スター・トレック

ノッケから大作映画のラストみたいでした。
CGが凄く良く出来てます。
テンポ良く話が進むので飽きないで見れました。

ストーリーの深さではスター・ウォーズの方が上だと思います。
スター・トレックを見たのが初めてなので、これがシリーズ化されればスター・トレックの物語の深さを知る事ができるのかもしれませんが、この作品だけではSFアクション超大作という感想だけです。

『スターウォーズEP1』では、スターウォーズ用語辞典を横に置いておかないと
理解できないことが多くありそうですが、本作は特に尾を引くような用語や展開
はなく、気軽にストーリーに入っていけました。

スター・トレックの“ス”の字も知らない私でしたが、ＳＦが苦手でない限り、
気軽に見れる映画です。やはり、色んな豆知識があるとより楽しめると思いますが、
決してファンしか受け付けようとしない映画ではないことは確かです。

予告編で使用されているシーンは、おおよそ“見飽きたシーン”として本編に
登場するものですが、本作においては別。専用スーツを身にまとった３名が
フリーフォールしていくシーン＋その後の戦闘は、予告編以上の出来はないだろう
と思いきや、本編では更なる興奮を覚え、合成といえど相当手に汗握る
印象深いシーンを見せ付けられました。
このアクションは後に観た『Ｇ・Ｉジョー』にも同じ印象を受けます。
ＣＧやらＶＦＸを施すアクションの中にも重力を感じる、濃厚な良質アクション
シークエンスでした。
個人的に興味深いキャラクター、インパクトを残したキャラクター等、
特化して好きになる点は乏しいですが、今後の化け具合が気になる作品です。

公開時劇場で鑑賞しました。やはり劇場の大スクリーンで見ないと、映像と音声の迫力が半減してしまいますね。

世界中のトレッキー(熱狂的なスタートレック・ファン)を失望させず、また若い世代も魅了する素晴らしい出来栄えです。クルーの新しい顔ぶれ(俳優たち)に不安を持っている方、それは杞憂に終わります。クルーの顔ぶれが変わったことには、ちゃんとスタートレックらしい納得の理由(別の時系列、パラレルワールド)が付されており、ＴＯＳ(オリジナル・シリーズ)との整合性がとられています。

それでも、一トレッキーとしてのこだわりを言わせてもらえば、エンタープライズ号が地上で建造されている様子が、なんか２３世紀の宇宙船建造現場らしくない。もうひとつ、船内機関室の様子。マニフォールド類がゴチャゴチャして２０世紀っぽい作り、ワープ航法が可能な時代の宇宙船ならもっとすっきりシンプルなはず。この辺は、スペースドックを使わなかった事とあわせて、テレビシリーズとの差別化を図ったのかな。
そして階級の問題。新カークは艦隊アカデミーの士官候補生のまま宇宙船に乗るということなのだが、この時の階級が不明。しかも、エンタープライズ号のＣ・パイク船長はこのカークに臨時の副長を命じ、そのままカークはスポックを謀で退け船長にまでなってしまう。その後、カークは地球を救った大功績により正規の船長になるのだが、こんな叙任あり？まあ、その辺はエイブラムス監督、万人向けに制作するため目をつぶったのだろうと思うが、トレッキー的にはちょっと承服しかねる。

でも、これまでのスタートレック史に敬意をはらいつつ、トレッキーにも十分納得してもらえるストーリーとキャラクター作りを心がけ、若い世代のファンをも獲得するという難題をクリアしたエイブラムス監督(とスタッフに)に感服します。特に、カークの持つ「向こう見ずの決断力」とスポックの持つ「冷静な判断力」、このふたつの個性、その友情と補完が危機を克服する−というシリーズ鉄板のベースが守られていたことがとてもうれしい。

「長寿と繁栄を」。

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これは連邦女性士官のミニスカートから生える生足では無く、スターシップの外装です。
物語についてはDVDのレビューに書いて有るので、ここではBD版の明快な映像と音声について語りたいと思います。
CGIでエンタープライズが再現されるのは何度目でしょうか？。
初めてCGI表現された「元祖」エンタープライズの円盤部の外装が一枚一枚美しく弾け飛んで沈んで行く壮絶な終焉を見た感動が甦って来ました。
時代の流れとCGIの成熟は顕著で今回は更に細かく書き込まれた「戦闘装甲」の継ぎ目や厚みさえも感じる透明キャノピーの表現、明滅するメカ群の表現が美しいです。
敢えて逆光で撮る事で、あたかも観客もクルーの一員で連邦のスターシップ艦橋にいるかの様な臨場感の有る「画」の工夫には絶対的な空間建築もセンスを感じます。
意図的に汚したカメラのレンズで本来は「数値」で有り虚構の建造物で有るバルカンの首都の壮大さを見せるカットも惚れ惚れします。
特筆すべきは「汗」を感じる事が出来ると言う事。
ボールディーヘッドのキャラが物語の高揚と共にジンワリと湿ってくる様まで確認出来るのはBDの映像再現能力が有ればこそだと感じます。
レンタルDVDと見比べて見ましたが段違いの緻密さと立体的な音声、そしてスターシップの「肌」に美しさも感じる事が出来ます。
割とイイカゲンなオチになってしまう時間テーマを扱っているのですが、あくまでも「事象の未来」には無限のケースは存在しても過去は不可変で有ると言う悲しさと厳しさも魅せてくれます。
是非ともBD、ハイビジョンで観たい作品です。
私は既に５回見ました。
多分、また観ます＾＾。

スター・トレック・シリーズの特にファンでもなかった
J・J・エイブラムス監督が、スタートレック・マニアで
ない人にも楽しめるように、と作った作品。

時系列的には、初代テレビシリーズの後日談ならぬ前日談
のお話。カーク船長の出生、成長の秘密(?)が明かされます。

予備知識なしでも気軽に楽しめます。

個人的には、エンディング・ロールで、初代テレビシリーズ
「宇宙大作戦」のメインテーマが、本作用のニューアレンジで
壮大に流れてきたのには感動しました。
このメロディって、日本では今や、日テレの「アメリカ横断
ウルトラクイズ」のテーマとして、広く親しまれてますよね。