大統領の執事の涙 / フォレスト・ウィテカー
大統領の執事の涙
/リー・ダニエルズ
平均評価点:
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全体の平均評価点: (5点満点)
(52)
解説・ストーリー
「プレシャス」のリー・ダニエルズ監督が、オスカー俳優フォレスト・ウィテカーを主演に迎えて贈る感動の伝記ドラマ。ホワイトハウスで歴代大統領7人に仕えた黒人執事セシル・ゲインズの波瀾万丈の人生を綴る。奴隷解放後も差別が日常的に行われていた時代。幼くして南部の農園で働くセシル・ゲインズは、白人に父親を殺された後、ハウス・ニガー(家働きの下男)として登用され、白人に仕える作法を叩き込まれる。やがて町に出たセシルは、幸運な出会いと努力の結果、高級ホテルのボーイとなる。そして、そこでの仕事ぶりが認められ、ついにホワイトハウスの執事に大抜擢される。折しも、アメリカは公民権運動やケネディ暗殺、ベトナム戦争と激動の時代を迎えようとしていた。 JAN:9999204298884
「プレシャス」のリー・ダニエルズ監督が、オスカー俳優フォレスト・ウィテカーを主演に迎えて贈る感動の伝記ドラマ。ホワイトハウスで歴代大統領7人に仕えた黒人執事セシル・ゲインズの波瀾万丈の人生を綴る。奴隷解放後も差別が日常的に行われていた時代。幼くして南部の農園で働くセシル・ゲインズは、白人に父親を殺された後、ハウス・ニガー(家働きの下男)として登用され、白人に仕える作法を叩き込まれる。やがて町に出たセシルは、幸運な出会いと努力の結果、高級ホテルのボーイとなる。そして、そこでの仕事ぶりが認められ、ついにホワイトハウスの執事に大抜擢される。折しも、アメリカは公民権運動やケネディ暗殺、ベトナム戦争と激動の時代を迎えようとしていた。 JAN:9999204298884
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「大統領の執事の涙」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
「プレシャス」のリー・ダニエルズ監督が、オスカー俳優フォレスト・ウィテカーを主演に迎えて贈る感動の伝記ドラマ。ホワイトハウスで歴代大統領7人に仕えた黒人執事セシル・ゲインズの波瀾万丈の人生を綴る。奴隷解放後も差別が日常的に行われていた時代。幼くして南部の農園で働くセシル・ゲインズは、白人に父親を殺された後、ハウス・ニガー(家働きの下男)として登用され、白人に仕える作法を叩き込まれる。やがて町に出たセシルは、幸運な出会いと努力の結果、高級ホテルのボーイとなる。そして、そこでの仕事ぶりが認められ、ついにホワイトハウスの執事に大抜擢される。折しも、アメリカは公民権運動やケネディ暗殺、ベトナム戦争と激動の時代を迎えようとしていた。 JAN:9999204298884
「大統領の執事の涙」 の作品情報
「大統領の執事の涙」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
大統領の執事の涙の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
132分 |
|
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
CPDP11451 |
2014年08月15日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
99枚
|
0人
|
0人
|
【Blu-ray】大統領の執事の涙(ブルーレイ)の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
132分 |
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
CPBP11450 |
2014年08月15日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
43枚
|
1人
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0人
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大統領の執事の涙の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
132分 |
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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CPDP11451 |
2014年08月15日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
99枚
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0人
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【Blu-ray】大統領の執事の涙(ブルーレイ)の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
132分 |
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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CPBP11450 |
2014年08月15日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
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43枚
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ユーザーレビュー:52件
フォレスト・ウィテカーのエイジング
「すぐ目の前で、歴史が動いていた」
――確かに、そんな感じだが、本作品が伝えたいのは、そこじゃないと思うぞ。
「彼は、見ていた。
7人の大統領に仕えた黒人執事
世界の中心《ホワイトハウス》の知られざる物語」
――確かにホワイトハウスの描写は少なくないが、物語の中心はホワイトハウスじゃないと思うぞ。
HPのトップページのコピーを見て、ついツッコんでしまった。(笑)
「激動のアメリカが目の前にあった。彼が見つめてきたものが、今、明かされる――」
――明かされるような秘話は、なかったぞ。
「当時世間を騒がせた出来事が起こるきっかけや理由が、丁寧に描かれている」
――描かれていなかったと思うぞ。
「「歴史映画ではなく、家族の物語である」とダニエルズが語る」
――ああ、その通りだと思うぞ。
「自らの力でホワイトハウスの執事にまで上り詰めたセシルの、サクセス・ストーリーとしての側面も」
――そんなにワクワクするようなサクセス・ストーリーじゃなかったと思うぞ。
イントロダクションを読んで、思わずツッコんでしまった。
政治的なスペクタクルと、差別と闘いながら大統領執事となった男の成功物語、それを支えた家族愛、――そんなところが、配給会社が目論んだ作品のイメージだろう。
全くデタラメとは言わないが、ミスリードも甚だしい。
実際には、公民権運動と父子の確執と和解の物語だ。暗めの話しだが、ホワイトハウスという華やかな舞台が、それを中和している。
きっと、いい作品なんだろうけど、正直なところ、私には分からなかった。大統領執事となった男の気持ちが、いまいち理解出来ないと言うか……。(笑)
評判のいい作品だし、真面目に歴史を扱っているし、テーマは人種差別の問題だし――、こういうのって、遣りづらいンだよね。(溜息)
ヘタに貶すと自分が人非人になったような気分になるし、自分じゃ思ったことを書いただけなのに、モヤモヤが残る。スッキリしない。
かと言って、他者の意見に迎合して褒めちぎるのも本意じゃない。(苦笑)
スルーしちまえば良いのだろうけど、何かひっかかるモノがある。それが何かハッキリすれば、自分の立ち位置が明確になるはずだ。でも、そうはさせてくれないところが、癪に障る。
――1900年代初頭のアメリカ南部。綿花畑で働く使用人の息子として生まれたセシルは、目の前で白人に、父親を殺される。白人は黒人を殺しても罪を問われない時代だった。
屋敷で働くようになったセシルは、女主人からマナーや作法を教えられるが、このままでは、いつ白人に殺されてしまうか分からない。そんな思いから、彼は農場を飛び出してしまう。
しかし、食べ物が欲しくて忍び込んだ店で、店主に助けられる。
セシルは、白人との付き合い方を学び、やがてホテルで働くようになる。
そして、ホワイトハウスで働く機会が巡って来る。
……というお話し。
この題材なら、じっくりと描いて3時間は欲しいところだ。それを2時間ちょっとにまとめてしまったところが、敗因だろう。
作品のクオリティより興収を優先したようで気持ち悪い。配給会社におもねるような姿勢が、作品のテーマと矛盾しているようでイヤだ。
クロード・ルルーシュ監督の演出に較べたら、トンカチとノコギリで盲腸の手術をするくらい“雑”に見える。
丁寧だったのは、フォレスト・ウィテカーの演技くらいだろう。
オススメ致しません!(笑)
このレビューは気に入りましたか?
2人の会員が気に入ったと投稿しています
灯台下暗し
投稿日:2015/10/29
レビュアー:タイチョー
大統領の執事というマニアックな職種にスポットライトを当てた良い作品でした。
息子が黒人差別に対抗するため政治活動に参加して、本人は白人の大統領に尽くす。
当初は息子のやり方に不満というより無駄なことをするなという具合の感情を抱いて、最終的には理解を示していくっていう流れが好きです。
黒人の執事たちの給与と白人たちの給与の格差がホワイトハウス内でもしばらく残っていたってのが、どこかアメリカの社会の闇って感じがしましたね。
このレビューは気に入りましたか?
2人の会員が気に入ったと投稿しています
空気人間第1号?
マズロー的にいうと、主人公のセシルの子供時代は第1段階。生きるため、最低限必要な食べるために、他の全てを犠牲にせねばならなかった。
だが、両親を襲った狂気の事件がもたらす影が大きくなりセシルの身に危険がふりかかるのを避けるため、彼は逃げるように人種差別がひどい
アメリカ南部からワシントンへ・・・。安全欲求の第2段階として彼は執事の仕事に磨きをかける。ハウス・ニガーと白人から呼ばれ給仕ロボ
ットとしての顔、映画のセリフで言えば「空気になる」ことが自然にできるようになっていく。
空気とは、存在が全く気にならないという意味以外にも、なかったら困る、いや、なくてはならない存在になること。給仕として主人の欲求を
先回りして察し、快適なサービスをし続けることが、どんなに困難かはこの映画では分からないが、7人の大統領に仕え続けるということは、
その職務への適性と同時に絶え間ない努力と熱意を捧げ続けなければできないことは、少しでも想像してみれば分かるようだ。
しかし、大統領の執事という職業であったため、第3段階(社会的欲求)や第4段階(尊厳欲求)が2分化されていく。仕事一筋な表の顔、
そして黒人という裏の顔。正にホワイトハウスの中では、彼の皮膚の色は空気と同じく透明でなければならないのだ。そういった観点を自己に
置き換えてみれば、公民権運動もベトナム戦争も彼にとっては過ぎ去っていくべき過去として処理するために、裏の顔を殺し続けなければなら
なかった。二人の息子たちの対照的な生き方もかれの二つの顔のどちらも大きくしていくだけであって、表と裏の顔に引き裂かれそうになりな
がら、第5段階(自己実現欲求)としてどちらの顔でもって一個の自己を実現していくべきか悩んでいく様子が彼の妻のエピソードも絡みあい
つつ拡大していきます。
空気人間として生き続けてきたセシルが二つの顔の摩擦によって生じたガスによってガス人間となるのか、空気を張りすぎてパンクしてしまう
のか、どのような自己実現を遂げていくのか、映画の最後はやや早回しのようにその経過は展開していきますが、2時間以上という長編映画
ですからその辺は仕方ないと思いつつも、もっと描いていただきたかったと感じます。ま、晩年に至るほどナマ臭い話になるので敢えてザクッ
とした展開にしたのでしょうかね。
とにかく、アメリカの歴史と言うより、ある黒人家庭の3世代以上に渡る家族史として観た方がいい映画だったような気がします。
このレビューは気に入りましたか?
2人の会員が気に入ったと投稿しています
テーマが重いだけに。
現在も続いている人種差別の問題だから、どう問題と向き合い、事実を伝え、将来に何を託していくのか、一人の男の姿を、一番国の最高責任者の近くにいる立場の存在として描くことで見せるあたり、持って生き方がうまいと思いました。
簡単にわかるとも、理解できるとも言えない歴史的な重みのあるポイントの事件を入れていくことで、それが次のステップにつながっていく感じ。
どんな未来が待っているのかな・・と期待する終わり方がよかったと思う。
このレビューは気に入りましたか?
2人の会員が気に入ったと投稿しています
執事も戦闘員と同じ最前線で戦っている
投稿日:2014/08/18
レビュアー:しづちゃん
実話をもとにして製作された作品と知り、とても興味深く拝見させてもらいました。
南アメリカの人種差別のすさまじさは小学校の社会科で習いました。その為の南北戦争…でも、差別はなくならず、未だに差別され殺された人のニュースが流れています。
空気となることが最高の執事…存在は感じないがないと生きていけない…そんな感じに私は受け止めました。
法律に逆らわず、忠実に生きるハウス・二グロ(執事)。 そんな彼の立場を悪く言う人もいますが、二つの顔を持って使える辛さ。
そして息子が父親に反して政治活動をし拘留される。父は息子の将来、そして自分が育った南アメリカの怖さを知っているので息子の無事を心配するあまりに冷たく当たってしまう。
同じ兄弟でも弟は国の為に戦争に出向く。同じ両親から生まれながら正反対の人生を送る兄と弟。
多くの問題を提示しながら歴代大統領に使える執事の姿が立派だと思いました。思わず泣いてしまう場面も多々あり、噂通りに良い作品だと私は思います。
でも、満点の評価はしなかった。そうしなかった自分が分からないけれど、よりよい人生が彼等の上に訪れて欲しいと願う気持ちからかも知れません。
このレビューは気に入りましたか?
2人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
フォレスト・ウィテカーのエイジング
投稿日
2015/11/20
レビュアー
みなさん(退会)
「すぐ目の前で、歴史が動いていた」
――確かに、そんな感じだが、本作品が伝えたいのは、そこじゃないと思うぞ。
「彼は、見ていた。
7人の大統領に仕えた黒人執事
世界の中心《ホワイトハウス》の知られざる物語」
――確かにホワイトハウスの描写は少なくないが、物語の中心はホワイトハウスじゃないと思うぞ。
HPのトップページのコピーを見て、ついツッコんでしまった。(笑)
「激動のアメリカが目の前にあった。彼が見つめてきたものが、今、明かされる――」
――明かされるような秘話は、なかったぞ。
「当時世間を騒がせた出来事が起こるきっかけや理由が、丁寧に描かれている」
――描かれていなかったと思うぞ。
「「歴史映画ではなく、家族の物語である」とダニエルズが語る」
――ああ、その通りだと思うぞ。
「自らの力でホワイトハウスの執事にまで上り詰めたセシルの、サクセス・ストーリーとしての側面も」
――そんなにワクワクするようなサクセス・ストーリーじゃなかったと思うぞ。
イントロダクションを読んで、思わずツッコんでしまった。
政治的なスペクタクルと、差別と闘いながら大統領執事となった男の成功物語、それを支えた家族愛、――そんなところが、配給会社が目論んだ作品のイメージだろう。
全くデタラメとは言わないが、ミスリードも甚だしい。
実際には、公民権運動と父子の確執と和解の物語だ。暗めの話しだが、ホワイトハウスという華やかな舞台が、それを中和している。
きっと、いい作品なんだろうけど、正直なところ、私には分からなかった。大統領執事となった男の気持ちが、いまいち理解出来ないと言うか……。(笑)
評判のいい作品だし、真面目に歴史を扱っているし、テーマは人種差別の問題だし――、こういうのって、遣りづらいンだよね。(溜息)
ヘタに貶すと自分が人非人になったような気分になるし、自分じゃ思ったことを書いただけなのに、モヤモヤが残る。スッキリしない。
かと言って、他者の意見に迎合して褒めちぎるのも本意じゃない。(苦笑)
スルーしちまえば良いのだろうけど、何かひっかかるモノがある。それが何かハッキリすれば、自分の立ち位置が明確になるはずだ。でも、そうはさせてくれないところが、癪に障る。
――1900年代初頭のアメリカ南部。綿花畑で働く使用人の息子として生まれたセシルは、目の前で白人に、父親を殺される。白人は黒人を殺しても罪を問われない時代だった。
屋敷で働くようになったセシルは、女主人からマナーや作法を教えられるが、このままでは、いつ白人に殺されてしまうか分からない。そんな思いから、彼は農場を飛び出してしまう。
しかし、食べ物が欲しくて忍び込んだ店で、店主に助けられる。
セシルは、白人との付き合い方を学び、やがてホテルで働くようになる。
そして、ホワイトハウスで働く機会が巡って来る。
……というお話し。
この題材なら、じっくりと描いて3時間は欲しいところだ。それを2時間ちょっとにまとめてしまったところが、敗因だろう。
作品のクオリティより興収を優先したようで気持ち悪い。配給会社におもねるような姿勢が、作品のテーマと矛盾しているようでイヤだ。
クロード・ルルーシュ監督の演出に較べたら、トンカチとノコギリで盲腸の手術をするくらい“雑”に見える。
丁寧だったのは、フォレスト・ウィテカーの演技くらいだろう。
オススメ致しません!(笑)
灯台下暗し
投稿日
2015/10/29
レビュアー
タイチョー
大統領の執事というマニアックな職種にスポットライトを当てた良い作品でした。
息子が黒人差別に対抗するため政治活動に参加して、本人は白人の大統領に尽くす。
当初は息子のやり方に不満というより無駄なことをするなという具合の感情を抱いて、最終的には理解を示していくっていう流れが好きです。
黒人の執事たちの給与と白人たちの給与の格差がホワイトハウス内でもしばらく残っていたってのが、どこかアメリカの社会の闇って感じがしましたね。
空気人間第1号?
投稿日
2014/10/19
レビュアー
オテラ
マズロー的にいうと、主人公のセシルの子供時代は第1段階。生きるため、最低限必要な食べるために、他の全てを犠牲にせねばならなかった。
だが、両親を襲った狂気の事件がもたらす影が大きくなりセシルの身に危険がふりかかるのを避けるため、彼は逃げるように人種差別がひどい
アメリカ南部からワシントンへ・・・。安全欲求の第2段階として彼は執事の仕事に磨きをかける。ハウス・ニガーと白人から呼ばれ給仕ロボ
ットとしての顔、映画のセリフで言えば「空気になる」ことが自然にできるようになっていく。
空気とは、存在が全く気にならないという意味以外にも、なかったら困る、いや、なくてはならない存在になること。給仕として主人の欲求を
先回りして察し、快適なサービスをし続けることが、どんなに困難かはこの映画では分からないが、7人の大統領に仕え続けるということは、
その職務への適性と同時に絶え間ない努力と熱意を捧げ続けなければできないことは、少しでも想像してみれば分かるようだ。
しかし、大統領の執事という職業であったため、第3段階(社会的欲求)や第4段階(尊厳欲求)が2分化されていく。仕事一筋な表の顔、
そして黒人という裏の顔。正にホワイトハウスの中では、彼の皮膚の色は空気と同じく透明でなければならないのだ。そういった観点を自己に
置き換えてみれば、公民権運動もベトナム戦争も彼にとっては過ぎ去っていくべき過去として処理するために、裏の顔を殺し続けなければなら
なかった。二人の息子たちの対照的な生き方もかれの二つの顔のどちらも大きくしていくだけであって、表と裏の顔に引き裂かれそうになりな
がら、第5段階(自己実現欲求)としてどちらの顔でもって一個の自己を実現していくべきか悩んでいく様子が彼の妻のエピソードも絡みあい
つつ拡大していきます。
空気人間として生き続けてきたセシルが二つの顔の摩擦によって生じたガスによってガス人間となるのか、空気を張りすぎてパンクしてしまう
のか、どのような自己実現を遂げていくのか、映画の最後はやや早回しのようにその経過は展開していきますが、2時間以上という長編映画
ですからその辺は仕方ないと思いつつも、もっと描いていただきたかったと感じます。ま、晩年に至るほどナマ臭い話になるので敢えてザクッ
とした展開にしたのでしょうかね。
とにかく、アメリカの歴史と言うより、ある黒人家庭の3世代以上に渡る家族史として観た方がいい映画だったような気がします。
テーマが重いだけに。
投稿日
2014/09/28
レビュアー
rizucherry00
現在も続いている人種差別の問題だから、どう問題と向き合い、事実を伝え、将来に何を託していくのか、一人の男の姿を、一番国の最高責任者の近くにいる立場の存在として描くことで見せるあたり、持って生き方がうまいと思いました。
簡単にわかるとも、理解できるとも言えない歴史的な重みのあるポイントの事件を入れていくことで、それが次のステップにつながっていく感じ。
どんな未来が待っているのかな・・と期待する終わり方がよかったと思う。
執事も戦闘員と同じ最前線で戦っている
投稿日
2014/08/18
レビュアー
しづちゃん
実話をもとにして製作された作品と知り、とても興味深く拝見させてもらいました。
南アメリカの人種差別のすさまじさは小学校の社会科で習いました。その為の南北戦争…でも、差別はなくならず、未だに差別され殺された人のニュースが流れています。
空気となることが最高の執事…存在は感じないがないと生きていけない…そんな感じに私は受け止めました。
法律に逆らわず、忠実に生きるハウス・二グロ(執事)。 そんな彼の立場を悪く言う人もいますが、二つの顔を持って使える辛さ。
そして息子が父親に反して政治活動をし拘留される。父は息子の将来、そして自分が育った南アメリカの怖さを知っているので息子の無事を心配するあまりに冷たく当たってしまう。
同じ兄弟でも弟は国の為に戦争に出向く。同じ両親から生まれながら正反対の人生を送る兄と弟。
多くの問題を提示しながら歴代大統領に使える執事の姿が立派だと思いました。思わず泣いてしまう場面も多々あり、噂通りに良い作品だと私は思います。
でも、満点の評価はしなかった。そうしなかった自分が分からないけれど、よりよい人生が彼等の上に訪れて欲しいと願う気持ちからかも知れません。
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