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80年代後半に発表されたアラン・ムーアの傑作グラフィック・ノベルを「300 <スリーハンドレッド>」のザック・スナイダー監督が完全実写映画化したヒーロー・ミステリー。1985年当時の米ソ冷戦下の世界情勢を背景に、現実世界で活躍するスーパーヒーローたちのリアルな実像と、彼らに迫る巨大な陰謀の行方を描く。1977年、アメリカ政府はスーパーヒーローによる自警活動を公式に禁じる。1985年、一人の元スーパーヒーローが何者かに殺された。禁止後もただ一人、マスクを脱ぐことなく、非合法に悪党退治を続けていた“ロールシャッハ”は、事件の背後に陰謀の臭いを嗅ぎとり、独自に調査を開始するが…。
製作年: |
2009年 |
---|---|
製作国: |
アメリカ |
原題: |
WATCHMEN |
監督: |
ザック・スナイダー |
---|---|
製作: |
ローレンス・ゴードン 、 ロイド・レヴィン 、 デボラ・スナイダー |
製作総指揮: |
トーマス・タル |
出演: |
マリン・アッカーマン 、 ジャッキー・アール・ヘイリー 、 マシュー・グード 、 カーラ・グギーノ 、 パトリック・ウィルソン 、 ビリー・クラダップ 、 ジェフリー・ディーン・モーガン 、 スティーヴン・マクハティ 、 マット・フルーワー |
脚本: |
デヴィッド・ヘイター 、 アレックス・ツェー |
原作: |
デイブ・ギボンズ |
撮影: |
ラリー・フォン |
音楽: |
タイラー・ベイツ |
80年代後半に発表されたアラン・ムーアの傑作グラフィック・ノベルを「300 <スリーハンドレッド>」のザック・スナイダー監督が完全実写映画化したヒーロー・ミステリー。1985年当時の米ソ冷戦下の世界情勢を背景に、現実世界で活躍するスーパーヒーローたちのリアルな実像と、彼らに迫る巨大な陰謀の行方を描く。1977年、アメリカ政府はスーパーヒーローによる自警活動を公式に禁じる。1985年、一人の元スーパーヒーローが何者かに殺された。禁止後もただ一人、マスクを脱ぐことなく、非合法に悪党退治を続けていた“ロールシャッハ”は、事件の背後に陰謀の臭いを嗅ぎとり、独自に調査を開始するが…。
製作年: |
2009年 |
---|---|
製作国: |
アメリカ |
原題: |
WATCHMEN |
監督: |
ザック・スナイダー |
---|---|
製作: |
ローレンス・ゴードン 、 ロイド・レヴィン 、 デボラ・スナイダー |
製作総指揮: |
トーマス・タル |
出演: |
マリン・アッカーマン 、 ジャッキー・アール・ヘイリー 、 マシュー・グード 、 カーラ・グギーノ 、 パトリック・ウィルソン 、 ビリー・クラダップ 、 ジェフリー・ディーン・モーガン 、 スティーヴン・マクハティ 、 マット・フルーワー |
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
162分 | 日英吹 | 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語 2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
R-15 | PDSZ114517 | 2009年09月11日 |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
25枚 | 0人 | 0人 |
収録時間:
162分
字幕:
日英吹
音声:
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
レイティング:
R-15
記番:
PDSZ114517
レンタル開始日:
2009年09月11日
在庫枚数
25枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
0人
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
162分 | ||
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
R-15 | PDBV114517 | 2010年12月17日 |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
33枚 | 0人 | 1人 |
収録時間:
162分
字幕:
音声:
レイティング:
R-15
記番:
PDBV114517
レンタル開始日:
2010年12月17日
在庫枚数
33枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
1人
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
162分 | 日英吹 | 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語 2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
R-15 | PDSZ114517 | 2009年09月11日 |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
25枚 | 0人 | 0人 |
収録時間:
162分
字幕:
日英吹
音声:
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
レイティング:
R-15
記番:
PDSZ114517
レンタル開始日:
2009年09月11日
在庫枚数
25枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
0人
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
162分 | ||
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
R-15 | PDBV114517 | 2010年12月17日 |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
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収録時間:
162分
字幕:
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レイティング:
R-15
記番:
PDBV114517
レンタル開始日:
2010年12月17日
在庫枚数
33枚
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※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
原作は漫画にも係らずヒューゴー賞を受賞したっていうのでSF者は
日本語版が出版されると我も我もと買い求めた。当時の感想を正直に
言えば「え〜〜!?こんなのでヒューゴー賞?」
はっきり言ってしまうとこのオチ、割とよくある話なのだ。
値の張る本だけに心の痛手は大きかった。
しかもここにはまともなヒーローは一人もいない。
レイプするわ、妊婦を射殺するわ、正真正銘鬼畜のコメディアン。
極端な善悪二元論に陥り、押さえの利かないロールシャッハ。
引退後の派手なヒーロー時代との落差から今やインポのナイトオウル。
活動自粛以前より自身のキャラクター商品の販売に忙しいオジマンディアス。
万物を原子レベルで操り、もはや人間なんぞに興味も無いくせに自分の分身とで、奥さんと3Pに励もうとする変なところで芸の細かいDrマンハッタン。
しかし本国において閉塞感漂う従来からの勧善懲悪ヒーローコミックにいい加減
ウンザリしていたごく一部ファンから喝采を持って受け入れられた理由は
書き手の誰もが内心これをやりたくて仕方ないけど下手をすれば細々と続く自らのマーケットを壊しかねない危険から、おいそれと手出し出来ないパンドラの函を大手自ら遂に開いてしまった行為に対してなのだろう。
実際、これと同時期に発表された「ダークナイトリターンズ」の影響は大きくて
お隣マーベルも巻き込んでヒーロー達はより内省的になっていく。
スーパーマンも反省。スパイダーマンも反省。キャプテンアメリカも反省だ。
で実写版。原作と全く同じだ。コミックが映画の“絵コンテ”状態と言えば
どれだけ同じか分かってもらえるだろうか?原作に漂う「もっさり感」は
相変わらずだがそれでも映画は原作より格段に面白くなっている。
理由は幾つかあって、消化不良に思える劇中劇をバッサリ削ったことと
最終兵器開発のプロセスを映画用に、よりスマートに変更したことだと思う。
もう一つ、映画の冒頭にウォッチメンの前身であるミニッツメンの活動と
原作では直接触れていない第二次大戦から60年代終わりまでの出来事を
ボブ・ディランの「時代は変わる」に乗せて駆け足で紹介するシークエンスが
尋常ではないセンスの良さで、この場面だけで涙がこぼれてしまう人も
いるだろう。
ボディビルダー300人裸の男祭りで世の耽美主義者をげんなりさせた同じ監督
とは思えない手際の良さをここでは発揮している。
惜しいのは、原作が発表された当時はつい最近の事に思えたニクソン政権が
9・11とブッシュによって滅茶苦茶にされた世界を知る我々には少し古臭く
感じられてしまうところだろうか。実際、企画の段階でも舞台を現在に
変更する案があったようだ。だがザック・スナイダーは原作を忠実に映像化
することを条件に演出を引き受けたと聞く。彼が何より恐れたのは原作ファン
からソッポを向かれることだったのかもしれない。でも原作が挑戦したように、映画でも2000年代の新しいウォッチメンを私は見せて欲しかった。
なんだかんだ言いながらも映画版がとても気に入ってしまった私だが、
これを人に勧める気にはあまりなれないし、面白がれたからといって
別に偉くも何ともないことだけは自覚する必要がありそうだ。
聞けば本国でも公開日に押し寄せたのは原作を読んだオタクなオヤジばっかり
で二週目以降はすっかり閑古鳥が鳴いていたらしい。
それでもこの世界観にどっぷりハマル人も少ないながらもいるはずだ。
何度も繰り返し鑑賞できるDVDの発売がウォッチメンの本番なのかもしれない。
余談ながらロールシャッハ役のジャッキー・アール・ヘイリー。
どっかで見た顔だなあ、とずっと気になっていたけど
『がんばれベアーズ』や私的青春映画のNo1と言っても過言では無い
『ヤング・ゼネレーション』に出演していた、あのジャッキー・アール・ヘイリーだと気が付いた。この人、育ちが悪くて粗野だけど実は根はとってもナイーブ
という、同性から見てもほっとけない役柄を得意としていて
「お前、生きてたか〜!」と30年ぶりにかつての同級生と再会するような
感慨に浸ってしまった。そんなこともあってしばらく忘れられない映画となりそうな予感がする私です。
このレビューは気に入りましたか? 7人の会員が気に入ったと投稿しています
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
mixiでKEEさんが酷評していたし、あまり評判はよろしくない。しかし、SAKOMIZさんは絶賛と、判断に迷うところなのですが、
「まあ、自分の目で判断しないとね」
と決断。もしかしたら寝てしまうかも知れないのでポイントでの鑑賞にしました。
ところが、それほど退屈もしませんでした。
昨年の「ダークナイト」のヒットで、暗黒の世界観に基づくヒーロー映画もありだと、このアメコミも映画化になったのでしょうが、これの原作は読んでません。もう、その世界では永遠の名作とか道しるべ的な作品らしいですね。
確かに脳天気な勧善懲悪・エンタメ作品ではないですねえ。それなりに政治的・歴史的背景に興味が無いと、全く意味がわからないでしょう。
ただ、原作者のアラン・ムーアはこの作品の映像化には反対しており、
「完成しても、絶対に観ない」
と言っているそうです。だから映画の原作者のクレジットは作画の一部を担当したデイブ・ギボンズだけです。
この作品で提示される世界観はなかなか面白いと思うのですが、原作を知らない人は(はい、私もそうでした)理解するのに厳しいものがあります。
3時間近い尺は、当然長いとは思うのですが、本来の物語からすれば、まだまだ足りないのではないかと思います。
であれば、全10回くらいのTVドラマにして、
「ヒーローがいかにして世間に現れたか」
「個々のヒーローが、一見仲間のようであっても、実際の目的は違う」
とかを、一人一人のキャラを見せながら説明していった方がわかりやすくって人気も出たんじゃないでしょうかね。
「ヒーローなんていらない」
と言う運動の高まりで、「ヒーロー禁止法」が制定されてしまいます。んで、おおっぴらに活動できなくなったと言う設定の中でのお話です。この後、「Mr.インクレディブル」に続くんでしょうか(笑)
現実の世界の中にヒーローがホントにいたらという仮想リアルとでも言うんでしょうかね。
キャラクターの個性は上手くできていて、原作が人気があるのはわかる気がしますね。私はロールシャッハが好きです。
まあ、マンハッタン以外は、ちょっと腕っ節が強かったり、頭が良かったりする「人間」ですけど。
じゃあ、映画としてどうかというと、そこんところは今いちなんでしょうねえ。 仮想リアルであっても、
「あり得ない話だけど、妙にリアル」
であれば、物語の中に入り込めるんでしょうが、そう言うリアル感は薄いんですよね。
なおかつ、みんなどこかで見たような、聞いたような話だったりします。
スローやストップモーションを多用する映像はザック・スナイダーらしいっちゃあ、らしいんですけど、どれもこれもどこかで見た気がするような映像ばかりです(「300」よりはマシかな)
実写部分とSFX、VFXの繋ぎもあまりうまく無いのでぎくしゃくしてます。ベトナムでDr.マンハッタンが活躍するシーンなんか情けなくなります(笑)「ヤッターマン」なら、それでも良いんですけどねえ・・・。
特殊メイクやスプラッター描写も「Saw」シリーズや「ホステル」なんかの方が良くできてますしねえ。
アクションも最近の大作に比べると大した事無いし、宇宙空間での映像でアップショットからぐーんとカメラをひいて映画らしい壮大さを出そうとしているのも、無理やり感というかあざとさが見えます。
ローリーが火星に入った瞬間に酸素が無くて苦悶しますけど、酸欠ではあんな苦しみ方はしません。
で、キャストが魅力的ではないです。ローリーを演じるマリン・アッカーマンは特にいい女に思えないし、マンハッタンから簡単にダニエルに鞍替えしちゃったかと思ったら、元サヤに戻ろうとしてみたり、好きになれません。オジマンディアスとして活躍した大企業ヴェイト社の社長エイドリアン(マシュー・グッド)、Dr.マンハッタンことジョン・オスターマン(ビリー・クラダップ)がどうも好きになれません。
ロールシャッハを演じるジャッキー・アール・ヘイリー、コメディアンのジェフリー・ディーン・モーガンは良いんですけどね。
ダニエル・ドライバーグ(パトリック・ウィルソン)は印象が薄すぎます(笑)
そして一番気になったのは劇中で使われるスコア。音楽が決定的にシーンにあってないです。意図的にミスマッチな曲を使用することは、たまにはあるのでしょうが、これだけ違和感がある音ばかりだと気がそがれて仕方ないです。
無理なく聞いていられたのは、冒頭の「Unforgettable love」くらいのもんです(笑)
以下、コメント欄へ
このレビューは気に入りましたか? 7人の会員が気に入ったと投稿しています
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
とっても暗く、深く、重いです・・・
「ダークナイト」よりも遥かに。
従って、
「ハンコック」「アイアンマン」「スパイダーマン」等、
明るいヒーロー物を観たい人には禁です。
爽快感は決して求めないでください。
「神同然の力を持つがゆえ、人間性を失いつつある者」
「犠牲出してでも平和を求める者」
「自分の信じる正義を妥協せず信じる者」
「より人間的な者達」
いずれも何処か歪んだ元ヒーロー達が、
己の信じるように動きます。
が、映像は美しく、アクションも格好よく、
暗くシリアスな筋が好き(気にならない)人、
「ダークナイト」が良かったと思う人、
には、非常にオススメです。
ああいう終わり方も、僕は結構好きですし。
このレビューは気に入りましたか? 6人の会員が気に入ったと投稿しています
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
「世界を揺るがす事件の陰には“監視者”がいた」とか公開前のチラシを見ると、歴史的・政治的映画なのかと思って見に行きましたが、実際にはアメコミ映画に近いです。
でも面白い
このレビューは気に入りましたか? 6人の会員が気に入ったと投稿しています
入力内容に誤りがあります。
内容をご確認のうえ、修正いただきますようお願いいたします。
ユーザーレビュー:205件
投稿日
2009/08/27
レビュアー
Bitter Sweet※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
原作は漫画にも係らずヒューゴー賞を受賞したっていうのでSF者は
日本語版が出版されると我も我もと買い求めた。当時の感想を正直に
言えば「え〜〜!?こんなのでヒューゴー賞?」
はっきり言ってしまうとこのオチ、割とよくある話なのだ。
値の張る本だけに心の痛手は大きかった。
しかもここにはまともなヒーローは一人もいない。
レイプするわ、妊婦を射殺するわ、正真正銘鬼畜のコメディアン。
極端な善悪二元論に陥り、押さえの利かないロールシャッハ。
引退後の派手なヒーロー時代との落差から今やインポのナイトオウル。
活動自粛以前より自身のキャラクター商品の販売に忙しいオジマンディアス。
万物を原子レベルで操り、もはや人間なんぞに興味も無いくせに自分の分身とで、奥さんと3Pに励もうとする変なところで芸の細かいDrマンハッタン。
しかし本国において閉塞感漂う従来からの勧善懲悪ヒーローコミックにいい加減
ウンザリしていたごく一部ファンから喝采を持って受け入れられた理由は
書き手の誰もが内心これをやりたくて仕方ないけど下手をすれば細々と続く自らのマーケットを壊しかねない危険から、おいそれと手出し出来ないパンドラの函を大手自ら遂に開いてしまった行為に対してなのだろう。
実際、これと同時期に発表された「ダークナイトリターンズ」の影響は大きくて
お隣マーベルも巻き込んでヒーロー達はより内省的になっていく。
スーパーマンも反省。スパイダーマンも反省。キャプテンアメリカも反省だ。
で実写版。原作と全く同じだ。コミックが映画の“絵コンテ”状態と言えば
どれだけ同じか分かってもらえるだろうか?原作に漂う「もっさり感」は
相変わらずだがそれでも映画は原作より格段に面白くなっている。
理由は幾つかあって、消化不良に思える劇中劇をバッサリ削ったことと
最終兵器開発のプロセスを映画用に、よりスマートに変更したことだと思う。
もう一つ、映画の冒頭にウォッチメンの前身であるミニッツメンの活動と
原作では直接触れていない第二次大戦から60年代終わりまでの出来事を
ボブ・ディランの「時代は変わる」に乗せて駆け足で紹介するシークエンスが
尋常ではないセンスの良さで、この場面だけで涙がこぼれてしまう人も
いるだろう。
ボディビルダー300人裸の男祭りで世の耽美主義者をげんなりさせた同じ監督
とは思えない手際の良さをここでは発揮している。
惜しいのは、原作が発表された当時はつい最近の事に思えたニクソン政権が
9・11とブッシュによって滅茶苦茶にされた世界を知る我々には少し古臭く
感じられてしまうところだろうか。実際、企画の段階でも舞台を現在に
変更する案があったようだ。だがザック・スナイダーは原作を忠実に映像化
することを条件に演出を引き受けたと聞く。彼が何より恐れたのは原作ファン
からソッポを向かれることだったのかもしれない。でも原作が挑戦したように、映画でも2000年代の新しいウォッチメンを私は見せて欲しかった。
なんだかんだ言いながらも映画版がとても気に入ってしまった私だが、
これを人に勧める気にはあまりなれないし、面白がれたからといって
別に偉くも何ともないことだけは自覚する必要がありそうだ。
聞けば本国でも公開日に押し寄せたのは原作を読んだオタクなオヤジばっかり
で二週目以降はすっかり閑古鳥が鳴いていたらしい。
それでもこの世界観にどっぷりハマル人も少ないながらもいるはずだ。
何度も繰り返し鑑賞できるDVDの発売がウォッチメンの本番なのかもしれない。
余談ながらロールシャッハ役のジャッキー・アール・ヘイリー。
どっかで見た顔だなあ、とずっと気になっていたけど
『がんばれベアーズ』や私的青春映画のNo1と言っても過言では無い
『ヤング・ゼネレーション』に出演していた、あのジャッキー・アール・ヘイリーだと気が付いた。この人、育ちが悪くて粗野だけど実は根はとってもナイーブ
という、同性から見てもほっとけない役柄を得意としていて
「お前、生きてたか〜!」と30年ぶりにかつての同級生と再会するような
感慨に浸ってしまった。そんなこともあってしばらく忘れられない映画となりそうな予感がする私です。
投稿日
2009/07/30
レビュアー
こんちゃん※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
mixiでKEEさんが酷評していたし、あまり評判はよろしくない。しかし、SAKOMIZさんは絶賛と、判断に迷うところなのですが、
「まあ、自分の目で判断しないとね」
と決断。もしかしたら寝てしまうかも知れないのでポイントでの鑑賞にしました。
ところが、それほど退屈もしませんでした。
昨年の「ダークナイト」のヒットで、暗黒の世界観に基づくヒーロー映画もありだと、このアメコミも映画化になったのでしょうが、これの原作は読んでません。もう、その世界では永遠の名作とか道しるべ的な作品らしいですね。
確かに脳天気な勧善懲悪・エンタメ作品ではないですねえ。それなりに政治的・歴史的背景に興味が無いと、全く意味がわからないでしょう。
ただ、原作者のアラン・ムーアはこの作品の映像化には反対しており、
「完成しても、絶対に観ない」
と言っているそうです。だから映画の原作者のクレジットは作画の一部を担当したデイブ・ギボンズだけです。
この作品で提示される世界観はなかなか面白いと思うのですが、原作を知らない人は(はい、私もそうでした)理解するのに厳しいものがあります。
3時間近い尺は、当然長いとは思うのですが、本来の物語からすれば、まだまだ足りないのではないかと思います。
であれば、全10回くらいのTVドラマにして、
「ヒーローがいかにして世間に現れたか」
「個々のヒーローが、一見仲間のようであっても、実際の目的は違う」
とかを、一人一人のキャラを見せながら説明していった方がわかりやすくって人気も出たんじゃないでしょうかね。
「ヒーローなんていらない」
と言う運動の高まりで、「ヒーロー禁止法」が制定されてしまいます。んで、おおっぴらに活動できなくなったと言う設定の中でのお話です。この後、「Mr.インクレディブル」に続くんでしょうか(笑)
現実の世界の中にヒーローがホントにいたらという仮想リアルとでも言うんでしょうかね。
キャラクターの個性は上手くできていて、原作が人気があるのはわかる気がしますね。私はロールシャッハが好きです。
まあ、マンハッタン以外は、ちょっと腕っ節が強かったり、頭が良かったりする「人間」ですけど。
じゃあ、映画としてどうかというと、そこんところは今いちなんでしょうねえ。 仮想リアルであっても、
「あり得ない話だけど、妙にリアル」
であれば、物語の中に入り込めるんでしょうが、そう言うリアル感は薄いんですよね。
なおかつ、みんなどこかで見たような、聞いたような話だったりします。
スローやストップモーションを多用する映像はザック・スナイダーらしいっちゃあ、らしいんですけど、どれもこれもどこかで見た気がするような映像ばかりです(「300」よりはマシかな)
実写部分とSFX、VFXの繋ぎもあまりうまく無いのでぎくしゃくしてます。ベトナムでDr.マンハッタンが活躍するシーンなんか情けなくなります(笑)「ヤッターマン」なら、それでも良いんですけどねえ・・・。
特殊メイクやスプラッター描写も「Saw」シリーズや「ホステル」なんかの方が良くできてますしねえ。
アクションも最近の大作に比べると大した事無いし、宇宙空間での映像でアップショットからぐーんとカメラをひいて映画らしい壮大さを出そうとしているのも、無理やり感というかあざとさが見えます。
ローリーが火星に入った瞬間に酸素が無くて苦悶しますけど、酸欠ではあんな苦しみ方はしません。
で、キャストが魅力的ではないです。ローリーを演じるマリン・アッカーマンは特にいい女に思えないし、マンハッタンから簡単にダニエルに鞍替えしちゃったかと思ったら、元サヤに戻ろうとしてみたり、好きになれません。オジマンディアスとして活躍した大企業ヴェイト社の社長エイドリアン(マシュー・グッド)、Dr.マンハッタンことジョン・オスターマン(ビリー・クラダップ)がどうも好きになれません。
ロールシャッハを演じるジャッキー・アール・ヘイリー、コメディアンのジェフリー・ディーン・モーガンは良いんですけどね。
ダニエル・ドライバーグ(パトリック・ウィルソン)は印象が薄すぎます(笑)
そして一番気になったのは劇中で使われるスコア。音楽が決定的にシーンにあってないです。意図的にミスマッチな曲を使用することは、たまにはあるのでしょうが、これだけ違和感がある音ばかりだと気がそがれて仕方ないです。
無理なく聞いていられたのは、冒頭の「Unforgettable love」くらいのもんです(笑)
以下、コメント欄へ
投稿日
2009/09/22
レビュアー
にも※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
とっても暗く、深く、重いです・・・
「ダークナイト」よりも遥かに。
従って、
「ハンコック」「アイアンマン」「スパイダーマン」等、
明るいヒーロー物を観たい人には禁です。
爽快感は決して求めないでください。
「神同然の力を持つがゆえ、人間性を失いつつある者」
「犠牲出してでも平和を求める者」
「自分の信じる正義を妥協せず信じる者」
「より人間的な者達」
いずれも何処か歪んだ元ヒーロー達が、
己の信じるように動きます。
が、映像は美しく、アクションも格好よく、
暗くシリアスな筋が好き(気にならない)人、
「ダークナイト」が良かったと思う人、
には、非常にオススメです。
ああいう終わり方も、僕は結構好きですし。
投稿日
2009/09/09
レビュアー
ロンリー火真西※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
「世界を揺るがす事件の陰には“監視者”がいた」とか公開前のチラシを見ると、歴史的・政治的映画なのかと思って見に行きましたが、実際にはアメコミ映画に近いです。
でも面白い
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