなにもあったもんじゃない形で終わりました。だめだこりゃ。

前作が良かったので、こちらも見ました。

内容的には悪くないのですが、やっぱり前作を見た後だけに
前作と比べてしまいますね。
内容も、設定も全然違うのですが、それでもやっぱり
「スピード」感はある訳で…

私は前作の方が好きです。

でも内容も、ストーリーのテンポも良く
楽しんで見られる作品だと思います。

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１・２と二本立てで一気に観ました。
結末は知っていましたが、娯楽大作として私は合格点をつけたいと思います。

１ではバスでヒットしたから２では豪華客船で、という発想は安直と言えば安直ですが
がんばって撮ってるな〜というのがまざまざと感じられて好印象です。
バスはスピードを落としてはいけない、客船はスピードを落とさなければいけない
という逆転の発想が最初にあったのかもしれませんね。

確かに、主役がキアヌならもっと高い評価を得られただろうと思いますが、
１のスピンオフ、サンドラ・ブロック版ととらえれば上出来です。
（スピンオフと呼ぶにはあまりにもスケールが大きいですが。）
キアヌの穴をウィレム・デフォーがきちんと埋めてくれています。

２００８年の今、初めてこの映画を観たとしたら、決して衝撃的で斬新な映像世界には
見えないかもしれませんが、タンカーとの接触シーン、港に突っ込むシーン、
タンカー爆発のシーンなどはオールＣＧでは出せない良い味があります。
疾走するモノが巨大なのでバスほどの疾走感をリアルに感じることはありませんが、
次から次へと発生する危機はストーリーとしての疾走感を感じます。

１と同様に、アナログな方法でがんばっちゃうヒーローはかっこいいです。
残念ながらジェイソン・パトリックはキアヌほどのオーラを発していませんので
彼がベストなキャスティングだとは感じませんが。

１と比べると「疾走する乗り物に乗るハメになった人達」が多いので、
みんなそれぞれがんばっていて、チームワークのかっこよさが追加されています。
個人的には、そういった運命共同体でがんばる話が好きなので、
決して「駄作」の一言で切り捨てる作品ではありません。

自分を切り捨てた会社への復讐だと主張するウィレム・デフォーも、
結局はコソ泥に過ぎないヨゴレだったというのもある意味で救いなのかもしれません。

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前作と比べ、特別良い設定もない、普通の派手映画です。
この映画、主人公＆ヒロインの活躍がわかりづらいですね。結果的に、犯人死亡・船大破を逃れるという形になっていますが、ドタバタさせすぎですっきりとしてません。